「ジルクスタン王国」の版間の差分

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ジルクスタン王国とは、『[[コードギアスシリーズ]]』に登場する国家。
 
ジルクスタン王国とは、『[[コードギアスシリーズ]]』に登場する国家。
  
= 概要 =
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== 概要 ==
「戦士の国」の異名を持ち、E.Uや中華連邦よりも小さな国でありながら世界制覇を推し進めていた[[神聖ブリタニア帝国]]の大軍をも退け、ナンバーズ化されなかった強力な国。
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「戦士の国」の異名を持ち、E.Uや中華連邦よりも小規模でありながら、当時世界制覇を推し進めていた[[神聖ブリタニア帝国]]を退けて来た強力な国。聖神官[[シャムナ]]と国王[[シャリオ]]の姉弟により統治されており、シャムナが神事、シャリオが軍事をそれぞれ担っている。上官や王家への返礼の慣習があり、その際は「ナム・ジャラ・ラタック」と返礼し、片手もしくは両手で目を覆う。
  
周辺は砂漠に覆われており、サクラダイトをはじめとした資源にも乏しい。その代わりに高い力量を持つ兵士を各国に傭兵として輸出することで経済を支えている。
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独自の宗教として「'''ファルラフ'''」と呼ばれるギアス嚮団の分派が存在しており、そのため王家や軍上層部の多くは[[ギアス]]の存在を認知し、利用している。
  
聖神官[[シャムナ]]と国王[[シャリオ]]の姉弟により統治されており、神事を担当するシャムナの予言(という名の[[ギアス]])に従い戦闘の方針を探る。
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元々は周辺国からの移民も盛んで、水源にも恵まれていた国だったが、現在は水源の枯渇によって国土の大半が砂漠と荒野に覆われており、サクラダイトをはじめとした資源にも乏しい。その代わり、高い力量を持つ兵士を各国に[[傭兵]]として輸出することで経済を支えて来た。また、[[ゲド・バッカ]]を筆頭に自国での[[ナイトメアフレーム]]の開発も行っており、「戦士の国」の名に恥じない高い軍事力を有する。しかし、[[ゼロレクイエム]]によって世界平和がもたらされた事で軍需産業の需要が低下。傭兵業に依存して来たジルクスタンは、エナジーフィラーの輸入すら困難になるほどの経済的大打撃を受ける事になった。
  
このほかにも「褐色の城壁」の異名を持つ大将軍[[ボルボナ・フォーグナー]]はブリタニアとの戦闘経験もあり、[[コーネリア・リ・ブリタニア]]にもその名が知られている。またボルボナの息子である[[シェスタール・フォーグナー]]もシャムナの親衛隊長を務める等高い身分についている。
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ギムスーラ平原には山賊や思想犯を収容する「嘆きの大監獄」があり、その地下にはCの世界へアクセスする為の「アラムの門」が存在する。ブリタニアがジルクスタンへ侵攻したのも、このアラムの門を狙っての事である。
  
また自国製の[[ナイトメアフレーム]]の開発も行っており、ブリタニアや中華連邦のように人型ではないものの[[ゲド・バッカ]]を筆頭にシェスタール専用機ジャジャ・バッカとボルボナ専用機のガン・ドゥ・グーン、更にフロートシステムを標準装備としたシャリオ専用機[[ナギド・シュ・メイン]]や[[ベルク・バトゥム・ビトゥル]]専用の[[ナイトギガフォートレス]][[バタララン・ドゥ]]を保有するなど「戦士の国」の名に恥じない高い軍事力および技術力を有する。
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世界平和による貧困を解決するべく、Cの世界へ干渉し、世界を改竄しようと試みた。計画の鍵となる[[ナナリー・ランペルージ|ナナリー・ヴィ・ブリタニア]]を拉致したが、その後の[[黒の騎士団]]との戦闘でシャムナとシャリオが命を落とした事で計画は頓挫。戦後に残された国は[[超合集国]]へ加盟する事で存続する事になったが、国外へ逃れようとする国民の姿も多く見られた。
 
 
実はこの国の裏側にはファルラフというギアス嚮団の分派が存在しており、王家と近親者、それらの配下はギアス能力の持ち主、あるいはギアスの存在を知っている。ブリタニアがこの国を狙ったのは、思想犯やテロリストを収監する監獄「嘆きの大監獄」の地下にあるアラムの門というCの世界にアクセスできる門を狙っての事だった。
 
 
 
ルルーシュとゼロによって行われた[[ゼロレクイエム]]後、世界が平和への道を歩み始めたことで各国の争いや紛争が激減し傭兵のニーズが減ったことで、エナジーフィラーすら不足するほどの経済不振に陥っている。シャムナはこの祖国と不自由な身体を傷つけながら戦うシャリオやジルクスタンの民を救うために、ゼロ([[枢木スザク]])と[[ナナリー・ランペルージ]]を襲撃・拉致するという計画を立てた。
 
 
 
ブリタニアが「イエス・ユア・ハイネス」「イエス・マイ・ロード」という上官に対する返礼があるように、ジルクスタンにも「ナム・ジャラ・ラタック」と言って手で目を覆う返礼がある。
 
  
 
== 関連人物 ==
 
== 関連人物 ==
'''[[シャムナ]]'''
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;[[シャムナ]]
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:ジルクスタンの聖神官でシャリオの姉。死ぬ事で6時間前に時間を遡る「タイムリープ」のギアスの持ち主で、それを使った予言を行う。
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;[[シャリオ]]
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:ジルクスタンの若き国王。体が不自由であり、生活を送るのにも車椅子や視覚補正バイザーの手助けが必要になる。
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;[[ボルボナ・フォーグナー]]
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:ジルクスタン軍の大将軍。「褐色の壁」の異名を持つ。ブリタニアとの戦闘経験があり、[[コーネリア・リ・ブリタニア]]にもその名が知られている。
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;[[シェスタール・フォーグナー]]
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:ボルボナの息子。シャムナ親衛隊長。
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;[[スウェイル・クジャパット]]
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:ジルクスタンの暗殺集団のリーダー。「誤認識」のギアスの持ち主。
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;[[ベルク・バトゥム・ビトゥル]]
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:嘆きの大監獄の獄長。山賊上がり。
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;[[ジルクスタン兵]]
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:ジルクスタン王国の一般兵。
  
 ジルクスタンの聖神官でシャリオの姉。死に戻りのギアスの持ち主で、それを使った予言を行う。
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== 保有戦力 ==
 
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;[[ゲド・バッカ]]
'''[[シャリオ]]'''
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:主力量産機。四脚型のKMF。
 
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;ガン・ドゥ・グーン
 ジルクスタンの若き国王。体が不自由であり、車いす生活を送っている。
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:ボルボナ専用機。
 
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;ジャジャ・バッカ
'''[[ボルボナ・フォーグナー]]'''
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:シェスタール専用機。
 
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:『30』では配備が間に合わず、機体名が言及されるのみ。
 ジルクスタン軍の大将軍。「褐色の壁」の異名を持つ。
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;[[ナギド・シュ・メイン]]
 
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:シャリオ専用機。ジルクスタン最強の機体。
'''[[シェスタール・フォーグナー]]'''
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;[[バタララン・ドゥ]]
 
+
:ビトゥル専用の[[ナイトギガフォートレス]]
 ボルボナの息子。シャムナ親衛隊長。
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;マンデ・マディン・ズースー
 
+
:大型の陸戦艇。
'''[[スウェイル・クジャパット]]'''
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;ディマイン・グー
 
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:装甲列車。
 ジルクスタンの暗殺集団のリーダー。「誤認識」のギアスの持ち主。
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;ウォ・ギィ
 
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:主力戦闘ヘリ。
'''[[ベルク・バトゥム・ビトゥル]]'''
 
 
 
 嘆きの大監獄の獄長。山賊上がり。
 
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
'''単独作品'''
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=== 単独作品 ===
 
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;[[スーパーロボット大戦30]]
'''[[スーパーロボット大戦30]]'''
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:初登場作品。[[カギ爪の男の集団]]と結託しており、彼らの保有する[[ヨロイ]]も戦力として登場する。
 
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:シナリオ攻略時にはシャムナのギアスの妨害を受け、'''何度かステージをリセットされ仕切り直しさせられる。'''シェスタールとボルボナはNPCであり、戦闘機会は無い。
 初登場。[[カギ爪の男の集団]]と結託しており、彼らの保有する[[ヨロイ]]も戦力として登場する。
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:原作同様にシャムナはルルーシュのギアスで永遠の眠りに付くが、シャリオとビトゥルは兵士達と共に逃亡し、カギ爪の男の集団と行動を共にするようになる。
 
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 シナリオ攻略時にはシャムナのギアスの妨害を受け、'''ステージをリセットされ仕切り直しさせられる。'''
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[[Category:組織]]
 
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[[Category:コードギアスシリーズ]]
 シャムナがルルーシュのギアスで永遠の眠りについた後、ギアスすら通じない[[カギ爪の男]]の底知れぬ恐怖にルルーシュが動揺したすきにシャリオとビトゥルは逃亡。以後はカギ爪の男一派と行動を共にするようになる。
 

2023年5月18日 (木) 21:53時点における最新版

ジルクスタン王国とは、『コードギアスシリーズ』に登場する国家。

概要[編集 | ソースを編集]

「戦士の国」の異名を持ち、E.Uや中華連邦よりも小規模でありながら、当時世界制覇を推し進めていた神聖ブリタニア帝国を退けて来た強力な国。聖神官シャムナと国王シャリオの姉弟により統治されており、シャムナが神事、シャリオが軍事をそれぞれ担っている。上官や王家への返礼の慣習があり、その際は「ナム・ジャラ・ラタック」と返礼し、片手もしくは両手で目を覆う。

独自の宗教として「ファルラフ」と呼ばれるギアス嚮団の分派が存在しており、そのため王家や軍上層部の多くはギアスの存在を認知し、利用している。

元々は周辺国からの移民も盛んで、水源にも恵まれていた国だったが、現在は水源の枯渇によって国土の大半が砂漠と荒野に覆われており、サクラダイトをはじめとした資源にも乏しい。その代わり、高い力量を持つ兵士を各国に傭兵として輸出することで経済を支えて来た。また、ゲド・バッカを筆頭に自国でのナイトメアフレームの開発も行っており、「戦士の国」の名に恥じない高い軍事力を有する。しかし、ゼロレクイエムによって世界平和がもたらされた事で軍需産業の需要が低下。傭兵業に依存して来たジルクスタンは、エナジーフィラーの輸入すら困難になるほどの経済的大打撃を受ける事になった。

ギムスーラ平原には山賊や思想犯を収容する「嘆きの大監獄」があり、その地下にはCの世界へアクセスする為の「アラムの門」が存在する。ブリタニアがジルクスタンへ侵攻したのも、このアラムの門を狙っての事である。

世界平和による貧困を解決するべく、Cの世界へ干渉し、世界を改竄しようと試みた。計画の鍵となるナナリー・ヴィ・ブリタニアを拉致したが、その後の黒の騎士団との戦闘でシャムナとシャリオが命を落とした事で計画は頓挫。戦後に残された国は超合集国へ加盟する事で存続する事になったが、国外へ逃れようとする国民の姿も多く見られた。

関連人物[編集 | ソースを編集]

シャムナ
ジルクスタンの聖神官でシャリオの姉。死ぬ事で6時間前に時間を遡る「タイムリープ」のギアスの持ち主で、それを使った予言を行う。
シャリオ
ジルクスタンの若き国王。体が不自由であり、生活を送るのにも車椅子や視覚補正バイザーの手助けが必要になる。
ボルボナ・フォーグナー
ジルクスタン軍の大将軍。「褐色の壁」の異名を持つ。ブリタニアとの戦闘経験があり、コーネリア・リ・ブリタニアにもその名が知られている。
シェスタール・フォーグナー
ボルボナの息子。シャムナ親衛隊長。
スウェイル・クジャパット
ジルクスタンの暗殺集団のリーダー。「誤認識」のギアスの持ち主。
ベルク・バトゥム・ビトゥル
嘆きの大監獄の獄長。山賊上がり。
ジルクスタン兵
ジルクスタン王国の一般兵。

保有戦力 [編集 | ソースを編集]

ゲド・バッカ
主力量産機。四脚型のKMF。
ガン・ドゥ・グーン
ボルボナ専用機。
ジャジャ・バッカ
シェスタール専用機。
『30』では配備が間に合わず、機体名が言及されるのみ。
ナギド・シュ・メイン
シャリオ専用機。ジルクスタン最強の機体。
バタララン・ドゥ
ビトゥル専用のナイトギガフォートレス
マンデ・マディン・ズースー
大型の陸戦艇。
ディマイン・グー
装甲列車。
ウォ・ギィ
主力戦闘ヘリ。

登場作品[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦30
初登場作品。カギ爪の男の集団と結託しており、彼らの保有するヨロイも戦力として登場する。
シナリオ攻略時にはシャムナのギアスの妨害を受け、何度かステージをリセットされ仕切り直しさせられる。シェスタールとボルボナはNPCであり、戦闘機会は無い。
原作同様にシャムナはルルーシュのギアスで永遠の眠りに付くが、シャリオとビトゥルは兵士達と共に逃亡し、カギ爪の男の集団と行動を共にするようになる。