「時空振動弾」の版間の差分
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原理は明確に説明されていないが、次元の歪みを発生させることであらゆる物を別の時空へ飛ばすことで消滅させる兵器である。しかし、[[桂木桂]]が「敵に奪われるくらいなら」と未調整の状態で起動させたため、本来予想されていた威力とは全く異なる形で発動し、多数の次元を融合させて「[[相克界]]」を作り出してしまう結果となった。[[宇宙]]全体への変動は説明はなかったが、これは[[特異点]]となった人間の思考範囲があくまで「星一つ」しか考え付かなかったことが大きいと思われる。 | 原理は明確に説明されていないが、次元の歪みを発生させることであらゆる物を別の時空へ飛ばすことで消滅させる兵器である。しかし、[[桂木桂]]が「敵に奪われるくらいなら」と未調整の状態で起動させたため、本来予想されていた威力とは全く異なる形で発動し、多数の次元を融合させて「[[相克界]]」を作り出してしまう結果となった。[[宇宙]]全体への変動は説明はなかったが、これは[[特異点]]となった人間の思考範囲があくまで「星一つ」しか考え付かなかったことが大きいと思われる。 | ||
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2023年9月9日 (土) 21:44時点における最新版
『超時空世紀オーガス』に登場する兵器。
概要[編集 | ソースを編集]
ABC兵器[1]に次ぐ兵器ということで「D兵器」とも呼ばれる[2]。「超時空振動弾」と呼称されることもある。
原理は明確に説明されていないが、次元の歪みを発生させることであらゆる物を別の時空へ飛ばすことで消滅させる兵器である。しかし、桂木桂が「敵に奪われるくらいなら」と未調整の状態で起動させたため、本来予想されていた威力とは全く異なる形で発動し、多数の次元を融合させて「相克界」を作り出してしまう結果となった。宇宙全体への変動は説明はなかったが、これは特異点となった人間の思考範囲があくまで「星一つ」しか考え付かなかったことが大きいと思われる。
「様々な次元をくっつける事ができる」という非常に便利な設定により、かねてから「スパロボの最終兵器」と呼ばれていた。そしてそのポテンシャルはZシリーズにて遺憾なく発揮されることとなる。
SRWでの扱い[編集 | ソースを編集]
Zシリーズの根幹を成し、その象徴でもあるガジェットであり、『第2次Z』以降のシリーズ作品では毎回プロローグで登場している。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Z
- セツコルート序盤で起動する場面が描かれるが、ランド編でも起爆直後の場面がカットインする。
- 『超時空世紀オーガス』の原作再現が為される関係でスポットが当たることが多い。また、両ルート40話において新連邦が開発した時空制御装置が登場しており、これによってセカンド・ブレイクが発生する。
- 第15話において桂が「あんな兵器が開発されていたなんて聞いた事もなかった」と一人ごちており、その真実は完結作まで持ち越されることとなった。
- 第2次スーパーロボット大戦Z
- 『破界篇』『再世篇』共にプロローグにおいて起動シーンのサムネイルが使われている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z
- 第2次Z同様、『時獄篇』『天獄篇』共にプロローグで登場。
- スフィアの力による時空震動が何度か発生。天獄篇終盤では新バスターマシン3号が建造されているほか、アマルガムの開発した時空震動弾が二つ登場している。更に、桂が起動させた時空振動弾がどこかの世界のジ・エーデルの手によって開発されたと明かされた。
関連用語[編集 | ソースを編集]
類種[編集 | ソースを編集]
- スフィア
- サード・ステージに到達した場合、スフィア・アクトとは別に時空震動弾としての側面を持つ。
- オレンジ
- 『交響詩篇エウレカセブン』に登場する爆弾。『Z』では、これも時空振動弾の一種とされている。
- 新バスターマシン3号
- 『第3次Z天獄篇』においてバアル殲滅作戦のために建造された人類の切り札。
- 太陽系辺境の「凍結艦隊」こと元祖銀河中心殴りこみ艦隊と、ノリコのガンバスターに残されていたバスターマシン3号のデータをベースに、レナードの研究データをブラッシュアップさせる形で完成した超巨大時空震動弾。
- MDQミサイル
- ソーラリアンに搭載されているミサイル。「マイクロ・ディメンション・クエイク・ミサイル」の略で、一つ一つが極小の時空震動弾。
要素[編集 | ソースを編集]
- 特異点
- 『超時空世紀オーガス』において大特異点が発生した時空振動弾起動時に中心に存在した人間の事を指す。桂木桂とオルソン・D・ヴェルヌがそれにあたり、大特異点から分裂した大特異点の一部とも呼べる存在となっている。
- 相剋界/相克界
- 『超時空世紀オーガス』に登場する地上から150mの高さに存在する次元の歪みの層、もしくは時空振動弾の発動によって誕生した混乱時空世紀の世界そのものを指す。
- 多元世界
- 『Z』における「世界としての相克界」をさす言葉。
- ブレイク・ザ・ワールド
- 本来は『機動戦士ガンダムSEEDシリーズ』におけるユニウスセブンの落下を指す言葉だが、『Z』においては時空振動弾の発動とそれによって多元世界が生まれたことを指す。
- 大時空震動
- 『第2次Z』における、上記の「ブレイク・ザ・ワールド」をさす言葉。
- 新世時空震動
- 『第3次Z』において発生した大時空震動。
- 惑星エス・テラン
- Zシリーズの黒幕である御使いの母星。この惑星に存在する神器の一つ「黒い太陽」に時空振動弾の「爆風」が触れ、その結果ブレイク・ザ・ワールドが発生した。
関連人物[編集 | ソースを編集]
- 桂木桂
- Zシリーズでは時空振動弾を起動させたことで、多元世界の特異点となる。
- オルソン・D・ヴェルヌ
- 桂と共に時空振動弾の直接的影響を受けたため、多元世界の特異点となる。
- ツィーネ・エスピオ
- 桂やオルソン同様、時空振動弾の直接的影響を受けたため、多元世界の特異点となる。
- Zシリーズでは彼女と上記の2人は「原初の特異点」と呼ばれ、真の時空修復に必要不可欠な存在である。
- ジ・エーデル・ベルナル
- 『第3次Z天獄篇』では、どこかの並行世界(おそらくコズミック・イラ)のジ・エーデルが絶望の未来から逃避するべく、時空振動弾の開発に関わっていた事が明かされる。
- レナード・テスタロッサ
- 『第3次Z天獄篇』では、独力で時空振動弾の開発にこぎつけている。
余談[編集 | ソースを編集]
- マクロスシリーズの一つ『マクロスF』に登場する「ディメンション・イーター」という兵器は(超)時空振動弾に酷似しており、本兵器との関連性が疑われている。『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』では実際に時空振動弾という単語が登場している。
- また、『超時空世紀オーガス』の作品世界は、「マクロスシリーズの(マクロスが落ちてこなかった)平行世界である」という裏設定も存在する。