「冥王計画ゼオライマー」の版間の差分
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+ | 『'''冥王計画ゼオライマー'''』はAIC制作の[[OVA]]作品。 | ||
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− | + | ちみもりを(現:高屋良樹)氏が『レモンピープル』誌にて1983年から1984年にかけて連載した同名のSFロボット・アダルトコミックを原作とするOVA。 | |
− | + | その後ちみ氏が高屋良樹名義で『強殖装甲ガイバー』の連載を始めたこともあって長く中断状態にあったが、2004年と2007年に完結編が執筆された(この際「ちみもりを」名義を限定的に復活させている)。 | |
− | + | スパロボに参戦しているのは、同作から成人向け要素をほぼオミットし、キーパーソンである[[秋津マサト]]と[[氷室美久]]、それに[[天のゼオライマー]]等の設定のみを流用して製作された全年齢向けOVA作品の方である。本作は「成人コミックが原作のOVA」「平野俊弘氏が監督を務めた」という点で『[[戦え!! イクサー1]]』と共通している。 | |
− | + | 後に原作漫画版の続編にあたる『冥王計画ゼオライマーΩ(オメガ)』(作画:ワタリユウ)が『comicリュウ』誌にて連載された。なお、成人向け雑誌ではないのにも関わらず、ヒロインは'''前作より酷い目にあっている'''。 | |
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スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。 | スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。 | ||
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原作の話数が少ない事もあってか、全話が再現される機会が多い。 | 原作の話数が少ない事もあってか、全話が再現される機会が多い。 | ||
+ | 「マサトと美久がマサキの野望を完全に砕くためにゼオライマー諸共自爆する」という原作の結末は改変されており、原作シナリオ終了後もスパロボ補正によって2人とも生存し最後は平穏な生活に戻るという幕引きになっている。 | ||
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==余談== | ==余談== | ||
+ | *前述の通り原作漫画は成年向けの作品ではあるが、明確なゾーニングが施されていなかった時代に執筆されていたためか、完全版コミックスは(流石に一部場面の修正は施されているが)全年齢扱いでの販売となっている。 | ||
+ | **また原作漫画の方もアニメ化の企画が存在していたが、企画が通らなかった事が完全版コミックスの巻末で明かされている。 | ||
*平野氏は「自分が監督をすることになったのは原作者自身の指名だったが、1話が完成した時点でクレームがついた」といういささかギクシャクした関係があったことを明かしている。 | *平野氏は「自分が監督をすることになったのは原作者自身の指名だったが、1話が完成した時点でクレームがついた」といういささかギクシャクした関係があったことを明かしている。 | ||
− | * | + | *初参戦の『MX』での参戦作品発表の際、原作者である高屋良樹(=ちみもりを)氏には連絡が行き届いていなかった。その事について高屋氏は、当時『ガイバー』を連載していた『少年エース』の作者コメントで不満を漏らしており、その後スパロボ開発陣から謝罪代わりに試作版のMXのソフトをもらった事をやはり『エース』の作者コメントで発言していた。それ以降は特に関連した発言は無い為問題は解消しているものと思われる。 |
− | * | + | *原作版『冥王計画ゼオライマー』及びその続編『冥王計画ゼオライマーΩ』でのゼオライマーのスペルは'''Zeoraymer'''であり、OVA版設定でのスペル'''Zeorymer'''とは異なっている。 |
− | * | + | *スパロボユーザーの中にはOVAの『天のゼオライマー』を単にゼオライマーと呼称したり、原作版の主人公をマサトと呼称表記あるいは原作版の黒幕である「若槻魔沙鬼」をマサキと呼称表記したりするケースが多いが、OVA版と原作漫画版の設定を混同するため、当wikiの表記のように「天のゼオライマー」と表記したり該当キャラの名前を混同しにくい苗字で表記したりする事が望ましい。 |
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2022年11月17日 (木) 14:37時点における最新版
冥王計画ゼオライマー | |
---|---|
読み | プロジェクトゼオライマー |
監督 | 平野俊弘 |
脚本 | 會川昇 |
キャラクターデザイン | 菊池道隆(現:麻宮騎亜) |
メカニックデザイン | 森木靖泰 |
音楽 | 川村栄二 |
制作 | AIC |
発表期間 | 1988年11月26日 - 1990年2月21日 |
話数 | 全4話 |
巻数 | 全4巻 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦MX |
『冥王計画ゼオライマー』はAIC制作のOVA作品。
概要[編集 | ソースを編集]
ちみもりを(現:高屋良樹)氏が『レモンピープル』誌にて1983年から1984年にかけて連載した同名のSFロボット・アダルトコミックを原作とするOVA。
その後ちみ氏が高屋良樹名義で『強殖装甲ガイバー』の連載を始めたこともあって長く中断状態にあったが、2004年と2007年に完結編が執筆された(この際「ちみもりを」名義を限定的に復活させている)。
スパロボに参戦しているのは、同作から成人向け要素をほぼオミットし、キーパーソンである秋津マサトと氷室美久、それに天のゼオライマー等の設定のみを流用して製作された全年齢向けOVA作品の方である。本作は「成人コミックが原作のOVA」「平野俊弘氏が監督を務めた」という点で『戦え!! イクサー1』と共通している。
後に原作漫画版の続編にあたる『冥王計画ゼオライマーΩ(オメガ)』(作画:ワタリユウ)が『comicリュウ』誌にて連載された。なお、成人向け雑誌ではないのにも関わらず、ヒロインは前作より酷い目にあっている。
登場人物[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
ラスト・ガーディアン[編集 | ソースを編集]
鉄甲龍[編集 | ソースを編集]
- 幽羅帝(ゆうらてい)
- 鉄甲龍の首領。その正体は木原マサキのクローン。
- 耐爬(たいは)
- 八卦衆の1人。乗機は風のランスター。
- シ・アエン
- 八卦衆の1人。乗機は火のブライスト。
- シ・タウ
- 八卦衆の1人。乗機は水のガロウィン。
- 葎(りつ)
- 八卦衆の1人。乗機は月のローズセラヴィー。
- ロクフェル
- 八卦衆の1人。乗機は地のディノディロス。
- 祗鎗(ぎそう)
- 八卦衆の1人。乗機は山のバーストン。
- 塞臥(さいが)
- 八卦衆の1人。乗機は雷のオムザック。
- ルラーン
- 鉄甲龍に所属する技術者。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
ラスト・ガーディアン[編集 | ソースを編集]
- 天のゼオライマー
- グレートゼオライマー(本編未登場)
鉄甲龍[編集 | ソースを編集]
用語[編集 | ソースを編集]
- 鉄甲龍
- 八卦ロボ
- 鉄甲龍で開発された8体のスーパーロボット。天のゼオライマーもこの中の1体。
- 八卦衆
- 八卦ロボのパイロット。
- ラスト・ガーディアン
- 日本政府が富士の樹海の地下に建設した秘密基地。沖功が責任者を務める。
- 次元連結システム
- ゼオライマーの強さの秘密。
楽曲[編集 | ソースを編集]
- ED主題歌
-
- 「紅のロンリネス」(1~3話)
- 作詞:水谷啓二 / 作曲:馬場孝幸 / 編曲:石田勝範 / 歌:山形ユキオ
- 「I LOVE YOU 愛してる」(4話)
- 作詞:水谷啓二 / 作曲:馬場孝幸 / 編曲:石田勝範 / 歌:山形ユキオ
- 劇中BGM
-
- 「覚醒、ゼオライマー」
- 『J』『MX』で採用。
- 原作では風のランスターとの戦闘時に流れる。
- 「ゼオライマー、暁に出撃す」
- 『J』『MX』で採用。
- 原作ではタイトルバックおよびオープニングナレーションで流れる。本作には元々エンディング主題歌しか存在しないため、本曲がオープニングテーマともいえる。
登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]
原作の話数が少ない事もあってか、全話が再現される機会が多い。 「マサトと美久がマサキの野望を完全に砕くためにゼオライマー諸共自爆する」という原作の結末は改変されており、原作シナリオ終了後もスパロボ補正によって2人とも生存し最後は平穏な生活に戻るという幕引きになっている。
ユニットとしてのゼオライマーの反則レベルの性能、イベントのみの登場ながらもマサキの強烈なキャラクター性などから参戦回数は少ないながらもユーザーに強烈な印象を残している作品である。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦J
- 隠し要素でグレートゼオライマーが初登場。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦MX
- 初参戦作品。本作がゲームに登場するのも初。
- スパロボ学園
- 天のゼオライマーのみの参戦(戦闘アニメは『J』の流用)。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- サービス開始時からの参戦作品の1つ。シナリオ上では神聖ブリタニア帝国と手を結んだ鉄甲龍により地球圏全土が征服される展開も。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2019年1月の期間限定参戦。「健全ロボ ダイミダラー」「ヴァンドレッド」と共演する。
各話リスト[編集 | ソースを編集]
これまで再現を漏らした作品はない(スパロボ学園を除く)ので「再現スパロボ」の列は省く。上記の「登場作と扱われ方」も参照のこと。
話数 | サブタイトル | 登場メカ | 備考 |
---|---|---|---|
PROJECT I | -決別- | 天のゼオライマー 風のランスター |
|
PROJECT II | -疑惑- | 水のガロウィン 火のブライスト |
|
PROJECT III | -覚醒- | 月のローズセラヴィー | |
PROJECT IV | -終焉- | 地のディノディロス 山のバーストン 雷のオムザック |
ED変更 |
余談[編集 | ソースを編集]
- 前述の通り原作漫画は成年向けの作品ではあるが、明確なゾーニングが施されていなかった時代に執筆されていたためか、完全版コミックスは(流石に一部場面の修正は施されているが)全年齢扱いでの販売となっている。
- また原作漫画の方もアニメ化の企画が存在していたが、企画が通らなかった事が完全版コミックスの巻末で明かされている。
- 平野氏は「自分が監督をすることになったのは原作者自身の指名だったが、1話が完成した時点でクレームがついた」といういささかギクシャクした関係があったことを明かしている。
- 初参戦の『MX』での参戦作品発表の際、原作者である高屋良樹(=ちみもりを)氏には連絡が行き届いていなかった。その事について高屋氏は、当時『ガイバー』を連載していた『少年エース』の作者コメントで不満を漏らしており、その後スパロボ開発陣から謝罪代わりに試作版のMXのソフトをもらった事をやはり『エース』の作者コメントで発言していた。それ以降は特に関連した発言は無い為問題は解消しているものと思われる。
- 原作版『冥王計画ゼオライマー』及びその続編『冥王計画ゼオライマーΩ』でのゼオライマーのスペルはZeoraymerであり、OVA版設定でのスペルZeorymerとは異なっている。
- スパロボユーザーの中にはOVAの『天のゼオライマー』を単にゼオライマーと呼称したり、原作版の主人公をマサトと呼称表記あるいは原作版の黒幕である「若槻魔沙鬼」をマサキと呼称表記したりするケースが多いが、OVA版と原作漫画版の設定を混同するため、当wikiの表記のように「天のゼオライマー」と表記したり該当キャラの名前を混同しにくい苗字で表記したりする事が望ましい。
商品情報[編集 | ソースを編集]
Blu-ray[編集 | ソースを編集]
DVD[編集 | ソースを編集]
書籍[編集 | ソースを編集]
楽曲関連[編集 | ソースを編集]
その他[編集 | ソースを編集]
レンタルビデオ・動画配信[編集 | ソースを編集]
サイト名 | 取扱いの有無 | 備考 |
---|---|---|
TSUTAYA宅配レンタル | 〇 | |
DMM | 〇 | |
ゲオ宅配レンタル | 〇 |
サイト名 | 取扱いの有無 | 備考 |
---|---|---|
TSUTAYA TV | × | |
DMM動画 | × | |
バンダイチャンネル | 〇 | 見放題期間あり |
GYAO!ストア | × | |
東映アニメオンデマンド | × | |
ユーネクスト | 〇 | 2021年3月31日まで配信 |
ビデオマーケット | ○ | |
フジテレビオンデマンド | × | |
Amazonプライムビデオ | × | |
dアニメストア | 〇 | |
ビデックス | × | |
hulu | 〇 |