ディートハルト・リート
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ディートハルト・リート | |
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外国語表記 | Diethard Ried |
登場作品 | |
声優 | 中田譲治 |
デザイン |
CLAMP(原案) 木村貴宏(アニメ用デザイン) |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(ブリタニア人) |
性別 | 男 |
生年月日 | 皇暦1986年2月16日 |
年齢 | 31歳 |
血液型 | AB型 |
所属 | 神聖ブリタニア帝国→黒の騎士団→シュナイゼル一派 |
役職 | 情報・渉外・広報総責任者→媒体情報管理長 |
ディートハルト・リートは『コードギアス 反逆のルルーシュ』および『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の登場人物。
概要
ブリタニア人でありながら、黒の騎士団のリーダーであるゼロに協力する男。元々はテレビ局の特派員で、数多くの番組も制作した。しかし、ゼロの何者にも省みない行動力と思想に心酔し、小踊りなどの奇行も見せたことがあった。黒の騎士団では組織の人員把握、資金、人脈構築に絶大な影響力を及ぼした。
時にはゼロにも内密で暗躍する事もあるが、あくまでもゼロの利になる為の行動であり、少なくとも彼が不利になる様な事は、なるべく控えている。一方で、天子を日本人の誰かを結婚させる事をゼロに提案させる、ゼロが黒の騎士団に追放されるや否や、彼を見捨てるなど非情な一面を見せる。
その後はシュナイゼルに付くも、ルルーシュのギアスに掛けられたシュナイゼルに撃たれた挙句、「ギアスを掛ける価値も無い」と切り捨てられて死ぬという、自業自得な末路を迎えた。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。NPCであるため、声の収録は行われていない。
- 顔グラフィックが一つしか無いためか、原作で見せたゼロに心酔してはしゃいだ時の言動はほとんど再現されていない他、虐殺事件の被害を最小限に抑えた万丈の行為を良く思わないなど原作以上に非道な面が強い。また、後述の名台詞の項から原作と違って明確にイレヴンを軽視していることがわかる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 概ね原作通りの役回り。中盤において原作同様、天子を日本人の誰かと結婚させる事をゼロに提案した所を、ZEXISの女性陣から袋叩きにされ、キリコに「お前は人でなしか」と言われてしまう。
- ゼロレクイエムルートに進むとダモクレス要塞制圧の時点ではルルーシュにまだ利用価値があると見なされて生かされるが、後に切り捨てられてしまい、爆発するダモクレス要塞と共に消えた。一方、黒の騎士団ルートではシュナイゼル側に付き、フジサン決戦にて独断でナナリーを人質を取った結果、ゼロの逆鱗に触れて「ギアスをかける価値もない」と切り捨てられた挙句、ただ一人ダモクレスに取り残され、最期は宇宙から放たれたリーブラ主砲の一撃によってダモクレス要塞共々消滅させられる。ちなみに、顔グラフィックが増えており多彩な表情を見せるようになった。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- イベント「ロボットとアイドル」では、テレビ局のスタッフとして「アッシュフォード学園を襲撃したテロリストを退治する黒の騎士団の様子を生中継させる」という見せ場が存在している。
人間関係
- ゼロ
- 彼を「カオスの権化」として崇拝している。一方のゼロからもその情報戦の手腕を「稀有な才能」と高く評価され、黒の騎士団における中心メンバーの一人として終始信頼・重用された。ゼロの徹底した秘密主義にも一定の理解を示していたが、「R2」でのこれまで以上に周囲を省みない行動にはさすがに不信を募らせていき、ゼロが黒の騎士団から追放されるや否や彼を見捨て、跡を継いだ扇との確執及び彼の能力への失望から黒の騎士団からも離脱した。シュナイゼルに着いてゼロと完全に敵対する道を選んだが、逆に追い詰められた末死の間際に自らにギアスをかけるよう懇願したが、「おまえにはギアスを掛ける価値すらない」と一蹴される形で今度は自分が見捨てられた。
- 『第2次Z再世篇』でのゼロレクイエムルートでは、爆発するダモクレス要塞に置いてけぼりにされるという原作より惨めな形で見捨てられ、黒の騎士団ルートではナナリーを人質に取った卑劣に等しい行為をとったディートハルトを完全に見限った。
- 藤堂鏡志朗
- 第1期EDで一枚絵に登場する。藤堂が「武」なら、ディートハルトは「才」といったところ。黒の騎士団内では馬は合わないが、互いに自分の持たないものを自覚しあっているのか、ゼロの懐で立場を弁えている。
- 朝比奈省悟
- 『第2次Z再世篇』では、ディートハルトの事を快く思っていない。
- 扇要、ヴィレッタ・ヌゥ
- 彼らの関係を見て内通を危惧し、扇への牽制を込めてヴィレッタを監禁していた。ゼロ追放後にヴィレッタが解放され二人からリンチされる羽目になる。
- 因みに劇場版ではシャーリーではなくディートハルトがゼロを探っていたヴィレッタを銃撃する。
- 皇神楽耶、C.C.、千葉凪沙
- 天子の一件で彼女らの顰蹙を買った。なお、漫画版にはディートハルトが登場しないため、ゼロ追放の際には神楽耶がディートハルトの言葉の一部を発する。
- 『第2次Z再世篇』では、彼女達に加えて、多数の人物からより顰蹙を買う羽目に(後述)。
- 紅月カレン
- 『第2次Z再世篇』では、天子の一件で彼女の反発を買った(原作ではブリタニア軍に捕まっていたため、その場にいなかった)。
- 篠崎咲世子
- ゼロ(ルルーシュ)の専属メイドであるが、ディートハルト個人から雇った協力者。咲世子自身はゼロの正体を知った上で協力者となっている(本編では明らかにされてない)。
- 枢木スザク
- スザクがレジスタンスの武力活動を否定している恭順派イレヴンの旗印に担ぎ上げられる危険性を考慮し、ゼロに暗殺を進言した。もっとも、後にその危惧は他ならぬブリタニア人の手によって「行政特区日本」というより発展した形で成就することになるとは、ディートハルト自身も予想だにしなかったことであろう。
- クロヴィス・ラ・ブリタニア
- 「総督は看板役者」と考えるクロヴィスの方針により、度々その宣伝演説の撮影に付き合わされることに辟易していた。彼の政策を「単なる茶番」と酷評した。
- シュナイゼル・エル・ブリタニア
- ゼロ追放に伴い彼の陣営につき、彼の思想を見て「ゼロ以上のカオスの権化」と表するが、最後には「ゼロに仕えよ」のギアスを受けた彼に射殺された。
他作品との人間関係
- 破嵐万丈
- 『第2次Z破界篇』ではユーフェミアによるイレヴン(日本人)虐殺事件において、被害を最小限に抑えた彼の行動を快く思っていなかった。
- ルナマリア・ホーク、飛鷹葵、エスター・エルハス、クラン・クラン、桃井いぶき、ミヅキ・立花、アデット・キスラー、サラ・コダマ
- 『第2次Z再世篇』第17話で彼女たちから大バッシングを浴びせられる。
- キリコ・キュービィー
- 『第2次Z再世篇』第17話でZEXISの女性陣から大バッシングを浴びた挙句、トドメといわんばかりに彼から「人でなし」と駄目出しを喰らうハメに。
- トレーズ・クシュリナーダ、ミリアルド・ピースクラフト、カーンズ
- 『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは、最期は彼らによって放たれたリーブラ主砲によって引導を渡される。
名台詞
- 「ハリボテの治世か…」
- クロヴィス統治下のエリア11を称して。テロリストが平気で跋扈するというブリタニア植民エリアでも屈指の治安の悪さを誇るにも関わらず、「総督は看板役者」というクロヴィスの持論に呆れているようなニュアンスである。
- 「オッター! 音を拾え。 カメラももっと寄るんだ、直接!」
通信「でも、ヤバイですよ、何だか」
「チッ、アマチュアめ」 - 通称オレンジ事件でゼロの言葉と姿を確実に映すため、カメラと音声に近づくように命じるが、尻込みしてしまっていたため、彼本人がカメラを持って現場に向かっている。
- 彼の報道人としてのプロ意識を表している。
- 「コイツ、事件をショーにするつもりか」
- クロヴィスを殺したことを自ら宣言したゼロをカメラで撮りながら、特ダネが舞い降りたのが嬉しかったのか、かなり歪んだ笑顔となっている。この事件を経て、彼はゼロに深い興味を持つ。
- 「当然です。このまま流さないと……責任!? そんなもの私が取りますッ!」
- 河口湖ホテルジャック事件のゼロのによる「黒の騎士団」設立演説を流している際の台詞。TV局にブリタニア当局から圧力が掛かった様で、放送を止めろと言われていたようだが、全責任を被る事を上司に宣言し、放送を続けさせた。
- オレンジ事件同様に彼のプロ意識が示されているが、この後は本当に左遷されてしまった上に当局からも要注意人物として目を付けられ、一切の報道活動を実質禁止させられる処分を受けた。因みにキュウシュウ戦役直後にTV局の本局に戻っていると思われる場面が映るため、この時点では左遷が解かれていたと思われる。
- 「こうでなければ…!」
- 日本解放戦線の救援を名目に黒の騎士団を展開させていたが、ブリタニア軍に取り付かれつつあった解放戦線の大型タンカーが突如吹き飛び、攻撃目標をコーネリアの主力へ向けたのを見届けた際の台詞。
- 元々彼が黒の騎士団に接近したのは、オレンジ事件を見てゼロに興味を持ったからだったが、そのゼロが自分の予想どおりの人物だったのが、嬉しかったのだろう。
- 「解放戦線を囮に、手薄になった本隊に攻め入る…。フン、定石だがそれでは今ひとつ弱い…」
「そうだ、どうせなら敵の戦力を削ぎ落とす! 役立たずの解放戦線を、生きたトラップとして…!」
「やはりゼロはすばらしき素材、カオスの権化だ! もっと、もっと見せてくれ私に。あなたの主観に満ちた世界を!! フフハハハハハハッ!!」 - 上記の場面に続いて、ゼロを称賛した際の台詞。
- ちなみにこのシーン、ディートハルトは喜びのあまりに命令もなく現場へと走り出してしまっており、扇が逃亡を図っていると勘違いして拳銃を発砲までしているが全く気付いていないかのように全力疾走している。更に台詞が後半の笑い声になると興奮状態も極限に達したのか、走り方まで狂気性を帯びたものに変貌していく。
- 「私はあの枢木スザク強奪事件で、初めて貴方を見た。震えました、新しい時代が人というの形を持ってそこにいる。私は貴方を撮りたい。たった一人の男が組織を作り、国家を打倒し、いずれ世界に君臨する。その歴史をこの私が一番近くで記録する……こんなに心躍ることはない」
- ゼロに語ったディートハルトが黒の騎士団に加担する本音を話している場面。ゼロに英雄の可能性を見出し、それを最も近くで記録する事を望んでいる事を話している。
- ゼロからは「自分から加担していては、それは捏造」と手厳しく評されたが、「主観なき情報はありえない」「ジャーナリズムは人の意志が作るもの」とディートハルトは意に介してはいない。
- 「どうやってこの状況を創ったのかはわかりませんが計画以上の策略ですよ、ゼロ」
- 『第1期』第22話「血染め の ユフィ」より。虐殺の最中、笑みを浮かべながらの独白。
- 後々これは内部の裏切りを招くとはいえ、これだけの規模には及ばずともユーフェミアを悪役に仕立て上げなければ遠からず組織が空中分解するか特区賛同派と反対派などといった分裂が起きていたのは必然である。
- ちなみに『第2次Z破界篇』では、この時のディートハルトの独白を元にした台詞を吐く。
- 「そうです、今が建国の時…!」
- ゼロの合衆国日本建国宣言時の台詞。周囲のイレヴンたちも大いに盛り上がっている場面だが、彼は明らかに違う方向への悦に入ってしまっている。
- (しかし、ゼロは地下協力員をどうやって……やはり、ヴィレッタやジェレミアの推測は正しかったということか。ならば素晴らしい!そう、世界の前には人は駒でしかない)
- 第24話「崩落のステージ」より。鹵獲したG1ベースの艦橋からルルーシュの策略で、地震対策のための都市階層構造プレートを一斉にパージされ、瞬時に崩壊していくブリタニア軍防衛ラインを見ながら。
- 元々、ギアスの掛けられた事のあるジェレミアやヴィレッタを接触していた事もあり、ゼロのギアスにもある程度感づいていた事を窺わせるが、それすらも素晴らしいものとして肯定する当たりに彼の価値観が見えている。
- 「私が仕掛けたラインΩ……これを知っているのは……」
「ゼロォッ!! やはり、貴方は生きていたぁッ!!」 - 『R2』第2話より。エリア11の中華連邦総領事館からのゼロの合衆国日本再建宣言とブリタニアへの宣戦布告演説を見た際の台詞。
- ゼロの生存を信じていたらしく、大はしゃぎ。小型TVを持ち上げてクルクルと踊りだしてしまっている。
- 「伝説の英雄、ゼロは志半ばにして戦死。しかし、その勇敢な生き様は永遠に刻まれるでしょう」
- 『R2』第19話「裏切り」より。ゼロことルルーシュ・ランペルージが黒の騎士団から追放される事を知り、カメラをゼロに向けてこう言い放ち、同時に「打ち切り」を決める。ディートハルト自身は一番問題視されたギアスに関しても平然としておりゼロを最後まで庇っていたが、組織の幹部間で人望だけはある扇の煽動もあり他メンバーを説得する事が出来なくなった以上はこうなるのも当然とも言える。
- 自らの内に秘めた混沌への渇望を満たす存在ならば、ゼロでなくても別段問題ではなかった彼の真意が明かされた瞬間である。しかし…。
- (扇も少しは変わったかと思ったら、やはりミスキャストか。彼の本質は守ることにある)
- 『R2』第20話「皇帝 失格」より。ゼロ追放後に扇が少々頼り無さ気に黒の騎士団を仕切っている光景を眺めながら。人が良いだけの平凡な人物である扇はディートハルトには「映す価値なし」という事なのであろう。これが原因でディートハルトは黒の騎士団を離反し、シュナイゼルにつく事を決める。
- ちなみにこのシーンのディートハルトは顔に多数の痣があり、絆創膏も張られている為、放送当初から扇とヴィレッタが八つ当たりの暴行を行ったのではと推察されている。
- 「ゼ、ゼロ! あなたの物語は既に完結している! あなたは生きていてはいけない!」
- 『R2』第24話「ダモクレスの空」より。シュナイゼルをギアスで陥落させたルルーシュに対して。直後に銃を向けるが、シュナイゼルの銃撃に斃れることに。
- ルルーシュに掌握されたブリタニア兵からリフレインを注射されてしまっているため、手はブレまくっていた。小説版では撃ったとしてもまず当たらないだろうとされている。
- ちなみに、『第2次Z再世篇』(黒の騎士団ルート)では、シュナイゼルを完全に下したゼロに対して上記の台詞と同じ事を言う。
- 「ゼ…ゼロ……! せめて、最期は、ギアスで、私にも……!」
- 『R2』第24話「ダモクレスの空」より。上記のやり取りの後でシュナイゼルに銃撃された後の言葉。最期の力を振り絞り、ギアスを掛けてほしいとルルーシュに懇願する。しかし、ルルーシュには「お前にはギアスを使う価値は無い」と一蹴され、ショックを受けた表情を見せた後、そのまま息を引き取る。物語から役割無しのまま退場するのを嫌がったのだろうか?
- 小説版ではこのやり取りはカットされている。
- 「タイトルが長すぎてラテ欄に乗せられませんね」
「そしてなにより、タイトルが長いってことは番組の中身に自信が無い事の現れ、内容が薄いのをタイトルでごまかそうとしているのでは…」 - ドラマCD「CタケられたC.C.」にて、C.C.を元に戻すために開催された「第1回チキチキ 初めて見るキノコでドーン! 料理自慢のゆかいな仲間大集合! キノコだ! 料理だ! C茸を探せ大会」への批判。
- ラテ欄とは紙面のラジオ・テレビ欄のことであり、実際アニメ『銀魂』においてサブタイトルが長すぎて略された事もあるのでディートハルトの言う事も間違っていないのだが、いかんせん二つ目の台詞で内容が薄いとか言ったのがロロの逆鱗に触れたのかギアスを使った攻撃でボコボコにされ、テレビでは見せられない姿に…。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
Zシリーズ
- 「破嵐万丈。余計な事をしてくれたものですね」
「その通りです。あそこで欲しかった絵は虐殺の風景です。あなたのおせっかいによって被害が最小限に抑えられた事は我々にとってデメリットしかないのです」
「あの地に集まったのは所詮は日和った大衆…。ゼロの創る新しい日本には不要です。ならば、せめて我々の活動をアシストするために死んでほしいものです」 - 『第2次Z破界篇』エリア11ルート第36話「血染めのユフィ」において、イレヴン市民の避難を誘導した行動をした万丈に対して。
- 組織の利益を優先し、そのためなら市民の命を切り捨てる発言をしたことで、カレンから非難され、ゼロに窘められてしまう。
- なお、この台詞は前述のディートハルトの独白と似た趣旨のものであるが、それと比較すると冷酷非情な印象を受ける。
- 「キ、キリコ・キュービィー!」
- 『第2次Z再世篇』第17話「朱禁城の花嫁」エンドデモより。
- 救出した天子を日本人の誰かと結婚させるという策を口にしたところ女性陣から大バッシングを喰らい、挙句にキリコから「お前は人でなしか」とバッサリ斬られてこの台詞である。「ぐうの音も出ない」とは、まさにことのことであろう。
- なお、傍で見ていたラクシャータも、直後にこの強烈な駄目出しを「傑作」と評している。
- 「私も…! 私も連れて行って下さい!」
「私は陛下の創りだす新しい世界を世に伝えるという義務があります!」 - 第57話「ゼロ・レクイエム」より。崩落するダモクレス要塞から脱出しようとするルルーシュに自分も連れていくと嘆願するが、切り捨てられてしまう。
- それでも自分にギアスをかけるように頼んだが、ルルーシュの答えは変わる事は無かった。
- 「陛下ぁぁぁっ!!」
- ゼロレクイエムルート最期の台詞。心酔の対象であるルルーシュに捨てられた挙句、爆発するダモクレス要塞と共に消える、という惨めで無様な最期としか言いようがなかった。
- なお、留美もダモクレス要塞に取り残されてしまったが、ディートハルトとは対照的に彼女は自分の望みが叶ったこともあってか、毅然とした態度を崩さなかった。
- 「不遜な口を利くのはここまでだ、ゼロ! お前の妹の生命は今、私の手の中にある!」
- 黒の騎士団ルート第52話「決死のエンドゲーム」より。ダモクレス要塞の内部に突入したゼロに揺さぶりを掛けようと、独断でナナリーを人質にかけた。
- 「ギ、ギアスだ! ギアスを使ったな、ゼロ!」
「お前はギアスを自らにかける事によって妹への執着を断ち切った…! だから、撃てた! だから…!」 - ナナリーに構わず発砲したゼロに激しく狼狽。先ほどまでの余裕はどこへ、一気に醜態をさらすハメになり、直後にゼロに威嚇射撃をされ、惨めに悲鳴を上げる。
- 「こ、こんなはずでは…! 私は…新たな世界をプロデュースして…」
- ダモクレス要塞での戦いが終わり、降伏したシュナイゼルやコーネリア達が次々とダモクレス要塞から脱出した中、只一人取り残されたディートハルトは表情を大きく歪めながら取り乱してしまう。ZEXISは引導を渡すべくダモクレス要塞を破壊しようとしたその時…
- 「あああああああっ!!」
- 断末魔。リーブラ主砲から放った光によって、「力による支配の象徴」であるダモクレス要塞共々塵も残らず消し去られてしまう。このルートにおいてはルルーシュ側のキャラもシュナイゼル側のキャラもほぼ全員が原作より救いのある結末を迎えているだけに、ディートハルトの悲惨な最期がより際立っている。