素晴らしきヒィッツカラルド

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素晴らしきヒィッツカラルド
読み すばらしきヒィッツカラルド
登場作品 ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日
声優 原康義
初登場SRW スーパーロボット大戦α
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プロフィール
種族 地球人
性別
所属 BF団
役職 十傑集
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素晴らしきヒィッツカラルドは『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ジャイアント・ロボを狙うBF団十傑集の一人。フィンガースナップ(いわゆる「指パッチン」)で真空波を起こすことができる。

性格は自信家で非情かつ好戦的、相手が女子供でも容赦しない。己の力を破壊と殺戮に使う事を厭わない典型的な悪人。 任務や仲間より私情を優先するタイプである為、他の十傑集から疎まれており、彼等の中でも格下と見なされていた(十傑集は本来皆同格なのだが、その中で彼がそう見なされていたのは、義理や人情の無い冷酷な性格など、人としての器・格が低いという意味であろうと思われる) 。

本編ではEpisode:6から登場。聖アーバーエー防衛で手薄になった国際警察機構総本山の梁山泊を襲撃する十傑集の一人。ビッグゴールドを操るマスク・ザ・レッド、私兵・血風連を率いる直系の怒鬼、そして梁山泊に鳴り響くフィンガースナップの持ち主こそが、素晴らしきヒィッツカラルドだった。フィンガースナップによる真空波で、梁山泊防衛の為に出撃した好漢達や警備隊長の打虎将の李忠を真っ二つにしてしまう。銀鈴の眠るカプセルを守る草間大作の前に現れ、更に二人を守りにきた不死身の村雨を得意の真空波で痛めつけるも、大作少年により目を覚ました銀鈴の広域テレポートを受け、ヒィッツカラルドは瓦礫と融合し、上半身を残すだけとなってしまった。仲間のマスク・ザ・レッドに助けを乞うも、「生きて恥を晒すのも辛いだろう?」とクナイで刺され、反撃の真空波もレッドの刀に弾き返され、自身の指がバラバラとなってしまう。死んだヒィッツカラルドを尻目に、レッドと怒鬼はその場を立ち去るだけであった。

ニュータイプ100%コミックス版『ジャイアントロボ』では、『小覇王フィッツカラルド』名義。最後、誤ってビッグ・ファイアを攻撃してしまうというミスを犯した事で、許しを請うものの、怒りを買った彼に粛清される。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦αDC
初登場作品。非戦闘キャラでありながら、指パッチン専用効果音があったり、DVEがあったり、中断メッセージに出てきたりするなど、結構印象に残る。
本作では効果音からビルが爆発しているように聞こえるが、彼の能力は“指パッチンで真空波を起こす”事なので、爆発というよりは破壊や崩壊と表現するのが適切である。彼の指パッチンによって、一体幾つのビルが潰れた事か。
主人公がスーパー系の場合、グルンガスト参式を真っ二つにする無茶苦茶っぷりを発揮。余談だが、その後も参式はゼンガーの初期搭乗機というインパクトはあったものの、『OGS』の「OG2.5」までは完璧に一号メカ扱いだった。グルンガストファンにとっては悪夢の始まりを引き起こした人物と言えるかもしれない。
本作では内部データになんと没パイロットデータが用意されている。Lv99で命中が380を超えるかなりの実力者。

人間関係[編集 | ソースを編集]

マスク・ザ・レッド、直系の怒鬼
SRW未登場。一緒に梁山泊に攻め込むが、深手を負ったヒィッツカラルドを見捨てる。
眩惑のセルバンテス
OVA本編では彼が戦死済みの為、絡みは無いが『α』では共に国際警察機構北京支部を襲撃。同地で戦死した彼を侮蔑するなど、ヒィッツカラルドの性格の悪さが再現されている。
村雨健二
銀鈴と大作の盾となった彼を嬉々として真空波で痛めつける。『α』でも再現されている。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「良かろう、私の名は素晴らしきヒィッツカラルド」
自己紹介と同時に指パッチンで真っ二つ。
「いやいや、君たちは運がいい。今日は特別でね、もう一人来ているんだ」
こいつ一人でも大変なのに忍者とさらに無口まで来ている。『α』でもDVEで再現されるが、やってきたのは原作と違い眩惑のセルバンテスだった。
「手伝ってやろうか? ただし……真っ二つだぞ!!」
彼を象徴する台詞。銀鈴の入っているカプセルを壊そうとしている草間大作に対して。意味は言葉通りである。
「あの女…まさかあんなままでぇ…」
マスク・ザ・レッドに助けを求めつつ虫の息の状態で搾り出した一言。しかし、ヒィッツカラルドを待っていたのは助けではなく、身体に刺し込まれるクナイの凶刃であった…。
「な、何を…」
レッド「さすがの十傑集もこうなってはお終いだ。生きて恥を晒すのも辛いだろう?助けてやるよ!」
「き、貴様ぁ…!」
レッド「行くぞ、直系の!」
「おのれえぇぇ…!」
自分を助けるどころか謀殺同然にトドメを刺しに掛かったレッドとのやり取りと最期の台詞。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「龍王機と虎王機の覚醒にはグルンガスト参式など必要ないだろう?」
αDC)』(スーパー系ルート)第46話「龍と虎」より。この台詞の後にグルンガスト参式は真っ二つにされる。
「フン、孔明が言った通りの本性を現したか…」
同上。覚醒した龍虎王虎龍王の降臨を目の当たりにして不敵に呟く。ヒィッツカラルドが国際警察機構北京支部を襲撃した真意は、2体の発掘兵器の正体を見極める事に有った。
「チッ!十傑集ともあろう男が、だらしのない!」
「だが、目論み通り龍虎王と虎龍王は覚醒した…今日のところはこれで良しとするか」
同上。セルバンテスの最期を辛辣に評しながらも「収穫」を得た事で、ヒィッツカラルドは北京支部を後にする。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 「指パッチンで全てを真っ二つにする」というアイデアは、今川監督が何気なく指パッチンの練習をしていたところ、偶然目の前のコンビニの自動ドアが開いたのを見て思いついたらしい。ただし思いついた時点ではヒィッツカラルドが物語に登場する数年前だったため、誰かに先を越されないか不安だったと語っている。無論こんなユニークな発想の持ち主が今川監督以外に存在するはずも無く、心配は杞憂に終わるのだが。
  • オロシャのイワン役の原康義氏が収録の際、たまたま渋い声色を出してしまったところを今川監督に気に入られ、ヒィッツカラルドも原氏が二役で演じることになったという逸話がある。