ビリン・ナダ
ビリン・ナダ
- 登場作品:戦闘メカ ザブングル
- 声優:間嶋里美
- 性別:女
- 所属:ソルト→アイアン・ギアー
- キャラクターデザイン:湖川友謙
反イノセント組織であるソルトの美少女戦士。
アイアン・ギアーには当初連絡員としてやってきて以後同行し、リーダー格であったカタカムを信奉しているが為にカタカムと対立していたジロンやカタカムと近しいラグと揉める事も少なくなかったが、後にカタカムに失望し、逆にジロン達とは信頼関係を結んで最後まで戦った。
元々は姉であるキャローン・キャル率いるブレーカー集団に属し、そこから抜け出してソルトに入った過去があり、37話では戦場で敵同士として再会することになって一時は戦意喪失するが、同話の最後ではソルトの一員として姉とは違う道を歩む事を決めた。
愛用銃はドイツ製の小型自動式拳銃・ワルサーPPK。
劇場版『ザブングル・グラフィティ』では当初からアイアン・ギアーのクルーになっている。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 中盤でマリア、リューネとともに参入。レッグが登場しないのでデフォルト乗機はダッガーとなる。マリアよりは戦闘能力が高いが、基本的に能力は低い。それでも精神コマンドは戦闘向きとして優秀で特に覚醒が大きい。メインでもサブでも効果的で、援護や片方のパイロットの激励を生かすことも可能。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- アーサー・ランクにくっついて、ヘブンズベースに囚われていた。アーサー救出の際にドランで出撃し、以降、仲間になる。
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
- 制限時間内に多額の戦利金を獲得する事が目的のチャレンジバトルMISSION4では、ビリンの小隊長能力・獲得資金+30%を最大限に活用する展開になる為、彼女の搭乗するドランを中軸に立ち回った方が有利となる。
関連作品
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
人間関係
- キャローン・キャル
- 姉。元々は彼女の率いるブレーカー集団に属していたが、生き方の相違で集団を離脱した。37話で彼女と敵同士で再会し一時戦意喪失するが、ラグの窮地を助ける為に彼女と対決する決意を固めた。
- ジロン・アモス
- 当初はカタカムを初めとするソルトに不満を持っていたジロンと口喧嘩になる事もあったが、その後は良き仲間となる。
- ラグ・ウラロ
- 当初はカタカムと近しい関係となった彼女に嫉妬する形で喧嘩する事が多かった。その後は良き仲間となり、後にマリアらと『アーサー様親衛隊』を結成し、アーサーの言動や仕草に一喜一憂する。
- ブルメ
- 彼との絡みも割と多く、ラグと並んで口喧嘩仲間の関係になる。
- マリア・マリア
- 作中では彼女と共にコンビを組む事が多かった。
- アーサー・ランク
- 超美形の彼に一目ぼれ。
- カタカム・ズシム
- 『ソルト』の指導者。当初こそ信奉していたが、へたれなくせにワンマンという資質にかけた行動が目立つようになってビリンは失望感を抱く。SRW未登場。
他作品との人間関係
- リューネ・ゾルダーク
- 『α外伝』では自軍に合流するまでに行動を共にしていた。
- ロード・ジブリール
- 『Z』にて彼の高圧的な態度に不快感を隠せずにいた。
名台詞
- 「ひょっとしてあの人、女の格好をする趣味が…気持ち悪い…」
- エルチのドレスを持っていたファットマンを見た後、ドレスを着たファットマンの姿を想像した際の台詞。
- 「かっこつけの兄ちゃん、頑張って!」
- エルチ救出に向かおうとするジロンに言った台詞。
- 「キャローン!」
- 姉であるキャローンと再会した際の台詞。
- 「勿論です。姉が、姉の生き方をするのなら、あたしはあたしでソルトの中で生きていきます。別れた意味がありませんから…」
- 37話ラストで姉であるキャローンと戦う事に一時躊躇していたビリンを心配したカタカムへの返答。
余談
- 美少女と表現されるそのルックスについては、富野監督がキャラクターデザインの湖川氏に「(当時宮崎駿氏がアニメージュで連載を始めたばかりの)ナウシカのような美少女を描いて欲しい」と要求したことが理由だと言われている。参加スタッフの出渕裕氏はすっかり気に入ってしまい、当時の関連書籍に『ときめいて!ビリンちゃん』なる短編漫画を描いてしまう程であった。後にCDとして再リリースされた主題歌シングルのジャケットにも、出渕氏がエルチとのコンビで彼女を描き下ろしている。
- 彼女を演じる間嶋里美氏は、1985年にアムロ役でおなじみの古谷徹氏と結婚後声優業を引退していた。『スーパーロボット大戦α外伝』での出演要請を受けてからは、こういった過去に自分が演じたキャラクターについては、新作の収録に参加している。