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2021年8月30日 (月) 22:31時点における版
伊佐未勇 | |
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読み | いさみ ゆう |
外国語表記 | Yuu Isami |
登場作品 | ブレンパワード |
声優 | 白鳥哲 |
デザイン | いのまたむつみ |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦α |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
年齢 | 17歳 |
所属 | リクレイマー(伊佐未ファミリー)→ノヴィス・ノア |
概要
幼少期は祖母・直子の元で育つが、母・翠によってグランチャーの抗体となるべく連れ戻された。その後は深海遺跡オルファンでリクレイマーの主導的な役割を担う伊佐未ファミリーの一員として暮らしていた。
プレート回収作業中に偶然出会った宇都宮比瑪に触発されて、両親たちの唱える思想に疑問を抱き、17歳の誕生日にユウ・ブレンと共にオルファンを離脱。対立するノヴィス・ノアの一員となる。対オルファンの先兵となったものの、元リクレイマーという微妙な立場から真意を理解されず孤立することが多かった。
行動力に富んでいるが、複雑な家庭環境のせいか性格はやや神経質で独りよがり。痛烈な皮肉や捻くれた言動も多い。精神的には未熟で繊細。理屈だけで物事を推し進める大人たちには反感を抱くが、自身も相当な頭でっかちで理屈っぽく頑固。また、周囲から孤立し疎外された者を庇いたてる性格(彼の優しさでもあり、ひねくれ者との見方も出来る)。家族やかつての同僚たちとの激しい戦いに身を投じたことで苦悩を続け、思い詰めた末、オルファンを危険な存在とみなして葬り去ろうとまで考えていた。そうした直情的で短絡的な考え方を比瑪からは常々諫められる。戦いを通じて様々な考えを持つ人々と触れ合ったことでオーガニックエナジーを観念的な存在としてとらえるようになり、オルファンへの考え方を改める。戦いの経験を通じて仲間たちとも認め合うようになり、性格も穏やかになった。終盤には姉・依衣子とも和解を果たす。
女性関係は意外に手が早く、興奮のあまり1年ぶりに再会、次いで喚く彼女を黙らせるために2度、比瑪の唇を奪った。カナン・ギモスとは微妙な仲。また実の姉弟でありながら、依衣子とは互いに異性として意識し合っている。ネリー・キムとは僅かな時間で分かり合い喪う。素直でない上、根が子供故に比瑪への愛情をなかなか認めない。
グランチャーの抗体として幼少から育成されたことで高い戦闘力を持ち、抗体としての影響もあって非常に好戦的だった。そうした過去に罪悪感を抱いていたが次第に呪縛を解かれる。アンチボディに注ぐ愛情はとても強く、廃棄処分から救ったユウ・ブレンとは強い信頼関係で結ばれていた。また、オルファン時代の愛機であるユウ・グランとはどうしてもエナジーの波長が合わず、高いパフォーマンスはこなすものの勇の搭乗は勇とグランに過大な負荷を強いるものであった。そのため、勇はユウ・グランに乗らないことを決める。家族に求められるグランチャー乗りとしての自分を捨てる上、パイロットが乗らなくなったアンチボディはやがて硬化し死んでしまうが、それでも勇はこれ以上ユウ・グランを苦しめることができず、穏やかな死を迎えさせる。この体験は勇のトラウマとなり、寂しさの記憶の一つとしてオルファンが見せる幻影にも現れた。傷ついたユウ・ブレンを取り込み再リバイバルにより強力に生まれ変わったネリー・ブレンは、相反する二つの性格が融合したせいで当初うまく行かなかったが、比瑪の協力もあって愛機とする。
富野作品の主人公たちは極めて特徴的な容姿を持つ者が多いが、勇は例外的に特筆すべき特徴がないものの、性格面のアクの強さは一二を争う。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 初登場作品。担当声優の白鳥氏はこの作品でスパロボ初参加となった。当初はどの主人公ルートでも敵サイドとしての登場であるが、すぐに味方となる。小隊長として運用するならば、合体攻撃可能な比瑪と小隊を組むのがベストか。集中・ひらめき・気合・熱血・必中・魂と、リアル系の小隊長として理想的な精神コマンドを持っているのが特徴。その一方、小隊員としては小隊に還元できるものを一つも持っておらず、独りよがりでスタンドプレーの多い彼の個性を反映している(ただしブレンの持つ広域バリアは小隊の防御力向上に役立つ)。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- スポット参戦の後、中盤で味方に。精神コマンドは『第2次α』と全く同じである。ちなみに、ラスボスとの戦闘前会話が各作品の主人公に用意されているが、何故か会話は彼ではなく比瑪の方に用意されている。
パイロットステータス
能力値
サイズが小さく小回りの利くブレンパワードのパイロットだけあって回避に優れる。命中も高い。また、リアル系パイロットにしては珍しく防御も少し高い。
精神コマンド
- 第2次α、J
- 集中、ひらめき、気合、熱血、必中、魂
- 本作ではサイズ差によるダメージ低下を無視できる技能・能力が存在しないため、サイズの小さいブレン達では巨大な敵に対し与えるダメージが減少してしまう。そこで魂を活用して少しでもダメージの底上げを図ろう。回避面は集中、ひらめき等の精神を保有しているので安心。無双プレイがしやすいのもポイント。
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次α
- 抗体反応L9、切り払いL4、気力+ (命中)、援護攻撃、援護防御、コンボ
- 抗体反応が普通にプレイしていても実現可能なレベルでL9に到達する。このため、攻撃力・命中率・回避率に強力な補正がかかるので頼もしい。気力+ (命中)をデフォルトで所持している珍しいパイロット。これだけでも気力面は問題ないが、気力+ (回避)も養成で習得させてやれば、更に物凄い勢いで気力が上昇する。また、ブレンは主兵装の大半がEN消費系の武器のため、Eセーブを習得させて継戦能力を高めるといい。後はSP回復を習得させれば文句なしのエースパイロットとして活躍してくれる。
- J
- 抗体反応L9、援護攻撃L2、援護防御L2、コンボL2
- リアル系主人公クラスは援護攻撃防御コンボがL2止まりなので標準的内容。抗体反応L9まで上がるのが2番目に早い(最速は姉)というのは主人公の面目躍如ということか。
小隊長能力(隊長効果)
- 回避率+10%
- 『第2次α』で採用。小隊攻撃には最終命中率+20%の補正がかかる。このため回避が非常に高くてもこの最終補正だけは無効化出来ず被弾してしまう恐れがある。装甲の薄いブレン系には特に危険な問題となる。そんな中この能力はたった10%といえど、最終回避率に補正がかかるので僅かながら小隊攻撃の危険を軽減出来る。地味ながら優秀な能力である。
パイロットBGM
- 「Ground Zero」
- 『第2次α』で採用。本当はジョナサン(バロンズゥ)やバロンの曲のはずだが、この曲は勇を始めとするブレンパワード系パイロットの全てに登録されている(そのため、曲再生をパイロット優先にすると非常に妙な感じになる)。主題歌「IN MY DREAM」は機体曲。
人間関係
- 宇都宮比瑪
- ファーストキスの相手で強力なパートナー。勇の真意を疑う比瑪は子供たちを使って監視したこともあって当初は対立していた。以後も事ある毎に意見を異にして対立するが、互いに才能を認め合う。公私ともに相性は抜群と周囲から見られるが、本人たちはなかなか認めたがらない。
- クインシィ・イッサー(伊佐未依衣子)
- 実姉でライバル。「姉さん」と呼ぶ事もあれば「クインシィ」と呼ぶ事もある。共にグランチャーの抗体として両親に利用されたこともあって立場には同情的。だがオルファンを巡っては女王然との振る舞いに嫌悪感を抱く。女性として意識している面があるせいで比瑪に嫉妬される。
- カナン・ギモス
- リクレイマー時代のパートナー。当時は恋人とも姉弟ともつかぬ微妙な関係にあり、心の傷を舐め合うようなところがあった。オルファンからの離反を促したが合流後の関係は淡泊でどこか余所余所しくなった。
- ラッセ・ルンベルク
- ノヴィス・ノアにおける同僚。一矢報いたいという心情や死病を抱えた不幸な事情に理解を示し打倒オルファンを目指して共闘。またカナンを託す相手として認める。
- カント・ケストナー
- 少年ながら国際会議の席上、父・研作を見事に論破したことで一目置く。彼の提唱したオーガニック理論が勇にヒントを与えた。
- ウィンストン・ゲイブリッジ
- ノヴィス・ノア司令。勇の複雑な立場を理解し擁護したが、直子との関係が露骨になるにつれ、二人の関係を認めさせる為だとみなす。更にはガバナーという正体が判明して直子を連れ去ったことで敵となる。
- アノーア・マコーミック
- ノヴィス・ノアの初代艦長。生き別れの息子・ジョナサンがリクレイマーと判明した事でクルーの信望を失い距離を取る者が多い中、彼女の身を案じた(同時にジョナサンの事で責めてもいる)。その生命の危機に際して、最後まで救おうと努力したが彼女は勇を受け入れず、後にバロン・マクシミリアンとなってからは命を狙われている。
- アイリーン・キャリアー
- ノヴィス・ノアの二代目艦長。もとは鍼灸整体の主治医でメンタルケアも行っていたことから他の者たちと比べ心を許している。勇の優しさを認める数少ない理解者。
- 伊佐未研作
- 父親。オルファンによる選民思想と人類淘汰を巡り真っ向から対立する関係。研究一辺倒で家族を顧みないことにも強く反発する。
- 伊佐未翠
- 母親。都合で呼び寄せられた上、過酷な人体実験の対象とされたことから深く恨む。やがて自分と歳の変わらぬジョナサンと肉体関係を結んだことで唾棄すべき存在に。
- 伊佐未直子
- 祖母。育ての親と慕うがゲイブリッジとの老いらくの恋にうつつを抜かしたことで愛想を尽かす。
- ジョナサン・グレーン
- 全編を通じたライバル。当初は伊佐未ファミリーの一員ということで嫉妬から一方的に突っかかられることが多かった。後に勇の姉の部下兼恋人かつ母親の不倫相手で、双方と肉体関係まで結んでいると聞かされ激怒。
- ネリー・キム
- 傷ついた勇を助けた余命幾許もない女性。彼女との出会い、そして別れが勇に大きな影響を与える。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 『第2次α』中盤のネオ・ジオンルートでは、リクレイマーへの対応を先送りにされた苛立ちから、彼に痛烈な皮肉を浴びせる。ちなみにVN作戦ルートを通った場合は、特に反抗的な態度を見せる事も無い。ネリーと別れた後の勇に対して、「彼はいい出会いをした」と評している。
- カミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタ
- 『第2次α』で競演。直接的な絡みは少ないが、ジュドーが勇を出会った頃のカミーユに似ていると評した。富野作品の主人公の中では両親との関係がギクシャクした故に神経質な性格となった点が共通。
- キラ・ヤマト
- 『J』で共演。自身も姉達と銃を向け合う関係になった事もあり、自分と同じく親しい人間に銃を向けざるを得なくなってしまった彼の苦しみに理解を示す。
リアル系
- アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
- 『J』で共演。実姉と戦う所が共通しており、それに関連したイベントがある。
スーパー系
- 真田ケン太
- 『第2次α』では彼もオルファンの意思を感じ取れる設定である為、会話は多い。
- OVA
- 『第2次α』にて、ケン太との別れが迫りつつある事を予感し、不安を抱く彼女へ相談相手を買って出る。相手がロボットとは言え、積極的に他者と関わろうとする勇の変化に、周囲も彼の成長振りを実感した。
- 竜崎一矢
- 『第2次α』にてクスハが新しい栄養ドリンクの開発をしているところを見た彼に「世の中には知らない方がいいこともあるぞ」と警告する。
バンプレストオリジナル
- クスハ・ミズハ
- 『第2次α』にて彼女の作った栄養ドリンクの犠牲者になる。
- アイビス・ダグラス
- 『第2次α』で、人類が銀河に進出する事の意味を巡り、序盤から彼女と何度か対話を重ね、互いの価値観のズレを補い合っていく。
- カルヴィナ・クーランジュ
- 一緒にネリー・キムに癒される。
名台詞
- 「確か宇都宮比瑪って言ってたよな。どういう娘なんだろう」、「俺、17歳になってしまった…」
- 比瑪との出会いから一年後、オルファンからの離反を決意した際の独白。
- 比瑪「今、何をやったの!?」
- 「何って、俺たち2人でグランチャーを撃退したんだろ?」
- 「お前、宇都宮比瑪だろ。お前のブレンパワードの扱い方、イエスだね!」
- 戦闘後、出し抜けに比瑪の唇を奪う勇。これだけでも相当突飛だが、怒る彼女に対して話題を逸らせた上に「イエスだね」という意図が掴みづらい評価をする。グッドでもバッドでもなく、イエスである。 しかも、当の比瑪は目の前の敵がいなくなったことで安心したのか、「ああ!そうかぁ!」とあっさり納得してしまう。
- ブレンパワードを代表する珍妙なやり取りに間違いない。
- 「今、叩くんでしょ!ブレンバーを使って!」
- マイクロウェーブを敵に照射しつつ、比瑪たちにこう言った。スパロボでは後半部分が戦闘台詞として使われる。
- 「狙うことはない。1、2、3…チャクラ・エクステンション!」
- このあと比瑪の「シューーーートォ!」と続く。異論を挟む余地のない合体攻撃。
- 「頼むぜ、ブレン」
- 津波を跳ね除けた時。
- 「ごめん、覚えていない」
- 第11話においてクインシィ・イッサーが、勇に昔の大切な思い出を語ったシーンでの切り返し。2人だけでいた頃、誕生日に花をくれたことが嬉しかったと話し、いい雰囲気になりかけていたのだが、この一言で彼女はキレてしまった。無理も無い。
- 尚、小説版の最終話では実は照れ隠しだと説明している……なおタチが悪い気がしなくもない。
- 「その命の力を、逃げるために使うな!生きるために使わせるんだ!オルファンにも!」
- シラー・グラスを説得する際のセリフ。自分の弟たちを飢え死にさせてしまった負い目からオルファンの力を使おうとする彼女を諭すべく、熱い言葉を投げかける。
- この後に続くクマゾーの悲痛な慟哭、そして知らず知らずのうち自らも涙していたシラーの姿も合わせ、視聴者の涙腺を刺激するシーンとなっている。
- 「馬鹿か!おまえは!図体がでかいからってパイロットが乗ったグランチャーと戦えるほど、おまえは良く出来ちゃいないんだ!」
- 「親父達が何と言おうとおまえ達は人間を乗せる為のスペースを用意して生まれたんだ!それは何故だか分かるか、ええ?おまえ達がこの地球の進化の歴史の中で学んだ事だよな。人間の反射神経と判断力と感性、それに生殖だけは人間のものを利用するつもりだからだ、こいつのコピーは面倒だもんな!」
- 「しかし、力を行使する事は自分達のものにした。フッ、人間って奴は力の使い方を知らないエゴイスティックな動物だからだろう?だからおまえ達は、おまえ達に必要な人間だけを摂取して、地球が育てた生物の生体エネルギーの全てを吸収して銀河旅行をするつもりだ!それがおまえ達だ!」
- 「けどそういうおまえ達が何故かグランチャーとブレンパワードという二つに分かれて生まれた。しかも雄と雌との関係でもない。もっと根源的に、陰陽とか、プラスマイナスぐらいはっきりと反発し合う習性をもってる、何故だよ!?」
- 「一つで完全無欠に永遠であるものなどこの世の中にはない。だからこうやってぐちゃぐちゃに生まれてきたんなら、オルファンだってそうだろう!?自分の反対にあるものと戦って探しているものがあるんだろう!?ビー・プレートとかもう一人のオルファンとかさ!」
- 「オーガニックで有機的なものが1つのものであるわきゃないのに!貴様は、おまえは!比瑪程度の女に唆されて…うっ?…馬鹿野郎!」
- 第14話、ブレン屈指の長台詞。実に1分40秒にもわたってしゃべり続けている。愛機に小難しい言葉を延々と並べて説教をくれているが、要は「お前1人ではどうにもならないのだから戻ってこい」ということである。無茶をしたユウ・ブレンを叱るが内心では心配しており、この後戻ってきたブレンに対してはコロッと態度が変わり「痛いところは無いか?」「悪口を言ったつもりはないぞ」と気遣うような発言をしている。
- なお、飛んで行ったブレンを呼び戻すためのセリフなので、当然言葉をぶつける相手は目の前にいない。傍から見れば空に向かって長々と独り言を叫んでいるというシュールな状況となっている。
- ジョナサン「俺さぁ、クインシィ・イッサーと愛し合ったなぁ…」
- 「俺の知ったことか!」
- ジョナサン「粉をかけたらすぐに寄ってきたんだ」
- 「男と女のやること!珍しくもない!」
- 同じく第14話でジョナサンと戦闘中に彼から姉と肉体関係を持ったことを聞かされて。この直前に「勇は家族の情が残っているからオルファンを本気で沈める気がない」という旨の論争をしており、その真意を確かめるべくジョナサンが持ち出した話題がこれ。
- 「すぐに寄ってきた」という部分には「お前の姉はすぐに男になびく尻軽女である」という意味が込められている。
- 不快感のある内容ではあるが、姉は年頃の女性であり、勇はジョナサンとクインシィは付き合ってもおかしくない間柄と思い、ジョナサンの発言に動じることなく突っぱねることに成功する。
- しかし、後の展開からすればこれは単なる前フリに過ぎない内容であった……
- ジョナサン「ドクター翠・伊佐未もなんだ…」
- 「…何を言ってるんだ!?」
- ジョナサン「いやさぁ、ババァなんて馬鹿にしてたさ。…がね?いや味わい深かったって感動したぁ…」
- (ジョナサンに食って掛かる勇)
- ジョナサン「ハハハッ!怒れよ!」
- 「うあああああっ!!」
- ジョナサン「普通こういう話は面白がるんだぜ?怒るっていうことの意味は解るよなぁ?お前にはオルファンを沈めることはできない!」
- 「嘘だ!ジョナサン流の強がりだ!」
- ジョナサン「ならお母ちゃんに聞いてみなよ。情熱を秘めた肉体…」
- 「貴様ぁ…!」
- 更にジョナサンは勇の母の翠とも肉体関係を持ったということも暴露。「何を言ってるんだ」と聞き返してはいるが、先ほどの内容からすればおのずと母親とも関係を持ったということは明白であった。衝撃の親子丼発言に勇は動揺、さらに嫌味たっぷりにわざとらしく褒めるジョナサンの発言により次第に怒りに変わっていく。
- 「ジョナサン流の強がり」というセリフは意味が分かりづらいが、この会話の前にジョナサンは「もう母親のことなどなんとも思っていない」という趣旨の発言をしており、これが強がりの部分に当てはまる。「ジョナサンは自分の強がりを誤魔化すためにデタラメの嘘を言っている」のだと勇は言いたいのである。
- 「貴様のやった事、どんな理由があろうと犬畜生以下だ!鬼だ!外道の極みだ!うわああああ!」
- 最後に勇の家族を侮辱しながら引き上げていったジョナサンに対する台詞。精一杯ジョナサンを罵るが、既に彼には逃げられた後であり空しく響くばかりであった。両親に反発していた勇だが、流石にライバルに親子丼かまされて黙ってはいられなかったようだ。親子の情が残っているからこそ激しい怒りが沸くのであり、「自分の両親のことなどなんとも思っていない」というのが欺瞞だと証明されてしまったのである。
- ちなみに、小説版によるとクインシィのほうはブラフで、実際に肉体関係を持ったのは翠のみ(それでもタチが悪いことに変わりはないが)。むしろ、ライバルが相手とは言え年が近くて未婚の若い女性である姉と、そもそも客観的に見ても不倫という好ましくない行為である上に、よりによってその対象が母親であるのとでは、後者の方が圧倒的にタチが悪い[1]ため、この事実は勇にとっては何の救いにもなっていないとすら言えるだろう。
- 「ブレン!撃てなければいい!もういい、よくやった!好きにしろ!付き合うっ!」
- 傷つきネリーに保護された勇とユウ・ブレンを追撃してきたジョナサンのバロンズゥの攻撃によってブレンが脚を吹き飛ばされた後の台詞。死を覚悟した勇は最後の瞬間までブレンに付き添ってやることを約束した。この直後、助けに入ったネリー・ブレンとユウ・ブレンが共鳴し、再リバイバルを引き起こす。
- 「コンセントレイト!チャクラフラッシュ!」
- 「俺が両親を憎んだように、ジョナサンはアノーア艦長を憎んだ!愛していたからだ!」
スパロボシリーズの名台詞
- 「いや…俺がはぐれた時、お前もああいう風に心配してくれたのかなと思って」
- 『第2次α』第43話「スーパーロボット軍団、怒りの大反撃!!」に於けるアイビス編の追加場面より。キンケドゥとべラの再会を見守りつつ、比瑪に発した台詞。
- 比瑪本人は必死に否定するも、クマゾーとケン太によって暴露される事に。
- 「一矢…世の中には知らない方がいいこともあるぞ」
- 『第2次α』クスハ編・第45話にて。クスハの新しい栄養ドリンクの開発光景を見た一矢に対して。クスハの特製栄養ドリンクが相当トラウマになっていることがうかがえる。
- 「オルファンも地球を愛していた。なのに、同じ地球人である俺たちが地球を愛さないでどうする!?」
「理屈を!人を助けるために人を殺す事が、正しい方法であるものか!」 - シャアとの最終決戦に於ける戦闘前会話。勇に同意しながらも、アクシズ落としを「革新の為に必要な行為」と返す彼の言葉を否定する。
搭乗機体
余談
- 映画監督や舞台俳優に携わっていた白鳥哲氏の声優デビュー作品とデビューキャラである。アフレコも舞台と同じ様に収録をしていた。
- その風貌や、研究に明け暮れ子供を顧みない親への反抗心から親元を離れるという部分が、この作品から数年後に発売された『スーパーロボット大戦D』の主人公・ジョシュア・ラドクリフのモチーフとなった可能性があるのかもしれない(ただし、ジョッシュはもう一人モチーフになった可能性がある人物がいるためか、荒れていたのは本編以前でゲーム本編中はやたらと老成している)。
- さらに、声優が勇と同じ白鳥哲氏であるという点では『機動戦士ガンダム00』のアンドレイ・スミルノフがそれに該当している。
- ↑ 実際、上記のようにアニメで姉に言及された際は「珍しくもない」と切って捨てていたが、直後に話題が母に移った途端に受け止めきれなくなっていた。