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:頭部搭載の機関砲で、べヘモス唯一の射撃武器。機体が大型なため口径は大きく(M9の基本武装であるアサルトライフルが40ミリ)、これだけでも十分な火力である。
 
:頭部搭載の機関砲で、べヘモス唯一の射撃武器。機体が大型なため口径は大きく(M9の基本武装であるアサルトライフルが40ミリ)、これだけでも十分な火力である。
 
:……とはいえスパロボでは[[ガンダム]]の頭部バルカンが60ミリ、[[ザク]]マシンガンが120ミリであるため口径上見劣りしてしまう。
 
:……とはいえスパロボでは[[ガンダム]]の頭部バルカンが60ミリ、[[ザク]]マシンガンが120ミリであるため口径上見劣りしてしまう。
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:現実世界であれば戦車を900両以上棺桶に変えた「アヴェンジャー」とほぼ同等の物である。普通に考えたら30mmでもオーバーキルにほどがある。
 
;太刀
 
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:原作によると「切れ味は無いに等しく、棒切れの様な物」である。つまり、'''「重量をもって叩き潰す武器」'''である。
 
:原作によると「切れ味は無いに等しく、棒切れの様な物」である。つまり、'''「重量をもって叩き潰す武器」'''である。

2019年10月29日 (火) 17:58時点における版

プラン1501 ベヘモス
外国語表記 Plan-1501 Behemoth
登場作品

フルメタル・パニックシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦J
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 アーム・スレイブ
生産形態 試験機 → 量産機
型式番号 Plan-1501,Plan-1502(改良型)
全高 40 m
重量 数千t
動力 パラジウムリアクター
ラムダ・ドライバ
開発 アマルガム
所属 A21
アマルガム
主なパイロット クガヤマ・タクマ
アマルガム (一般兵)
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プラン1501 ベヘモスは『フルメタル・パニック!』の登場メカ

概要

アマルガムからA21にもたらされた巨大AS

ベヘモスは「その巨大さ故、本来なら同時代のいかなる材料工学を用いた構造であっても、起動以前に立ち上がる事すらできず、自重によって崩壊するはず」とされる機体だが、戦闘起動中はラムダ・ドライバで自重を支える事により無理を通している。そのため、操縦者にはラムダ・ドライバへの適性を必要とする。

本機のラムダ・ドライバは自重を支える為の「Aファンクション」とその他武器や盾等に使用する「Bファンクション」に分かれている。二つのイメージを同時にしなければならないと言う時点で並のオペレーターでは操縦できない事がうかがえる。ラムダ・ドライバが使用不能になると陸の鯨状態になり、上記のとおり自重で崩壊する。A21仕様はそのラムダ・ドライバの冷却ユニットが脚部のスリットにあり、ここを撃たれるとラムダ・ドライバが崩壊してしまう弱点がある。ARX-8 レーバテインの妖精の羽に至っては正しく天敵であり、発動されただけで崩壊する事を意味する。欠点が目立つが、その巨体故の攻撃力と重装甲にラムダ・ドライバを加えた防御力は紛れも無く脅威である。

また、製造コストの方も膨大でべヘモス1機の製造コストが巡洋艦2隻の建造費と同等[1]という。A21に運用された機体は武装面は殆ど搭載されていない試験機であり、本来は重武装を施した仕様で、その真価は拠点攻略戦や殲滅戦にこそ発揮される。後にアマルガムはこれを本来の仕様で量産し、またPlan名がコダール→コダールiなどと同様に更新されている(1501から1502)。作中では"どうせ対策されているだろう"と思われたため試されず明確にもされていないが、A21仕様で問題になった冷却ユニットの弱点も廃されていると思われる。また、赤以外のカラーリングのバリエーションが存在する。

前述の通りラムダ・ドライバはほとんど主戦闘目的には使えていない。だが、逆に言えばベヘモスは、いくつかの問題を解決さえすればラムダ・ドライバ抜きでも成立しうる可能性を秘めた機体である[2]

十数年後を舞台にした「アナザー」において、後述の「バリストラ」に関わる関係資料として本機の設計図が登場している。

登場作品と操縦者

原作では艦の主砲をベースとした火砲を持ち、対地ミサイルを多数搭載した重火力仕様のべヘモスが登場しているが、スパロボでは固定兵装の30mm機関砲と『太刀』しか装備していない。

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
ラムダ・ドライバの仕様変更により相対的に耐久力が上がっている。
なお、ベヘモスが撃墜された時のアニメーションは、「ラムダ・ドライバの破損によって自重に耐え切れず自壊する」というもの。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
アマルガムの兵士が搭乗する。
なお、第41話「ずっと、スタンド・バイ・ミー」ではイベントで大量に(ざっと30機以上)登場するが、レーバテインの妖精の羽の効果で、あっという間に全て自滅させられるという悲惨な見せ場も。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
言葉そのまま序盤の【壁】の一つ。周回プレイで改造段階を上げると、ベヘモスのHPは最大で12万にも達する。特に、タクマが搭乗する機体は精神コマンドも使うのでかなり強敵。中盤以降は量産もされる。幸い射程が短いのが弱点なので、そこを突くべし。
なお、機体サイズは他のアーム・スレイブ同様S。シリーズ史上最も巨大なSサイズユニットだが、明らかに設定ミスである。
スーパーロボット大戦W
『J』とほぼそのままなので、序盤の強敵である事に変わり無し。原作の設定通り量産され、後半に複数登場する。
一方、ベヘモスの機体サイズが原作の設定(40m)を反映したLに改められたので、適切なサイズになった。

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
中盤から登場。今作ではフルメタの時系列が『TSR』以後からスタートするためボス敵としての登場はなし(お台場での戦闘に関しては用語辞典で言及されている)。

装備・機能

武装・必殺武器

30mm機関砲『竜の吐息(ドラゴンブレス)』
頭部搭載の機関砲で、べヘモス唯一の射撃武器。機体が大型なため口径は大きく(M9の基本武装であるアサルトライフルが40ミリ)、これだけでも十分な火力である。
……とはいえスパロボではガンダムの頭部バルカンが60ミリ、ザクマシンガンが120ミリであるため口径上見劣りしてしまう。
現実世界であれば戦車を900両以上棺桶に変えた「アヴェンジャー」とほぼ同等の物である。普通に考えたら30mmでもオーバーキルにほどがある。
太刀
原作によると「切れ味は無いに等しく、棒切れの様な物」である。つまり、「重量をもって叩き潰す武器」である。

特殊能力

ラムダ・ドライバ
剣装備
切り払いを発動。

移動タイプ

サイズ

S
J』。皮肉にもこのサイズのお陰で、多少なりともLサイズユニットの攻撃によってラムダ・ドライバを抜きやすい。
L
W』。流石に設定ミスだったのか、修正された。

関連機体

プラン1551 バリストラ
『フルメタル・パニック! アナザー』(SRW未参戦)に登場する、ベヘモスの設計図を元にジオトロン社が開発した無人AS。ベヘモスとは違い ラムダ・ドライバは搭載されていないが、素材工学や技術力の向上によってラムダドライバ無しでも自立可能。堅牢な装甲の下には機銃や誘導ミサイル等の重火器が敷き詰められており、アクティブ防御システムによってミサイル等の防御も可能。また、格闘武器として手斧も所持している。弱点は後頭部にあるアンテナで、無人機であるため破壊されると通信が受けられなくなり機能を停止する。

対決・名場面

vsARX-7 アーバレスト

余談

  • 本機体の名前の由来は『旧約聖書』に登場する陸地に生息する巨大な怪物ベヘモス(ヘブライ語で「獣」の意味を持つ。ベヒ(ー)モス、ビヒ(ー)モス、ベヘモ(ッ)トとも言う)から。
    • ベヘモスは海中に生息する巨大な怪物レヴィアタン(リヴァイアサン)と対になる存在で、悪魔の一種と見なされる場合がある。
    • なお、ベヘモスのアラビア語読みが「バハムート」である。ついでに、バハムートの本来の姿は巨大な魚であるが、テーブルトークRPGの『D&D』並びにRPG『ファイナルファンタジーシリーズ』の影響によって今日ではドラゴンの王としての姿の方で有名になってしまっている。
      • 本機体の武装である30mm機関砲『竜の吐息(ドラゴンブレス)』は、おそらくドラゴンの王としてのバハムート(=ベヘモス)に由来するものと思われる。

脚注

  1. 参考までに、現実のアメリカ海軍のタイコンデロガ級イージス・ミサイル巡洋艦が10億ドルだといわれている。作中当時のASの第一線を張っているM6A2は中古で1000万ドル。これらの事象より、ベヘモスの建造費は実に現行ASの200機分ということになる。
  2. 事実十数年後を舞台にした「アナザー」では技術革新でラムダ・ドライバ抜きで建造された、当機と同様に40メートル級の巨体をもつ機体が登場している。さすがに仕様面で制限はあり、単騎でベヘモスと同じように戦うことはできないが、ある程度の戦果を挙げることに成功している。