「ジノ・ヴァインベルグ」の版間の差分
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− | 前述の通り、ジノはナンバーズによる偏見を見せたりはせず、人間としては「善良」である一方、ナンバーズ達を虐げ続けるブリタニアの行いについて疑問を抱いている様子は皆無で、日本人の事も当たり前の様に「イレブン」と蔑称で呼ぶ無神経な面があった。また、[[ジェレミア・ゴットバルト]]や[[ギルバート・G・P・ギルフォード]] | + | 前述の通り、ジノはナンバーズによる偏見を見せたりはせず、人間としては「善良」である一方、ナンバーズ達を虐げ続けるブリタニアの行いについて疑問を抱いている様子は皆無で、日本人の事も当たり前の様に「イレブン」と蔑称で呼ぶ無神経な面があった。また、[[ジェレミア・ゴットバルト]]や[[ギルバート・G・P・ギルフォード]]といった主と決めた者に忠義を尽くそうとするブリタニアの騎士達と異なって、ブリタニアの騎士としての信念らしい物も持ち合わせていない部分があり(皮肉にも、その点に関してだけは己の快楽の為だけにブリタニアに所属しているルキアーノに近かった)、それに反し明確な信念で戦いブリタニアと敵対する者達の事は上から目線で批判している姿や、前述の小説版における騎士としての考えから、一部の視聴者からは「'''思想も信念も持たず、ただ国に帰属している自分の弱さに居直り、薄っぺらい正義感だけで戦っている人物'''」として批判される要因となっている。事実、ビスマルクと共にブリタニアに反旗を翻した際も、皇帝ルルーシュの側に付いたスザクを批判しているが、逆に「君の行いはブリタニアへの反逆だ」とあっさり論破されてしまう形で言葉を詰まらせ、反撃はおろか反論すら出来ずに撃墜されてしまっており、その後に「何の為に戦えばいいんだ!」と一人項垂れている姿から、ジノの「信念を持たない人物」としてのイメージに拍車が掛かってしまっている。そして、スザクに敗北しルルーシュが独裁に乗り出した後、何度も敵対していた黒の騎士団やブリタニアの首都へ大量虐殺を行ったシュナイゼルの側につき(シュナイゼルやろうとしているダモクレスによる恐怖政治も、ルルーシュの独裁と大差無い上に、彼の行った爆撃によって自身の家族は全員死亡してしまっている為、実質家族の仇でもある)、ルルーシュやスザクと敵対し批判している点も、「'''状況に流されて行き当たりばったりな行動しかしてこなかった癖に、正義の味方であるかの様に振る舞って、憎しみを背負う覚悟で戦っているルルーシュやスザクを偉そうに批判している'''」と一部の視聴者に見なされる事になっている。また、ジノの語っていた「守りたいもの」についても、予想できる「要素」らしい物が全く描かれず、シャルルへの忠誠で行動したビスマルクについていく形で反乱に加わった点からも、一部の視聴者からは「'''家柄や地位に拘っていないと言いながら、結局はシャルルの旧体制時にあった貴族の権益に縋りつこうとしていただけではないか'''」と見なされる事になっている。 |
ジノがあくまでもブリタニアの一兵士に過ぎない立場であったのなら、こうはならなかったのかもしれないが、仮にも名門貴族家系出身の上にブリタニア軍最高の栄誉である「ナイトオブラウンズ」の地位を得ていながら、最後まで思考放棄に近い状態のままで戦い続けていた事が、批判が高まる要因になってしまったのかもしれない。また、この点に関しては、様々な出来事に悩み苦しみながらも、自分なりの明確な信念と道を導き出して戦ったスザクとは対極的であったとも評価されている。 | ジノがあくまでもブリタニアの一兵士に過ぎない立場であったのなら、こうはならなかったのかもしれないが、仮にも名門貴族家系出身の上にブリタニア軍最高の栄誉である「ナイトオブラウンズ」の地位を得ていながら、最後まで思考放棄に近い状態のままで戦い続けていた事が、批判が高まる要因になってしまったのかもしれない。また、この点に関しては、様々な出来事に悩み苦しみながらも、自分なりの明確な信念と道を導き出して戦ったスザクとは対極的であったとも評価されている。 |
2021年6月21日 (月) 07:48時点における版
ジノ・ヴァインベルグ | |
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外国語表記 | Gino Weinberg |
登場作品 | |
声優 | 保志総一朗 |
デザイン |
CLAMP(原案) 木村貴宏(アニメ版) |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(ブリタニア人) |
性別 | 男 |
生年月日 | 皇暦2001年11月27日 |
年齢 | 17歳 |
血液型 | B型 |
所属組織 | 神聖ブリタニア帝国 → 旧皇帝派 → 黒の騎士団 |
所属部隊 | ナイトオブラウンズ |
役職 | ナイトオブスリー |
ジノ・ヴァインベルグは『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の登場人物。
概要
神聖ブリタニア帝国の精鋭部隊「ナイトオブラウンズ」の一人。席次は「ナイトオブスリー」であり、マントの色はダークグリーン。専用機のナイトメアフレームとしてトリスタン(後にトリスタン・ディバイダーへ改修)を所有する。
ブラックリベリオン後、「ナイトオブセブン」としてラウンズに就任したばかりである枢木スザクの相棒的立場となるが、最終的には袂を分かつ事になる。
人物
ブリタニアの名門貴族である「ヴァインベルグ家」の出身。作中の登場人物の中でも長身となる金髪の美男子であり、独特に編んだ髪型が特徴。
陽気で人懐っこい性格をした自由人であり、無抵抗の人間を痛めつける事に愉悦する同じラウンズであるルキアーノ・ブラッドリーの凶行にも真っ向から反発を見せる等、まともな良識も持ち合わせている。貴族でありながら相手が平民でもフランクに接する善良さとルックスの良さから、アッシュフォード学園に入学した時には女子生徒たちからも高い人気を誇っていたが、貴族出身のせいか、庶民の文化には疎いという一面も見せており、好奇心旺盛なのも合わさって突飛な発想や行動を見せる事も。なお、名門貴族の血を引くが、ラウンズの地位に関しては七光りではなく、若年ながらも卓越したKMF操縦技術を持ち合わせた自らの実力によって勝ち取った物であり、それ故に戦闘においては常に余裕と自信に満ちた態度を崩さず、それに見合った実力も発揮する。
ナンバーズの人間達に偏見を見せる事は無く、ナンバーズ出身であるスザクの事も同じラウンズとして台頭に接している。ただし、ジノの場合はあくまでも差別意識が無いだけで、先鋭化した差別主義と競争社会の軍事国家であるブリタニア事態の国風や他国の侵略・制圧のみならずナンバーズとして差別・迫害する事についてはユーフェミア・リ・ブリタニアやナナリー・ヴィ・ブリタニアの様に疑問を抱いている様子は無い。むしろ「当たり前な事」として受け止めている節さえある等、ブリタニアの貴族らしい無自覚とも言える傲慢さも垣間見せ、実際にジノはユーフェミアやナナリーと異なって、日本人の事を終始蔑称である「イレブン」としか呼んでいなかった。こういった部分もあってか、差別意識は無くとも差別される側の人間達の気持ちについて真剣に理解は出来ておらず、自分が個人的に気に入っていた紅月カレンに対しても、日本人の血を引く事に誇りを抱く彼女の生き方に理解を見せないどころか、逆に「ブリタニア人の血を半分引いている」のを理由に自分達ブリタニア側に来るべきだと勧誘までしており、当然本人からは拒絶されている。
小説版では、「騎士は与えられた命令に従うだけの存在だからこそ、弱い奴が向いている」という独自の考えを持っており、スザクに対して関心を持ったのも、彼の弱さや自罰的な面に共感を抱いていたからとされている。
来歴
劇中登場時より、既にラウンズの一人として活躍し、スザクや他のラウンズ達と共に、矯正エリアとなっていた「エリア11」の総督であるカラレスが復活したゼロによって誅殺されたのを知る事になる。
EUでの戦いに一区切りがついた後、エリア11の新総督となったナナリーの護衛を担うスザクに同行する形で、同じくラウンズの「ナイトオブシックス」であるアーニャ・アールストレイムと共にエリア11へ向かい、その際にナナリーの乗艦を襲撃してきた黒の騎士団の四聖剣の一人である仙波崚河の搭乗する月下をトリスタンのハドロンスピアーをもって撃破している。その後、好奇心からアッシュフォード学園の高等部に入学。しばらくの間、学園生活やイベントを満喫する事になっている。
ゼロの奇策によって数百万人の日本人達を中華連邦へ亡命させてしまった後は、スザク、アーニャと共にそれを追う形で向かうが、オデュッセウス・ウ・ブリタニアと天子による政略結婚の日にて、黎星刻一派の反乱に加え、ゼロによって大宦官達の醜悪な本性が暴露され民衆達の反乱が勃発した結果、中華連邦が求心力を失ったと見なしたシュナイゼル・エル・ブリタニアの命令によって撤退する事になった。
エリア11に戻った後は、中華連邦で見かけ捕虜となっていたカレンが、ルキアーノに暴行されそうになった所を阻止。以前から彼女に対し個人的に興味を持っていた事で、彼女がブリタニア人の血を半分引いているのを理由にブリタニア側に付くよう勧誘するも、拒絶されている。第二次トウキョウ決戦後、兼ねてより父・シャルル・ジ・ブリタニアが国の内政を蔑ろにしていた事実を見かねていたシュナイゼルが、戦いの惨憺たる結果を「俗事」と切り捨てたシャルルの態度や迷いを吹っ切る決意をしたスザクの言葉によってクーデターを決意させた事に反発。シュナイゼルの側近兵達によって取り押さえられるも、その場にて「ナイトオブワン」ことビスマルク・ヴァルトシュタインから、シャルルが死亡した事を聞かされる事になった。
死亡したシャルルに代わってアッシュフォード学園時代の先輩であったルルーシュ・ランペルージがブリタニアの99代皇帝に就任した後は、ビスマルクや「ナイトオブフォー」のドロテア・エルンスト、「ナイトオブトゥエルブ」のモニカ・クルシェフスキーと共に、ラウンズ直轄部隊の「ロイヤルガード」を率いて反旗を翻す。が、皇帝直属騎士「ナイトオブゼロ」となったスザクの駆るランスロット・アルビオンによって他のラウンズは次々撃墜されていき、遂にはビスマルクも乗機のギャラハッドを撃墜される形で死亡。自身もなす術なく撃墜されるが、スザクに情けを掛けられたのか、ラウンズの中で唯一生き延びる。
その後、自らの行動がスザクから「ブリタニアへの反逆行為でしかない」と否定され、何の為に戦うのか分からないまま、黒の騎士団の元に流れ着く。なお、劇中では明かされていないが、シュナイゼルによる空中要塞ダモクレスによる首都・ペンドラゴンへのフレイヤによる攻撃で、ジノは家族の全てを失っている。しかし、その後はあくまでも皇帝ルルーシュやスザクと敵対し戦う事を決意し、最終決戦では大破したトリスタンを改造したトリスタン・ディバイダーに搭乗。ダモクレス内部にて待ち構え、ブレイズ・ルミナスを突破したルルーシュの蜃気楼をエクスカリバーで破壊するも、またしてもランスロット・アルビオンに敗北。その後、スザクはカレンの搭乗する紅蓮聖天八極式によって相打ちで撃破され、半壊したトリスタンで紅蓮を回収するも、戦争はルルーシュの勝利で終わった。
ダモクレスを巡る決戦から2ヶ月後、戦犯の一人として処刑を待つ身となっていたが、スザクの扮するゼロによってルルーシュは討たれて解放される事になっており、エピローグでは扇要とヴィレッタ・ヌゥの結婚式に参列している姿が描かれている。
キャラクターの総評
劇中でも、ジノはブリタニア陣営側の人間の中では比較的に良識な人物で、ルックスや人懐っこい性格等も相まってか、放映当時より視聴者の人気は非常に高いキャラクターであった。しかし、「表面」に関する評価は良好であったが、「内面」に関する評価については批判される事も少なくなかった。
前述の通り、ジノはナンバーズによる偏見を見せたりはせず、人間としては「善良」である一方、ナンバーズ達を虐げ続けるブリタニアの行いについて疑問を抱いている様子は皆無で、日本人の事も当たり前の様に「イレブン」と蔑称で呼ぶ無神経な面があった。また、ジェレミア・ゴットバルトやギルバート・G・P・ギルフォードといった主と決めた者に忠義を尽くそうとするブリタニアの騎士達と異なって、ブリタニアの騎士としての信念らしい物も持ち合わせていない部分があり(皮肉にも、その点に関してだけは己の快楽の為だけにブリタニアに所属しているルキアーノに近かった)、それに反し明確な信念で戦いブリタニアと敵対する者達の事は上から目線で批判している姿や、前述の小説版における騎士としての考えから、一部の視聴者からは「思想も信念も持たず、ただ国に帰属している自分の弱さに居直り、薄っぺらい正義感だけで戦っている人物」として批判される要因となっている。事実、ビスマルクと共にブリタニアに反旗を翻した際も、皇帝ルルーシュの側に付いたスザクを批判しているが、逆に「君の行いはブリタニアへの反逆だ」とあっさり論破されてしまう形で言葉を詰まらせ、反撃はおろか反論すら出来ずに撃墜されてしまっており、その後に「何の為に戦えばいいんだ!」と一人項垂れている姿から、ジノの「信念を持たない人物」としてのイメージに拍車が掛かってしまっている。そして、スザクに敗北しルルーシュが独裁に乗り出した後、何度も敵対していた黒の騎士団やブリタニアの首都へ大量虐殺を行ったシュナイゼルの側につき(シュナイゼルやろうとしているダモクレスによる恐怖政治も、ルルーシュの独裁と大差無い上に、彼の行った爆撃によって自身の家族は全員死亡してしまっている為、実質家族の仇でもある)、ルルーシュやスザクと敵対し批判している点も、「状況に流されて行き当たりばったりな行動しかしてこなかった癖に、正義の味方であるかの様に振る舞って、憎しみを背負う覚悟で戦っているルルーシュやスザクを偉そうに批判している」と一部の視聴者に見なされる事になっている。また、ジノの語っていた「守りたいもの」についても、予想できる「要素」らしい物が全く描かれず、シャルルへの忠誠で行動したビスマルクについていく形で反乱に加わった点からも、一部の視聴者からは「家柄や地位に拘っていないと言いながら、結局はシャルルの旧体制時にあった貴族の権益に縋りつこうとしていただけではないか」と見なされる事になっている。
ジノがあくまでもブリタニアの一兵士に過ぎない立場であったのなら、こうはならなかったのかもしれないが、仮にも名門貴族家系出身の上にブリタニア軍最高の栄誉である「ナイトオブラウンズ」の地位を得ていながら、最後まで思考放棄に近い状態のままで戦い続けていた事が、批判が高まる要因になってしまったのかもしれない。また、この点に関しては、様々な出来事に悩み苦しみながらも、自分なりの明確な信念と道を導き出して戦ったスザクとは対極的であったとも評価されている。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初登場作品。アーニャ同様、ほぼ原作通りの展開で活躍。ZRルートでは57話、騎士団ルートなら54話でアーニャと共に仲間になる。
- 敵対時はトリスタン、仲間になってからはディバイダーに乗る。強いことは強いが、やはり仲間になるのがとても遅いのが惜しまれる(ZRルートは特に)。トリスタンの移動力の高さから切り込み役に最適。中の人が同じキラ・ヤマトやブレラ・スターンへの特殊台詞も用意されている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- ナナリーのSPの隊長として登場。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- SRサポートユニットを経て、2020年3月のイベント「異端 と 騎士団」よりトリスタン・ディバイダーのパイロットとして参戦。
パイロットステータス
能力
アーニャ同様、ラウンズの一人だけあって強い。特に格闘と技量に秀でた格闘系万能型で、搭乗機であるトリスタンおよびトリスタン・ディバイダーの移動力も相まって切り込み役と言える。ただ、乗機のEN消費が激しいのが難点。そのため、18話でのスポット参戦では一人だけガス欠で戦闘不能、という事態が普通に発生する。
精神コマンド
- 第2次Z再世篇
- 加速、集中、不屈、突撃、気合、熱血
- 乗機の高い移動力に加え、「加速」や「集中」もあるので敵陣に切り込むのに適している。…欲を言えば「突撃」はアーニャに譲って欲しかったが(ディバイダーはP射程が長いので殆ど意味をなさない)。
- X-Ω
- 集中、不屈、気合
特殊スキル
- 第2次Z再世篇
- 底力L4、見切り、カウンターL5、サイズ差補正無視、ダッシュ
- 元々高い移動力が「ダッシュ」でさらに強化され、精神コマンドの「加速」と併せて移動力に関しては一級品。この上、エースボーナスでさらに移動力が上がる。
エースボーナス
サポートアビリティ
- ナイトオブスリー
- SR。クリティカル率、回避率アップ。
人間関係
- 枢木スザク
- 同じラウンズの仲間。ナンバーズである彼にも気さくに接している。
- 小説版では、彼の中の「弱さ」に共感を抱いた結果、興味を持つ事になった事が明かされている。しかし、信念を持たず思考放棄に近いままで戦い続けた自身とは対照的に、明確な信念と戦う理由と見出して戦う事を決意した結果、相容れない関係となってしまう結果となった。
- アーニャ・アールストレイム
- 同じラウンズの仲間。一般常識に疎過ぎる彼女を心配しており、面倒見の良い性格もあってか色々と世話を焼いている。
- ルキアーノ・ブラッドリー
- 一応仲間ではあるが、彼からは見下されている。しかし、ジノの方もルキアーノを嫌悪している様子が見られるが、皮肉にも「騎士としての信念を持たない者」としては、方向性こそ違えど似た者同士になってしまっている。
- 『第2次Z再世篇』ではスザクを侮蔑している彼に対して、静かに怒りを露わにしている(後述)。
- ビスマルク・ヴァルトシュタイン
- 同じラウンズの仲間で上司。ルルーシュが皇帝となった際は、彼と共にルルーシュに反旗を翻した。
- ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア
- アッシュフォード学園時代は先輩となっていたが、前皇帝であるシャルルを弑逆し、自らが皇帝となった彼に反旗を翻す。
- シュナイゼル・エル・ブリタニア
- クロヴィス設計のカジノで彼に勝負を吹っ掛ける。
- 後に、彼がペンドラゴンへ向けて行ったフレイヤによる爆撃でジノは家族を失っている事になっているのだが、そんな彼についてまでルルーシュやスザクと戦う道を選んだかについては不明。
- セシル・クルーミー
- 小説版では彼女の手料理が好みに合っていたらしい。
- レオンハルト・シュタイナー
- 臣下。シュタイナー家はヴァインベルグ家に代々仕える騎士の家系で、トリスタンの開発も担当している。
他作品との人間関係
- アッシュフォード学園のとある女子生徒
- 厳密には「他作品」ではないが、スパロボオリジナルの展開の中で登場するのでここに分類。
- アッシュフォード学園のとある女子生徒(顔グラフィックからしてミーヤ・I・ヒルミックの可能性が高い)で、『第2次Z再世篇』第18話にてジノの搭乗するトリスタンを特定の場所に移動させると登場し、強化パーツの「アドレナリンアンプル」をプレゼントしてくれる。ただの学生であろう彼女が何故こんなものを持っていたのかは不明。
- ついでに言えば、この強化パーツはジノが受け取ったものの、その後はZEXISの所有物としてプレイヤー部隊が持って行ってしまう(この時点ではまだジノは自軍に正式に加入していない)ので、ゲームシステム上仕方無いとはいえ彼女にとっては報われない事に…。
- ちなみに、このイベントはアーニャの乗るモルドレッドを同じ場所に移動させても発生し(イベント発生自体はどちらか一人のみ)、この時は男子生徒がアーニャに同じパーツをプレゼントしてくれる。こちらの生徒はアーニャにお礼として「記録」してもらえるので、少しは報われている…かも。
- キラ・ヤマト ブレラ・スターン
- 中の人が同じ。そのためか、彼らを戦わせると特殊台詞が発生する。
- ガドライト・メオンサム
- 彼のスフィアの力によって護衛対象であるはずのナナリーを賊に差し出すこととなってしまう。
名台詞
- 「残念~! 中の人違いま~す!」
- アッシュフォード学園でのナイトオブセブン歓迎会にて。この時のメイン企画は、スザクの操縦するガニメデでピザに使うトマトを運んでくる、というものだったのだが、スザクが企画書を整理している時にユフィの羽ペンをアーサーに持っていかれた→いきなり学園に現れたC.C.をルルーシュが隠すためにトマトのコンテナの中に放り込んだ→落ちていた企画書を読んだジノが勝手にガニメデを操縦して企画に参加した、という混乱した状況になってしまった。
- この後収拾をつけるためにルルーシュがギアスで役員を操って手を打ち、何とか事なきを得た。
- 「失格。その武装は建物を守ることを優先している。仕方ない」
- 東京租界のエリア11政庁に抜き打ち訓練と言わんばかりにトリスタンで強襲を行い、迎撃に出てきたグラストンナイツの二名の武装を見て。
- 空中を自由自在に飛行する機体相手に大型ランスを持ってきて彼らはどうやって迎撃するつもりだったのか……、失格扱いも肯ける程の判断力の鈍さを苦笑い気味に酷評したのが本台詞である。
- 結果的にジノが彼らに合わせる様に格闘戦を挑むのだが、ジノの圧勝で終わる。
- ちなみに彼らの前に迎撃に出たナイトメア隊はアサルトライフルとバズーカによる統制射撃(同一方向に同時射撃)を行っているが、こちらの評価は「まあまあ」であった。
- 『第2次Z再世篇』では「失格。もっと相手の動きを読まないと」として回避時の台詞にアレンジして採用。
- 「学園は無事か…。だけど…これはもう戦じゃない…」
- 第20話、フレイヤにより壊滅したトウキョウ租界を見て的確な言葉で返す。
- 「私は、ブリタニア人なのか……?それとも……」
「何の為に、戦えばいいんだ!!」 - ビスマルク等「ラウンズ」のメンバーと共に皇帝ルルーシュへの反乱を起こすも、スザク一人に味方は全滅してしまい、自分が信じていたモノが失われた事に慟哭する。
- 「ルルーシュ、お前のブリタニアは私が認めない!」
- 蜃気楼に搭乗してダモクレスに侵入してきたルルーシュに対し、ぶつけた言葉。いかにも正義の味方的な台詞の言い回しであるが、「騎士は与えられる命令に従うだけの存在」としか考えらず、状況に流されるまま戦い続けていたジノが言っても説得力に欠けているだろう。しかも、この後ジノはスザクのランスロット・アルビオンにあっさり敗北した上に、カレンに彼を倒す役目を丸投げしているも同然なので、余計に格好がつかない。
- ジノ「スザク~、なんかつまんないなこれ」
スザク「オープン記念だから、ゆっくり回ってるんじゃないかな?」
ジノ「そっか、サービスか。いくらなんでも遅すぎるよなぁ」 - ピクチャードラマにて。クロヴィス設計のカジノのオープン記念イベントに参加しており、その時にスザクとスロットに興じていた時の台詞がこれ。ラウンズの動体視力にかかれば、スロットが玩具扱いである。だが、これで味を占めたジノはこの後墓穴を掘るハメに……。
- ジノ「殿下。私と勝負しませんか? 二人ともてんで弱くて」
スザク「スロットは、僕の勝ちだったよ」
ジノ「それだけだろう? バカラもポーカーも話にならない」 - カノンと語らうシュナイゼルのもとに現れて。スザク、ギルフォードと勝負して大勝したらしく、自信満々でギャンブル勝負をふっかけるのだが……。
- 「な゛っ……!?」
- カノンとロイドから助言され、シュナイゼルが本気モードに突入。果たしてジノはどうなってしまったのか……。シュナイゼルの性格的特徴と洞察力を考えるに、ボロ負けしたと思われる。
スパロボシリーズの名台詞
- 「感謝する! 君のためにもテロリストは必ず倒す事を誓おう!」
- 『第2次Z再世篇』第18話にてアッシュフォード学院の女子生徒からアドレナリンアンプルを受け取って。しかし、このアドレナリンアンプルは(ゲームシステム上の都合があるとはいえ)ZEXISに取り上げられてしまい、ジノ本人がこれを使えるようになるのはゼロレクイエムルートでは第58話、黒の騎士団ルートでは第55話からに…。
- そもそも、アドレナリンアンプルをプレゼントする女子生徒って…という話でもある。なお、「アンプル」とは注射剤の容器の一種である。保健室あるいは化学室あたりから持ち出してきたのだろうか…?
- 「ブラッドリー卿は度の過ぎる冗談がお好きなようだ」
- 『第2次Z再世篇』第49話「ゼロとルルーシュ」にて、スザクがシュナイゼルの命令を受けているのを聞いて「裏切り者の枢木スザクにご命令とは、殿下も戯れが過ぎる」と嘯いたルキアーノに対して。調子はいつもと変わっていないが内心の怒りが透けて見える。
- 「あれが噂の不死身の男か」
- 『第2次Z再世篇』ゼロレクイエムルート第56話「BEYOND」 / 黒の騎士団ルート第58話「革新」にて、カティの言葉で真っ先に直掩についたコーラサワーを見て。「不死身のコーラサワー」はラウンズの間でも知れ渡っていたらしい。
- 「所詮、貴様は皇帝の器ではないのだ!」
- 『第2次Z再世篇』ゼロレクイエムルートでルルーシュから弱ダメージを受けるか攻撃を回避したときの台詞。しかし、ブリタニアをぶっ壊すために皇帝の権力を利用しているだけのルルーシュにとってはむしろ賞賛の言葉に感じるかもしれない。
- 尤も、ジノもジノでナイトオブラウンズにいながら、一兵士も同然で信念らしい物を持たず思考放棄に近い状態で行き当たりばったりな戦いを続けていた部分がある為、「ラウンズの器ではない」と言えなくも無い。
搭乗機体
- トリスタン
- 乗機。珍しい可変型KMF。
- トリスタン・ディバイダー
- トリスタンの改修機。
- グロースター・エア
- 外伝漫画『白の騎士 紅の夜叉』にて搭乗。
余談
- 舞台は幕末日本の『幕末異聞録 コードギアス 反逆のルルーシュ』では、裾野における最終決戦ではルルーシュ達に味方している。アーニャとスザクも同様。
- 『再世篇』前の出演作『Another Century's Episode:R』では敵としてのみ登場、こちらも(休戦という形だが)プレイヤー側になったスザクと戦える。アーニャと共にルルーシュとの休戦を拒むが、代わりに他の生き残ったイレギュラー達(主にプレイヤー側に再度撃退した他作品ライバル)と共にシーズンに反抗する。
- ジノの声優を務めた保志総一朗氏は谷口監督作品『スクライド』の主人公カズマを演じていた。ちなみにもう一人の主人公である劉鳳役は星刻を演じた緑川氏。『コードギアス』作中でろくに戦えなかったことと『スクライド』で共演したことに由来し、ドラマCDでデュエットのキャラソンを出すという謎の快挙を成し遂げた。しかも曲調は明らかにスクライドを意識したコーラスである。