機動警察パトレイバー

提供: スーパーロボット大戦Wiki
2014年9月29日 (月) 20:40時点におけるDoradokawakami (トーク | 投稿記録)による版 (→‎余談)
ナビゲーションに移動 検索に移動

概要

作業用ロボット「レイバー」の普及に伴い発生するようになった「レイバー犯罪」を防ぐため、警視庁により設けられた新部署「特科車両二課中隊」、通称「特車二課」の活躍を描いたテレビアニメ。登場キャラクターなどの設定は1988年から1989年にかけて発売されたOVA版とほぼ同じだが、物語は新たに描かれている。

自衛隊や各国軍隊の軍事用レイバーが兵器として存在する世界の中で、警察の「パトレイバー」はそれらとは異なる役割がある、ということを丁寧に描いたことで、従来のリアルロボットアニメとは全く異なる世界観を作り出した。ロボットアニメであること以上に警察ドラマの側面が強く描かれ、町のお巡りさんの日常を描いた人情ものとしても人気がある。

劇場版が3作制作されるなど人気は高くスパロボ参戦論議に挙がることは多かったが、上記の警察ドラマの側面から「兵器ロボットと一緒に行動すると原作の世界観が壊れる」という懸念や、レイバーがスーパーロボットと比べると非力(特に初期OVA版が顕著)であることなどから、『OE』発表までは参戦はかなり難しいと言われていた。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

特車二課

泉野明
主人公。イングラム1号機フォワード担当。
篠原遊馬
野明のパートナー。1号機バックアップ担当。
後藤喜一
特車二課第二小隊隊長。飄々としたつかみどころのない男。
太田功
イングラム2号機フォワード担当。直情的な熱血馬鹿。
進士幹泰
後方支援担当。当初は2号機のバックアップ担当だったが、大田の暴走を抑えきれず香貫花にバトンタッチする。
山崎ひろみ
後方支援担当。巨漢だが心優しい。
香貫花・クランシー
2号機バックアップ担当。ニューヨーク市警から半年間研修の名目で派遣されてきた日系アメリカ人。
熊耳武緒
物語中盤から登場する香貫花の後任。通称「お武さん」。
南雲しのぶ
特車二課第一小隊隊長。後藤とは仲が良い。
榊清太郎
特車二課整備班長。「レイバー隊の闇将軍」「整備の神様」と謳われている。
斯波繁男
特車二課整備員。モデルは担当声優の千葉繁氏。

シャフト

バドリナート・ハルチャンド
人身売買組織「パレット」で販売されていた少年、「グリフォン」のパイロット。
内海
シャフトの社員にしてバドの保護者、その正体は…
黒崎
内海の同僚、彼の自由すぎる行動に頭を抱えている。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

AV-98イングラム
本作の主役機。登場メディアによって細部のデザインが異なる。
ブロッケン
グリフォン
HAL-X10
ARL-99ヘルダイバー

用語

レイバー
特車二課

楽曲

オープニングテーマ
「そのままの君でいて」(第1 - 34話)
歌 - 仁藤優子
『OE』で基本の戦闘BGMに採用。
「コンディション・グリーン 〜緊急発進〜」(第35 - 47話)
歌 - 笠原弘子
『OE』では連携攻撃時などのBGMに採用。
エンディングテーマ
「MIDNIGHT BLUE」(第1 - 34話)
歌 - KISSME QUICK
「パラダイスの確率」(第35 - 47話)
歌 - JA-JA
劇中BGM
「黒い破壊者 -Grifin-」
『OE』でグリフォンの戦闘BGMに採用。

登場作と扱われ方

スーパーロボット大戦Operation Extend
初参戦作品。ファーストガンダムとともに第1章から登場。

主要スタッフ

原作
ヘッドギア
制作
サンライズ
スタジオ・ディーン(制作協力)
監督
吉永尚之
シリーズ構成
伊藤和典
キャラクターデザイン
高田明美
メカニックデザイン
出渕裕
佐山善則
音楽
川井憲次

余談

  • 当初、ストーリーは香貫花が帰国する部分まで(2クールまで)で終了する予定だったが急遽話数が延長。後任として熊耳武緒が登場するなど、漫画版ベースのストーリーが展開されていった。
    • 最終的に4クールでの放送終了が決定し、シャフトとの確執は未消化のまま物語は一旦終了。世界観を引き継いだ『NEW OVAシリーズ』へと持ち越される事となった。
  • 同シリーズのプロデューサーであった鵜之澤伸(現バンダイナムコ副社長)氏はイベント「スーパーロボット大戦2008」での挨拶で、「寺田Pに参戦を要望したがスーパーロボットではないからと拒絶された」と発言したが、その場で寺田Pは「そんなことは言っていない」と即座に否定したという話がある。
    • 寺田P曰く「出したいけど色々な事情がある」とのことで、イベントでも「好きに出していいといわれたらどの作品を出しますか?」との質問に対して本作品を上げていた。