カシム・キング

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カシム・キング(Kashim King)

イノセントの長であるアーサー・ランクの補佐を務める人物。

しかし、シビリアンが進化を果たした後に大地を譲り渡すというイノセント本来の教義を否定してアーサーを幽閉し、ジロン達イノセントに反抗的なシビリアンと対決する姿勢を取る。

ブレーカーを主体とした軍隊を編成してジロン達を苦しめるが、シビリアンの勢いは留まるなく各拠点を次々に失った挙句にジロン達にアーサーを奪われ、その後はアーサーの殺害を謀るも失敗に終わる等敗北を重ね、最後はアーサー派のシビリアンのみならず、腹心であったビラムにも見限られた。

最後はミサイルを用いて自分を討たんとしたエルチと自分を見捨てようとしたビラムらを始末しようとしたが、倒れてきたミサイルの下敷きになり、爆発によって死亡した。

登場作品と役柄

スーパーロボット大戦α外伝
原作同様の扱いだが、決戦シナリオである39話ではエンペラー改に乗って登場し、他の終盤のボスと同様に精神コマンドを使用する。また、ロザミィの人格を消してサイコガンダムに乗せたが故にロザミィが死亡してしまう。その結果カミーユの怒りを買い、ウェイブライダー突撃の追加フラグを立ててしまう。(もっともαシリーズの正史はロザミィ生存であるが)
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
原作終了後である為故人であるが、ある場面において名前のみ登場。

人間関係

アーサー・ランク
本来は彼を補佐する立場だが、対立することになる。
ビラム・キイ
腹心であるイノセントの一級司政官。しかし、最後は対立して責任のなすり付けあいを行い、共に死亡した。
ドワス
ビラムとともに自分の派閥に属する部下。
エルチ・カーゴ
彼女に自分の人格を植え付けて洗脳させた。
ティンプ・シャローン
自分の配下にあたるブレーカーであるが、最後は見限られる。
キッド・ホーラ
ティンプと同じく自分の配下にあたるブレーカーであるが、高圧的な態度を取った事で内心ではタコ頭と侮蔑されていた。

他作品との人間関係

ロザミア・バダム
彼女の人格を消してサイコガンダムに乗せるが、結果的にはカミーユの怒りを買うことになる。
カミーユ・ビダン
ロザミィを利用したカシムに対して激怒する。
破嵐万丈アイザック・ゴドノフ
シビリアンを失敗作と決めつけるカシムの考えを批判する。

名台詞

「野蛮で下品なシビリアンと身勝手なイノセント!ちょうどいいわ!」
自分を倒そうとしたエルチと自分を見捨てて逃げようとした部下のビラムをまとめて始末しようとした際の台詞。もっとも身勝手なイノセントはカシムにも当てはまるが。
「な、何でワシに向かって落ちてくるんだ!」
大型ミサイルが自分の所へ倒れてきた際の最期の台詞。
「ハッハッハッハッハッ!」
最終話のラストシーンで走るジロン達の元にいないこれまで登場したキャラクターが次々と朝日をバックに登場する中、トリを務めたのがカシムでこの笑い声と共にザブングルの物語は終わりを迎える。

スパロボシリーズにおける名台詞

「シビリアンは失敗作だった。だから、我々は失敗作を消去して、もう一度、人類再生計画を始めるのだ」
α外伝でのイノセントとの決戦で、シビリアンを始末する為に地上の各地域に向けて核ミサイルを放った際の台詞。このカシムの傲慢な台詞に万丈は激怒して徹底的に批難した。