如月アキ
如月アキ(Aki Kisaragi)
- 登場作品
- 声優:林原めぐみ
- 種族:地球人
- 性別:女
- 生年月日:連合地球歴173年(西暦2281年)6月15日
- 年齢:19歳(ブレードI)
- 身長:160 cm
- 体重:45 kg
- 血液型:AB型
- 髪色:黒
- 瞳の色:黄色
- 髪型:ロング
- 所属:スペースナイツ
スペースナイツのメンバー。ブルーアース号のパイロットでありナビゲーターを務める。
宇宙の騎士テッカマンブレード
Dボゥイに好意を寄せているが、女らしさに欠ける面があり、自らもそれを気にしている。Dボゥイを意識して香水を付けただけで周囲から驚愕されたこともあった。
(ドラマCDでは『SFアニメ史上、最も色気のない最も露出度の低いヒロイン』の烙印が)
ただしスタイル自体はかなりのものを誇り、終盤ちょっとしたサービスシーンも。唯一の弱点はお化けで、組織内では結構有名なはなしである。※
基本的には気さくで快活ではあるものの、物語が進むにつれ、過酷な運命に翻弄されるDボゥイに何もできず、自分が無力だと苦悩することが多かった。
「如月」という苗字は本作の時点では明らかにされず、続編で初めて公開された。また、設定では伊賀忍者の末裔と云う事になっていたが、本編では一切その事について触れる事は無かった。
※月刊アニメディア1992年 小冊子あなたの知らない物語 短編小説「スペースナイツキッズの貝・・・じゃなく怪」参照。
宇宙の騎士テッカマンブレード Missing Ring
廃人となったDボゥイの介護を2年間続けていたが、既に彼女の精神的な疲労も限界に達しようとしていた。そんな中、再びラダムが襲来し、Dボゥイを守るためにフリーマンらの研究を元にテッカマンとなるが…
宇宙の騎士テッカマンブレードII
新生スペースナイツのチーフになっている。自他ともに認めるDボゥイの恋人。
ペガスIIの力を借りて、テッカマンアキにテックセットできる。新世代のテッカマン達に戦いの厳しさを教え、見守るよき上司。
本作の更に後日談である小説『水晶宮の少女』ではフルネームが「相羽アキ」になっているので、この時期はDボゥイと結婚しているようである。
なお、『Missing Ring』の件を完全に端折る形でテッカマンに変身したため、いつの間にか復活しているDボゥイ共々ファンを混乱させた。
『II』でのデザインは視聴者から厚化粧だの言われる事も。またTV版での色気のなさに対する鬱憤を晴らすかのように、テックセットシーンで脱ぐ。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 序盤からブルーアース号のサブパイロットとして登場するが、メインに交代する事も可。ノアルがソルテッカマンに乗ってからは完全にメイン固定となる。なお、顔グラは作画がいいのだが、カットインは作画が悪く、別人に見える。…わざわざそんなとこ再現しなくても。
- スーパーロボット大戦W
- 第1部は『宇宙の騎士テッカマンブレード』、第2部は『宇宙の騎士テッカマンブレードII』での設定だが、顔グラはTV版のままでファンを安心させた(原作と違い半年しか経っていないので当然だが、劇場版ナデシコメンバーは普通に老けてる上に、Dボゥイはサングラスをかけてる時は老けてる)。ちなみにテッカマンアキにテックセットできるようになった後もブルーアース号に乗り換えが可能。なお、テッカマン時とブルーアース搭乗時ではテッカマン化による顔グラの変化は勿論、特殊技能や性格、果ては精神コマンドまでもが変化し、テッカマン時はより好戦的なステータスになる。テックシステムの弊害だろうか?
人間関係
- Dボゥイ
- 恋人。後に結婚し、夫婦に。
- ノアル・ベルース
- 同僚。「万年スッピン」と呼ばれる事もあった。
- ミレッタ・ルルージュ
- 同僚。
- 本田
- 同僚。
- レビン
- 同僚。
- ハインリッヒ・フォン・フリーマン
- 上司。
- ユミ・フランソワ、ダービット・クリューゲル、ナターシャ・パブロチワ
- 部下であり、地球製テッカマンとしての後輩でもある。
- 相羽シンヤ
- Dボゥイの実弟であり、彼からシンヤとの昔話を聞かされた時には『パーフェクト・ボゥイ』と称するほどの努力家だと関心した。
- フォン・リー
- 原作では特に関わりがないのだが、Wでは「愛する者のためにテッカマンとなって戦う」という共通点からライバル関係となった。
他作品との人間関係
名台詞
テッカマンブレード
- 「何言ってるのよ!?逃げてばかりいたら、今まであなたがしてきた事が、みんな無駄になってしまう!もう一度でいいから、テッカマンになって。あなた自身の為に!迷ってないで、それで答えを見つけ出すのよ。お願い…Dボゥイ!」
- 第18話より。突如出現したラダム獣はニューヨークの防衛軍基地へ向かう輸送機を襲撃。ソルテッカマン起動前、という事もあり防衛軍の攻撃も歯が立たない。アキはひとり格納庫でペガスの前にたたずむDボゥイを見つけ戦うように懇願する。「俺よりもバルザックに頼んだ方がいい」と拒否するDボゥイにアキはこの台詞で説得、彼女の言葉を受けて再びテックセットし戦場に向かうが…。
- 「Dボゥイ…ねえ、悪魔って何? 確かにあなたは30分以上テッカマンでいると悪魔になってしまう。けど、例え30分でも、あなたの中には人間の心があるじゃない。あなたの中で息づく優しい心を、私は信じる! あなたの中の愛する心を、私は信じる!だから…あなたも…あなた自身を信じて!!」
「Dボゥイ、あなたは悪魔なんかじゃない。人を愛し、運命に、ラダムに立ち向かえる…!私達の…私達の…たった一人の頼れる仲間なの!それを…どうしてわかってくれないの…?」
「Dボゥイ……あなたの30分を私にちょうだい。例えあなたが悪魔になって、あなたに殺されるその瞬間でも、私はあなたを信じる。だから、あなたの30分を私に…私にちょうだい!お願い…!!」 - 第20話より。テックセット後30分を経過するとラダムの本能で暴走してしまう恐怖、ソルテッカマンという力を得たバルザックから「化け物」と罵られ、頑なにテックセットを拒み続けるDボゥイ。ラダム獣の猛攻により、防衛軍基地は壊滅に陥る。彼の背中を見続けてきたアキはこの一連の台詞でDボゥイを説得、三段目の台詞で彼は再び立ち上がる。彼女の涙、自身に与えてくれた無償の愛、そしてラダムへの怒りと共に…。
- 「Dボゥイ…私にとって、あなたは『相羽タカヤ』ではなく『Dボゥイ』よ。たとえどんな過去があなたにあろうと」
- 第24話、自身の正体=アルゴス号クルーの相羽タカヤだと発覚したDボゥイと共に瀕死のミユキへの輸血を送る際に。
- 「どうして、Dボゥイ!?何故、あなたが自分の命を投げ打って戦わなくちゃならないの!?誰もあなたにそこまでして…!」
- アキの願いとは裏腹に、Dボゥイはフリーマンに自身のブラスター化を求める。この台詞と共にどうして死に急ぐのか、と嘆き悲しむアキに対し、自分のやるべき事はラダムを滅ぼす事、そのためにはブラスター化が最善の方法だと言い放つ。Dボゥイの決死の覚悟に、アキはただ涙する…。
- 「何も、できないの……私には、どうする事もできないの…!?」
- シリーズ中盤、Dボゥイに対し自分が何もできないことで自分の無力さを嘆くことが原作では多かった。
- 「Dボゥイはあなたのお兄さんなのよ。どうしてそこまでボロボロになってまで戦うの? そんなにお兄さんが憎いの!?」
「Dボゥイは殺させない。今の私にとって、Dボゥイは全てよ。Dボゥイを守るためだったら、私はどんな事でもする……」 - ブラスター化の影響で傷ついているシンヤに銃を突きつけながら口にした言葉。だが、結局彼女はDボゥイの何の力にもなれなかった。しかし、続編でその思いは叶う事になる。
- (神様…あなたは何処にいるのですか?彼はもう持てるもの全てを失いました…愛する父も、兄弟も、友も、その思い出すらも…これ以上、彼から何を奪おうというのですか!一人の人間に…これほど重いさだめを背負わせていいものなのですか!?一人の…そう…一人のおびえる魂に…!!)
- Dボゥイがエビルを倒し、自我を失ってまでオメガに立ち向かっている時の独白。
テッカマンブレードII
- 「テッカマンである事をまるで人を超えたかのように錯覚し、多くの罪無き素体を巻き込んだ……」
「テッカマンである事は、人以上でも人以下でもない。その事を受け入れなかった……。あなたもクリスタルを持つのであれば、この事を決して忘れないで!」 - プラハの黒い九月において、暴動の首謀者テッカマンミハエルを倒したアキはその場に居合わせた幼きダービットに語りかける。
その他
- 「何の為にテッカマンになったの!? 誰の為にテッカマンになったの!? なのに……何故、何故! 何故!!」
- 『MISSING LING』において、悪魔にすら命を捧げる決意でテッカマンとなったアキであるが、記憶の無いDボゥイにとって、アキはただのテッカマン=化け物に過ぎない。Dボゥイに恐れられ、拒絶された彼女は絶望の叫びを上げながら逃げ出し、行方をくらます……。
- 「殺させはしない……。誰にも殺させない……。殺すなら……私がこの手で!!」
- 同じく『MISSING LING』で、絶望と地獄を乗り越えて決意したアキは暴走したDボゥイと対峙する。
迷台詞
- 「どーも、アキ・タケジョウです。誰もフルネームを知らないので、勝手に苗字を付けました」
- ドラマCDでの発言。さっそくぶっ飛んでいる。
- 「私はSFアニメ史上、最も色気のない、最も露出度の低いヒロインとして、助平なファンに悪評ふんふんです。キャラクターデザインを見た時はミニスカートだと思ったのに、フィルムになったらタイツを履いていたため、絶望のあまり舌を噛んだ脚本家もいるくらいで、ですからお詫びの気持ちも込めて、今日は…脱ぎます」
- ドラマCDでの発言。音声だけのドラマCDで脱いでどうするというのか。余談だが本編ではシャワーシーンもレビンに奪われた。その後『II』や特典映像ではしっかり脱ぐのは鬱憤晴らしだろうか。
- 「『何を言っても無駄』」
- ドラマCDでの発言。陰気なワードを繋げる『Dボゥイしりとり』にて。「だってDボゥイってそうなんだもん…」との事。