相克界

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相克界とは、『超時空世紀オーガス』に登場する用語。

概要[編集 | ソースを編集]

地上から150mの高さに存在する次元の歪みの層、もしくは時空振動弾の発動によって誕生した混乱時空世紀の世界そのものを指す。

世界としての相克界[編集 | ソースを編集]

時空振動弾によって次元の壁が崩壊し、様々な平行世界が地球上に混在するようになった世界の事。構成する国家にはエマーンチラム、ムウなどがある。暦は混乱時空世紀を用いており、が飛ばされたのは混乱時空世紀20年であった。

次元の歪みとしての相克界[編集 | ソースを編集]

上空150mに存在する次元の歪みの層。層内の時空は不安定なため、相克界より高く上昇することは不可能となっている。これによって兵器の運用にも制限がかけられている。(例としてはソニックブームを起こす超音速での飛行ができない)もし、相克界を突破して宇宙へ出ようとするには軌道エレベーターの内部を通過するしか方法がない。

また、相克界内は時空が不安定なためか電波もまともに通過しないらしく、電離層や衛星を利用した長距離通信も不可能となっている。そのため、長距離通信には光ファイバーネットワークを使うしかない。

地球全体が相克界というビニールに覆われたビニールハウスのような状態なので、温室効果により地球全体で気温が上昇している。それだけでなく、レンズのように働く事もあり、局地的に虫眼鏡で太陽の光を集めたかのような熱線を浴びる事もある。近い将来、この温暖化によって世界中の生物が暑さのために全滅するといわれており、ムウを除く各国はこの相克界を取り払うために時空修復に躍起になっている。

関連用語[編集 | ソースを編集]

時空振動弾
超時空世紀オーガス』に登場した兵器。ABC兵器に次ぐ兵器ということで「D兵器」とも呼ばれる。未調整の段階で桂木桂が発動させたために、「相克界」が作り出されてしまう。
UN
情報インフラが完全に寸断された多元世界の情報網の一元化と共有化を目的とした新地球連邦によって設置された情報網。なお、UNとは「UNIVERSAL NETWORK」の略称である。
トラパー
交響詩篇エウレカセブン』および劇場版『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』に登場する黄緑色のように輝くエネルギー。約束の地(地球)を覆っている。これを利用することで、物体を宙に浮かせることが可能になる。正式名称は「トランサパランス・ライト・パーティクル」と言う。

登場作品[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
トラパーによって相殺される」という設定となっており、それによって部分的に宇宙との行き来ができるようになっている。また、ソルグラヴィオンによる超重剣の初召喚時に「から飛んできた超重剣が相克界をブチ抜き穴を開けて、その地点から宇宙との行き来が可能になる」という描写がある(さすがに毎回穴を開けているわけではないと思われる)。ついでに、ソーラーアクエリオンの無限拳も相克界をブチ抜いて月面パンチしているらしい。
なお、トラパーによって薄まったのか上空150mに存在するという設定は無視され、ずいぶん上空にあるようである。…まぁ、原作どおり地上からの高さ150mという設定では、ダイターン3(全長120m)やバルディオス(全長100m)を動かすことすら困難になるので仕方がない。温室化についても無かったことにされている。電波の不通に関しては言及されてないが、長距離通信が不可能な様子からこの設定は生きていると思われる。