蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH
- 2010年12月25日公開
- 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦UX(2013年)
概要
『蒼穹のファフナー』より2年後を描いた劇場映画作品。人類との戦争と接触を経て変わりゆく珪素生命体フェストゥムに焦点を当てた物語である。
ストーリー
「蒼穹作戦」から二年を経た竜宮島。島には再び平和が戻り、子供たちは平穏な日々を過ごしていた。そんな中、一隻の戦艦が竜宮島に流れ着く。艦内には一人の少年が眠りについてた。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
重要人物
- 来主操
- 竜宮島に流れ着いた戦艦から発見された謎の少年。フェストゥムとされるが詳細不明。本作品のキーキャラクターの一人。
- 日野美羽
- 日野弓子の娘。竜宮島では初の自然受胎で生まれた日本人であり、先天的にフェストゥム因子を持って生まれた子供。
竜宮島(アルヴィス)
島の子供達とファフナー搭乗者
- 真壁一騎
- 主人公。蒼穹作戦より帰還の後、一年間の昏睡状態を経て回復。リハビリを兼ねて喫茶「楽園」のコックとして働いている。マークザインのパイロット。
- 遠見真矢
- ヒロイン。一騎と共に喫茶「楽園」で働いている。マークジーベンのパイロット。
- 近藤剣司
- 高校に進学し、引き続き生徒会長を務める。マークアハトのパイロットでありファフナー部隊の指揮官も務める。変性意識を完全に抑え込み、平時と変わらない状態で戦う。蒼穹作戦で剣を研ぎ澄まし、皆を司る存在へと転じた。
- 要咲良
- 同化現象より回復したものの、後遺症により剣司の介護を受けながら療養生活を送っている。島の危機に再びマークドライを駆ることになる。獰猛な一面を見せる変性意識は消えうせ、不自由な体から解放される喜びに変わった。
- 羽佐間カノン
- 正式に羽佐間容子の養子となったカノン・メンフィス。高校に進学し生徒副会長を務める。専用機として建造されたマークドライツェンに搭乗する。
- 堂馬広登
- 一騎達の後輩の一人。かつて小楯衛にゴウバインヘルメットを託された少年。2代目ゴウバインとして、再建されたマークフュンフに搭乗する。
- 西尾里奈
- 一騎達の後輩の一人。西尾行美の孫娘。皆城乙姫の親友の一人であり彼女の同化を見届けた少女。マークノインに搭乗する。
- 西尾暉
- 一騎達の後輩の一人。西尾里奈の双子の弟。ゼロファフナーの起動実験中の事故で両親と言葉を失ってしまった。マークツェンに搭乗する。
- 立上芹
- 一騎達の後輩の一人。皆城乙姫と最初に出会い、親友となった少女。マークツヴォルフに搭乗する。誰よりも乙姫を案じている。
- 皆城乙姫
- 竜宮島のコアとなった少女。ミールと一体化したことでその存在は消え去ったかと思われたが・・・。
その他関係者
- 真壁史彦
- 一騎の父でアルヴィスの司令。私生活にも目を向けるようにはなったが、相変わらずの不器用。
- 溝口恭介
- 喫茶店「楽園」のマスター。店のメニューに勝手に一騎の名前を使ったりしている。
- 遠見千鶴
- 真矢の母で、島唯一の医師。
- 日野弓子
- 旧姓遠見。真矢の姉。先の戦いで戦死した日野道生との間に一人娘、美羽を授かった。
- 羽佐間容子
- ファフナーの整備関連を担当する理科教諭。カノンを養子に迎えた。
- 小楯保
- アルヴィスのメカニックチーフ。家族を失ってからはすっかり飲んだくれている。
- 西尾行美
- 駄菓子屋の店主で、アルヴィスのご意見番。かつてはファフナーの建造に携わっていた。
- 要澄美
- 咲良の母で、家族を失った剣司を引き取っている。柔術師範も務める体育教師。アルヴィスではオペレーター兼研究員。
フェストゥム
- アバンタイトルから登場。いきなり人類軍の猛攻で虐殺されるという衝撃的なシーンから始まる。蒼穹作戦から生死の循環を学習し、痛みに耐える場面が多い。今回は更に、人とは何かを知るためにメッセンジャーを生み出すに至る。
- 皆城総士
- 肉体は消滅したが、精神は甲洋とミョルニアに助けられており健在。一騎との再会を約束してフェストゥムの中で眠りについている。
- 春日井甲洋
- かつては竜宮島の子供の一人でマークフィアーのパイロットだったスレイブ型フェストゥム。今作では意外な形で戻ってくる。
- ミョルニア
- 一騎の母、紅音(あかね)の姿を持つコア型フェストゥム。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
アルヴィス所属のファフナー
フェストゥム
主題歌とBGM
- 『蒼穹』
- エンディング主題歌。UXで採用。
- 『さよならの時くらい微笑んで』
- 挿入歌。歌唱は主題歌・挿入歌共に、TV版の主題歌を担当したangela。
登場作と扱われ方
- スーパーロボット大戦UX
- 前日譚のTV版と共に初参戦。第3部(蒼穹作戦から約3か月後)からストーリーが展開される。
- 美羽に関してはさすがに「成長期」では済まないため、「フェストゥム因子の影響か、生後2ヶ月足らずで2年分の成長を遂げている」という理由付けで辻褄を合わせている。
用語
- フェストゥム
- 読心能力を持ち、人間を同化していくケイ素生命体。北極ミールの死によって人類を模倣し独自の意思で行動する個体が現れるようになった。
- ミール
- 北極ミールがその死をもってフェストゥムに『個』を与えたことで、それぞれ思考と個性が異なる小ミールが複数生まれることとなった。
- 竜宮島
- 蒼穹作戦の後つかの間の平和が訪れたが、島のコアが成長期に入り島の機能が不安定となったことで、再びフェストゥムの脅威に晒されることとなった。
- ファフナー
- フェストゥムに対抗するために造られた人型兵器。建造が中断されていたノートゥングモデルの欠番機も完成し、日野洋治やミョルニアが残したデータによって大幅に強化されている。
- 蒼穹作戦
主要スタッフ
- 制作会社
- XEBEC
- 監督
- 羽原信義
- キャラクターデザイン
- 平井久司
- メカニカルデザイン
- 鷲尾直広
- 脚本
- 冲方丁
- 音楽
- 斉藤恒芳
商品情報