ディック・アルカイン
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- 外国語表記:Dick Alcain
- 登場作品:ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU
- 声優:鈴木達央
- 種族:地球人
- 性別:男
- 年齢:不詳(少なくともリー・ジェンシンよりは年下)
- 所属:大空魔竜
- 階級:大空魔竜乗員番号44番
概要
死神のナンバー44を持つ大空魔竜のクルーで、艦載機キルジャガーのパイロット。
過去に大空魔竜の乗っ取りを企てるも失敗し追放処分とされ、ダリウス界の都市ザンガイルに身を潜めていたが、さらなる戦力が必要だと考えたキャプテン・ガリスによって連れ戻された。ダリウス人のような紋様が顔にあるがこれはメイクによるもの。
母を捨てた父に反発して、父が嫌うギャンブルにのめりこむなど荒んだ生き方を続けていた中で鉄獣に襲われたところをルル・アージェスに救われたため、ルルに思いを寄せている。
女性に対しては紳士的なため、クルーの女性陣のウケはいいが、ピュリア・リチャードソンやローサ・ベルニコフには激しく嫌われている。
前述のとおり、父が嫌うという理由だけで始めたギャンブルではあるが、本人の天賦の才か負け知らずの強運と、ここぞという場面で直感的に好機を見極める勘の鋭さを持つ。そのこともあってかイカサマは激しく嫌う。また戦闘を「生きるか死ぬかの究極のギャンブル」という捉え方をしており、仲間の危険を顧みない戦い方を繰り返していたため、リー達からも「死神」と呼ばれ疎まれていた。しかし、徐々にツワブキ・ダイヤたちと絆を深めていき強力な仲間となっていった。
終盤ルルのハートを射止めるが、その後ツワブキ親子をファイナルドボルザークから庇ってキルジャガーごと木っ端微塵に…と思いきや、無事一命をとりとめていた。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 原作と違い、いやにあっさりと部隊に加わる。会話の節々に父親に対する捩れた感情を匂わせるのだが、父親が出ない、真意も語られないとやや消化不良気味。機体はメインを張るのには厳しいものの、サポート側としては優秀な方であることと、最初から幸運持ちなので、パートナー向き。
- スーパーロボット大戦L
- 原作再現が途中からなので、部隊復帰の場面は省略。その為、登場時点で既にダイヤとの関係も良好である。今回も父親は出て来ないが、ディック本人は「父親」絡みの場面でちょくちょく顔を出している。ザ・グレートが大幅強化されたのと強化パーツ廃止が相まって、強制以外での出番は少ないが、キルジャガーの機体ボーナスが資金+でディック自身が幸運を持つ(しかもSPが高くて連発しやすい)のでパートナー役としては重宝する。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- ルル・アージェス
- 自分を救ってくれた天使のような存在。終盤彼女のハートを射止めたはずなのだが、最終決戦の後、彼は病院のベッドでルル達の新たなる旅立ちをただ見送るだけだった……。
- ツワブキ・ダイヤ
- ルルのこと、父親に対する感情が正反対であったことから最初は仲が良くなかったが、最終的には認め合う。
- ピュリア・リチャードソン
- 過去の戦闘で敵を倒すために彼女を後ろから撃った(ディックはよけられると信じていた)事があり、それ以来彼を激しく嫌っていた。
- リー・ジェンシン
- 冷徹な復讐鬼として他者と距離を置き、戦いに没頭していた頃の彼の姿を知る。そのため、再会した際には本来の明るい兄貴分な性格に戻っていた様子に少々驚いている。仲は良くなかったが、ディックの方は自身と同じく過去に囚われていた当時の彼の姿には、何かしら思うところがあった模様。
- キャプテン・ガリス
- ディックが唯一その実力を認め、敬意を評している相手。
- 次大帝プロイスト
- 性を超越してしまっているので、紳士的に振舞う必要がないようである。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- デュオ・マックスウェル
- 『L』にて「死神」仲間として彼の合流時に声をかけている。ディックが死にかけた際はデュオからも「死神が俺1人になるかと思った」と言われなど、親しい間柄となっている。
リアル系
- ミハエル・ブラン
- 『L』での女好き同士の仲間。ディックがレイを口説いた際は「ミシェルと一緒に独房に入れる」という制裁案を上げられてしまった。あまり絡みはないが、クランとの会話を見る限り、仲は良かったようである。
- クラン・クラン
- 『L』第32話(地上ルート側)にて、戦死したミシェルの事について、ディックはクランに「ミシェルの事は…残念だったな」と慰めていた。
スーパー系
- ルウ・ルー
- 『K』にて彼女に独断でロボットの操縦技術を教える。ルウが勝手に出撃した際には後でその事を諫めているので、面白半分に教えたわけではなく、擬態獣に対する激しい憎悪に彼自身なにか感じるところがあったからこその行動とは思うのだが、おかげでロリコン疑惑が浮上する。
- 『L』では関係は薄いが、ディックがクランを慰めた際は彼女も会話に加わっている。
- 猿渡ゴオ
- 上述にあるように『K』ではルウにロボットの操縦技術を教えたことで彼に怒鳴られてしまう。『K』と『L』では彼の事を「ミスター・ゴーダンナー」と呼んでいた。
- ヴァン
- 『K』では彼のことを「ミスター・ガンソード」と呼ぶ。
- 珠城つばき、ビルドエンジェル隊のメンバー
- 『K』では彼女達も口説こうとする。
- 加門朔哉
- 中の人が同じ。また、似たような境遇であり、『L』では互いの素性を把握していた。
- 綾波レイ
- 『L』では後述にもあるように、初対面時に口説こうとする。
バンプレストオリジナル
- シェルディア・ルージュ
- 女性には紳士的に接するディックが苦手とする存在で、彼女に対しては一切下心を見せようとしない。地球人同士の争いに絶望するミストを軽蔑し、彼にキツイ言葉をぶつけた際、彼女から最大限の侮蔑と悪意をぶつけられる。
- ミスト・レックス
- 後述にもあるように、地球人同士の争いに絶望する彼を軽蔑し、彼に対して辛辣な言葉をぶつけ、彼から強い反発と嫌悪を向けられる。なお、基本的に相手を敬称付けで名前を呼ぶミストだが、ディックに対しては呼び捨てで名前を呼んでいる。
名台詞
- 「Bad Luck!」
- 敵にとどめをさし、不運を届けて言う決め台詞。ザウルガイザーのトドメ演出に使われている。
スパロボシリーズの名台詞
- 「つばき…。なんて素敵な名前なんだ…。これはザンガイルで流行している香水だ。お近づきの印にプレゼントしよう…」
- 『K』第11話「ガイキング絶体絶命!!・前編」に於ける初登場の際、初対面の珠城つばきに対して言った口説き文句。
- 「君とは眼帯キャラ同士、仲良くなれそうだな…」
- 同上。同じ眼帯キャラである柳生充子に対して言った口説き文句。
- 「鍛え上げられた筋肉ほど、美しい物はない…。君にはこのバラがよく似合う…」
- 上記の女性だけでなく、筋肉質な早乙女門子に対しても口説き文句を言う始末。
- しかもその直後に、さっきまで「あんなキザ野郎、見てるだけで虫酸が走るぜ!」と腹を立てていた彼女も「前言撤回」と言ってディックを見直していた。
- 「さすがの俺もああいうタイプは苦手だ…」
- 『K』第12話前編「蠢く翳・前編」より。シェルディアの空気の読めなさに思わず口にした一言。
- 「地球人同士の戦いは間違ってるだと? ナンセンスにも程があるな…」
「戦いの究極の目的は自分が生き延びる事だ」
「自分の命を脅かす者は、宇宙人だろうが、地球人だろうが、仲間だろうが、家族だろうが…」
「ひとり残らずブッ殺す! それが本当の戦いってもんだ」 - 『K』第14話直前の分岐シナリオより。地球人同士の殺し合いに嘆いていたミストを軽蔑した時の台詞。当然、ミストはその言葉に反発していたが、皮肉にも物語の後半でミストはディックが示唆した通りの災難に直面してしまうことに…。
- 「ほう、俺好みの勝ち気そうなレディーじゃないか…。君が敵とは悲しいな…」
- 『K』第28話「リンケージ」に於けるヴェリニーとの戦闘前会話。直後、「あんたみたいなスカした男は大嫌い」と言われ、「君には弾丸の花束をプレゼントしよう!」と返した。バルカンストームで攻撃するのが一興だろう。
- 「やあ、クールな瞳が魅力的なお嬢さん。俺はディック・アルカイン。君に似合う花は…白百合かな?」
「花言葉は『純潔』『無垢』…。お嬢さんにはちょうどいいと思ったが、お気に召さなかったかな…?」 - 『L』第13話「戦う理由」より。初対面の綾波に対して口説き文句を言った時の場面であるが、感情表現が乏しい彼女は特に反応を見せず、アルトやピュリアからは呆れられた。