覇王大系リューナイト
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概要
TVアニメ、OVA、Vジャンプ連載のコミックにてメディアミックス展開された非常にファンタジー要素の強い作品であり、リューと呼ばれるロボットが登場する以外は、いわゆる剣と魔法の物語である。RPGとロボットアニメと少年マンガを折衷したような痛快な作風と、男女共に魅力的なキャラクターが数多く存在することから、若年層を中心に多くのファンを獲得した。また、作品のファンクラブも存在していた。
『NG騎士ラムネ&40』、『疾風!アイアンリーガー』と同様に、最初からSD等身のロボの参戦はスパロボ初となる。
音楽は四名もの作曲家が担当しているが、主にTV版サントラには兼崎順一・大島ミチル・奥慶一の三名、OVA版サントラには佐橋俊彦・奥慶一の二名の曲が収録されており、本編での使用状況も概ねサントラの区分に準じる。ただしOVA版の曲をTVで使用することもあったため、スタッフには四名の名前が表記されている。
ストーリー
剣突き立つ大地・・・そこは魔法と冒険の世界「アースティア」。
この物語はそのアースティアを熱く駆け抜けた勇者たちの物語である。
世界一の騎士を目指し旅を続ける少年アデュー・ウォルサムは、パフリシア王国の王女パッフィー、その付き人のイズミ、護衛として雇われたサルトビと出会い、旅の仲間となる。さまざまな人々との出会いや戦いを繰り返す中で、アデュー達は恐るべき侵略者邪竜族の存在を知り、アースティアを守るため邪竜族と戦うことになる。
登場人物
勇者一行
- アデュー・ウォルサム
- 主人公。『騎士道大原則』に忠実な、熱くて真っ直ぐな少年騎士。
- パッフィー・パフリシア
- ヒロインにして魔法使いのお姫様。やや天然。
- ハグハグ
- パッフィーと仲が良い、本作のマスコット的存在の魔法生物。
- イズミ
- パッフィーの護衛・お目付け役である僧侶。
- サルトビ
- アデューのライバルにして相棒の忍者。ガルデンを仇と付け狙う。
- カッツェ
- 金儲けに目が無いガンナー。お金の為に仲間を裏切る面もあるが、憎めない性格。エルフ族なので実年齢は100歳超。
- グラチェス
- アデューに初めて敗北を味わわせた強敵。後に仲間になる。
- 月心
- 武士道に生きる侍。アデューの良きライバルの1人。
- ヒッテル
- カッツェの兄で、凄腕のガンマン。本来のデリンガーの乗り手。
協力者
- 大賢者ナジー
- 千年以上を生きる大賢者。アデューにリューナイトを託す。
- ホワイトドラゴン
- 機械の国エルドギアの守護者。体の半分以上を機械に置き換え、生き永らえている。
- ラーサー・ウォルサム
- アデューの父。先代ゼファーの乗り手。
- セラナン・パフリシア
- パフリシア国王。
- マーリア・パフリシア
- パフリシア王妃。
邪竜族
- ガルデン
- アデューの最大のライバルにして、サルトビの仇敵。メディアによってアデュー一行との関係が異なる。実は邪竜族とエルフ族のハーフである。
- イドロ
- ガルデンの腹心であり、育ての親でもある魔女。千年前の戦い以後アースティアで暗躍していた。
- アドリア
- リュー討伐隊としてやってきた邪竜族の女。リゲルの部下。
- リゲル
- 高位の邪竜族。使えぬ部下は容赦なく粛清する、非情な男。
- 皇帝
- 邪竜族を統べる皇帝。自ら巨大ドゥームに乗って、リュー使い達を抹殺せんとする。
登場メカ
リュー
- リューナイト・ゼファー
- アデューの乗機。かつてはアデューの実父ラーサーが乗っていた。
- リューメイジ・マジドーラ
- パッフィーの乗機。パフリシア王家に伝えられていた。
- リュープリースト・バウルス
- イズミの乗機。
- リューニンジャ・爆烈丸
- サルトビの乗機。サルトビの故郷に伝えられていた。
- リューチーフ・シャインバラム
- グラチェスの乗機。
- リューガンナー・デリンガー
- カッツェ及びヒッテルの乗機。作中における唯一の2人乗りリュー。
- リューサムライ・疾風丸
- 月心の乗機。
- ダークナイト・シュテル
- ガルデンの乗機。リューとドゥームの合成品。
ソリッド
- ソリッド
- 盗賊などが多用する、標準的な型のソリッド。
邪竜族
主題歌とBGM
- 「Good-bye Tears」(歌:高橋由美子 作詞:柚木美祐 作曲:工藤崇 編曲:岩本正樹)
- 前期OP曲。NEOでは基本戦闘BGMとして採用。
- 「Run~今日が変わるMagic」(歌:三重野瞳 作詞:佐藤ありす 作曲:松原みき 編曲:根岸貴幸)
- 後期OP曲。NEOではクラスチェンジ後の基本戦闘BGMとして採用。
- 「リューナイト・ゼファー」(作曲:工藤崇・兼崎順一)
- リューナイト召喚時BGM。NEOでは必殺技BGMとして採用。
- 「リューパラディン・ロードゼファー」(作曲:奥慶一)
- パラディンへのクラスチェンジ及びメテオザッパー使用時BGM。NEOではメテオザッパー使用時及びルーンナイト・シュテルの必殺技BGMとして採用。
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦NEO
- 初参戦作品。地球と共に主舞台となる異世界「アースティア」は、『リューナイト』の舞台であるアースティアをメインに『NG騎士ラムネ&40』とバンプレストオリジナルといったファンタジー系の作品世界を足したものになっている。
本作では人語を話す敵一般兵が非常に少なく、バンプレストオリジナルの「エルンスト兵」以外では、『リューナイト』が出典の「盗賊」と「邪竜兵」のみである。(エルドランシリーズの敵は、台詞ではなく鳴き声なので除外)
なお原作には「量産型ドゥームに乗った、人型邪竜族の一般兵」というスパロボ向きな敵も存在したが、本作では未採用となっている。 - スーパーロボット大戦Operation Extend
- 原作終了後設定で参戦。本作でもアースティアはドキドキスペースに存在しているが、ハラハラワールドとは完全に別の世界になっている。
- 邪竜族の残党が、アースティアではゲリラとして、ドキドキスペースでは宇宙海賊として散発的に暴れており、リュー使いたちはそれらに対処するために戦っている。このためコネクト・フォースに出向する(本編に登場する)リュー使いはアデュー、パッフィー、ガルデンのみとなる。
用語
- リュー
- 作中に登場する古代文明の遺産である人型ロボット。外見的特長としてSD等身であることや手足が非常に細く末端肥大型であることなどがあげられる。普段はミストロットと呼ばれるカードの中に封印されており、戦闘の際に召喚される。意思を持ち、リュー自身が認めた者しか動かすことができない。
- ソリッド
- リューを模して現代の技術で作られた人型ロボット。性能はリューに劣りアイテムに封印することはできないが、意思を持たないため誰でも扱え、操縦者の腕次第ではリューにも対抗できる。ちなみに安物のソリッドは足の代わりに半球状の軟体物質になっており、飛び跳ねて移動するが、これは『ドラゴンクエスト』シリーズで確立した「RPGの雑魚=スライム」のイメージを継承しているため。
- ドゥーム
- 邪竜族や魔族の使用するロボット。リューの宿敵。
- アースティア
- 本作の舞台となる世界の名称。円盤状の大地の中心部に山よりも巨大な剣が突き立っており、かつて邪神と戦った主神ソーディンが、自らの持つ盾に剣を突き立てて創造したとされる。
- アースブレード
- アースティアの中心に突き立つ、世界のどこからでも見えるほどの巨大な剣。TV版、OVA版、漫画版のいずれも最終決戦はアースブレードの頂(柄頭部分)で行われる。見た目のインパクトの強さから、リューナイトという作品の象徴といえる。
- 邪竜族
- アースティアを狙い世界の外から攻めてくる邪神の僕で、リューの宿敵。雑兵はリューほどのサイズの直立した竜の姿をしているが、高位の者は人間と同様の姿をしており、ドゥームに乗って戦う。
- 剣邪界
- 邪竜族の故郷で、別名「滅びの剣の大地」。アースティアと同様に邪神メディットの剣ゴーン・ブレードを中心に形成された世界だが、ソーディンに剣が折られたため力不足のようで、大地そのものが狭い上に住み辛い不毛な世界である。
- 精霊石
- リューをクラスチェンジさせる為に必要となる、大いなる力を秘めた宝珠。それぞれのリューに対し一つずつ存在し、リューの特性に合わせた武器に嵌め込まれている。
- シン、ズッシリ
- 作中に登場する単位で、身長・体重を示す。他にも『馬力』を示す『ヤルキ』などがある。キャラクターの身長・体重から判断する限り、『シン』は『cm』、『ズッシリ』は『kg』に換算するのが妥当のようである。
- エルドギア
- リューが作られたころの文明を残す機械都市。普段はバリアに覆われ、その存在が隠されている。
主要スタッフ
- 制作会社
- サンライズ(第1スタジオ)
- 監督
- 川瀬敏文
- キャラクターデザイン
- 伊東岳彦・小出拓(原案)
そえたかずひろ(アニメーションディレクター) - メカニカルデザイナー
- 中沢数宣
石垣純哉 - 音楽
- 兼崎順一
大島ミチル
佐橋俊彦
奥慶一
商品情報
DVD-BOX
サウンドトラック
CDドラマ
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