「激怒」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
初出は『[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]』。マップ内の敵全ユニットに10~1000のランダムダメージを与える[[精神コマンド]][[分身]][[ひらめき]]による回避効果をキャンセルし、あらゆる敵に最低でも10のダメージを与えることが可能。
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初出は『[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]』。マップ上の敵全機に[[分身]]や[[ひらめき]]などに影響されることなく必ずランダムダメージを与えるが、本コマンドで撃墜した場合は[[資金]][[経験値]]は入手できない。
  
『[[第3次]]』『[[第4次]]([[第4次S|S]])』では後の'''「[[挑発]]」の効果が付随する'''<ref>もう少し正確に言うと「一定ターンまで(あるいは絶対に)その場を動かないはずの敵が動き出すようになる」効果で、使用者だけを付け狙うわけではない。</ref>ため、通常動かないまま一定ターンで撤退するタイプの敵を撃墜するのには必要不可欠。『第4次(S)』のあるステージで[[ゲア・ガリング]]を仕留められる、ほぼ唯一の手段とされる。
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一部の作品では後の'''「[[挑発]]」に類似した効果が付随する'''<ref>一定ターンまで(あるいは絶対に)移動しない敵が動き出すようになる。</ref>ため、通常動かないまま一定ターンで撤退するタイプの敵を撃墜するのには必要不可欠だが、敵全機が一斉に行動を開始してしまうためリスクもそれなりに大きい。また、行動開始効果については作中、攻略本共に全く触れられていないため<ref>効果記載は与ダメージ面のみ。</ref>、実際に使用してその真価に気が付かなければ'''「SP消費量に対して効果がショボイ精神コマンド」'''でしかないというある意味不遇のコマンドだった。
  
本コマンドが習得できるゲーム中盤以降には敵HPも5~6000を超えており、ダメージ量自体が低いというのもさる事ながら、本コマンドのダメージでユニットを撃墜してた場合[[資金]]・[[経験値]]が一切得られない点が最大のネック。挑発効果のある作品ではそちらの方が重要であるため、むしろ撃墜しないように使用する必要がある。
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『第4次(S)』のあるステージで[[ゲア・ガリング]]を仕留められるほぼ唯一の手段とされる。
  
挑発効果についてはゲーム上では隠し扱いとなっており<ref>攻略本においても効果記載は与ダメージ面のみ。</ref>、'''「コストが重い割にはダメージが少なく役立たずな精神コマンド」'''という扱いで、実際に使ってみたプレイヤー以外はその真価に気付かないというある意味不遇のコマンドだった。
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[[スーパーロボット大戦F|F]]』で削除されて以降長らく登場していなかったが、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』で効果を変更して久々に復活した。
 
 
一方で全敵ユニットが対象という効果上、動いてほしくないユニットまで活動させてしまうため、一斉に行動してくる敵ユニットに自軍が袋叩きにされる危険性も孕む。
 
 
 
そのような使い勝手の難しさもあってか『[[スーパーロボット大戦F|F]]』以降([[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|リメイク版]]含む)は削除されたのだが、上記の理由から使えなさ過ぎるせいで削除されたのだと勘違いするプレイヤーが多かった。
 
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==

2021年2月2日 (火) 01:35時点における版

激怒は、精神コマンドの一種。

概要

初出は『第2次』。マップ上の敵全機に分身ひらめきなどに影響されることなく必ずランダムダメージを与えるが、本コマンドで撃墜した場合は資金経験値は入手できない。

一部の作品では後の挑発」に類似した効果が付随する[1]ため、通常動かないまま一定ターンで撤退するタイプの敵を撃墜するのには必要不可欠だが、敵全機が一斉に行動を開始してしまうためリスクもそれなりに大きい。また、行動開始効果については作中、攻略本共に全く触れられていないため[2]、実際に使用してその真価に気が付かなければ「SP消費量に対して効果がショボイ精神コマンド」でしかないというある意味不遇のコマンドだった。

『第4次(S)』のあるステージでゲア・ガリングを仕留められるほぼ唯一の手段とされる。

F』で削除されて以降長らく登場していなかったが、『X-Ω』で効果を変更して久々に復活した。

登場作品

第2次スーパーロボット大戦(FC版)
消費SP150。全ての敵ユニットに、1~255のダメージを与える効果。
第3次スーパーロボット大戦(SFC版)
消費SP200。効果は概要通り。
スーパーロボット大戦EX
消費SP70。効果は概要通り。消費は前作に比べグンと下がったが、その分か挑発の効果は無い。
第4次スーパーロボット大戦
消費SP70。
効果は概要通りだが、シュウゼゼーナンギメリアにはまったく効かない。また、シナリオ「あしゅら男爵の最期」のあしゅら男爵と、「老兵の挽歌」のミデアには、ダメージは与えられるが誘き出す事はできない。
味方で使えるのはボス藤原忍西川大作の3人と主人公(牡羊座B型)・副主人公リン・マオのみで、しかも忍と大作のどちらかは終盤仲間から外さなければならなくなる。
書籍『一生楽しむ本』では「今回もやっぱり活用度イマイチ」と紹介されており[3]、筆者は(『第3次』のも含めて)挑発効果に気付いていない模様。
第4次スーパーロボット大戦S
誕生日の設定変更で主人公とリンは覚えられなくなった。
忍と大作の択一はなくなったが、使用者は3人とも終盤の部隊分けでBチームに所属してしまう。
新スーパーロボット大戦
効果は『第4次』に準じているが、誘き出せる敵と誘き出せない敵がいる。
スーパーロボット大戦X-Ω
久々に復活。効果は「一定時間、攻撃力小アップ、クリティカル率アップ、命中率中アップ」という複合系のものになった。対象は自分1機。本作での所持者は悪役に偏っている。

主な使用者

ボス
西川大作
藤原忍
『X-Ω』においても、パイロットパーツを装備した時のみ使用出来る。
リューネ・ゾルダーク
第3次』と『EX』で所持。「激怒」が削除されたリメイク版では、『第3次』の方では似た効果の「挑発」に置き換わったが、『EX』では何故か「激励」になった。字面は似ているが……。
リン・マオ
『第4次』での修得者のうち彼女のみ『第4次S』で何故か没収された。
アシュレイ・アシュラ
フォルテ
一方通行
グリシーヌ・ブルーメール
2019年現在の『X-Ω』において、デフォルトで激怒を所持しているキャラクターの中では唯一悪役でない人物。それだけ彼女の気性の荒さは凄まじいという評価なのだろうか。
フェール
パイロットパーツを装備した時のみ使用出来る。

脚注 

  1. 一定ターンまで(あるいは絶対に)移動しない敵が動き出すようになる。
  2. 効果記載は与ダメージ面のみ。
  3. ケイブンシャ『第4次スーパーロボット大戦を一生楽しむ本』43頁。