「ゼロレクイエム」の版間の差分

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なお、黒の騎士団と超合集国の暴走抑止とその監査を目的とする形でグリンダ騎士団も存続している。
 
なお、黒の騎士団と超合集国の暴走抑止とその監査を目的とする形でグリンダ騎士団も存続している。
  
劇場版準拠のストーリーでは完遂から僅か二年で破局が訪れてしまう。
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劇場版準拠のストーリーでは完遂から[[コードギアス 復活のルルーシュ|僅か二年で破局が訪れてしまう]]。
  
 
== スパロボシリーズでの扱い ==
 
== スパロボシリーズでの扱い ==

2019年2月23日 (土) 20:09時点における版

ゼロレクイエム(Zero Requiem)とは、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』に登場する計画。

概要

『R2』最終局面で敢行された計画。

自ら神聖ブリタニア帝国の皇帝となったルルーシュ・ヴィ・ブリタニアと、その騎士である枢木スザクによる己の業の贖罪であり、旧世界への鎮魂歌。

それは独裁者が支配する「世界を壊し」、人々が自らの意思で生きていく「世界を創る」為に世界一優しい嘘つきが付いた…大嘘。

経緯と概要

神根島シャルルマリアンヌを葬った後、混乱する世界に収拾をつけるために、皇帝となったルルーシュと騎士に任命されたスザクが、一部の同志と共謀して発動した。その内容は言ってしまえば単純なもので、ルルーシュが皇帝として独裁政治を行い、世界中の憎しみと怒りを一身に集めた上で、スザクが「伝説の英雄」ゼロとして「魔王」ルルーシュを討つことで世界から憎しみを消し去る、というもの。

謂わば「世界中を巻き込んだ盛大な大芝居」である。

第一段階

皇帝に即位したルルーシュは、その前段階として歴代の王墓の破壊や貴族制度の撤廃など、神聖ブリタニア帝国を根本からひっくり返す政策を取った。これは、計画完遂後にシャルル以前の体制が簡単に復活しないよう、その可能性を潰すためのものだった。

第二段階

一方で、ビスマルクなどの反対者に対しては武力を以って対抗。スザクを筆頭とするブリタニア軍によって次々と反対者を制圧して行き、最後には黒の騎士団と組んだシュナイゼルをも降し、ナナリーからギアスでフレイヤ発射装置「ダモクレスの鍵」を奪い、ルルーシュの手に世界の全てが握られる。一方、スザクの方はカレンとの激突に敗れたのち、死を偽装して姿をくらまし、「その時」に備えて身を隠した。 かくして、世界全ての憎しみと怒りが目論見通りルルーシュ一人に集まり、全ての条件はクリアされた。

最終段階

決戦から2か月後、反逆者の公開処刑を兼ねたパレードを行ったルルーシュは、その真っ最中に乱入して来たゼロ(に扮したスザク)によって計画通り殺害される。共謀者の一人であったジェレミアによって警備隊は撤退させられ、捕えられていた者達は待ち伏せていたコーネリアギルフォードによって解放。巷には「魔王ルルーシュを討った英雄ゼロ」を讃える声が響き渡り、ゼロレクイエムは一切の滞りなく完遂された。

同時進行でスペインの名を取り戻したエリア24ではマリーベルオルフェウスオルドリンに討たれており、ゼロレクイエム後の世界の争いの目を見張る番人の役をオルドリンが担うウィキッド・セレモニーが実行されており、ルルーシュとマリーベルはそのために影で協力していた。

その後の経過

計画完遂後の世界は日本首相となったやブリタニアの代表(皇帝及び皇室制度は廃止された)となったナナリーらによって、全般的に宥和政策が採られている。その中には、ゼロとしてナナリーを支えるスザクの姿もあった。C.C.は旅に出、ジェレミアは軍を退役してみかん農園を経営する等、それぞれの道を歩んでいる。

だが、討たれた後のルルーシュがどうなったのかは全く語られていない(葬儀に関する事柄も出てこない)。ノベライズ版ではC.C.が乗っていた馬車の御者に親しげに話しかける描写があるが…。

なお、黒の騎士団と超合集国の暴走抑止とその監査を目的とする形でグリンダ騎士団も存続している。

劇場版準拠のストーリーでは完遂から僅か二年で破局が訪れてしまう

スパロボシリーズでの扱い

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
ゼロレクイエムルートで再現される。計画の最終段階はパレード中の襲撃ではなく「ZEXISとの対決に敗れたルルーシュがゼロに扮したスザクに討たれる」という形で再現されている。ただし、表示される一枚絵は、原作と同じ状況を基準にしているので違和感が凄まじい。
その後、原作と異ってルルーシュは死亡せずプトレマイオス2に担ぎ込まれて治療を受けた後、スメラギジェフリーF.S.など指揮官の年長組に諭され、改めてゼロとしてスザクジェレミアC.C.と共にZEXISに復帰することになる。
一方、黒の騎士団ルートではゼロが自軍に残るため、計画自体持ちあがらない。なお、こちらのルートでは、トレーズミリアルドがほぼ同じことをやる(「新機動戦記ガンダムW」の原作再現であるが)。
スーパーロボット大戦X
本作では終了後の時系列からメンバーがアル・ワースに召喚されている。
原作と異なり、ゼロレクイエムの最後の仕上げとして、ルルーシュの遺体は彼の死をより強く世界に印象付ける為に爆破処理がなされたが、その直前にルルーシュはアル・ワースに召喚され、蘇っている。

関連人物

ルルーシュ・ランペルージ
枢木スザク
計画の中心人物。最終的にはルルーシュは実際に、スザクは表向き死亡している(ただし、ルルーシュの方も本当に死んだのかは不明瞭である)。
C.C.
共謀者の一人。ただし、最終段階にはかかわっていない。
ジェレミア・ゴットバルト
ロイド・アスプルンド
セシル・クルーミー
篠崎咲世子
ニーナ・アインシュタイン
計画の全てを知らされた共謀者たち。このうちジェレミアは最終段階「独裁者ルルーシュ討伐」に説得力を持たせるため、パレードに同行していた。
シャーリー・フェネット
劇場版ではロロに殺される事なくアッシュフォード学園に居続けた彼女だが、ビスマルク撃破後にC.C.が独断で接触を行い計画を知る。その後、ジェレミアと共に何かを運び出している。
マリーベル・メル・ブリタニア
ルルーシュの即位時にその場にいなかったためにギアスを免れ、スペインの名を取り戻したエリア24諸共軍門に下りKGFエルファバを受領、貴族制度が廃止されたブリタニア内で形だけではあるが皇女の身分を保持し続けてE.U.を含むヨーロッパ方面の軍事を任される。
互いにその真意をそれとなく察しており、彼女もまた共犯者と共に愛した男性と親友に呪いをかける業を背負う。

他作品の関連人物

ヒイロ・ユイ
ゼロシステムでこの計画の顛末を目撃していた。
トレーズ・クシュリナーダ
ZRルートでは彼も共謀者の一人。ちなみに、原作でほとんど同じことをやった。前述のとおり、黒の騎士団ルートではこれとほぼ同じ事を行う。
張五飛
ZRルートでトレーズを討ち取った際にゼロレクイエムの真意を察する。
キリコ・キュービィー
目的は異なるが、多少ゼロレクイエムに似たような行動をとったことがあるため、この計画の真意を察していた可能性が高い。
また、同様にフィアナも途中で真意に薄々勘付いたような素振りを見せるが、キリコに言わぬよう釘を刺されている。
クロウ・ブルースト
ZRルートにてアイムにより、ゼロレクイエムの真意を察する。
ユーサー・インサラウム
直接ルルーシュの計画に関わったわけではないが、全く同じ計画を立て実行しているので、気づいていた可能性が高い。自身は「偽りの黒羊」の力もあり、ZRルートを通ったルルーシュにさえ全く悟らせずに計画を完遂させた。

関連する用語

神聖ブリタニア帝国
ゼロレクイエム遂行のために皇帝に即位したルルーシュ・ヴィ・ブリタニアによって、徹底的に破壊される。