世界観/BX

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基本設定

機動戦士ガンダムUC」「勇者王ガオガイガー」の世界観をベースに各作品の要素を統合した構成となっている。その関係で本編以前の宇宙は、宇宙世紀のそれに「機動戦士ガンダムAGE」のヴェイガンとの泥沼の戦争や「機動戦士ガンダム00」のソレスタルビーイングの武力介入、「超時空要塞マクロス」の第一次星間戦争を加えた大乱となっている。

政治体制

機動戦士ガンダムUC」「機動戦士ガンダム00」「機動戦士ガンダムAGE」「機動戦艦ナデシコ」の折衷となっている。

各地域の設定

地球

作中の年代はU.C.0096頃。物語開始以前から、天使の落日に始まり、一年戦争、デラーズ紛争、グリプス戦役、第一次・第二次ネオ・ジオン抗争、さらに第一次ネオ・ジオン抗争に前後してソレスタルビーイングの介入もあり、常に戦乱の脅威に晒されている。太平洋のオウストラル島の地下にはマノン達異星人の住居が存在。また、なぜかオーラマシンの一つサーバインがここに放置されていた。

またかつては軍需企業が多く存在していたが、銀の杯条約締結に伴いGAILを含む一部を残してほとんどが倒産している。

日本

軍事中立地帯であるが、情勢により防衛隊が組織されている。 地球防衛組の主な活動領域もこの周辺。また、Dr.ヘルが世界征服の起点として光子力エネルギーを狙っており、「日本のスーパーロボット」として知られるマジンガーZが防衛に当たっている。

その他WSOも存在するが、デスカプリース隊は物語開始時点ではMIA扱いとなっている。

スペースコロニー

「ガンダムAGE」のキオ編以降、および「ガンダムUC」に登場するコロニーは全て存在すると思われる。 ストーリー中にはインダストリアル7+メガラニカ、トルディア、ミンスリーが登場。

ルナベースが存在。本編以前のヴェイガンとの戦いでアローン・シモンズがこれを退け、「月面会戦の英雄」と称されている。

火星

ヴェイガンの本拠であるセカンドムーンがある他、かつてはユートピアコロニーが存在していた。 極冠の遺跡にはボソンジャンプの演算ユニットがあり、ネルガルはこれの独占を目論んでいた。

本編の100年以上前に入植が試みられたものの、ナノマシンと磁気嵐による難病「マーズレイ」の発生と流行により失敗。結果、見捨てられる形となった入植者達が後のヴェイガンとなった。さらにその後、地球圏を追放された者達が彼らと接触、相互支援を取り付けて木連となっている。

スダ・ドアカワールド

並行世界の一つ。UXの三璃紗と同じ世界の一部であり、ヨーロッパ風の地域。ほぼ原作どおりに推移したらしいが、闇の皇帝ジークジオンはムーア界ではなく、スペリオルドラゴンによって惑星アーストの守護点に封印されていた。

バイストン・ウェル

海と大地の狭間に存在する異世界。ジャコバ・アオンにより全てのオーラマシンが地上へと追放され、以後オーラロードが開かないため舞台にはならない。

クレセント銀河

惑星アースト、惑星ランプレートが登場。アーストはランプレートから襲来した征服王マーダルの一派による侵攻を受けてほぼ制圧されており、白い谷の面々が抵抗を続けている。

軍事体制

地球連邦軍は「AGE」「00」のものが基本となっており、そこに「ナデシコ」の連合軍や「ガンダムUC」の設定が入れ込まれている。かつては元総司令フリット・アスノによる粛正があったものの、開始時点ではその影響も既に消えてしまっている。 ソレスタルビーイングについては映画化の影響もあり、さほど否定的な受け取られ方はしていない。

対ゾンダー専門の特殊組織としてGGGが存在しており、原種襲撃を機に拠点を宇宙へと移し再編されている。

敵勢力

ヴェイガン
本作においてもっとも古くから存在する敵。火星圏への移住に失敗して見捨てられた人々の子孫であり、地球の制圧を目的に侵攻。しかし、指導者であるフェザール・イゼルカントの目的は戦争を手段として優良種を選び出す「プロジェクト・エデン」にあった。なお、スダ・ドアカワールドから転移した5人のガンダム族のうち、法術士ニューが終盤までここに所属していた。
木連
ヴェイガンの盟友として地球に侵攻。プロローグの動向からして、当初は無人機をヴェイガンの部隊に提供していたらしい。カワサキでの戦いを機に優人部隊が実戦投入されている。
ドレイク軍
バイストン・ウェルから追放された派閥の片方。ビショット軍を傘下に加えて地上制覇のため行動している。途中でマーダル軍と同盟を結ぶも、ビショット軍壊滅を機に行く道を違えたことで解消、GAILと提携した。
マーダル
アーストから転移装置で現れた一波。ドレイク軍と同盟を結び、マーダル独自の目的のため行動。後にオウストラル島のアースト直通の転移装置を利用して舞い戻り、さらにランプレートへと決戦の場を移すことに。
機界31原種
ジオン族
スダ・ドアカワールドから転移してきたジークジオン配下の面々。実質の指揮官である騎士ゼノンマンサ呪術師ビグザム、魔王ブラックドラゴンの息子を名乗るドラゴンベビーの三名のみだが、泥の巨人とアルガス騎士団の影を無尽蔵に生み出すため擁する戦力は大きい。後にドラゴンベビーによりネオブラックドラゴンが復活するも、ジークジオン復活に前後して切り捨てられ、成り行きでBXと共闘することになった。
GAIL
ニューヤークに本社を置く国際コングロマリット。支社長ロッド・バルボアの一派がオウストラル島の秘密を暴くべく暗躍している。主要戦力は戦車とヘリコプターであるが、どんなテクノロジーを使ったのかロボット兵器やバルキリーと渡り合えるほど性能が高い。
ELS
ジャーク帝国
三次元征服を目論む皇帝ワルーサの一派が襲来。アークダーマが飛散した関係でほとんど日本にしか現れない。
袖付き
フル・フロンタル率いるネオ・ジオン残党の一派。ラプラスの箱を狙い、その鍵となるユニコーンガンダムを奪取すべく敵対する。後にガランシェール隊の面々がBXに投降、部隊に参加することに。
ビスト財団
獅子身中の虫というべき内部の敵。「箱」の解放を防ぐため裏からの手回しでBXを妨害。
Dr.ヘル一派
世界征服とミケーネ復活の阻止のため、光子力を狙い行動。後に奇械島から生還したキバ軍が加わる。
ミケーネ帝国
あしゅらによる復活はへルに裏をかかれたことで失敗したものの、キバにより暗黒大将軍のみだが降臨に成功している。
デストルーク
全ての世界の破壊と支配を目論む組織。頭目とされるバルギアスを担ぎ上げた者達によって組織されており、当人はあまり興味を持っていない。

本編以前の地球圏の略年表

推測含む。 なお参戦作品により基準となる「現在」をU.C.0096=A.G.164=(マクロスの)西暦2059年=(00の)西暦2314年と仮定する。

500年以上前
イオリア・シュヘンベルグ、E・A・レイと共に「来るべき対話」に向けての準備を始める。
264年前
ザラムとエウバの対立により、50年戦争勃発。火星への移民計画が実施されるも失敗。
214年前
50年戦争終戦。銀の杯条約締結。廃棄データはEXA-DBに封印される。
U.C.0001
紀年法西暦から宇宙世紀へと改められる。ラプラス事件発生。
U.C.0032
ヴェイガンの襲来により「天使の落日」発生。コロニー「エンジェル」陥落。
U.C.0039
ヴェイガンによりコロニー「オーヴァン」が襲撃される。ガンダム開発計画開始。
U.C.0046
ヴェイガンによりコロニー「ノーラ」が襲撃される。ガンダムAGE-1ロールアウト。フリット・アスノが専属パイロットとなり実戦へ投入。2月、第一次星間大戦勃発。
U.C.0047
3月、第一次星間大戦終戦。
U.C.0049
カムジン一派がマクロスシティを襲撃。
U.C.0071
ヴェイガンによりスペースコロニー「トルディア」が襲撃される。
U.C.0072
ガンダムAGE-2ロールアウト。アセム・アスノが専属パイロットに指名され実戦投入される。
U.C.0079
RX-78ガンダムロールアウト。1月3日、一年戦争勃発。翌0080年1月1日、終戦。
U.C.0081
水天の涙作戦決行。
U.C.0082
キオ・アスノ誕生。アセムが任務中にシドと遭遇、交戦の末消息を絶ちMIA認定。ガンダムAGE-2ロスト。
U.C.0083
デラーズ紛争勃発。
U.C.0087
グリプス戦役勃発。
U.C.0088
グリプス戦役終戦。ペズンの反乱発生。下半期、第1次ネオ・ジオン抗争勃発。
U.C.0089
ソレスタルビーイングによる武力介入開始。
U.C.0090
GNドライヴの技術流出により連邦軍の戦力増強。チームプトレマイオス、敗戦の後離散。
U.C.0092
フォン・スパークによるエネルギーテロ発生。アロウズ結成。ソレスタルビーイングの武力介入が再開。
U.C.0093
第2次ネオ・ジオン抗争勃発。アムロ・レイおよびシャア・アズナブル、MIA認定。EI-01が宇宙より飛来。ガッツィー・ジオイド・ガード結成。
U.C.0095
世界各地でゾンダー事件が発生。後期にデストルークの先遣隊が襲来。ファルセイバーマコト・ヒイラギがこれを退けるもマコトは戦死。GGG機動部隊、EI-01との決戦時のダメージにより機能停止。
U.C.0096
本編開始。