「ECS」の版間の差分

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== ECS(Electromagnetic Camouflage System) ==
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'''ECS'''('''Electromagnetic Camouflage System'''、電磁迷彩システム)とは、「[[フルメタル・パニック! シリーズ]]」に登場する機構。
  
[[フルメタル・パニックシリーズ]]』に登場する機構。<br />
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== 概要 ==
「'''Electromagnetic Camouflage System''' = 電磁迷彩システム」
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レーダーやセンサーなどから機体を隠す装置。ホログラムを始めとするさまざまな機能を組み合わせることで、赤外線や電磁波などの探知からほぼ完全に身を隠せる。[[ミスリル]]の場合は、センサーだけでなく肉眼ですら見ることはできないほどの高性能な「不可視モード実装型ECS」を[[アーム・スレイブ|AS]]や戦闘ヘリに備えている。ただし、原作後半の[[相良宗介|宗介]]の乗機、[[ARX-8 レーバテイン]]はペイロードの問題から搭載していない。
  
レーダーやセンサーなどから機体を隠す装置。ホログラムを始めとするさまざまな機能を組み合わせることで、赤外線や電磁波などの探知からほぼ完全に身を隠せる。[[ミスリル]]の場合は、センサーだけでなく肉眼ですら見ることはできないほどの高性能のものを[[アーム・スレイブ|AS]]や戦闘ヘリに備えている。
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ただし戦闘中には稼動できない。主な理由として以下の点が上げられる。
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*雨やホコリ等でショートを起こしやすい。雨天時の使用などもってのほか。花火のごとく輝いて敵に狙ってくれと言わんばかりになってしまう。
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*オゾン臭がきつい。[[千鳥かなめ]]警護のため、クルツが[[東京]]の街中でM9を使った際には犬に散々吼えられていたし、この事を知っている敵がいればすぐに存在を察知されてしまう。[[ガウルン]]等は先の状況でM9の存在を察知し、噛んでいたガムを貼り付けるという挑発行為に及んでいる。
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*コンデンサの問題で戦闘機動に必要な電力を得られなくなる。ただし宗介がナムサクで戦った[[M9_ガーンズバック|ガーンズバック]]やレナード・テスタロッサの駆るベリアルなど、敵機のセンサー類が貧弱でECSを捕捉できない場合に限り、複雑な戦闘機動を行う必要なく相手を仕留められるケースであれば戦闘中に使用することもある。
  
ただし戦闘中には稼動できない。主な理由として以下の点が上げられる。<br />
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この技術は原作においてブラックテクノロジーの産物の一つとされている。
一つは雨やホコリ等でショートを起こしやすいこと。雨天時の使用などもってのほか。花火のごとく輝いて敵に狙ってくれと言わんばかりになってしまう。<br />
 
二点目はオゾン臭がきついこと。[[千鳥かなめ]]警護のため、クルツが[[東京]]の街中でM9を使った際には犬に散々吼えられていたし、この事を知っている敵がいればすぐに存在を察知されてしまう。[[ガウルン]]等は先の状況でM9の存在を察知し、噛んでいたガムを貼り付けるという挑発行為に及んでいる。<br />
 
三点目はコンデンサの問題で戦闘機動に必要な電力を得られなくなる為である。ただし宗介がナムサクで戦った[[M9_ガーンズバック|ガーンズバック]]やレナード・テスタロッサの駆るベリアルなど、敵機のセンサー類が貧弱でECSを捕捉できない場合に限り、複雑な戦闘機動を行う必要なく相手を仕留められるケースであれば戦闘中に使用することもある。
 
  
SRWでは[[分身]]系と同様の回避能力として扱われているが、戦闘中だろうと水中だろうと砂漠だろうと容赦なく発動して回避できる。
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== SRWでの扱い ==
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スパロボにおいては再現が難しい機構であるため、大幅にアレンジされて扱われている。
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;[[第3次スーパーロボット大戦Z]]
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:マップ登場時に「[[ひらめき]]」「[[闘志]]」「[[突撃]]」がかかる効果に変更された。初登場MAPでも言及されているようにECSを利用した奇襲攻撃を再現した効果。
  
== スパロボシリーズでの扱い ==
 
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
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[[分身]]系と同様の回避能力として扱われているが、戦闘中だろうと水中だろうと砂漠だろうと容赦なく発動して回避できる。
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;[[スーパーロボット大戦J]]
 
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=== VXT三部作 ===
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
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:『第3次Z』と同じ仕様だが、精神コマンドから「闘志」が廃されたため、代わりに「[[加速]]」がかかるようになった。
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;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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:味方のアームスレイヴの持つ通常の物と[[プラン1055 ベリアル|ベリアル]]のECS(ベリアル)が登場。効果は同じ。常に透明状態になり、透明状態中は敵の射撃攻撃に当たらないという過去作の[[間接攻撃無効]]のような破格の性能を持つ。
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:…ように見えるのだが任意でオンオフができず強制発動、すり抜けていった射撃攻撃が自軍エリアの母艦に当たったり、他のユニットの壁になれなかったりと用途に合わせた運用が求められた。ハマりさえすれば非常に強力。
  
 
== 主なユニット ==
 
== 主なユニット ==
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;[[ARX-7 アーバレスト]]
 
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:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』にて新登場の特殊スキル。「ひらめき」ではなく「不屈」になっている点を除けば『V』のECSとほぼ同様の効果を持つ。
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:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では「突撃」効果が廃され、「不屈」「加速」のみに。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*『[[スーパーロボット大戦J]]』にて[[マリュー・ラミアス]]がこのシステムが数多くの実戦で使用されていることについて非常に驚いていた。これは彼女が所属する[[地球連合軍]]がやっとの思いで開発した[[ミラージュコロイド]]とよく似ていたせい。
 
*『[[スーパーロボット大戦J]]』にて[[マリュー・ラミアス]]がこのシステムが数多くの実戦で使用されていることについて非常に驚いていた。これは彼女が所属する[[地球連合軍]]がやっとの思いで開発した[[ミラージュコロイド]]とよく似ていたせい。
*原作後半で宗介が乗り込むアーバレストの後継機「ARX-8 レーバテイン」はECSを搭載していない。
 
 
<!-- 原作で所持してないんだったら、普通に未所持ではないかと。 -->
 
<!-- 原作で所持してないんだったら、普通に未所持ではないかと。 -->
  
== リンク ==
 
 
[[category:特殊能力]]
 
[[category:特殊能力]]
[[category:フルメタル・パニックシリーズ]]
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[[category:フルメタル・パニック! シリーズ]]

2023年4月23日 (日) 01:22時点における最新版

ECSElectromagnetic Camouflage System、電磁迷彩システム)とは、「フルメタル・パニック! シリーズ」に登場する機構。

概要[編集 | ソースを編集]

レーダーやセンサーなどから機体を隠す装置。ホログラムを始めとするさまざまな機能を組み合わせることで、赤外線や電磁波などの探知からほぼ完全に身を隠せる。ミスリルの場合は、センサーだけでなく肉眼ですら見ることはできないほどの高性能な「不可視モード実装型ECS」をASや戦闘ヘリに備えている。ただし、原作後半の宗介の乗機、ARX-8 レーバテインはペイロードの問題から搭載していない。

ただし戦闘中には稼動できない。主な理由として以下の点が上げられる。

  • 雨やホコリ等でショートを起こしやすい。雨天時の使用などもってのほか。花火のごとく輝いて敵に狙ってくれと言わんばかりになってしまう。
  • オゾン臭がきつい。千鳥かなめ警護のため、クルツが東京の街中でM9を使った際には犬に散々吼えられていたし、この事を知っている敵がいればすぐに存在を察知されてしまう。ガウルン等は先の状況でM9の存在を察知し、噛んでいたガムを貼り付けるという挑発行為に及んでいる。
  • コンデンサの問題で戦闘機動に必要な電力を得られなくなる。ただし宗介がナムサクで戦ったガーンズバックやレナード・テスタロッサの駆るベリアルなど、敵機のセンサー類が貧弱でECSを捕捉できない場合に限り、複雑な戦闘機動を行う必要なく相手を仕留められるケースであれば戦闘中に使用することもある。

この技術は原作においてブラックテクノロジーの産物の一つとされている。

SRWでの扱い[編集 | ソースを編集]

スパロボにおいては再現が難しい機構であるため、大幅にアレンジされて扱われている。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦Z
マップ登場時に「ひらめき」「闘志」「突撃」がかかる効果に変更された。初登場MAPでも言及されているようにECSを利用した奇襲攻撃を再現した効果。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

分身系と同様の回避能力として扱われているが、戦闘中だろうと水中だろうと砂漠だろうと容赦なく発動して回避できる。

スーパーロボット大戦J
スーパーロボット大戦W

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦V
『第3次Z』と同じ仕様だが、精神コマンドから「闘志」が廃されたため、代わりに「加速」がかかるようになった。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
味方のアームスレイヴの持つ通常の物とベリアルのECS(ベリアル)が登場。効果は同じ。常に透明状態になり、透明状態中は敵の射撃攻撃に当たらないという過去作の間接攻撃無効のような破格の性能を持つ。
…ように見えるのだが任意でオンオフができず強制発動、すり抜けていった射撃攻撃が自軍エリアの母艦に当たったり、他のユニットの壁になれなかったりと用途に合わせた運用が求められた。ハマりさえすれば非常に強力。

主なユニット[編集 | ソースを編集]

M9 ガーンズバック
ARX-7 アーバレスト
ファルケ

類似効果を持つ要素[編集 | ソースを編集]

先制攻撃
X』にて新登場の特殊スキル。「ひらめき」ではなく「不屈」になっている点を除けば『V』のECSとほぼ同様の効果を持つ。
T』では「突撃」効果が廃され、「不屈」「加速」のみに。

余談[編集 | ソースを編集]