ネモ (ナディア)
ネモ | |
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外国語表記 | Nemo |
登場作品 | ふしぎの海のナディア |
声優 | 大塚明夫 |
デザイン | 貞本義行 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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本名 | エルシス・ラ・アルウォール |
種族 | 地球人(古代アトランティス人) |
性別 | 男 |
年齢 | 46歳 |
髪色 | 黒 |
髪型 | 短髪(第22回まで) → 長髪(第36回以降) |
所属 |
ノーチラス号 N-ノーチラス号 |
役職 |
船長 海洋生物学者 |
趣味 | パイプオルガン |
ネモは『ふしぎの海のナディア』の登場人物。
概要
ノーチラス号の船長を務める人物で、海洋生物学者でもある。ノーチラス号は軍艦ではないとして「艦長」と呼ばれるのを嫌っており、船のクルーには自らを「船長」と呼ばせている。
性格は寡黙で冷静沈着。時には冷酷な判断を下すことも厭わない人物だったが、偶然、ノーチラス号に乗船してきたナディアとの交流を経て変化を見せ始める。
世界征服を目論むネオ・アトランティスと戦っており、特に総帥ガーゴイルの打倒については人一倍熱い信念を持っている。
その正体は亡国であるタルテソス王国の国王エルシス・ラ・アルウォールであり、ナディアの実の父であった。
最終決戦では重症を負いながらもナディアを救出する事に成功。航行不能になったN-ノーチラス号から船員たちをレッドノア内に係留されていたヱルトリウム級宇宙船(旧ノーチラス号の原型)へ移動させ、自身はN-ノーチラス号の主砲で血路を開き、艦と運命を共にした。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦X
- 初登場作品。本作では最初から後期のグラフィックとなっている。愛称は「ネモ」と「ネモ船長」の2つが混在している。
- 原作と違い多くの味方がいて、自らを犠牲にする状況にはならないので、撃たれて重傷は負ったものの死ぬ事はない。また、タルテソス王国がアル・ワースに存在していたため、アル・ワース出身となっている。
- 戦闘では、Lv20で修得する決意とエクストラオーダーの組み合わせによる凶悪なまでのサポート能力が光る。
- 主人公であるナディアが非パイロットのためか、主要な敵との戦闘前会話が用意されている(本来は主人公ではないためか、他作品の主人公に比べると対象外の場合も少々ある)。
パイロットステータス
精神コマンド
- X
- 不屈、根性、必中、決意、突撃、魂
- 一目見ただけでも有益な揃えなのが分かるが、上記の通り実質は「決意」とそれ以外と考えてよい。それ程までに「決意」とExオーダーの組み合わせは凶悪である。
- SPアップとSP回復を優先的に確保しておきたいところ。戦闘面は、エレクトラの「愛」だけでも事足りる。
特殊技能(特殊スキル)
- X
- ブルーウォーターの加護、底力L5、闘争心L2、ガードL2
- 艦長ではないと自称しているためか、指揮官スキルを持っていないが、ブルーウォーターの加護が代替として十分機能している。難点は範囲が表記されない事だろうか。エースボーナス取得後のブルーウォーターの加護と指揮官L4の効果範囲が同じなので、強化パーツ「コマンダーターミナル」をN-ノーチラス号に装備させれば大体の目安にはなる。
エースボーナス
- 特殊スキル「ブルーウォーターの加護」の効果範囲+2
- 『X』で採用。
人間関係
- ナディア・ラ・アルウォール
- 実の娘。偶然、彼女がノーチラス号に乗船してきたことから、ネオ・アトランティス打倒に心血を注ぐ自身の姿勢に変化を見せる。
- ジャン・ロック・ラルティーグ
- ナディアと共にノーチラス号に乗船した少年。
- マリー・エン・カールスバーグ
- ナディア、ジャンと共にノーチラス号に乗船した少女。あまり絡みはないが、ノーチラス号から引艦する際「ちょっと怖い、ちょっと好き」と言われている。
- グランディス・グランバァ、サンソン、ハンソン
- 後にナディア達と共に乗艦した3人組。グランディスからは一方的に惚れられる。
- メディナ・ラ・ルゲンシウス・エレクトラ
- ノーチラス号の副長。
- エーコー・ウィラン、機関長、操舵長、航海長、水準操作員
- ノーチラス号のブリッジクルー達。
- デンギル・エッチーノ、イコリーナ・エッチーノ
- ノーチラス号の医師と看護婦。
- イリオン
- 旧友。
ネオ・アトランティス
- ガーゴイル
- ネオ・アトランティスの首領。彼の打倒を目指している。
- タルテソス王国時代は宰相であり、30年来の付き合いだった。
- ネオ・イコン・エピファネス
- ネオ・アトランティスの皇帝だが、その正体は実の息子のビナシス・ラ・アルウォール。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
リアル系
- ルルーシュ・ランペルージ
- 絡み自体は少ないが彼からは敬意を払われており、彼の常日頃の言動を考えれば珍しく敬語で話す事が多い。
- また両名とも「かつては王(皇帝)であった」「復讐に人生を捧げて来た」という共通点があり、ドニエルからも「あの二人が組むと何となく不穏な空気を感じる」と評されている。
- 倉光源吾
- 『X』では同じエクスクロスの指揮官。
- ジル
- 『X』では、タルソテス王国がアル・ワースに存在しており、彼女達によるリベルタスにも裏から協力していた事から旧知の仲。
- エンブリヲ
- 『X』ではアトランティス文明の超科学を手に入れる事と、彼の危険性を見抜き前述のジル達のリベルタスに協力した事への仕返しとして、ガーゴイルに協力してタルソテス王国の滅亡に一枚噛んでいる。
- その事でネモのみならずノーチラス号のクルー全員にとっては作品の枠を超えた仇敵となっており、更にはガーゴイルへの手土産も兼ねてナディアをも狙っている事から、王として、復讐者として、そして父親として絶対に許せない存在。
スーパー系
- 戦部ワタル
- 『X』では、先祖であるアトランティス人が神部七龍神と共に闇の勢力と戦っていたことから、神部七龍神に選ばれた救世主である彼に協力する。
- アンチスパイラル
- 『X』ではアトランティス人も彼等と戦っていたため、因縁の相手。
バンプレストオリジナル
名台詞
- 「私を艦長とは呼ぶな。この船は軍艦ではない」
- 第9回より。ジャンにネモ艦長と言われ、訂正した際の発言。
- 「みんな、見てくれは悪いが、こりゃ結構いけるぞ」
- 第11回より。グランディスの料理「チョウチンアンコウのグランディス風ラブコール」を食べた際の感想。あまりの見た目に寡黙なネモも震えていたが、グランディスの後押しに観念して食べた際に気に入ったらしく、他のクルーにも声をかけて食べさせる。食卓は賑わったものの、端で見ていたグランディスは微妙な顔をしていた。
- 「…全艦、発進準備!」
エレクトラ「全艦、発進準備!」
機関長「機関、始動!」
エーコー「補助機関、問題無し!」
機関長「出力安定!」
「縮退炉へ接続!」
機関長「縮退炉内、圧力正常。臨界を突破!」
航海長「ジャイロ正常!」
操舵長「半重力推進及び、推進器へ動力伝達!」
エーコー「半径60k以内に障害物無し!」
エレクトラ「各部問題無し。全て離水位置!」
「行くぞ!N-ノーチラス号、発進ッ!!」 - 第37回より。ジャンから受け取った帽子を被り、決意を新たに発進の指示を飛ばす。ガーゴイルが待つレッドノアに向けてN-ノーチラス号がパリの空を飛翔する。
- 「…電磁バリアーを展開。圧力最大!」
エレクトラ「しかし、この艦のバリアーは1分しか保ちません!」
「構わん!全速で奴に突っ込め!バリアーに勝てるのはバリアーだけだ!」 - 第38回より。レッドノアに乗り込もうと試みたが、一億ボルトの電磁バリアーに阻まれてしまう。千日手の状況を打開すべく、ネモは一か八かの強行突破という大博打に打って出る。
- 「私はここでいい…Νーノーチラスで発進口を破壊し君達の血路を開く!」
ナディア「船長!」
「…ナディア、父親としてお前にしてやれる事はこれだけだ!すまん」
「グランディスさん……子供たちを、頼みます」
「エレクトラ…いや、メディナ。後の事は…頼む」
「……ナディア!! どんな事があっても…生きろぉぉ!!」 - 最終回より。グランディス、エレクトラ、ナディアへ向けた最期の言葉。この直後、主砲を発射すると同時に爆発に呑まれた。
迷台詞
- 「…すまんッ」
- ナディアおまけ劇場・その7『ナディア超百科の巻』にて、『我が儘に育った娘・ナディアをどう思っているのか』というインタビューに対しての返答。
- これを受けてのナレーターの反応は「実に無責任なものである」「子は親の鏡とはこの事なのであろう」とバッサリ。ごもっともです。
- 「構わん、脱ぎたまえ」
- ドラマCD『Bye Bye Blue Water』より。エレクトラの誕生パーティで「成長した証を見せるため、服を脱げ」と迫るクルーに言い寄られ困るエレクトラに出した指令。なお、この時のネモはボトルが数本空になるくらい酔っていた。
- 「何だか近頃気持ちの休まる暇がないな…」
「ぁああぁぁはぁぁっ…!!」 - カセットコレクション『やったらこうなっちゃったナディア』「エレクトラがグランディスで、グランディスがエレクトラだったら」より。
- エレクトラに代わってグランディスがノーチラス号の副長になるが、公私共にグランディスに纏わりつかれ、2行目は寝室で思わず上げた悲鳴。この後、心身の疲労により医務室で眠るのだが、グランディスの毒牙が迫っていた…。
スパロボシリーズの名台詞
搭乗機体
- ノーチラス号、N-ノーチラス号
- 船長として指揮を執る。
余談
- 名前の由来は、ジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』に登場する同名の人物から。
- 「ネモ」とは、ラテン語で「何者でもない(英語でのnobodyに相当)」を意味する。
- キャラクターの造形は『超時空要塞マクロス』のブルーノ・J・グローバルがモデルとなっている。
- ネモは第22回終盤で一度物語から退場し、第36回の中盤で再登場するのだが、一年も満たない内にあり得ないほど髪が伸びている。これは担当声優の大塚明夫氏の当時の髪型を参考にした為である。
- 性格も本来はもっと冷静なキャラクターの予定だったが、ここでも大塚氏の雰囲気の影響を受け、勢いでいくタイプになった。