「プレイステーション2」の版間の差分
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− | ゲームソフトは主にDVD-ROMで供給され、一部はCD- | + | ゲームソフトは主にDVD-ROMで供給され、一部はCD-ROMを使用しているソフトもある。当時まだ高価だったDVDドライブを採用し、映像用DVD再生機能を持たせたことが当時大きな話題となった。これにより、単なるゲーム機としてだけではなく、DVD再生機としても大きな需要をもたらした。外部記憶媒体は『'''PS2専用メモリーカード8MB'''』で、ブロック制ではなくバイト単位表記を採用、以降のPS系列ハードもバイト単位の保存形式となった。 |
− | + | PSとソフトウェアの互換性を持っており、殆どのPSのゲームを遊べる上、多くの周辺機器が流用可能である。ただし、ゲームデータのセーブとロードには初代PS用のメモリーカード(またはポケットステーション)が必要。またPSソフト用に読み込み速度の高速化や、テクスチャの補完(簡単に言えば、3D表現が綺麗になる)機能も用意されているが、この2つの機能は正常動作の保証外である。 | |
− | 次世代機の[[プレイステーション3]](以下PS3)や携帯機の[[プレイステーション・ポータブル]] | + | 次世代機の[[プレイステーション3]](以下PS3)や携帯機の[[プレイステーション・ポータブル]](以下PSP)発売後、次第にソニーの主力機種の座を譲っていったが、PS2の新作ソフトは10年以上に渡って発売されており、非常に息の長いプラットフォームであった。2011年末頃を境に供給が途絶えるようになっっていき、2013年3月27日発売のMMORPG『ファイナルファンタジーXI拡張データディスク アドゥリンの魔境』(スクウェア・エニックス)を以ってPS2ソフトの発売を終了。PS2版『ファイナルファンタジーXI』のオンラインサービスも2016年3月31日で終了し、発売開始以来16年にも及んだその歴史に幕を閉じた。 |
2012年7月25日からPS3で「プレイステーション2アーカイブス」が開始され、PS2ソフトのダウンロード購入が可能となり、スパロボ作品では『[[スーパーロボット大戦Z]]』が2014年から2020年まで配信された。 | 2012年7月25日からPS3で「プレイステーション2アーカイブス」が開始され、PS2ソフトのダウンロード購入が可能となり、スパロボ作品では『[[スーパーロボット大戦Z]]』が2014年から2020年まで配信された。 | ||
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− | 2007年11月発売のSCPH- | + | 2007年11月発売のSCPH-90000は、ACアダプタを内蔵型に戻しさらに軽量化して720g、消費電力を抑えた完成形といえる最終モデルになっている。こちらはPS3のPS2互換廃止の影響もあってか5年に渡って生産が続いた。 |
一部のPS2やPSソフトは、型番によっては正常に動作しない可能性がある。スパロボシリーズでは、『[[第4次スーパーロボット大戦S]]』で動作面の不具合が報告されている。 | 一部のPS2やPSソフトは、型番によっては正常に動作しない可能性がある。スパロボシリーズでは、『[[第4次スーパーロボット大戦S]]』で動作面の不具合が報告されている。 | ||
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2023年8月4日 (金) 04:58時点における版
プレイステーション2は、2000年3月4日にソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE、現SCEI)が発売した家庭用ゲーム機。略称は「PS2(ピーエスツー)」「プレステ2」で、公式の略称は前者。本稿でもそれに倣い表記する。
概要
プレイステーション(以下PS、またはPS1)の次世代機種で据え置き型第6世代ゲーム機となる。PSに引き続き、長く据え置き機トップの座に君臨し続けた。1億5000万台超えという販売台数はコンシューマーゲーム機史上世界最高記録である。2013年12月28日をもって本体の出荷が終了している。
ゲームソフトは主にDVD-ROMで供給され、一部はCD-ROMを使用しているソフトもある。当時まだ高価だったDVDドライブを採用し、映像用DVD再生機能を持たせたことが当時大きな話題となった。これにより、単なるゲーム機としてだけではなく、DVD再生機としても大きな需要をもたらした。外部記憶媒体は『PS2専用メモリーカード8MB』で、ブロック制ではなくバイト単位表記を採用、以降のPS系列ハードもバイト単位の保存形式となった。
PSとソフトウェアの互換性を持っており、殆どのPSのゲームを遊べる上、多くの周辺機器が流用可能である。ただし、ゲームデータのセーブとロードには初代PS用のメモリーカード(またはポケットステーション)が必要。またPSソフト用に読み込み速度の高速化や、テクスチャの補完(簡単に言えば、3D表現が綺麗になる)機能も用意されているが、この2つの機能は正常動作の保証外である。
次世代機のプレイステーション3(以下PS3)や携帯機のプレイステーション・ポータブル(以下PSP)発売後、次第にソニーの主力機種の座を譲っていったが、PS2の新作ソフトは10年以上に渡って発売されており、非常に息の長いプラットフォームであった。2011年末頃を境に供給が途絶えるようになっっていき、2013年3月27日発売のMMORPG『ファイナルファンタジーXI拡張データディスク アドゥリンの魔境』(スクウェア・エニックス)を以ってPS2ソフトの発売を終了。PS2版『ファイナルファンタジーXI』のオンラインサービスも2016年3月31日で終了し、発売開始以来16年にも及んだその歴史に幕を閉じた。
2012年7月25日からPS3で「プレイステーション2アーカイブス」が開始され、PS2ソフトのダウンロード購入が可能となり、スパロボ作品では『スーパーロボット大戦Z』が2014年から2020年まで配信された。
2018年8月31日をもって修理等全てのアフターサービスが終了。PS3とプレイステーション4という2代の後継機種を見守って、その歴史に幕を下ろした。
バリエーション
初代から様々なマイナーチェンジが施されてきた[1]が、2004年11月発売のSCPH-70000番以降は従来型の約2kgから本体+ACアダプタで約1.2kgと大幅に軽量化され、体積は約1/4となった。これ以降の機種は通称「薄型PS2」あるいは「新型PS2」と呼ばれる。但し小型化したが消費電力でほぼ変わらず、内蔵の冷却大型ファンが設計上無くなったため、あまりに長時間連続稼動させると熱暴走を起こす恐れがある。また、SCPH-70000番以降の型番は構造の都合上、ピックアップレンズ部分のフレキケーブル(オレンジのリボンのような部品)が何らかの不具合で回転中のディスクに触れる可能性があり、それが原因でディスクに円周状の傷が付いてしまう事例があった。
2007年11月発売のSCPH-90000は、ACアダプタを内蔵型に戻しさらに軽量化して720g、消費電力を抑えた完成形といえる最終モデルになっている。こちらはPS3のPS2互換廃止の影響もあってか5年に渡って生産が続いた。
一部のPS2やPSソフトは、型番によっては正常に動作しない可能性がある。スパロボシリーズでは、『第4次スーパーロボット大戦S』で動作面の不具合が報告されている。
プレイステーション2と互換性を持つ次世代機
- プレイステーション3
- PS2の次世代機種。パソコンのようにハードディスクドライブを内蔵。初期の60GB及び20GBモデルではPS1とPS2両方のソフトに物理的な互換性を持っていたが、後に発売された40GBモデル以降はPS2互換がオミットされ、PS1互換のみが残された。セーブデータは内蔵HDD内の仮想メモリーカードで管理する(この機能は全モデル共通)。別売のメモリーカードアダプターによるデータの移行も可能。現在では前述の通り、PS2アーカイブスの開始によってPS2互換のないモデルでもソフトのダウンロード購入が可能になった。
商品情報
スーパーロボット大戦シリーズ
PS同様、スパロボにとってもメインプラットフォームのひとつとなった。旧世代機となった後も『スーパーロボット大戦Z』が50万本以上の売り上げを記録し、PS2市場の底力を見せた。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- スーパーロボット大戦MX
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- スーパーロボット大戦OG外伝
- スーパーロボット大戦Z
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
参戦作品
- 電脳戦機バーチャロン マーズ
- ゼノサーガ
- 開発会社であるモノリスソフトが任天堂の子会社のため、結果としてPSシリーズのゲーム機のスパロボ関連作では参戦したのは後述の『NAMCO x CAPCOM』のみ。
- NAMCO x CAPCOM
- 機神咆吼デモンベイン(PS2版)
- 『X-Ω』における参戦時は、成人向けPCゲームを移植したPS2版を名義としている。
- サクラ大戦
- 『1』のリメイクである『熱き血潮に』と『3』の移植、『V』と3つのスピンオフタイトルが発売。
関連作品
スパロボ関連の周辺機器
Amazon.co.jp 商品リンク: B00008BO59
Amazon.co.jp 商品リンク: B0001L264Q
Amazon.co.jp 商品リンク: B000P9CDT2
脚注
- ↑ 型番区分のみでSCPH-10000、15000、18000、30000、35000、37000、39000、50000、55000、70000、75000、77000、79000、90000の14種類。更にバージョン違い存在する。