ゼット・ライト

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ゼット・ライト
外国語表記 Zet Light[1]
登場作品 聖戦士ダンバイン
声優 立木文彦
デザイン 湖川友謙
初登場SRW スーパーロボット大戦BX
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(アメリカ人)
性別
出身 アメリカ
所属 アの国
役職 技術者
称号 騎士
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ゼット・ライトは『聖戦士ダンバイン』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

オーラマシンオーラバトラー)の開発主任としてドレイク・ルフトに従っていたアメリカ人。

ショット・ウェポンと共にオーラマシンを開発し、ショットはロボット工学を、ゼット自身はインターフェイスを担当。実のところ、オーラマシンのシステム系はすべてゼットの開発によるものだったのだが、それらを含めショットにその栄光を掠め取られてしまう。オーラマシンが実用化された辺りでショットはドレイクの懐刀に納まり、政治家になってしまう。そのため地位や名誉から程遠い生活を強いられ、破損したオーラマシンの修理や整備に忙殺される。バストールを完成させた際、それにいち早く搭乗し武勲を立てようと目論んだガラリア・ニャムヒーの色仕掛けに陥落し、そのまま機体を与えるといった職権濫用も見られた。

地上に出てからは戦士に志願し[2]、各地を転戦。技術者上がりではあるものの、部隊長やパイロットとしての活躍もなかなかのもので、様々なオーラマシンを乗り継ぎつつ終盤まで奮闘した。最後は自らが設計したオーラファイター・ガラバで戦うが、マーベルを救うべく奮起したショウのビルバインに立ち塞がったのが命取りとなる。邪魔とばかりに叩き落されてしまい、無念にも戦死する。

しかしオーラマシンオーラバトラー)を製造した張本人でありながら、我欲で世界を混乱に導こうとしたことで死ぬことすら許されなくなったショットと違い、死ぬ事ができたのはある意味救いかもしれない。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

その名前自体は、『第4次』の頃からロボット大図鑑に記載されてはいたのだが、本人がゲーム本編に登場したのはその21年後となった。没データ自体は『第4次』や『F』のころから残されているので、登場させようとはしていたことがうかがえるが、結果的には彼が正式に登場するまでかなりの年月が経っている。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦BX
初登場作品。乗機はズワァースガラバ
地上に上がった所からの再現となるため、既にショットに蹴落とされ技師としての活躍は殆ど無くなっている。
高性能機を駆り一応、聖戦士もオーラ力も所有しており、能力も格闘、技能は高いのだが、オーラバトラーの生命線である肝心の命中回避が微妙で、戦ってもあまり強く感じられない。
ビショットにプラズマダイバーミサイルによる攻撃を進言しているが、その結果自分とビショットの首を絞めることになってしまい(フラグ次第ではトッドの離反も招いてしまう)、第33話で戦死する。
キャンペーンマップ「悪の華」では味方として使用できる。

関連作品[編集 | ソースを編集]

リアルロボット戦線
SRWに先駆けること16年前に出演。
初期のマップ「ディフェンス」にて、ビランビーに乗り敵として登場。倒すと味方パイロットにするか、メカニックを任せるか、見逃すかを選択できる。
しかし味方やメカニックにしても、2マップ後のルート分岐時に離脱し、それきりフェードアウトする。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

BX
偵察集中根性熱血補給
リアルロボット戦線
鉄壁幸運激励努力補給隠れ身

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

BX
オーラ力L6、聖戦士援護攻撃L3、全体攻撃L3

人間関係[編集 | ソースを編集]

ショット・ウェポン
同僚であったが彼に手柄を取られ、世渡り上手なショットが自分より厚遇されていることに不満を抱いている。
ガラリア・ニャムヒー
互いに利用する存在であった一方、彼女に惚れているような素振りも見せていた。
後にゼット自身もバストールに搭乗するが、既に故人である彼女に思いを馳せる描写は特に見られなかった。
黒騎士(バーン・バニングス)
仲間。互いに世渡り下手で武骨な職人気質だったことに気付き、お互いの技術屋魂と騎士道精神とを認め合う。
そんな彼の気持ちを汲みバーンを常に黒騎士と呼び、バーンも彼と休憩している時は黒騎士のマスクを脱いだりしている。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

ムジカ・ファーエデン
『リアルロボット戦線』で、捕虜にしたゼットを仲間に加えるが、ゼットは「いつか逃げ出してやる!」と反抗的だった。
ドク・ディンティス
同じく『リアルロボット戦線』で、ゼットを「自分の元で、使えるメカニックに育ててやる」と豪語する。ゼットは既に、オーラマシンを開発した「使えるメカニック」なのだが…。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「バリアだ、オーラ・バトラーにバリア機能が働いた」
第34話でミュージィの駆るズワァースがオーラバリアを発動させ、それをショットに報告するもショットには「やはりな」と返されてしまう。
どうやら情報共有をされていないようで協力者であるはずのゼットは教えてもらえなかったようである。
「へへっ、やはり作っているより自分で操縦した方がいいぜ」
第34話にて。本人は喜んでいるので問題はないのだが、オーラバトラー開発者であるドレイク軍最大の貢献者の彼が前線で戦っているあたり、ショットに手柄を掠め取られているのが伺える。
「ふ、良いもんだ。俺が作ったオーラバトラーが地上でこうも発揮するとはな。世界制覇などという夢物語もあり得るな。フフフ」
第35話より。現用戦闘機を自身のオーラバトラーで圧倒する様を評して。世界制覇を夢物語と言うゼットと実現目前までに迫るショット。器の違いを感じさせられる。
「俺は他のマシンの整備もやらされているんだぞ?」
第41話で黒騎士にガラバの修理を急かされて。聖戦士をやりつつオーラシップ中最高クラスの搭載量を持つゲア・ガリングのオーラバトラーの整備まで行っている。明らかにオーバーワークな気もするが…。
「俺のオーラ力を甘く見るんじゃないよ!」
第42話にて。バラウ(SRW未登場)と合体したビアレスを撃ち抜かれるが、オーラ力を発揮しビアレスの上半身だけでも爆発せずに飛翔する。
「ガラバの最後の調整だって、俺がやったんだ!だから、俺が乗るぜ!そうだろ。」
黒騎士「それはいいが、しかしブブリィを造る事にかまけてガラバの修理は遅れたな。」
「高性能なオーラボムを完成させりゃ、ビルバインには勝てる!」
黒騎士「ショット・ウェポンの命令でか?」
「ダンバインを開発したの誰だと思う、黒騎士」
黒騎士「ダンバインを?」
「みんな俺だよ!オーラマシンのコンピュータセクションの技術開発は、全てこの俺がやったんだ!」
黒騎士「なぜショットにだけいい思いをさせた!?」
「ショットの奴は政治家なんだよ。しかし、俺はただの技術者だ!仕方ないだろ!」
黒騎士「それが技術者魂か」
「そんなところだな」
第43話より。黒騎士と仲間を集めチェスに嵌っている内にショットの不満を漏らした。黒騎士にガラバならば性能差でダンバイン(ビルバイン)に勝利できると後押しした。直後の出撃でゼットのガラバはビルバインに撃墜、死亡してしまうが、最終的に黒騎士のガラバはダンバインとビルバインに勝利を収めた。
BX』では一行目の台詞は対ビルバイン相手の特殊戦闘台詞として採用。また、中断メッセージでは…(後述)
「うわああっ!?」
断末魔。マーベルのピンチを察したショウにどけ!と言われてながら斬られて死亡する。1話から登場し続けた人物とは思えないほどあっけない最期だった。

スパロボシリーズの名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

「神の使いが恐くて、戦争がやれるかよ!」
ゴーグとの特殊戦闘台詞。ゴーグの事を神の使いという男に関する声優ネタである。
「まったく、あのスパロボを買ったのは誰だと思う、黒騎士?」
「この俺だよ! 発売日の前日から店に並び、金を払ったのも俺なんだ!」
BX』での中断メッセージにて。かつてはゲームソフトが徹夜で並ばないと手に入らない時代もあったものの、現在ではダウンロード版で安定して購入が可能なのだが…ゼットはパッケージ版派なのだろうか?それでも事前予約で徹夜で並ばなくとも発売日に購入できるのだが…。
「あ…!? なるほど、その手があったか!」
上記メッセージの続き。ショットに騙されて自分が買ったスパロボを取られたことを悔しがり、黒騎士から「奴がクリアするまで待ち、そのデータを引き継げば後が楽になるのではないのか」と言われた時の返答。それでいいのか。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

バストール
初期の愛機。ガラリアの専用機だが、第34・35話で搭乗。
ビランビー
バストール修理中に搭乗。
ブブリィ
ショットの設計図を元にゲア・ガリング内で完成。自身も一度搭乗。
ビアレス
第37話でバストール修理中に一度搭乗。
ガラバ
1号機に搭乗したが、虚しく倒されてしまう。

開発機体[編集 | ソースを編集]

バストール
ガラバ

SRWでの搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ズワァース
『BX』での最初の乗機。一般兵用のピンクのカラーリング。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. Character、聖戦士ダンバインWeb、2022年2月25日閲覧。
  2. オーラ・ロードを通って召喚されたことから、聖戦士として登用された他の地上人達には及ばないにしても、それなりのオーラ力は持っていた。