「バイストン・ウェル」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「== バイストン・ウェル(Byston Well) == 『聖戦士ダンバイン』の当初の舞台である、海と大地の狭間にあるとされる[[異世...」)
 
47行目: 47行目:
 
;[[オーラバトラー]]
 
;[[オーラバトラー]]
 
:
 
:
 +
 +
==バイストン・ウェルが登場する作品==
 +
バイストン・ウェルは『聖戦士ダンバイン』のために作られた舞台設定ではあるが、『ダンバイン』以外のいくつかの作品でも舞台装置として使われている。それは「人々がバイストン・ウェルの物語を忘れないように、[[ミ・フェラリオ]]が物語を語る」というテーマの体言なのかもしれない。
 +
 +
なお、全てのバイストン・ウェル関連作は一種のパラレルワールドとして扱われており、互いに矛盾する設定が数多くある。
 +
 +
;[[聖戦士ダンバイン]]
 +
:1983年~1984年に放映されたTVアニメ。バイストン・ウェルの物語はここから始まった。
 +
;リーンの翼(小説版) (SRW未参戦)
 +
:『聖戦士ダンバイン』のアニメ放映開始と同時に富野由悠季が執筆を始めた戦記ファンタジー。[[オーラマシン]]がまだ存在していない頃のバイストン・ウェルを舞台とする。1983年~1986年に『野生時代』(角川書店)で連載された。
 +
:剣と魔法の中世風ファンタジー世界に召還される主人公が「第二次世界大戦中の日本の特攻隊員」という独特の設定は、ファンタジーが量産された今の時代でさえ特異性が際立っている。
 +
;ファウ・ファウ物語 (SRW未参戦)
 +
:[[ミ・フェラリオ]]のファウ・ファウと小学生のエミコとの触れあいを描いた富野由悠季のメルヘン小説。1985年~1986年に『ニュータイプ』(角川書店)で連載。皆殺しのトミノの評価が根付いていた頃に書かれた異色作で、「白富野」の原型とも言える作品。
 +
;オーラバトラー戦記 (SRW未参戦)
 +
:『聖戦士ダンバイン』のノベライズ版。富野由悠季自らが執筆。1986年~1992年に『野生時代』(角川書店)で連載された。富野ノベライズの定番として、アニメ版とは名前が同じでも外見・性格が全く違うキャラクターが数多く出てきて、ストーリー展開も後半になるほどアニメ版からは大きく外れていく。また、主人公はショウ・ザマではなく城毅(じょう・たけし)。
 +
;[[聖戦士ダンバインOVA|New Story of Aura Battler DUNBINE]]
 +
:『聖戦士ダンバイン』の700年後を描いた後日談のOVA。1988年発売。
 +
;ガーゼィの翼 (SRW未参戦)
 +
:浪人生の千秋クリストファーが乱世のバイストン・ウェルに召還され、「ガーゼィの翼」を持つ聖戦士として戦う戦記ファンタジー。1995年~1997年に『ログアウト』(アスペクト 現エンターブレイン)で富野由悠季の執筆により連載された。小説版『リーンの翼』とテーマが酷似しているが、主人公の迫水が持つ「旧日本軍人のメンタリティ」が重要な要素であったリーンに対して、ガーゼィの主人公は「平和ボケした日本で育った平成の青年」と完全に対極となっており、両作の雰囲気はかなり異なる。
 +
:小説を元にしたOVA版、PCゲーム版も存在する。
 +
;[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]] (アニメ版)
 +
:小説版『リーンの翼』の後日談として作成されたアニメ。2005年~2006年にバンダイチャンネルで配信された。小説版とアニメ版は厳密はパラレルワールドであり両者のつながりには矛盾もある。アニメ版の設定にあわせて小説版の内容を改変した『リーンの翼完全版』もアニメと同時期に発売されている。
 +
:なお、小説版『リーンの翼』は『聖戦士ダンバイン』の過去の話と解釈することはいちおう可能だったが、アニメ版『リーンの翼』は『聖戦士ダンバイン』の間とでは致命的に矛盾が発生する
 +
:(どちらの作品も、地上の軍隊がオーラマシンと戦ったのは今回が初めてという世界観になっているため)
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==

2013年1月12日 (土) 00:22時点における版

バイストン・ウェル(Byston Well)

聖戦士ダンバイン』の当初の舞台である、海と大地の狭間にあるとされる異世界。 通常は地上との行き来ができないが、オーラロードと呼ばれる一種のゲートを開くことで、それが可能になる。 地上での生を終えた魂が行き着くところであり、一種の死後の世界である。そのため「魂の安息の場」などとも呼ばれる。

科学技術や文化は、地上でいうと中世のヨーロッパと同程度であり、騎士階級が土地を治めている。

主な国家

アの国
クの国
ナの国
ラウの国

登場作品

スーパーロボット大戦COMPACT
第1話でいきなりバイストン・ウェルに召喚される。
スーパーロボット大戦α
アーガマごとバイストン・ウェルに召喚される。
スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
フラグ次第で行くことになる。
スーパーロボット大戦IMPACT
フラグ次第では、キョウスケアムロカミーユファクリスアレンビーシローゲッターチームショウチャムジョウレニーが行くことになる。
スーパーロボット大戦COMPACT3
ルートによっては惑星ガイアからこちらに召喚される事になる。
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
TERRAのオーバーロード作戦に参加した特機群が作戦中に召喚される。「嵐の玉」や「ラース・ワウ城」のマップが登場。

関連人物

ショット・ウェポン
地上のロボット工学者。彼が召喚された事でオーラマシンが生まれることになる。

関連用語

コモン
この世界に暮らす人類。
フェラリオ
神秘的な力を持つ妖精のような種族。殆どフェアリーのミ・フェラリオ、人間に近い姿のエ・フェラリオなどに分類される。
ガロウ・ラン
姿は人に似ているが、中身は獣のような種族。基本的に悪事ばかり働く。
強獣
甲殻のある怪獣のような生物。甲殻がオーラマシンの装甲材として使われる。
オーラバトラー

バイストン・ウェルが登場する作品

バイストン・ウェルは『聖戦士ダンバイン』のために作られた舞台設定ではあるが、『ダンバイン』以外のいくつかの作品でも舞台装置として使われている。それは「人々がバイストン・ウェルの物語を忘れないように、ミ・フェラリオが物語を語る」というテーマの体言なのかもしれない。

なお、全てのバイストン・ウェル関連作は一種のパラレルワールドとして扱われており、互いに矛盾する設定が数多くある。

聖戦士ダンバイン
1983年~1984年に放映されたTVアニメ。バイストン・ウェルの物語はここから始まった。
リーンの翼(小説版) (SRW未参戦)
『聖戦士ダンバイン』のアニメ放映開始と同時に富野由悠季が執筆を始めた戦記ファンタジー。オーラマシンがまだ存在していない頃のバイストン・ウェルを舞台とする。1983年~1986年に『野生時代』(角川書店)で連載された。
剣と魔法の中世風ファンタジー世界に召還される主人公が「第二次世界大戦中の日本の特攻隊員」という独特の設定は、ファンタジーが量産された今の時代でさえ特異性が際立っている。
ファウ・ファウ物語 (SRW未参戦)
ミ・フェラリオのファウ・ファウと小学生のエミコとの触れあいを描いた富野由悠季のメルヘン小説。1985年~1986年に『ニュータイプ』(角川書店)で連載。皆殺しのトミノの評価が根付いていた頃に書かれた異色作で、「白富野」の原型とも言える作品。
オーラバトラー戦記 (SRW未参戦)
『聖戦士ダンバイン』のノベライズ版。富野由悠季自らが執筆。1986年~1992年に『野生時代』(角川書店)で連載された。富野ノベライズの定番として、アニメ版とは名前が同じでも外見・性格が全く違うキャラクターが数多く出てきて、ストーリー展開も後半になるほどアニメ版からは大きく外れていく。また、主人公はショウ・ザマではなく城毅(じょう・たけし)。
New Story of Aura Battler DUNBINE
『聖戦士ダンバイン』の700年後を描いた後日談のOVA。1988年発売。
ガーゼィの翼 (SRW未参戦)
浪人生の千秋クリストファーが乱世のバイストン・ウェルに召還され、「ガーゼィの翼」を持つ聖戦士として戦う戦記ファンタジー。1995年~1997年に『ログアウト』(アスペクト 現エンターブレイン)で富野由悠季の執筆により連載された。小説版『リーンの翼』とテーマが酷似しているが、主人公の迫水が持つ「旧日本軍人のメンタリティ」が重要な要素であったリーンに対して、ガーゼィの主人公は「平和ボケした日本で育った平成の青年」と完全に対極となっており、両作の雰囲気はかなり異なる。
小説を元にしたOVA版、PCゲーム版も存在する。
リーンの翼 (アニメ版)
小説版『リーンの翼』の後日談として作成されたアニメ。2005年~2006年にバンダイチャンネルで配信された。小説版とアニメ版は厳密はパラレルワールドであり両者のつながりには矛盾もある。アニメ版の設定にあわせて小説版の内容を改変した『リーンの翼完全版』もアニメと同時期に発売されている。
なお、小説版『リーンの翼』は『聖戦士ダンバイン』の過去の話と解釈することはいちおう可能だったが、アニメ版『リーンの翼』は『聖戦士ダンバイン』の間とでは致命的に矛盾が発生する
(どちらの作品も、地上の軍隊がオーラマシンと戦ったのは今回が初めてという世界観になっているため)

余談

  • 第4次において、アムロEXラ・ギアス事件)で遭遇したバイストン・ウェルの勢力について、報告書では「ややこしい」とその存在や説明を完全に省いた(Fではちゃんと報告している)。

資料リンク