「ツワブキ・サンシロー」の版間の差分
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:愛機。'''投手'''としての経験が、ハイドロブレイザーやカウンタークロスなどの投擲系の戦法に活かされている。 | :愛機。'''投手'''としての経験が、ハイドロブレイザーやカウンタークロスなどの投擲系の戦法に活かされている。 | ||
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2013年3月8日 (金) 12:26時点における版
ツワブキ・サンシロー(Sanshiro Tuwabuki)
『大空魔竜ガイキング』の主人公。プロ野球チーム「レッド・サン」の二軍投手で、魔球をひっさげて一軍デビューの予定であったが、暗黒ホラー軍団の攻撃で利き腕の左手を故障して引退。大文字洋三博士の誘いでガイキングのパイロットとなる。
当初は野球への未練から第2話で一度は大空魔竜戦隊から抜けたものの、ボールをまともに投げられない現実や暗黒ホラー軍団の攻撃で倒壊する街を見てガイキングのパイロットとして戦う事を決意した。
35話で一度大空魔竜戦隊との掛け持ちでジャイアンツとの優勝争いをするレッド・サンに復帰したが、サンシロー自身は左手の故障がもはや直らないと自覚しており、一度も公式戦に登板する事無く同僚の大西に自らの魔球を伝授、レッド・サンの優勝を見届けて過去と完全に決別した。
典型的な熱血漢で、元スポーツ選手というのもあって基本的な格闘能力も高く初期には超能力でボール状のエネルギーを生み出して攻撃する能力があり、銃を使う事もできる。また、12話で真っ先にミドリにプレゼントを渡したり、初対面のエリカに対して友達になってくれと言う等、やや女好きな一面を持つ。
登場作品と役柄
原作では長い二軍生活の影響か功名心が非常に強い人物であり、独断専行が目立ちコンバットフォースの不和の種となる事も少なくなかった。こういった問題人物的側面がある為か、SRWでは彼同様感情移入出来なくなる事を避けるべくスパロボ補正が掛かっていてあまり問題行動を起こさない。代わりに彼女募集中という軟派な側面を若干強調されているようで、第3次αでミドリに呆れられている。
後述の名台詞の欄にあるように決して我儘なだけの人間ではないので、今後のスパロボで彼本来のキャラクターが発揮されることを期待したい。
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 原作と違い、既に一軍投手で消える魔球を投げるエースという設定。気迫を覚えるので、シナリオ開始すぐにガイキングの超兵器ヘッドが使用できる。
ガイキング関連のシナリオは多いものの、メインを張るエピソードの有無がルート分岐によって左右される事も有り、同じ声優である竜馬や一矢と比べるといまいち印象が薄い(声優ネタで牛丼の歌を披露する場面も有り、それなりに存在感をアピールしてはいるが)。また、ボス格の戦闘前会話では野球に関連した言動が目立つ。 - 第3次スーパーロボット大戦α
- 今回、神谷ボイスのキャラが5人いるが、その中では戦闘面ではともかく、イベント面では最も影の薄い存在となっており不遇。EDでレッド・サンに現役復帰。
旧シリーズ
- 新スーパーロボット大戦
- 原作と違いプロ野球にデビューした後、大空魔竜隊に参加した模様。第2話より参戦。第7話の分岐シナリオにてベスパとの戦いに参加しようとするが、ピートの説得もあり地上に残ることになる。リュウセイの発言が原因でライを同性愛者だと誤解するが、なぜか更に自分に惚れているとまで思い込む。ステータスでは投手らしく、遠距離攻撃(射撃)値が高いが、命中系コマンドが集中どまりのため、SPTには分が悪い。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
サンシローが超能力を持つ事もあり、スーパー系では破格の命中率を誇る。他のスーパー系主人公では必中が無いと心許ない場面でも、彼ならば必中無しで当てる事が出来る場合も多い。
パイロットBGM
- 「大空魔竜ガイキング」
- 全ての参戦作品に採用されているOP主題歌。
人間関係
大空魔竜戦隊
- 大文字洋三
- 上司。当初は身の危険を忠告した博士に反発した面もあったが、互いに信頼関係を築く。
- ピート・リチャードソン
- チームメイト。規律や任務を重んじる彼とは感情面での対立が絶えないが、ここ一番の時には絶妙のコンビネーションを発揮する。
SRWではライバル関係がさほど強調されておらず、サンシローも皮肉を自然体で受け流すなど、彼との接し方を或る程度心得ている印象が有る。 - ヤマガタケ
- チームメイト。彼からたびたび嫉妬される事もあったが、プライベート等では行動を共にする事も多く、仲は悪くない。
- ファン・リー
- チームメイト。彼のメインとなる話では色々とフォローする事が多く、大空魔竜の面々の中でも特に戦友といった関係が強い。
- ハヤミ・ブンタ
- チームメイト。
- サコン・ゲン
- チームメイト。彼が一度洗脳されて裏切った際は激怒して殴打したが、それがきっかけで洗脳が解けて大空魔竜のパワーアップに繋がった。
- ハチロー
- 弟分。
- フジヤマ・ミドリ
- チームメイト。彼女に気があり、12話では割といい関係になっているようにも見えるが、以後は特に進展していない。
暗黒ホラー軍団
- 803号
- 第3話に登場したゼーラ星人。かつてのゼーラ星の危機で妻を失い、その後のダリウス大帝の方針に疑問を持ったが、強制徴用された際に娘を殺され、その憎しみから暗黒鳥人に改造されても良心を失わずに他の暗黒鳥人から襲撃を受けたサンシローを助けたが、捕らえられて暗黒騎士に改造されてガンタロールに搭乗してサンシローと対峙したが、妻と娘の写真が入ったロケットを見て正気を取り戻し、暗黒ホラー軍団の攻撃からサンシローとガイキングを庇って死亡した。
- エリカ
- 暗黒怪獣デビルジャガーを操るゼーラ星人。サンシローは彼女の死んだ恋人に容姿が似ていた。彼女と惹かれあう事になるが、あくまでも死んだ恋人スタールの仇を討つべく敢えて洗脳した彼女と対峙してしまい、彼女自身は大空魔竜の攻撃で死亡する。サンシローは対峙した際に彼女のペンダントに気付くが、エリカである事に気付いていたか不明。
- エメルダ
- SRW未登場。40話に登場したエメラルド星の王女で、毒ガス星雲の襲来によって母星が危機に陥った所をダリウス大帝に助けられ、母星を救う為に暗黒ホラー軍団に協力して大空魔竜と戦う事になるが、サンシローと出会って互いに惹かれあう。しかし、結果的には対峙する事になり、最後は毒ガス星雲の襲来がダリウスの謀略で、エメラルド星も暗黒ホラー軍団に滅ぼされた事を知り、乗艦であるエメラルドのバラの全エネルギーを窮地のガイキングに送って死亡した。
レッド・サン
- 名村
- レッド・サン所属時のコーチで、サンシローが大空魔竜に引き抜かれた際に反対する首脳陣を説得してくれた恩がある。15話、35話に登場し、15話ではサンシローの特訓に参加、35話の時点ではレッド・サンの監督となっている。
- 大西
- レッド・サン所属時の同期のチームメイト。35話で彼に自分の魔球を伝授する。
他作品の人間関係
スーパー系
- ひびき洸
- 新・αシリーズで競演。中の人が同じという共通点もあるが、新ではリュウセイ絡みで彼との会話が多く、互いに当時のリュウセイを変人扱いし、共にその言動に呆れ振り回される事になる。
- 竜崎一矢
- 第2次αに於ける親友ポジションを担当。後述のツグミの指摘に有るような性格面の類似性、凄絶な過去、同じ名前の女性とのロマンス、己の特技を必殺技へと活用出来る愛機、そして中の人繋がりと、共通点が非常に多い。反面、原作でのピートとの対立相手役を彼に譲った事も、サンシローの印象の薄さに影響を及ぼしているのは否めない。続く第3次αでは、前作での密接なクロスオーバーぶりが嘘であったかのように、関連性が希薄である。
- ガーニィ・ハレック
- 彼の正々堂々とした戦いぶりに、大いに感銘を受ける。
ガンダムシリーズ
- コウ・ウラキ
- 第3次αでの神壱号作戦発動前日、ニナのいる地球へメッセージを送った彼に対し、独り身ゆえの僻みから(?)難癖をつけるも、「守るべき者のために戦う」という彼の決意に感銘を受け、すぐに謝罪した。
- アルファ・A・ベイト
- 第3次α終盤の雑談で、彼に恋人のいない独り身状態である事をからかわれた。
- ディアッカ・エルスマン
- 第3次αでは彼が真に戦う相手を見極めた事で、遺恨無く仲間として信用する。
バンプレストオリジナル
- リュウセイ・ダテ
- 新では比較的会話が多いが、その特異な性格には流石に変人と評している。最終話ではある程度打ち解けた模様。
- ライディース・F・ブランシュタイン
- 新では彼を同性愛者と勘違いした挙句、彼が自分に惚れているとまで思い込み、必要以上に警戒する。
- アイビス・ダグラス
- 第2次α序盤での、やさぐれていた時期の彼女からハレックを擁護する姿勢を揶揄される(尤も、当人には気付かれていない様子だが)。中盤ではサンシローとエリカとのロマンスに興味を抱いたようで、おずおずと心境を訊ねられた。
- ツグミ・タカクラ
- 第2次αでサンシローと一矢を、「お人好しなまでに素直で直情的な所が似ている」と評していた。
- ヴィレッタ・バディム
- 第3次αでは彼女からサイコドライバーについての説明を受け、特殊能力を持つ人間がαナンバーズに数多く集う「都合の良い偶然」を知り唖然とする。超能力者集団である大空魔竜戦隊の面々もその中に含まれているだけに、サンシローが受けた衝撃度は相当のものだったと思われる。
名台詞
- 「(すげえ… みんな俺の魔球を見に来たのか…)」
「これで長かった二軍生活ともおさらばした、晴れの檜舞台で思う存分投げられる、俺にも運が向いてきたぜ」 - 一軍初登板を前にしてスタジアムに詰め掛けた大勢の観客を目にして。しかし、この台詞とは裏腹にサンシローの野球人生は暗転する事になってしまう。
- 「あんた、寝ぼけてるのか!」
- 第1話で試合前のサンシローに対し、命を狙われているから御前崎灯台へ来いと言う大文字博士の電話に激怒して切った台詞。しかし、いきなり地球の命運だの恐るべき敵だの知らないサンシローが激怒するのも仕方ないが、結果的にはサンシローの悲劇を決定付けてしまう。
- 「(20m…! 20mも投げられないなんて…!)」
- 2話で野球の未練から大空魔竜戦隊を一度去るが、ボールをまともに投げられない現実を知って。
- 「俺は… 俺は二度も命を助けてくれたあんたを…俺は…あんたに代わって必ずダリウス大帝を倒してやる! 倒してやる! 倒してやる!」
- 自分を庇い死んでいった暗黒鳥人803号の死を受けての台詞。
- 「世の中不思議な事が多いと思ってね…」
- 21話のラストより。夜空を見つめるサンシローが気になったヤマガタケへの台詞で、想いを寄せながらも自分の前から一夜にして消えてしまったエリカに想いを馳せて。
- 「僕もそう信じます。やはりシュタイン博士にはあたたかい人間の血が残っていたんですね… きっと…」
- 31話でデスクロス騎士となったシュタイン博士が死亡した後、人の心を取り戻した事でサンシローを助けようとしたのでは無いかと推測する大文字博士に対して。
- 「一度は野球に命を賭けようとしたんだ。その事だけはいつまで経っても忘れられるもんじゃないぜ」
- 35話で一人投球練習をしていた時の心境。
- 「当たり前じゃないか、お前は大空魔竜のメイン操縦者だぜ」
- 37話で暗黒ホラー軍団の操るハニワ軍団に大空魔竜が占領された際、自分のせいで大空魔竜が占領されてしまったと落ち込むピートを奪還メンバーに選び、ピートが驚いた際の台詞。
- 「エメルダ、さようなら。何時までも愛しているよ……」
- 40話ラストより。エメルダの一件を回想し終わった際の台詞。
- 「ふざけるな! 貴様に地球は渡さん!」
- 大空魔竜へ通信したダリウス大帝への啖呵。
- 「では、試してやるぜ! 必殺魔球をな!」
- 最終話でダリウスにハイドロブレイザーを放つ時の台詞。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「リリーフエースの登場だぜ!」
- 援護攻撃時の台詞。
- 「デッドボールはごめんだぜ!」
「おっと!ワイルドピッチだったな!」 - どちらも回避時の台詞。ワイルドピッチは原作放映時(1976年)では余り一般的な野球用語とは言えず、暴投の方が馴染み深かった。
旧シリーズ
- 「それは昔のことだ。今は、地球防衛のプロってとこかな」
- 第3話にてさやかにテレビで見たことあると言われての一言。その後、ワッ太に問われ、セミプロに修正した。
αシリーズ
- 「それでは無差別に街を焼き払う侵略者のやり方と変わりがないぞ…!」
- 第2次αでのハレックとの初対決後、頑なに異星人=敵と主張するピートの偏見を、上記の台詞で斬り捨てる。
- 「覚えておけ!悪党が最後に負けるのは宇宙の真理だ!」
- ダリウス大帝に引導を渡した際の、非常にヒーロー然とした台詞その1。
- 「俺は地球の平和を守るために戦士となった。だが、それは同じ人間と戦うためじゃないはずだ…!」
「行くぞ、シャア・アズナブル!その人間同士の最後の戦い、お前に勝たせる訳にはいかない!」 - シャアとの最終決戦に於ける戦闘前会話。サンシローと同じ思想ゆえに、アクシズ上での戦いを人間同士の最後の闘争にすると発したシャアへ挑む。
- 「馬鹿言え。俺はガイキングのパイロットだ。そして、俺のマウンドは…」
「この大空魔竜なのさ」 - 第2次αEDより。封印戦争終結後、休む間も無く次の任務へと駆り出される事に愕然としながらも、ピートの皮肉に笑顔で応える。
- 「黙れ!野球も戦いも筋書きの無いドラマだ!」
- 第3次αでのヴァイクランとの戦闘前会話。「αナンバーズの全滅という筋書きに変更は無い」と嘯くハザルを一喝する…が、少々突飛な台詞である感は否めない。
- 「あの面構えの迫力はガイキング以上だぜ!」
- EVA初号機ヨリシロVerとの戦闘前会話。ここで言う「ガイキングの面構え」とは超兵器ヘッド展開時のものを指しているのだろうが、シンジ救出という緊迫した状況下で発するには、いささか悠長にも思える。直後に力強く救出を誓ってはいるが。
- 「世界を見てみろ!みんな夢や希望を持って、やりたい事もたくさんあるのに!」
「それをあんたは、勝手な理屈で全て奪おうってのかよ!」 - 第3次αでの碇ゲンドウに対する批判。
球界復帰という戦後を見据えた夢を抱くサンシローにとっても、個人のエゴに他人を巻き込む人類補完計画の存在を許せる筈が無かった。 - 「そんな言葉は聞きたくないぜ!ゲームセットはまだまだ先だ!」
- ゲンドウから「ヒトという種族を存続させる為には仕方の無い事」と返答されて、上述の台詞で彼の試合放棄ぶりを一蹴する。
- 「祭司長だかサイン帳だか知らないが、このガイキングが相手をしてやる!」
- エツィーラとの戦闘前会話。何気にオヤジギャグである。
- 「この世の別れに覚えとけ!正義は悪に絶対に負けないんだ!」
- 霊帝ルアフに引導を渡した際の、非常にヒーロー然とした台詞その2。
- 「神を殺したからといって、自分が神になったと錯覚しているお前に負けてたまるか!」
- シヴァーとの戦闘前会話。彼の野望を「錯覚」と、極めて的確な表現で斬り捨てる。
- 「延長戦も大詰めだ!スタジアムの声援が俺達を熱くしてくれたぜ!」
「来い、ケイサル・エフェス!お前を討ち取ってゲームセットだ!」
「とうとう来たな!ラストバッターはお前だ!」 - ケイサル・エフェスとの戦闘前会話、及び特殊台詞。ここでも野球用語フル活用だが、スポーツと縁遠い存在であろう霊帝に理解出来たのだろうか?
- 「俺は当分は二足のスパイクで行くつもりだぜ」
- 第3次αEDで、復帰が叶ったピッチャーとガイキングパイロットを兼業する、言わば「二足の草鞋」の状況をサンシロー風にアレンジした表現。直後、ピートから辛辣な言葉を掛けられるが…。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「ゲェー、ということは…リュウセイ、奴に言っておけよ。オレの部屋には絶対に来るなってな」
- リュウセイの「女に興味がないんだ」という台詞を誤解し、ライに同性愛者疑惑を持ち始める。
- 「お、おい、あんまりオレの側によるな」
- ライに話しかけられて、疑惑その1。
- 「おい洸、大変なメンバーだな同情するぜ」
- リュウセイとライを連れての調査に向かう洸に同情しての台詞。ライが数に入っているのも疑惑からか。疑惑その2。
- 「よし、わかった。君が誰を好きになろうと勝手だが、オレにはそういう趣味はないんだ」
- ライに言い寄られ、自分の内情を話す。この後、リュウセイとライで揉めることに…。
- 「そんなことを言うから、間違えられるんだぜ」
- 一平にからかわれて怒っためぐみを見て「女の子って面倒だな」と発言したライに対して、どうやら関係は以前より改善した模様。