カン・ユー
カン・ユー(Kan Yu)
- 登場作品:ボトムズシリーズ
- 声優:広瀬正志
- 種族:人間(アストラギウス銀河出身)
- 性別:男
- 所属:クメン王国傭兵部隊アッセンブルEX-10部隊長
- 階級:大尉
- 役職・称号など:指揮官→副官
- 主な搭乗機:ダイビングビートル
- キャラクターデザイン:塩山紀生
クメン王国の傭兵部隊アッセンブルEX-10の戦闘指揮官。パイロットとしての能力はそこそこだが、指揮能力には欠けており人望も皆無、短気で猜疑心が強い上に欲深く、上司に媚びへつらい部下には威張り散らす典型的な小悪党。ちなみに、悪運だけは人並み以上で、幾度も死の危険に晒されながらもしぶとく生き残っている。
フィアナを探すキリコを敵のスパイと疑い、その疑いが晴れたあともゴン・ヌーに目をかけられる彼を目の敵にするあまり、指揮を誤って多くの無駄な血を流し、ついには「無能」の烙印を押されて部隊の指揮権を剥奪されてしまう。それでも「キリコがPS確保の手柄を独り占めしようとしている」という妄執にとりつかれ、手柄を横取りすべく身勝手な行動をとっては部隊の足を引っ張り続け、フィアナの身柄をめぐってキリコと争った際に川に突き落とされ濁流に呑まれてしまう。
なおもル・シャッコに救助されて奇跡的に生き延び、カンジェルマン宮殿への突入作戦に参加。パーフェクトソルジャーであるフィアナを捕らえてメルキア軍に鞍替えしようと目論むが、ついに堪忍袋の緒が切れたシャッコに見限られて悪運も尽き、彼に「人間のクズ」と吐き捨てられた挙句、宮殿の最下層へと放り投げられて命を落とした。
上記の通り、本編ではどうしようもない悪役なのだが、カン・ユー役の声優である広瀬正志氏の好演と、「ボトムズ(最低野郎)」を象徴する、どこか愉快さすら感じてしまう小悪党ぶりから、ファンの間で人気を呼び、ボトムズシリーズと同じく高橋作品のキャラで広瀬氏が演じた『太陽の牙ダグラム』(SRW未参戦)のコール・デスタン、『蒼き流星SPTレイズナー』のゴステロと並び、多くの高橋作品ファン、ボトムズファンからカルト的な人気を獲得しているキャラクターでもある。
そんなファンからの人気にスタッフも応えたのか、『ペールゼン・ファイルズ』ではカメオ出演という形で登場。親友であるワップと共に2ショットで写った写真が映し出されたり、EDではワップと共にランニングをしている場面が映る。ちなみに、ワップの声優はカン・ユーと同じ広瀬正志氏。ある意味、声優ネタとも見られなくもない。
登場作品と役柄
原作におけるファンの人気を受けてか、スパロボシリーズにおいてもシナリオ・演出面等で厚遇を受けている。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初登場作品。クメンルートではスポット参戦するが、すぐに敵になる。「指揮官でありながら指揮スキルを持たない」「敵となった方が明らかに強くなっている(それでも弱いが)」「無駄に顔グラフィックが多い」「カットインが完全に悪役顔」などネタ要素満載。
- 最後はシャッコだけでなくポタリアとキデーラからも引導を渡され、退場したと思いきや、なんと第20話で再登場し、まさかの生存が判明。ティンプとベックと小悪党トリオを結成し、その後は彼らと共に登場する。クメンルート後も小悪党ぶりは相変わらずで、再登場直後にロジャー達の策にはまってしまい墓穴を掘るなど迂闊なシーンが原作よりも目立ち、完全にプレイヤーの笑いを誘うギャグキャラと化している。
- 最後まで死亡することもなく、他作品のキャラクターとの絡みも多く(しかも仲間ができた)、クメン篇終了後の活躍(?)も描かれている為、ある意味スパロボ補正を受けて優遇されているとも言えなくもない。中断メッセージにも登場し、そこでも相変わらずのダメ上司ぶりを見せてくれる。敵としての最後の登場は第38話「告げられる絶望」だが、ゼロレクイエムルートでは終盤にも登場する。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 前作に引き続き登場。今回は同じ声のラダァ・ニーバと共演したおかげか、新録の戦闘台詞が多い。そして、カットインは新規である。
- 新世時空振動の際に仲間たちとはぐれた後、マーティアル教団を後ろ盾としてア・コバの街の闇バトリングで活動していた。
- …が、物語が進むにつれ、ベック、そしてティンプの代わりのゲイツと小悪党トリオを組み、度々Z-BLUEに喧嘩を売ってくる。その際、ベックとゲイツの中の人が同じなため、カン・ユーが何か意見を言うと両名に遮られるのがお約束になっている。今作でも仲間ともども最後まで健在である。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 引き続き登場するが出番は少なめで、ルートによっては一度も戦えない。
- 最終的にはZ-BLUEとの戦いでエクルビスが大破、それでも機体を惜しんで脱出しなかった結果、画面外まで撤退したところで機体共々爆散してしまった(一応、明確に死亡とされているゲイツと異なってMIAとされているので、生きている可能性もあるが……)。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
一般兵より多少強い程度。曲がりなりにも軍人だけあって、技量はそこそこ。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次Z再世篇
- 底力L7、戦意高揚、ガード、気力+ボーナス、援護攻撃L2、Bセーブ、サイズ差補正無視
- 乗る機体を間違えたのかと思うほど受け防御型。気力+ボーナス以降は敵対してから習得するが、機体が脆いため脅威にならない。ちなみに、作中でよく描かれた「無能な指揮官」を反映してか指揮スキルが無い。
- 時獄篇では、気力+ボーナスが消滅して相対的に弱くなっている。
エースボーナス
- 自分よりレベルの低い相手への与ダメージ1.5倍
- 第2次Z再世篇、第3次Z時獄篇で採用。弱い者に威張り散らすのが大好きな最低野郎に相応しいエースボーナス。
- 敵対時に修得することはなく、スポット参戦時でも他二人と違い、撃墜数補正を得られないため、クメンルートを周回プレイを相当数こなさないとお目にかかれない。
パイロットBGM
- 「炎のさだめ」
- OPテーマ。
人間関係
- ワップ
- 『ペールゼン・ファイルズ』に登場する親友で、前述のとおり演じた声優も広瀬氏である。カン・ユー同様の小悪党。
- 第2次Z再世篇において、彼の最期を語る台詞がある(後述)。
- キリコ・キュービィー
- 一応の部下だが、身体検査の際に発信ビーコンを発見したためにメルキアのスパイではないかと疑っており、何かと目の敵にする。尤も、キリコも初対面時からカン・ユーの器量の小ささを見抜いていた様子で、出会って早々に彼から皮肉を浴びせられている。
- 再世篇ではクメン編終了後も何度かぶつかる機会があり、カン・ユーが敵愾心バリバリなのに対し、キリコの方は「関係ない」「興味がない」と完全無視であるが、フィアナの件については覚えていたようで、「借りの話をするなら放っては置けない」と一度だけ戦意を現す。
- ポル・ポタリア、ブリ・キデーラ、ル・シャッコ
- 一応の部下だが、その横暴ぶりから次第に信頼を失っていき、彼らから自身の醜態や失態を嘲笑されるハメになる。
- 唯一シャッコだけは彼を気遣ったり危機を救うなど忠実だったが、最終的にはそのシャッコからも愛想を尽かされ「人間のクズ」と吐き捨てられた挙句に引導を渡される。
- 第2次Z再世篇では彼等全員から銃撃の集中砲火を喰らうが……。
- ゴン・ヌー
- 上官。度重なる失態により、彼からも「無能」の烙印を押される。
- フィアナ
- 一度彼女の身柄の拘束に成功するが、そこでキリコの怒りを買ってしまい…。
- ラダァ・ニーバ、デニス、ダバルト
- 左からボトムズシリーズOVA『ビッグバトル』『Case;IRVINE』『ボトムズファインダー』の人物。カン・ユーとの関係はないが、カン・ユーの声優である広瀬正志氏が演じている。
- 第3次Z時獄篇では、ニーバとは上司と部下の関係であり、中断メッセージでも掛け合いを披露してくれる。
- なお、ニーバはカン・ユーを侮蔑しており、カン・ユーもニーバがキリコと共倒れになる事を願うなどお世辞にも仲がいいとは言い難い。
他作品との人間関係
スーパー系
- ジェイソン・ベック
- 第2次Z再世篇より彼と手を組み、活躍(?)するが、彼やティンプの足を引っ張ってしまう事もしばしば。
- 第3次Z時獄篇では彼とゲイツに振り回され気味。
- ダヴ
- ベックの子分である彼にも「新入り」呼ばわりされるなど、完全に下っ端として認識されている様子。
- ロジャー・スミス
- 第2次Z再世篇ではまんまと彼の策にハメられてしまう。
- ヴィラル
- 第2次Z再世篇ではティンプやベック共々彼と同じくリンカーネ刑務所に収監されていた。その後のカミナシティでの戦いでも、トリオで反政府ゲリラを先導しつつ、彼とも共闘する。
リアル系
- 紅月カレン、C.C.
- 第2次Z再世篇序盤のクメンルートにて共闘。彼女たちからも横暴ぶりを呆れられており、散々な評価を受けている。
- なお、第5話クメンルートにてカレンに対し、プレイヤーにとってある意味英断を下す(後述)。
- クメンでの戦いの後も何度か対峙するなど、ちょっとした因縁の間柄に。
- 第3次Z時獄篇では、彼女たちもキリコと同様、カン・ユーのしつこさには辟易している。特に、カレンは前述のクメンでのイベントで相当根に持っていたようである。
- ティンプ・シャローン
- 第2次Z再世篇において彼と彼と手を組むも、彼とベックの足を引っ張ってしまう事もしばしば。
- アナ・メダイユ
- 第2次Z再世篇ではロランと共にハイム農場側の交渉役として小悪党トリオとの交渉に赴く。
- ゲイツ
- 第3次Z時獄篇では後半から共闘。
ガンダムシリーズ
- ロラン・セアック
- 第2次Z再世篇では(ロジャーの策で)ハイム農場の代表「ローラ・ローラ」として現れた彼女(彼?)の姿を見て「可憐だ…」と一目惚れしていた(後述のとおり、ベックに突っ込まれる)。
- マリナ・イスマイール
- 第2次Z再世篇のゼロレクイエムルート終盤、ティンプ、ベックと共に行き場もなく場所を転々としていたところ、男手が欲しいということで彼女に復興の手伝いを頼まれる。当のカン・ユーは彼女が皇女とは知らず、声をかけた彼女に恫喝していた。
バンプレストオリジナル
- エスター・エルハス
- カレンやC.C.と共にクメンルートにて共闘。彼女からも当然、その横暴ぶりを呆れられている。
- マリリン・キャット
- カン・ユーもまた、彼女と彼女の率いるファイヤバグの悪名について知っており、彼女の事を「極悪非道の化け猫」と呼ぶ。
- ファイヤバグ隊員
- 第3次Zでは彼らに拾われている。が、カン・ユーに加えベックやゲイツを拾ったことも心底後悔されている。
- ちなみに、援護台詞におけるカン・ユーは(モブキャラクターである)彼らから「どいてな」「ひっこんでろ」と言われる始末である。
名(迷)台詞
口を開けば小悪党ぶり全開な碌でもない迷言ばかり。嫌な上司の典型で「敵よりも邪魔な味方」そのものなキャラクター、やることなす事全てが迷惑なものばかりで、口を開けば無茶苦茶な迷言ばかりという点は、『闘将ダイモス』の三輪防人などとも共通していると言える。しかし、そんな「最低野郎」ぶりがファンの心を捉えて離さないのである。
- 「不満、要望があれば自分が相談に応じる!」
- 初登場時の台詞。キリコをはじめとする、新たにアッセンブルEX-10に加わる事になった兵士達を前にしての訓示だが…。
- 「指揮官はこの俺だ。命令違反はここで銃殺する!」
- 反抗的な部下に対しては常時この調子である。
- 「無論だ!」
- キリコに対し、前進して敵の注意を逸らさせるよう命じ、「単独でですか」と彼に問われての返答。キリコへのパワハラの一例。
- 「放っておけ」
- 上記の場面の後に、カン・ユーの命令の為に単独での行動を強いられているキリコを心配して進言するポタリアに対して。見捨てる気満々である。だがその間に敵に包囲され、今度は自分が危険に晒される羽目になる。
- 「黙れ! 止めて欲しければ吐け! さもなくば皆殺しだぁ!」
- ゲリラ疑惑をかけた村人達にロシアンルーレットを強要して自白を迫る。自分より弱い人間にはとことん横暴である。
- とはいえ力の無さそうな村人がゲリラである事は往々にしてあるため、キリコ達も途中までは黙って見過ごしている。
- 「しゅ、出動ぉーっ!」
- 自分に忠実な部下達と共に「特別尋問」と称してキリコをリンチにかけるも逆に彼に返り討ちにされ、敵が攻めてきた事で、彼から律儀に(皮肉ありげに棒読み口調で)命令を仰がれてしまって。キデーラとポタリアに笑われる中、こう出動指示を下す。ダメ上司ぶり全開である。
- 「貴様ら! 命令違反でみんな銃殺だあ!」
- 自分の命令を無視してニイタンの街の救援に向かおうとするキリコ達にキレて銃撃しながらの台詞。明らかな命令違反と指揮の無能を晒しておいてこれである。しかもこの台詞の直前、キリコとポタリアに「指揮官が無能の場合は例外」とバッサリと言われてしまっている。更にこの後、ダメ押しとばかりにビーラーゲリラの攻撃がヒットし、転倒するという情けない姿を晒す。
- 「船尾にアンテナが伸びるのが見えた」
- 第21話、隠密作戦中に河で遭遇した民間船を撃沈したことに対する言い訳。何とも苦しい。ちなみに、このシーンはベトナム戦争を題材にした映画『地獄の黙示録』のオマージュである。
- 「坊主の説教は死んでから聞かせてもらおう!」
- 目的地の途中にあったラモー寺院をゲリラの拠点と疑い、捜索を始める。ここは実際ゲリラの拠点であり、彼の勘の良さが光る。もっとも、隠密作戦中にゲリラの捜索をする必要は無いのだが。
- 「ここの神は飲んべぇと見えるな」
「寺に弾薬が必要かぁ!!」 - ラモー寺院に潜んだビーラーゲリラの存在を見破ってしまう際に。ゲリラの拠点を見破ったものの、隠密作戦に失敗、遡行用の船までも破壊してしまう。たまに冴えてると思ったら…とカン・ユーの横暴ぶりに呆れてしまう。
- 「その他に御言葉は無かったのか? ラモー寺院の伏兵掃討に関して、その臨機応変の指揮ぶりの…!」
- 第21話ラスト、与えられた隠密作戦を自らの身勝手な行動によって台無しにしてしまった後、ゴン・ヌーからの指示を伝達に現れたバニラに対して。自分のせいで作戦を失敗させておきながら、何をいけしゃあしゃあと…と思う事甚だしい。
- が、この台詞の直後にバニラから今回の失態によって再びゴン・ヌーに「無能」の烙印を押された事を通達され、「もういい!」と憤慨、キデーラやポタリアにもまた嘲笑されるハメになる。彼を「無能」と断じる通達をするバニラも何だか楽しそうである。バニラに向けて拍手喝采するキデーラの様にも注目。
- 「閣下! カン・ユーでありますッ!!」
- プロト・ワンことフィアナを拘束し、PS奪還の手柄を独り占めにせんと企みゴン・ヌーに通信回線を開いた時に。あまりにも嬉々とした態度に思わず笑わざるを得ない。
- 「シャ…シャッコォ…! お前かぁ…! …へ…はぁ…お前だけは来てくれると思ったぞぉ……はぁ…はぁ…」
- キリコに川へ突き落された後、丸三日食わず眠らずビーラーゲリラに追われながら、満身創痍の状態で逃亡し続けていたところをシャッコに救助されて。ここまで生き延びられる彼の悪運も大したものである。
- 「貴様は先にいけ! シャッコ!」
- カンジェルマン宮殿突入戦にて。唯一命令に忠実で命の恩人とも言えるル・シャッコもほぼ盾あつかいである。盾にする気満々なこの命令に一瞬顔をしかめながらも、シャッコは命令に従う…。
- 「お前らを引き渡す条件で、メルキア軍に鞍替えするのさ。ダメなら何もかもぶっ飛ばす。じっとしてろ! 少しでも動いた奴は撃ち殺してやる!」
- クメン編最終局面にて、カンジェルマン宮殿から脱出しようとするキリコ達の前に現れて、フィアナやキリコ達を捕らえようとして。下卑た笑みを浮かべ、自身の勝利を確信するカン・ユーであったが、ここに来て、遂にシャッコの堪忍袋の緒が切れる。
- 第2次Z再世篇では捕らえようとする相手が黒の騎士団の残党であるカレンとC.C.に、鞍替えしようとする組織が地球連邦軍に変更されている。
- 「な、何をする!?」
「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 - 「あんたは人間のクズだな!」とシャッコに吐き捨てられ、カンジェルマン宮殿の最下層へと投げ捨てられての断末魔。しぶとい最低野郎の悪運はここに尽きたのである。合掌。
- 第2次Z再世篇では台詞はそのままで蜂の巣にされたが、後に生存が判明。ここからカン・ユーの運命は風と共に歩いて行くのだった…。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
戦闘台詞
- 「踏み込みが足りんのだ、踏み込みが!!」
- 戦闘アニメでの回避時の台詞。元ネタは『スパロボF完結編』の強化兵の台詞。また、わざわざ二回繰り返しているのは同じ声の青い巨星からと受け取る事もできる(ちなみに、やはり声が同じな死鬼隊のあの人も似たような言い回しの台詞を言った事がある)。
- 「た、助けてくれぇぇぇっ!」
- 撃墜時の台詞。
- 「お、俺は死なん! 絶対に死なんぞぉぉぉっ!!」
- 第3次Z時獄篇での撃墜時。スパロボのカン・ユーはとにかく死なない。
- 第3次Z天獄篇ではなんとDVEにも採用。
シナリオ
- 「一分一秒が惜しい時だ。お前はそのまま出撃しろ」
- 第2次Z再世篇第5話クメンルートにて、クラブファンタムでバニー姿で給仕をしていたカレンに対しての英断もといセクハラ。
- これにより、第5話でのカレンのカットインはバニー姿となる(ちなみに「魔神が目覚める日」でも(原作再現だが)このカットインはある)。
- この粋な(?)計らいは、プレイヤーにとっても嬉しい(?)だが、当のカレンはやはりよく思っておらず、第3次Z時獄篇においてもこの時の仕打ちを根に持っていた。
- なお、別の作品でも似たようなことをやらかした人が出てきたりする。
- 「くぉら、ベック! タバコは吸うなと言っただろうが!!」
- 再世篇第20話においての第一声。思いっきり無事な上にしれっと登場したために、クメン編のラストで死んだとばかり思っていたユーザーを吹かせた。ちなみに再世篇の共通ルートでの彼の初登場シーンはここなので、一周目でクメンルートを通っていないプレイヤーにとってはゲーム中初めて彼を目にする場面となる。
- 「俺の親友も極北の地でポリマーリンゲルの爆発で死んだんだ!」
- 同じく第20話にて葉巻を吸うティンプに対してポリマーリンゲル液の危険性を唱えた際の台詞。親友であるワップの死に様について語っている。…が、ベックから「別にここはATの格納庫じゃないし」と突っ込まれる。
- ちなみにワップもバーコフの進言に耳を貸さずダウンバーストの寒気を侮り、独自のPR液配合を行った末の爆死であり、本当に似たもの同士な親友である。
- 「…可憐だ…」
- 再世篇第20話にて、女装したロランを見た時の感想。もちろんベックから即座に「初手からボケるな」と突っ込まれてしまう事に。なお、ロランと同じく女装した者にこれと同じ台詞を言った奴もいるが…。
- 「いい加減にしろ、お前ら!」
「とっとと農場を渡せ! さもなければ連邦軍を動かしてお前等ごと、あの土地を焼き払ってやる!」 - 同じく再世篇第20話おいてロランとアナ姫との交渉が上手くいかない事に業を煮やしたのか、(ティンプとべックは我慢しているのに)思わず本音が出てしまった。
- しかも、隠れていたロジャーにその内容を録音されて、交渉は破談となってしまい、二人からは文句を言われる(ティンプに至っては「嫌な予感がしていたが、それが身内だとは思わなかった」と頭を抱えていた)。
- そして、この出来事が原因で暗黒大陸ルート第24話で再登場した時はティンプやベック共々リンカーネ刑務所に収監されてしまった。
- 「その一流に、このカン・ユー様が加われば、鬼に金棒よ!」
- 同じく再世篇第20話において、ZEXISの本隊を前に、一流を自称してカッコつけるティンプとベックに追従して自信満々かつ満面のドヤ顔で発した一言。
- もっとも、上記の台詞でも言ってるように「鬼に金棒」どころか、既に彼らの足を盛大に引っ張っているのだが…(特に反応していないが、ティンプとベックも内心微妙がっていたに違いない)。なんというか、出オチ感すら漂う姿である。
- 「何を言ってるか! あれはまだまだもっとのマーモットに決まっている!」
「何を言う! あれは無敵のラーテルだ!」 - 第3次Z時獄篇においてボン太くんを見て。前者は「善意のトレスパス」、後者は「後の祭りのフェスティバル」にて。
- 「何のことだ?」と首を捻ったユーザーも多いが、実は二つともNHKの教育番組「おかあさんといっしょ」のコーナー「ポコポッテイト」ネタ。この作品のアイキャッチがマーモット三兄弟の「まだまだもっと続くよまぁもっと」のコーラス、主役がラーテルの「無敵のムテ吉」なのだが、一発でネタがわかったらかなり凄い。
- ちなみに両方とも実在の動物で、マーモットはジリス、ラーテルはイタチの仲間。ラーテルの方は日本では「ミツアナグマ」と呼ばれるが、マーモットは日本ではなじみが薄い。
- (何だ、この今までに感じた事のない感覚は…これは…ときめきなのか…)
- 時獄篇第42話でのボン太くんとの戦闘前会話。ボン太くんの可愛さにカン・ユーも心奪われてしまうのであった。
- 「お、覚えていろ、キリコ! 覚えていろ! 覚えていろよ!」
- 時獄篇第55話「飛べ、宇宙へ」での撤退時。ついに捨て台詞のバリエーションが尽きたらしい。それでもまだまだ元気なカン・ユー。果たして彼の明日はどっちだ。
- 「くそっ! キリコめ! シャッコ、カレン、C.C.め! Z-BLUEめ!!」
「覚えていろよ! いつか必ず、お前達に俺の偉大さを理解させてやる!」 - 第3次Z天獄篇第38話「幻影」での撤退時。この後、画面外まで退散するものの直後に機体が爆散してしまった。合掌。
- もっとも、Zシリーズにおけるカン・ユーのこれまでのしぶとさからして、無事生還していそうな気もしないでもないが…。
中断メッセージ
- 「は! 寝惚けた事を! 俺が若い頃は3日3晩寝ずに任務を遂行したものだぞ!」
- 第2次Z再世篇での中断メッセージの台詞。典型的なダメ上司が言うような自慢をしているが、結局はポタリア達部下に休憩を施されて終わる。
- もっとも、「俺の安息は戦いの中にしかない」と宣いながらプレイに没頭する者だの24時間連続プレイの果てに爆死した者だのがいたりするあたり、アストラギウス銀河の人間はみんな廃人気質なのかも知れない…
- カン・ユー「ニーバ様、そろそろゲームを中断する時間です」
ニーバ「断る」
カン・ユー「これは上からの命令でもあります」
ニーバ「嫌だぁぁぁ…!」
カン・ユー「軍人は命令に従えばいいのです!」
ニーバ「NOだぁ! NOだ! NOだ! NOだぁぁっ!」
カン・ユー「興奮しすぎて気絶したか…。 この図体がデカいだけのウスノロめが! 貴様らもこうなりたくなかったら、何事もほどほどにしろ! わかったな!」 - 第3次Z時獄篇にて『ビッグバトル』のニーバとボーソンのやり取りをアレンジした中断メッセージ。上層部の命令でニーバに休暇を与えようとするが、ニーバ本人は興奮、そのまま気絶してしまった…。
- ここはカン・ユーの言うとおり、長時間プレイしすぎて戦いの狭間に眠るのはほどほどにしよう。
搭乗機体
原作ではダイビングビートルにのみ搭乗だがスパロボでは生き残ることもあってこれまで計3回も乗り換えを行っている。
- ダイビングビートル
- 湿地戦用のアーマード・トルーパーで、カン・ユーの乗機。
- ブラッドサッカー
- 第2次Z再世篇第38話においてまさかの乗り換え。どこで手に入れたのだろうか?
赤い肩の機体を持ち出したばかりに「その機体は潰す」とキリコを多少本気にさせてしまった。合掌。 - 第3次Z時獄篇では出ないが、恐らくある人物によって破壊された物と思われる。
- ファッティー
- 第3次Z時獄篇序盤の乗機。
- エクルビス
- 第3次Z時獄篇にてまさかの搭乗。どうやらニーバ死亡後に退職金代わりに強奪してきたらしい。前作から見ればそこまで驚きはないように見えるが、なんと専用の台詞までもあり、数も非常に多い。声優ネタなのだろうか?