キングジェイダー
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キングジェイダー(King J-der)
- 登場作品:勇者シリーズ
- 分類:ジャイアントメカノイド
- 形式番号:ジェイアーク級超弩級万能戦艦 対機界31原種用兵器
- 頭頂高:101.0m
- 重量:32,720t
- センサー探知装置:重力波探知器、中間子検知器など
- エネルギー:Jジュエル
- 動力源:ジュエルジェネレイター
- 最大出力:2億4436万kw
- 推進装置:インパルスドライブ
- 最大歩行速度:195km/h
- 装甲:単一構造結晶装甲及びフィールドジェネレイティングアーマー併用
- 艦形態:ジェイアーク
- 所属:アルマ
- 主開発者:赤の星のアベル
- 主なパイロット:ソルダートJ、トモロ0117、戒道幾巳
ジェイアークがメガフュージョンすることでジャイアントメカノイドに変形した戦闘形態。ジェイバードが頭部と両腕部分となり、ジェイキャリアと合体して完成する。概要はジェイアークを参照。
作中ガオガイガーのライバルに位置づけられる存在ではあるが、その戦闘力は桁違いである。初登場補正があるものの31話では、前期ガオガイガーが手も足も出せずにズタボロにされた原種素体三体を逆に無傷で圧倒。ウルテクエンジンを搭載しパワーアップしたあとのガオガイガーですら、攻撃しても微動だにすることすらなく「邪魔だ」の一言と共に片手で払うという圧倒っぷりである。
これは恐らくガオガイガーが地球の技術で複製された非純正品であるのに対して、キングジェイダーが赤の星で建造された純正品であるため。機界31原種も、1対1では手加減した状態でさえ圧倒される。そのため、原種側もキングジェイダーとの直接決戦は避け、地球人類にターゲットを絞るかその行動を封じる作戦を多用し、それでも駄目となるとザ・パワーを利用する作戦に機界昇華の成功をかけることとなった。
ジェイアークの全武装が使用可能で、両腕に装備された反中間子砲・5連メーザー砲の一斉射撃の他、船の錨にジュエルエネルギーを充填したジェイクォースで、原種核をピンポイント攻撃で引き出すことが可能。ゲームでは再現されていないが、ジェイクォースや反中間子砲、メーザー砲以外にも全身にメーザーミサイルや無限ミサイルランチャー、対地対空レーザー等の多数の武装が付いており、全砲門斉射では普段見えている砲門以外にも装甲の下に多数の砲門が隠されていることが伺えた。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- スポット参戦で、正式参戦は第43話より。ジェイアークよりESミサイルの効果範囲が狭いので、注意。ジェイクォースやジェイフェニックスが高威力・長射程で、ソルダートJに援護攻撃を習得させれば心強いが、移動後攻撃可能な武器が全砲門斉射のみなので、足並みを整えるには使いにくい。対抗馬となる小隊長機も多いので、バルキリー小隊の小隊員の座に収めて雑魚相手はバルキリーに任せ、ボス相手には本機に交代させるという使い方が有効か。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- ES爆雷による分身が追加されたため、硬い上に避ける。その上ようやく戒道のサブパイ搭乗も実現したため最終的に4人乗りとなり、また使いやすいP武器である「格闘」が追加されたことで、『第3次α』と比べてかなりのパワーアップを遂げている。その巨体故か、母艦に搭載できないので注意。なお、まさかのレプリジン版が登場する。
- スーパーロボット大戦BX
- 序盤は数度スポット参戦するが、今回は(原作を考えるとかなり早めの)第28話で正式参戦する……のだが条件を満たさないと終盤で永久離脱してしまう。
- 『FINAL』が参戦していないのでジェイフェニックスは未搭載だが、代わりにジェイダーヘルアンドヘブンが使用可能となっている。ただし格闘が無いので燃費に注意。なお、さすがに超大型ユニットに分身はやり過ぎたからか、ES爆雷はなくなった。
- 本作はとにかく大型ユニットが少ない傾向があり、2Lサイズと言う事もあり火力も耐久も圧倒的な性能を誇る。ジェネレイティングアーマーも相まってまず撃墜はありえないレベル。
- ジェネレイティングアーマーが本作唯一の『特殊装甲』設定であるため『バリア無効』を寄せ付けず全属性攻撃を軽減し、さらにバリアフィールドボーナス持ちと組ませるとバリアとジェネレイティングアーマーが二重発動する。
- 反面サイズが災いして少々命中不安(Jの勇者スキルで補えるが)なので、サイズ差無視スキルを付けるのもいい。また射程2に対して高火力攻撃が出来ないと言う穴も存在する。燃費は悪いが、今回は母艦に搭載することができてしまうのでそれで補給したり、補給装置搭載スキルで補給装置を付けて擬似的なEN回復を付けるといい。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘
- 巨体から繰り出される格闘は圧巻。前期ガオガイガーのヘル&ヘブンが通用しなかった巨腕原種を力任せに圧倒できるという驚愕のパワーを誇っている。
- 『第3次α』でこの武装がないのがファンにとって不満だったのか、『スパロボW』で追加された。ちなみに内容はワンツーパンチの後に強烈な蹴りをお見舞いする、というもの。その巨体ゆえ、蹴られた敵は派手に吹っ飛ぶ。『BX』では残念ながらオミット。
武装
- 三連装無限ミサイルランチャー
- 二連装対地レーザー砲
- 対空レーザー砲
- ES爆雷
- 着弾地点にESウインドウを作りだす爆雷。
- ESミサイル
- ESウインドウを通ることで全方位攻撃可能なミサイル。
- スパロボでは武器としては現在のところ『第3次α』のみ実装されており、着弾指定型マップ兵器。ジェイアーク時と比べ範囲が一回り狭くなっている。
- 5連メーザー砲
- 指からメーザー砲を発射。両手の十指で斉射する場合は十連メーザー砲と呼ぶ。
- 『W』から武器になったが、代りに『第3次α』ではあった反中間子砲が消えた。
- 反中間子砲
- 2連装の反中間子砲が4門で、両腕に2門装備。中間子とは陽子や中性子を構成する素粒子の一つ。つまり反中間子をぶつけると対消滅が起こり、原子が砕ける事になる。このため、劇中では特殊な破壊描写が行われている。初登場時は火力が高過ぎて核まで吹き飛ばしてしまうという事で使用を控えた。
- ESミサイル同様単独武器としては『第3次α』のみ。他の武器がマップ兵器のESミサイル、弾数の少ない全砲門斉射、燃費が悪いジェイクォース、隠しのジェイフェニックスなので、通常はこれで立ち回ることになる。
- ジェイクォース
- 艦首から右腕に装備された錨型武器。射出後、ジュエルエネルギーを纏った火の鳥となり、核をピンポイントで採取する。射出時にはキングジェイダーの口が開閉する。弱点は一機に一門しか搭載されていない為、一度撃つと連射ができない点。ただし、発射したジェイクォースはJやトモロの意志で軌道を変えることが可能で、手元に引き戻したジェイクォースを何度も打ち込むといった使い方もできる。
- ゲームではキングジェイダー形態のみで使用して、原種核を取り出して右腕に収めるが、アニメではジェイアーク形態やジェイダーの分離したジェイキャリアー形態でも発射している。『FINAL』で凱と対峙した際は、発射せず腕に装着したまま殴るように使用していたが、こちらの攻撃方法は今のところSRW未実装。
- 『BX』では発射後のはばたきモーションが変更され、頭を下げたまま翼だけが動いている。
必殺技
- 全砲門斉射
- ジェイクォース以外の武装を一斉射撃。翼原種の無限ミサイル攻撃に対して使用し、超火力で撃破した。
- 第3次αでは全体攻撃武器。
- ジェイフェニックス
- 『勇者王ガオガイガーFINAL』で洗脳された凱操るレプリガオファイガーによるゴルディオンハンマーで失ったジェイクォースの代わりに、機体全体からジュエルエネルギーを纏ってピア・デケム・ピークに放った技。ソルダートJとルネのJジュエルとGストーンの共鳴により発動した技ではあるが、トモロの発言からジェイクォースを失ったときの最終手段であった模様。原作ではJ全身全霊のハッタリとして使用された。
- スパロボでは『FINAL』が参戦している場合の最強技であり、戒道をピア・デケムから掴み出すという演出で解禁される。
- 十連メーザー砲零距離斉射
- ピア・デケム・ピークにジェイフェニックスを回避された後、反中間子艦載機による止めの一撃を同じ手段で回避し返して放った最終攻撃。ジェイフェニックスがかすめたことによりジェネレイティングアーマーが消失したピア・デケム・ピークに接近、装甲を直接両手で抉じ開け、動力源のラウドGストーンに直接メーザー砲を撃ち込んだ。機体ダメージを与えるとダメージがそのままアルマに伝わり死ぬ事になるため、機体ダメージを最小限に抑えつつ相手中枢のみを破壊したもの。SRW未実装。
ハイパーツール
- シルバリオンハンマー
- プレイステーション用ゲーム『勇者王ガオガイガー BLOCKADED NUMBERS』で使用された技。ゴルディオンハンマーをキングジェイダーが使うだけのものだが、ジェイフェニックスと同じJジュエルとGストーンの共鳴現象によってハンマーが銀色の輝きを放ち、ゴルディオンハンマーを超える力を発揮する。ただし、巨大なキングジェイダーが小さいハンマーを持つという構図になってしまうため、見た目がシュール。ちなみにマーグハンドは必要無い(巨体ゆえに衝撃防止材が不要なだけでなく、ゾンダー核の摘出も自身で可能なため。さらにジェネレイティングアーマーのおかげで余波の防御も可能)。この辺にもキングジェイダーの圧倒的な性能が垣間見える。使用時には凱の台詞を意識してか「ジェイダーヘル!ジェイダーヘブン!光になれ!!」と叫ぶ。余談だが、Jはこの技を気に入ったらしく戦闘終了後にゴルディーマーグを勧誘したが、断られてしまった。
- 『BX』では「ジェイダーヘルアンドヘブン」名義で実装され、ちゃんと凱と同様にトドメ&特殊トドメ台詞が用意されている。格闘属性で射程1とキングジェイダーの機体ボーナスとは相性が悪い(本来の武装ではないからだろうか?)ものの、全地形適性がSのため実際の攻撃力は数値より高い。
特殊能力
- ジェネレイティングアーマー
- Jジュエルから機体表面に発するエネルギーフィールド。キングジェイダーの防御の要。
- 大抵の作品では軽減バリア。『W』・『BX』では特殊装甲扱い。特に『BX』では唯一の特殊装甲であり敵の「バリア無効」を受けつけないため、不屈バグと合わせてシンデュスの攻撃すら受けきれる。
- ES爆雷
- 機体直下にES爆雷を投下。ESウインドウ内に身を隠し攻撃を回避する。分身と同効果。現時点では『W』のみ。
- 変形
- ジェイアークへと戻る。
- ザ・パワー
- 『W』第一部第26話のみ。気力最大値が300となり、PP開始時にHP・ENが全回復する。
移動タイプ
サイズ
- 2L(LL)
機体BGM
- 「美しき光の翼」
- 挿入歌。
- 「ゴルディオンハンマー」
- 『BX』のみ。ジェイダーヘルアンドヘヴン使用時に流れる。
対決・名場面
- 対巨腕原種(ZX-01)、鉄髪原種(ZX-02)、顎門原種(ZX-03)
- 初戦の相手。ガオガイガーでも全く歯が立たなかった相手を、「すごく強い、すごくデカイ、凄いロボットだ」としか形容しようがない強さで圧倒する。
- 対ピア・デケム・ピーク
- ソール11遊星主の一人。レプリ地球にて対決。
- 眩い光 GとJ
- レプリガオファイガーとの戦いでジェイクォースを失い、戒道幾巳もパルス・アベルの手に落ちたことで、ジェイアークはピア・デケム・ピットに拿捕され翼をもがれたも同然となってしまう。
- しかし、ピア・デケムとピルナスに完膚なきまでに打ちのめされてなお戦う意思を失わないソルダートJとルネに呼応して二人の腕の宝石が共鳴し、奇跡の輝きを放つ。
関連機体
- ジェイバトラー
- 漫画『超弩級戦艦ジェイアーク 光と闇の翼』に登場したジェイアークの同型艦。31機存在したジェイアーク級万能戦艦の何番艦に当たるのかは不明。パイロットはゾンダリアン化したソルダートJ-019。Jジュエルを失っており、代わりにZメタルを取り付けられているため全体的に黒く、単純なエネルギー量ではキングジェイダーを上回る。艦橋には019が殺めてしまった女性型アルマを模したアンドロイドが座している。
- しかし本来ならばジェイアーク級戦艦は艦長兼パイロットであるソルダートJとメインコンピュータートモロ、そして対原種決戦兵器であるアルマの三者が揃って初めて完全に運用されるものであるが、メインコンピューターとなるべきトモロも守るべきアルマも失っているため、パイロットであるソルダートJ-019が火器やES兵器の制御を全て行わなければならず、ソルダートJ-019がフュージョンアウトしてしまうと自律攻撃が不能になってしまう欠点を持つ。SRW未登場。
余談
- タカラのPS用ゲーム『ブレイブサーガ2』(勇者シリーズ限定のスパロボのようなゲーム)に登場した際はTV版のみであった為スポット参戦に止まっているのだが、原作での護の「凄いロボット」発言を意識してかかなりぶっ壊れた性能になっている。どんなものかと言うと味方のステータスが二桁代前半位なのに対してキングジェイダーは余裕の三桁というバグにしかみえないともすれば横からゲームを見ている人にはチートを疑われるような性能であった。
- シルバリオンハンマーの核摘出時の手の形がある人物の決めポーズと全く同じであるため、動画サイトなどではしばしばネタにされる。
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