ソーン・ザン・バキウム

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ソーン・ザン・バキウム

ゼノサキス南宗家に仕える無名の達人。パーゼミュート社の新鋭機ゼルヴォイド・ヴァストを駆って暗躍する。強者と弱者の境に厳格だが、粗暴ではない。その腕前もプラーナを見ただけで相手の心を見抜くほど。本名はソーン・ザン・ゼノサキス。元はゼノサキス裏宗家のひとつ艮裏家の嫡男にあたる人間で、34年前に一族がヴォルクルス教団に滅ぼされたことで南宗家に引き取られたという背景を持つ。また、この事件は南宗家当主が交流のあった艮裏家を表舞台に上げようとしたことが間接的な理由となっているため、南宗家に対して歪んだ感情を抱いている。

目的は始祖であるランドールを超え「最強」となること。長らく障害となって立ち塞がった南宗家の先代チェンブル・ザン・ゼノサキスの死後、南宗家の家に留まり続けたのもその悲願成就のため。念願叶ってゼルヴォイドの発掘という絶好の機会に遭遇したが、ソーンの思惑に反してゼルヴォイドに宿りし精霊ゼルヴは南宗家の若者エランを選ぶのだった。

全てに失望したソーンはゼルヴォイドから特殊装置「ゼルヴィオリア」を奪い取り南宗家から出奔。マルテナ社にゼルヴォイドの運用データも持ち込み、代表を務めるモーダル・ゼオ・オーザンに最高の魔装機開発を依頼する。時期にして『シュテドニアス南北戦争』の終盤と思われる。魔装機神IIでエランが急に現れなくなったのは、ソーンを探すためだった模様。最終的にはゼルヴィオリアを使って邪神ラスフィトートを取り込むというゼノサキス家としては最悪の手段をとり、最強と語る魔装機「アンビロウム」を完成させる。以前ほぼ私情でマサキを追い回していたエランも、神祇無窮流やゼルヴィオリアの在り方に逆行しているにも拘らずそれを都合よく解釈する彼には流石に憤慨していた。

どの属の高位の精霊も、固定観念に縛られた人間やひとつの感情に凝り固まってしまった人間を遠ざける傾向があるため、鬱屈した感情を仮面で封じ込めたソーンでは高位精霊の眼鏡に叶うことは難しかっただろう。

登場作品と役柄

魔装機神シリーズ

スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
ラングランルートの最後の敵。公式サイトでの紹介がありながらラストボスとなった唯一の人物である。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

敵味方含めてもトップクラス。

精神コマンド

魔装機神III PRIDE OF JUSTICE

特殊技能(特殊スキル)

魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
幻影、烈威撃圧

パイロットBGM

「巨大な闇」
敵専用戦闘曲。

人間関係

ゼノサキス艮裏家

ゼノサキス北宗家の裏家のひとつと考えられる。

ブロイグ・ザン・ゼノサキス
滅んだ艮裏家の最後の当主。ソーンの祖父にあたる。南宗家の人間ガレノスが才気あふれる彼を表舞台に引き立てようと考えたことが一連の騒動の発端となった。

ゼノサキス南宗家

ガレノス・ザン・ゼノサキス
先々代の南宗家当主。開明的な考えの持ち主で、親交のある艮裏家の当主ブロイグを何とかして表に引き立てたいと考えていた。しかし、いつしか自分の生い立ちを知ったソーンは祖父の腕前に恐れを為したガレノスが教団を使ってブロイグを葬り去ったと疑いの念を向けており、ガレノスによって対外試合出場を禁じられたことでその疑念を確信に変えたらしい。本編でロスポールが事の真相を語っている。
ガレノスは教団討伐の功績を楯にブロイグの裏艮家から裏の名を削りたいという善意しかもっていなかった。
チェンブル・ザン・ゼノサキス
今は亡き南宗家の先代当主(IIIの3年前に妻とともに死去)。ソーンと互角の腕前の持ち主だったとロスポールが証言している。
エラン・ザン・ゼノサキス
南宗家の若き当主でかつての弟子。非常に慕われていたらしく、エランはソーンによく似た言動を常にとる。最終的には対立し、真のポゼッションと「夢想千鳥舞」を習得した彼に討たれる。
オキュラ・ザニア・ビフラズバ
南宗家の召使い。
セレマ・ゼオラ・オクスティン
見習いの少女。

アンティラス隊

ガエン
構えをみたソーンが唯一動揺を示した『神祇無窮流』の剣士。ガエンも裏宗家の血筋なのだろうか?

ヴォルクルス教団

ベルガ・メンフィス
初陣として艮裏家の討伐に参加していたらしく、ソーンにとっては怨敵と言える。

パーゼミュート社

モーダル・ゼオ・オーザン
マルテナ社の軍事・傭兵部門を統括していた男。現在はパーゼミュート社のトップ。元はラングラン政府の人間でフェイルロードとも大きな繋がりを持っていたらしい。

その他

フォーラン・デイクゼン