「時流エンジン」の版間の差分

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== 時流エンジン(Time Flow Engine) ==
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'''時流エンジン'''とは、『[[スーパーロボット大戦R]]』に登場する動力炉。
*[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]]
 
**[[スーパーロボット大戦R]]
 
**[[スーパーロボット大戦K]](物語には関係しない)
 
  
[[ラージ・モントーヤ]]の父と、[[ラウル・グレーデン|ラウル]]と[[フィオナ・グレーデン|フィオナ]]の父らが開発した、[[エクサランス]]の動力源となっているエンジン。時粒子(時の流れ)を動力源として稼動する為、燃料を必要としない、いわゆる「永久機関」である。ただし、時の流れが一定である以上生産できるエネルギーは常に一定であり、消費に供給が追いつかなかった場合、エネルギー不足に陥る。これを克服するにはエネルギーの変換効率を上げるしか方法はない。
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== 概要 ==
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フェル・グレーデンと、[[ラージ・モントーヤ|ラージ]]の父が開発した、[[エクサランス]]の動力源となっているエンジン。時粒子(時の流れ)を動力源として稼動する、燃料を必要としないいわゆる「永久機関」である。ただし、時の流れが一定である以上生産できるエネルギーは常に一定であり、消費に供給が追いつかなかった場合、エネルギー不足に陥る。これを克服するにはエネルギーの変換効率を上げるしか方法はない。
  
 
本来はタイムマシンの動力源として開発されたものであり、臨界点を越えると[[タイムスリップ]]を引き起こす性質がある。
 
本来はタイムマシンの動力源として開発されたものであり、臨界点を越えると[[タイムスリップ]]を引き起こす性質がある。
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特殊な動力機関でありながら『R』では量産されているEDも存在し、『OG』でも一旦は全て破棄したにもかかわらずあっさりと再生産できたことから、データさえあればエクサランス同様に普通に調達できる構成部材で作れるもののようである。特殊な動力機関と言うと生産性や危険性など種々の問題が付き物だが、動力機関の性質上の危険性は兎も角として生産性の問題が無いという点は、別の意味での危険性の存在を示唆している。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
:[[ラー・カイラム]]の核エンジンまたは[[ナデシコC]]の相転移エンジンの爆破に巻き込まれタービンが臨界点を突破し過去に[[タイムスリップ]]、ここから本編が始まる。<br />元々このエンジンはタイムマシン用に設計された物であるため、時間転移を引き起こす性質があり、そこに目をつけた[[デュミナス]]一派に狙われる。
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:[[ラー・カイラム]]の核エンジンまたは[[ナデシコC]]の相転移エンジンの爆破に巻き込まれタービンが臨界点を突破し過去に[[タイムスリップ]]、ここから本編が始まる。
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:元々このエンジンはタイムマシン用に設計された物であるため、時間転移を引き起こす性質がある。そこに目をつけた[[デュミナス]]一派に狙われる。
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
:物語には関係しない。[[Wスロットシステム]]による強化パーツとして登場。ENを1ターンに30%回復させる。
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:[[Wスロットシステム]]による強化パーツとして登場。ENを1ターンに30%回復させる。
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=== 単独作品 ===
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;[[スーパーロボット大戦30]]
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:[[AOSアップデート]]の武器改造設備を最大強化した後にMxPを20000支払うことで入手できるレア度4の[[強化パーツ]]。
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:装備すると最大ENが+200され、自軍行動開始時にENが最大値の50%回復の効果を得る。
  
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
;[[OGシリーズ]]
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;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]]
:移植版のOGsから登場。設定が少し変更され、時間だけでなく空間・次元間の転移もできる。但し時間転移同様イレギュラーな現象であり、非常に危険な代物と言える。OG外伝のEDでは前述の理由により、次元転移の危険性と時流エンジンの悪用を恐れたラウル達によって、エクサランスごと解体されてしまった。
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:設定が少し変更され、時間だけでなく空間・次元間の転移もできるようになった。ただし、これは時間転移と同様、イレギュラーで非常に危険な現象として扱われている。
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:『[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]]』のEDでは前述の理由により、次元転移の危険性と時流エンジンの悪用を恐れたラウル達によって、[[エクサランス]]ごと解体されてしまった。
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;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]]
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:[[ラースエイレム]]の対抗策として復活。『OG外伝』以前の時流エンジンは全て解体され、関連データも全て削除されていたため、「実はこっそりバックアップを取っていたのか」と作中と問われるが、[[ラージ・モントーヤ|ラージ]]は「'''自身と[[ミズホ・サイキ|ミズホ]]の頭の中の設計図'''を基に(つまり'''記憶を頼りに''')再作成した」と答えている。
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:完全に前と同型ではなく、「'''可逆性タービン'''」という機構を組み込んだ新型のエンジンとなっている。このエンジンでは、従来の時流子でタイムタービンを駆動することによってエネルギーを得ることに加え、'''エネルギーを注入することによって時粒子を加速させる'''ことが可能である<ref>これは磁場と電流の相互作用を応用した発電機と電動機(モーター)に例えられる。発電機では火力や水力等によって磁場中の導体を動かし、電磁誘導によって生じた電気エネルギーを得ることができる。電動機はその逆で、磁場中の導体に電流を流すことで電磁力を得る。従来の時流エンジンは発電機に相当し、新型で可能となった機能は電動機に相当する。</ref>。
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:これによってラースエイレムの「システムを持たない機体の時粒子の運動速度を極限まで低減する」という性質に対抗することが可能となったが、同時に多少ながら暴走のリスクを孕んでいる。時粒子を意図的に加速できるということは、'''時間の流れを意図的に加速できる'''ということを意味するため、使い方によっては極めて危険な、今後のOGシリーズにも大きな影響を及ぼし得る要素となった。
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:また、[[ゾヴォーク]]([[ゴライクンル]])からも目を付けられており、[[グランゾン]]や[[サイバスター]]らと同様に鹵獲対象の筆頭に数えられている。
  
== 関連する用語 ==
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== 関連用語 ==
;[[TEエンジン]]
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;時粒子
:ターミナス・エネルギーと呼ばれるあらゆる空間に存在するエネルギーを媒体とする。同じくあらゆる空間に存在するエネルギーである時粒子を媒体とする時流エンジンとの共通性を見出せる。
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:どの空間にも存在し得る粒子。
 
;[[システムXN]]
 
;[[システムXN]]
 
:[[ギリアム・イェーガー]]が開発した「空間・次元転移装置」。ギリアムは存在を知った時点で、システムXNのエネルギー供給源としての可能性を見出していた。
 
:[[ギリアム・イェーガー]]が開発した「空間・次元転移装置」。ギリアムは存在を知った時点で、システムXNのエネルギー供給源としての可能性を見出していた。
 
;[[ラースエイレム]]
 
;[[ラースエイレム]]
:[[J]]に登場する時の流れを止める装置。OGで共演すればなんらかの関わりがありそうである。
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:[[J]]』などに登場する時の流れを止める装置。『OG』ではこの装置への対抗策として再び日の目を見ることになる。時粒子の研究についてはラースエイレムを保有する[[フューリー]]が一歩先んじている。
 
;[[ボソンジャンプ]]
 
;[[ボソンジャンプ]]
:タイムスリップの一種。共演したRではボソンジャンプ中の機体をエクサランスで連れ戻した他、ボソンジャンプの演算ユニットを用いて時流エンジンの調整が行われたこともあった。
+
:タイムスリップの一種。共演した『R』ではボソンジャンプ中の機体をエクサランスで連れ戻した他、ボソンジャンプの演算ユニットを用いて時流エンジンの調整が行われたこともあった。
  
== 関連する人物 ==
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== 関連人物 ==
 
;[[デュミナス]]
 
;[[デュミナス]]
:Rでは過去に跳ぶための、OG外伝では転移の手段として利用価値を見出した。
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:『R』では過去に跳ぶための、『OG外伝』では転移の手段として利用価値を見出した。
 
;[[ギリアム・イェーガー]]
 
;[[ギリアム・イェーガー]]
 
:前述のシステムXNに転用できると可能性を見出していた。
 
:前述のシステムXNに転用できると可能性を見出していた。
 
;[[シャドウミラー]]
 
;[[シャドウミラー]]
 
:時流エンジンをあくまで転移能力に利用価値を見出していた。
 
:時流エンジンをあくまで転移能力に利用価値を見出していた。
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== 関連項目 ==
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== 脚注 ==
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2021年12月25日 (土) 12:02時点における最新版

時流エンジンとは、『スーパーロボット大戦R』に登場する動力炉。

概要[編集 | ソースを編集]

フェル・グレーデンと、ラージの父が開発した、エクサランスの動力源となっているエンジン。時粒子(時の流れ)を動力源として稼動する、燃料を必要としないいわゆる「永久機関」である。ただし、時の流れが一定である以上生産できるエネルギーは常に一定であり、消費に供給が追いつかなかった場合、エネルギー不足に陥る。これを克服するにはエネルギーの変換効率を上げるしか方法はない。

本来はタイムマシンの動力源として開発されたものであり、臨界点を越えるとタイムスリップを引き起こす性質がある。

特殊な動力機関でありながら『R』では量産されているEDも存在し、『OG』でも一旦は全て破棄したにもかかわらずあっさりと再生産できたことから、データさえあればエクサランス同様に普通に調達できる構成部材で作れるもののようである。特殊な動力機関と言うと生産性や危険性など種々の問題が付き物だが、動力機関の性質上の危険性は兎も角として生産性の問題が無いという点は、別の意味での危険性の存在を示唆している。

登場作品[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦R
ラー・カイラムの核エンジンまたはナデシコCの相転移エンジンの爆破に巻き込まれタービンが臨界点を突破し過去にタイムスリップ、ここから本編が始まる。
元々このエンジンはタイムマシン用に設計された物であるため、時間転移を引き起こす性質がある。そこに目をつけたデュミナス一派に狙われる。
スーパーロボット大戦K
Wスロットシステムによる強化パーツとして登場。ENを1ターンに30%回復させる。

単独作品 [編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦30
AOSアップデートの武器改造設備を最大強化した後にMxPを20000支払うことで入手できるレア度4の強化パーツ
装備すると最大ENが+200され、自軍行動開始時にENが最大値の50%回復の効果を得る。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
設定が少し変更され、時間だけでなく空間・次元間の転移もできるようになった。ただし、これは時間転移と同様、イレギュラーで非常に危険な現象として扱われている。
OG外伝』のEDでは前述の理由により、次元転移の危険性と時流エンジンの悪用を恐れたラウル達によって、エクサランスごと解体されてしまった。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
ラースエイレムの対抗策として復活。『OG外伝』以前の時流エンジンは全て解体され、関連データも全て削除されていたため、「実はこっそりバックアップを取っていたのか」と作中と問われるが、ラージは「自身とミズホの頭の中の設計図を基に(つまり記憶を頼りに)再作成した」と答えている。
完全に前と同型ではなく、「可逆性タービン」という機構を組み込んだ新型のエンジンとなっている。このエンジンでは、従来の時流子でタイムタービンを駆動することによってエネルギーを得ることに加え、エネルギーを注入することによって時粒子を加速させることが可能である[1]
これによってラースエイレムの「システムを持たない機体の時粒子の運動速度を極限まで低減する」という性質に対抗することが可能となったが、同時に多少ながら暴走のリスクを孕んでいる。時粒子を意図的に加速できるということは、時間の流れを意図的に加速できるということを意味するため、使い方によっては極めて危険な、今後のOGシリーズにも大きな影響を及ぼし得る要素となった。
また、ゾヴォークゴライクンル)からも目を付けられており、グランゾンサイバスターらと同様に鹵獲対象の筆頭に数えられている。

関連用語[編集 | ソースを編集]

時粒子
どの空間にも存在し得る粒子。
システムXN
ギリアム・イェーガーが開発した「空間・次元転移装置」。ギリアムは存在を知った時点で、システムXNのエネルギー供給源としての可能性を見出していた。
ラースエイレム
J』などに登場する時の流れを止める装置。『OG』ではこの装置への対抗策として再び日の目を見ることになる。時粒子の研究についてはラースエイレムを保有するフューリーが一歩先んじている。
ボソンジャンプ
タイムスリップの一種。共演した『R』ではボソンジャンプ中の機体をエクサランスで連れ戻した他、ボソンジャンプの演算ユニットを用いて時流エンジンの調整が行われたこともあった。

関連人物[編集 | ソースを編集]

デュミナス
『R』では過去に跳ぶための、『OG外伝』では転移の手段として利用価値を見出した。
ギリアム・イェーガー
前述のシステムXNに転用できると可能性を見出していた。
シャドウミラー
時流エンジンをあくまで転移能力に利用価値を見出していた。

関連項目[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. これは磁場と電流の相互作用を応用した発電機と電動機(モーター)に例えられる。発電機では火力や水力等によって磁場中の導体を動かし、電磁誘導によって生じた電気エネルギーを得ることができる。電動機はその逆で、磁場中の導体に電流を流すことで電磁力を得る。従来の時流エンジンは発電機に相当し、新型で可能となった機能は電動機に相当する。