エウリード
エウリード(Eulicd)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 分類:超魔装機
- 全高:42.8 m
- 本体重量:68.6 t
- 全備重量:84.9 t
- 動力:フルカネルリ式永久機関
- 装甲材質:オリハルコニウム
- 開発:神聖ラングラン王国
- 所属:現在はシュテドニアスでの情報蓄積が盛ん
- カークス軍(ラングラン)
- シュテドニアス連合軍
- 主な操者:量産化により多数存在する
- カークス・ザン・ヴァルハレヴィア(EX・OG2nd)
- カンツォート・ジョグ(LOE第二章)
- ロヨラ・ブラックバーン(エウリードII)
神聖ラングラン王国の未来見たちの予言によって出現が示唆された「魔神」に対抗すべく、立案された「超魔装機計画」で設計された超兵器。
魔力(あるいは契約を結んだ精霊)やプラーナに頼らない方針で設計されたため、その武装はビーム兵器やレールガンなど魔力を要しないものが中心(遠隔操作兵器も搭載の予定であったが実装されることはなく、完成には至らなかったものと思われる)。「超魔装機」は魔装機を超えるものという意味であり、精霊と契約していないため魔装機ではない。
ラングラン動乱(魔装機神I第一章)に伴い超魔装機計画は中断されたと思われたが、計画の立案者であったカークス将軍が密かに計画を存続させ、ザムジードとグランヴェールから収集したデータおよび、地上人召喚事件において得られた地上の技術も取り入れて完成にこぎつけた。両肩部のパイルにザムジードの影響が見える。
最終的に3機が完成した。その内の1機はカークス将軍が自ら操縦した機体で、将軍用に完全にカスタマイズされていたため他人には操縦不可能だった。残る2機はカークスが旗揚げしたラングランのカラタミーフィ州に隠されていたが、第二章でシュテドニアス軍のラセツたちに回収され、彼らの手で運用された。運用時に設計データが回収され、後にシュテドニアス軍での量産に成功している。機能は全く変わらないようであるが、プラーナ次第で性能を底上げできる魔装機に比べると性能不足であったようだ(実際に、運用したジョグやラセツからも旧式扱いされていた)。同等の機体であるが全高50 mを超すデュラクシールが設計次第で底上げできるのとは対照的である。
ただ、OGシリーズ(OG2nd)の設定によればエウリードの「そのポテンシャルは魔装機神を超えるほどである」という。カークスが搭乗したエウリードだけが特別だったのか、それともシュテドニアス側の開発技術ではその性能を再現できないのか……。公式の解答がほしいところではある。
エウリードII
シュテドニアスに所属する地上人の軍人ロヨラ・ブラックバーンが連合軍に製造させた改良型。装甲は従来のものと違い深緑で染められている。戦術級兵器としての完成を目指したが、出力不足とのこと
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- リューネの章のラストボス。取り巻きにヴァルシオンを従える。ビーム吸収能力とマップ兵器無効能力を所持。マサキの章のデュラクシールに比べると格段に手強い相手であり、射程10のリニアレールガンを弾切れさせても射程9の中性子ビームを持つため、ガディフォールのリニアレールガンもしくはνガンダム(Iフィールドで無効化)以外では射程外攻撃は無理。そもそも装甲が1500(ちなみに作中に登場するユニットの中で第2位の装甲である)もあり遠距離攻撃自体効果が薄く、1ターンごとにHP回復もする。しかし、ゲッタードラゴンのシャインスパークやグレンダイザーのスペースサンダー、ゴーショーグンのゴーフラッシャーといったスーパー系の必殺技なら装甲を易々打ち破れるので、スーパー系での接近戦で簡単に倒せる。事前にバストールのハイパーオーラ斬りが使えるようになっていれば更に楽。ただ近接最強武器のメガビームサーベルが高威力なので相手の反撃にはひらめきや分身で対処するか信頼、愛でカバー。ヴァルシオンが邪魔ならνガンダムなど手の空いた非ビームが主力のリアル系や魔装機で排除し、敵フェイズに回りそうなら命令を「反撃するな!」にして全軍防御すれば良いだろう。
魔装機神シリーズ
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 第二章の後半でシュテドニアス軍特殊部隊デオ・シュバイルに回収され、マサキ達の前に再び立ちふさがる。攻撃力は高いが、必殺技で応戦すればそれほど強敵ではない。ラセツ、ジョグの他、ルートによってはゾラウシャルドやルビッカも搭乗する。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 南部シュテドニアス聯合軍によって量産され、中ボスとして幾度も登場する。南部軍の名有りパイロットはリコ以外の全員に搭乗機会がある。プラーナを極力使わないという設定だったが、本作では「ビッグバンウェーブ」や「ハイパービームキャノン」使用時にプラーナを消費する。最大射程は基本的に6であり、射程外攻撃も不可能ではない(ハイパービームキャノンを撃ち尽くさせればさらに容易)が、オンガレッドの搭乗機は射程延長スキルにより最大射程7になっている場合があるので注意。
- HPは超魔装機の中には一番低いが、獲得資金は20000(実はデュラクシールIIより僅かに低い)、慣れてしまえばただの金塊にすぎない、一機でも多く「幸運」で撃墜したいどころ。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- シュテドニアス側のカスタム機「エウリードⅡ」が登場。交戦機会はシュテドニアスルートかDLCキャンペーンマップの「誇り高き者達」と「みなぎれ! 若さの力!」のみ。シナリオ#22「報復と報国」にてレッフェンが搭乗したエウリードⅡをプレイヤー側で操作する機会に恵まれる。
- 機体性能は高いのだが、武装が二つしかない上に有射程の「ハイパーメガビームキャノン」の燃費が悪く、すぐに撃ち尽くしてしまう。すると射程1の光剣しか使えなくなり、あとは射程2以上からの袋叩きで容易に撃墜可能と、総合的には非常に残念な性能になってしまっている。
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- リューネルートの最終決戦で登場。マルチセンサーを装備しているため命中率が高く、最強武装の「ハイパービームキャノン」は全体攻撃であり、周囲の雑魚を全滅させると「ビッグバンウェーブ」も放ってくる。このため敵フェイズになるとカークスの2回行動と合わさって多くのユニットに被害が出ることになる。さらにカークスはガードを持っており、この時点では気力を下げる手段がないために非常に頑強。味方フェイズでは「ハイパービームキャノン」の撃てない射程2以内に入り込んで接近戦を挑むのが望ましい。
装備・機能
武装・必殺武器
- メガビームサーベル
- 非実体剣。『EX』でのみ装備している。後の作品での「ハイパープラズマソード」にあたる。当時はメガ粒子砲と並ぶ最強武装だった。
- メガ粒子砲
- ビーム砲。『EX』でのみ装備している。後の作品での「ハイパービームキャノン」にあたる。最大の攻撃力を誇る点も共通するが、EN消費がたったの5という反則的な燃費だった。
- 中性子ビーム
- ビーム兵器。グランヴェールと同様の武装。『EX』と『OG2nd』で装備している。発射口は両胸(計2門)。
- ハイパープラズマソード
- 非実体剣。『LOE』以降の作品で装備している。柄の形状はザムジードのものと同じだが、色は橙。OGシリーズでは天を突かんとするまでに伸びる。
- リニアレールガン / ハイパーレールガン
- 電磁砲。砲門は腹部に存在している。
- ハイパーレールガン
- 『魔装機神II』で強化。なお、『OG2nd』に登場するカークス専用機は最初からこの状態である。
- ビッグバンウェーブ
- 自機中心型マップ兵器。おそらく衝撃波を放っていると思われる。発射口は両肩のパイル。『第2次OG』では、迫り出した両肩の尖角から迸る光の塊を大地に叩きつけて周囲の敵機を一掃している。
- 遠隔操作武器
- 設定のみの武器。
- ハイパービームキャノン
- 携帯型の大型ビーム砲。生物の頭部のようなデザインをしており、両手で構え両肩の角が発光し、エネルギーチャージした後に発射する。実は『OG2nd』ではビーム属性ではなかったりする。
エウリードII
- ハイパープラズマソード
- 非実体剣。演出は以前までのものと比べると抑え気味となっている。
- ハイパーメガビームキャノン
- 携帯型の大型光線砲。シュテドニアス製改良型の最高火力。構造と外観はおそらく「ハイパービームキャノン」と同一(規格は不明)。発射時に大砲と機体を背部から伸びた導管(チューブ)と接続する。
特殊能力
- 剣装備
- 特殊技能扱いで、切り払いを発動させる。
- HP回復(中~小)
- 登場作によっては(中)であるなど一定しない。『第2次OG』では所持する能力はこれのみである。
- MG回復(中~小)
- 魔装機神シリーズの特殊能力。
- マップ兵器無効
- 『EX』でのみ持つ能力。
- ビーム吸収
- 『EX』でのみ持つ能力。
移動タイプ
サイズ
- L
機体BGM
- 「ARMAGEDDON」
- 旧シリーズのラストボスのBGM。
- 「迫り来る敵」
- 『OG2nd』ではこちら。