シルヴィア・ド・アリシア

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シルヴィア・ド・アリシア
登場作品
声優 かかずゆみ
デザイン 金田榮路(原案)
藤川太(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦Z
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
性別
年齢 14歳
所属 DEAVA
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シルヴィア・ド・アリシアは『創聖のアクエリオン』のヒロイン

概要[編集 | ソースを編集]

DEAVA所属のエレメント候補生で、実の兄であるシリウス・ド・アリシアこそ「太陽の翼」であると信じて疑わないブラコン気味の少女。ベクタールナ及びアクエリオンルナの搭乗者。エレメントスーツの色はピンク。

元はアリシア王家の王女……なのだがその割に意地汚く、行儀も悪い。また、自分で頭を叩きつけて、アポロ達の飛ばされた夢の世界に向かう[1]。等、無茶な真似も多い。エレメント能力は念動力[2]

アポロニアスと共に堕天翅族と戦った女戦士セリアンの生まれ変わりで、セリアンの光の記憶を持つ。そのせいか、性格は明るく朗らかで人好き。アリシア王家はアポロニアスとセリアンの子孫であるため、兄のシリウス同様に左腕(シリウスは右)のリストバンドの下に紅い翅を隠している。

アポロとは当初、非常に険悪な間柄で、彼がアポロニアスの生まれ変わりである事は断固として認めていなかったが、彼の諦めずに立ち向かおうとする姿勢や、堕天翅の血を引いている自分やシリウスを仲間として受け入れてくれた事、大切な親友であるバロンを失い悲しみに暮れる彼に何もしてやれない悔しさに涙を流す等を経て、過去生や記憶の共有、お互いの優しさを認め合い、やがて相思相愛の存在になる。また、数々の戦いを経ることで、仲間たちとの絆も深めていく。

逆に人類を裏切り、堕天翅族となったシリウスとは溝が深まってしまい悩ませられるが、アトランディア行きは拒絶。直接対決では哀天使剣(エンジェルソード)で退ける。しかし、アポロと互いの想いを確認しあった時、再度襲撃してきた詩翅(シリウス)に囚われ、アトランディアへ強制連行されてしまう。

最終決戦にて、音翅に殺されそうになるが自力で脱出して頭翅ケルビム兵を撃破。その後いがみ合うアポロ、シリウス、頭翅に戦慄するもそれを見かねた不動の助言で自分の過ちに気づき、人の心の温かさを伝えるべく3人をなだめて「無限合體拳」の発動に導く。一万二千年後の再会を約束し、地球を救う人柱となったアポロ、シリウス、頭翅と別れ、彼の忘れ形見といえるチビコら孤児を救出するのだった。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
初登場作品。エレメントシステムの技量担当。ルナでの援護にも長ける。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 / 再世篇
相変わらず技量担当だが、エースボーナスにより射撃も育成しやすくなった。Z続投組で数少ない顔グラが書き直された人物の一人。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
12000年前の世界から不動GENに呼ばれる形で参戦。今回はソーラーのサブ固定。また、続編『アクエリオンEVOL』での転生した姿であるミコノ・スズシロとも共演。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
当初はソーラーのサブとして登場。2018年6月にルナが追加されたため、メインとしても使用可能となった。
2018年12月にΩスキル搭載のソーラーアクエリオンが追加されたため、演出で喋るようになった。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

Z第3次Z天獄篇
集中信頼鉄壁
第2次Z
集中信頼鉄壁感応友情
感応が追加され、絆は友情に差し替わった。
X-Ω
信頼感応
パイロットパーツ装備時
集中熱血

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

Z
超能力L9、援護攻撃L2、支援攻撃
第2次Z
超能力援護攻撃援護防御
第3次Z天獄篇
念力
天獄篇ではこれのみ。エレメントシステムにより、この効果がアポロに適用される。

隊長効果[編集 | ソースを編集]

命中率+10%
Z』での隊長効果。

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

射撃+25
第2次Z』でのエースボーナス。ルナでの戦闘で活きる。

人間関係[編集 | ソースを編集]

アポロ
初対面時から険悪。「ボケ姫」、「野良犬」と罵り合う仲だが、なぜか合体はいつもうまく行く。バロンの死や、数々の戦いを経て関係は良好になっていき、お互いにかけがえのない人となる。一万二千年後の再会を約束して別れる。
Zの完全安定エンドでは帰還を果たす。
シリウス・ド・アリシア
最愛の兄。シリウスが前世の恋人である太陽の翼アポロニアスの生まれ変わりと信じていたが、アポロが現れたことで、次第に揺らいでいく事になる。シルヴィアはシリウスへの思いを恋愛感情と思っていたが、後に両親を失った過去のトラウマ及び前世が同一人物であるが故の一種の自己愛であることが判明。
最終回でシリウスがセリアンの闇の記憶を持つことがわかり、「かけがえのない半身」としてアポロ頭翅と共に旅立つ兄を見送った。
Zの完全安定エンドでは帰還を果たす。
紅麗花
シリウスを巡り一方的に噛みつく。しかし一方で、麗花の方も自分のみならずシリウスまで困らせるシルヴィアには、苛立ちを感じていた模様。「水底のしあわせ」での合体で麗花の不幸を知り、「食べたくて合体」や「魂のコスプレイヤー」を通じて次第に信頼関係を築く。特に「食べたくて合体」ではダイエット成功のためにつぐみを含む三人で協力する。
OVA版ではアポロを巡る恋敵になっていた。
頭翅
アポロや彼の旧友達への仕打ちから敵視していたが、生命の樹が危機に瀕したとき、頭翅に人の心の暖かさを教え、無限合體拳を成功させた。スペシャルディスクの追加シナリオでは次元の向こうからアクエリオンと共に帰還した頭翅から感謝され、ベクタールナを託される。
双翅
彼の「けがれなき悪戯」によって変な世界に飛ばされ、”みっともない姿”にされてしまった事も。彼の死をアポロから聞いた際、ショックを受けていた。『Z』では兄のシリウスと共に彼を救う要因の一つとなった。
アリシア・ド・アポロニアス
アポロニアスとセリアンの娘で、人と天翅の二つの命を継ぐ。アリシア家の始祖。
ミコノ・スズシロ
アクエリオンEVOLにおいてシルヴィアが転生した姿。破天荒なシルヴィアと違い、気弱でネカティブな性格だが、この弱い性格を変えたいという思いが強い。また、仲間を思いやる本質的な部分は共通している。
トワノ・ミカゲ
頭翅の闇の部分が転生した者。第3次Z天獄篇では、ミコノと共に彼を説得しようとしたが、強過ぎる憎悪に囚われているミカゲに拒絶されている。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ジュリィ野口
Z』において前世で兄シリウスと愛し合う仲だったと語った際、「強烈な設定をありがとね」と一蹴されてしまう。
風見博士
『Z』ではアポロ達と共に終盤の彼の非道を咎めた。
レオン・三島
『第2次Z』にて、彼の声は(シリウスと同じなので)素敵と評しつつも、陰険な性格に嫌悪感を抱いていた。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「何これ?気持ちぃぃ~!」
合体時の台詞だが、本編よりもパチンコやそのCMで有名になった。
「私のこの翼の生えていない右手は、お兄様とつなぐために有るんじゃない。人と・・・大切な人と結ぶために有るのよ!」
23話にて。詩翅と化したシリウスにアトランディア行きを誘われるも、アポロへの想いを自覚したことで彼への依存を断ち切った。
「お兄様・・・そして大切な、もう一人の私」
最終話クライマックスシーンにて、シリウスを鎮める際の台詞。妹として、セリアンの半身として語りかけた。
「私はあなたを決して許せない・・・許せないけど・・・」
続いて頭翅を鎮める際の台詞。彼の悪事や人類への仕打ちへの怒りを抱きながらも、世界崩壊の危機を乗り越えるべく、翅の生えた手で、頭翅の手を取った。
「アポロ、覚えている?世界のはじまりの日・・・百億を超える星を持つ、百億を超える銀河が、何も無い聖なる闇から生まれた、奇跡の時を」
アポロ「・・・奇跡?」
「そう、そして今、この星の上で、あなたとわたし、こうして出会えた!奇跡を!!」
アポロ「シルヴィア!」
さらにアポロを鎮める際の台詞。
「そして、新たな道に進む」
アポロと共に発した一言。この直後、シリウスは転生前(セリアン)に頭翅へ与えた悲しみ、頭翅は人への無知、アポロは己の未熟さと堕天翅族の滅び、そして三者共に自分たちがそれぞれ傷つけてきた周囲の人間たちの悲しみを知り、結果総じて折れたことで因縁は終結した。
「唱えよ!創聖合体!!」
このシルヴィアの掛け声で、ベクターに乗る三人は創聖合体を果たし、地球再生に臨むのだった。

迷台詞[編集 | ソースを編集]

「シルヴィア!いきま~~~すっ!!」
第9話「夢のかよひじ」より。夢の世界でのアポロ達の危機を救う為、シルヴィアもまた自ら夢の世界へと向かった。頭突きで…。
「もう~お腹空いた~!」
第17話「食べたくて合体」より。このときDEAVAと周辺地域は、微生物サイズの神話獣により街の食料が塵一つ残さず消滅し、そのまま1週間絶食を強いられていた。合体の恍惚より空腹感が勝るほど追い込まれていることが伺い知れる。
(麗花&つぐみ「食べ物の恨み…」)
「思い知れぇぇぇぇぇ!!」
「食べたくて合体」にて、食料を奪った敵に対して怒りを露にした台詞。しかしギャグ回なのもあってかコミカルな印象で、まさに顔芸と呼ぶに相応しい表情をしていた。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

「やっぱり堕天翅の子供がいた!」
Z』第46話「混迷の中の正義」のシナリオデモより。
アルデバロン軍人工太陽作戦阻止後、風見博士の研究……という名の人体実験によって殺されそうになった双翅を見つけた際の言葉。
「やめてください、博士! その子…もう弱りきってるじゃないですか!」
同上。
敵対している堕天翅とはいえ、まだ幼い子供である双翅を衰弱するほどに痛めつけた風見博士への批難。
双翅「あ…ああ…」
アポロ「ビクビクしてんじゃねえよ。別に取って食おうってわけじゃねえんだ」
「この子はそれだけの怖い目にあったのよ…」
同上。
風見博士に痛めつけられたせいで、自分達に怯えた目を向ける双翅に対する同情に満ちた言葉。
「じゃあね、僕…もう安心だからね」
双翅「う、うん…」
同上。
不動GENの図らいにより、ディーバに保護されることとなった双翅への言葉。
原作とは違い、堕天翅との和解の可能性となるかもしれない彼を救えたことに、シルヴィアは安堵の笑みを浮かべている。
「………」
麗花「…また空を見ていたの?」
「うん…」
「太陽を見ていると、あの中からアポロとお兄様が降りてくるような気がして…」
エンディングにて。
ディーバのエレメントスクールで、頭翅と共に地球を救うための人柱となったアポロや兄シリウスを思っての言葉。
「やっぱり、1万2000年待たないと会えないのかな…」
リーナ「そうかしら?」
「リーナ…」
リーナ「距離も時間も人の心の迷いが生み出す幻に過ぎない…」
リーナ「司令はそう言っていたはずよ」
麗花「迷いが生み出した幻…」
「わかったわ、リーナ。あたし…もう迷わない」「1万2000年を飛び越えて、アポロとお兄様が帰ってくるって信じてる」
同上。
リーナ・ルーンが口にした不動の格言「距離も時間も人の心の迷いが生み出す幻に過ぎない」という言葉を聞いた事で迷いを振り切ったシルヴィアの言葉。
そして、この言葉の後……。
シリウス「待たせたな、みんな。それにシルヴィア…」
「お兄様!」
アポロ「とにかく腹が減った。まずは飯にしようぜ、シルヴィア」
「もう! 全然変わってないんだから!」
同上。
完全安定エンドの場合、不動と共に帰還したアポロとシリウスに対する言葉。
「そうよ! 人と天翅を越えて、一度は私達は一つになったはずなのに!」
「それを忘れてしまったら、待っているのは滅びだけよ!」
ZSPD』シークレットエピローグ第2話「執行者」より。
ギム・ギンガナムの言葉とニルヴァーシュの言葉で、自分達が戦いに取り込まれていたことに気付かされたアポロとシリウスと頭翅に対する言葉。
その言葉でZEUTHが時空修復を成し遂げた時の奇跡を思い出した頭翅はシルヴィアに感謝し、ベクタールナを返還したことでアクエリオンの復活に繋がった。
「正直言って、あたしもパス。声はステキなんだけど、何か陰険な感じがするのよね」
第2次Z破界篇』第45話「リトル・クィーン」のシナリオデモより。
レオン・三島の第一印象に嫌悪感を抱くアポロに同調しての台詞。
シリウスと三島の中の人が同じ声優ネタである。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

アクエリオンルナ
ベクタールナ
強攻型アクエリオンアクエリオンデルタ
OVA版にて。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. この回は「月」もテーマにされていたが、強打したシルヴィアの額には某月の美少女戦士のような三日月型のアザがついていた。
  2. 命中率の悪いこちらより馬鹿力の方がアポロにとっては脅威。