「蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH」の版間の差分
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+ | 『'''蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH'''』はXEBECが制作した劇場アニメ。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
『[[蒼穹のファフナー]]』より2年後を描いた劇場映画作品。人類との戦争と接触を経て変わりゆく珪素生命体[[フェストゥム]]に焦点を当てた物語である。 | 『[[蒼穹のファフナー]]』より2年後を描いた劇場映画作品。人類との戦争と接触を経て変わりゆく珪素生命体[[フェストゥム]]に焦点を当てた物語である。 | ||
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:一騎達の後輩の一人。皆城乙姫と最初に出会い、親友となった少女。[[マークツヴォルフ]]に搭乗する。誰よりも乙姫を案じている。 | :一騎達の後輩の一人。皆城乙姫と最初に出会い、親友となった少女。[[マークツヴォルフ]]に搭乗する。誰よりも乙姫を案じている。 | ||
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:元々は[[人類軍]]の空母だったがフェストゥムに強奪され、彼らのミールを積んだ本拠地となっている。 | :元々は[[人類軍]]の空母だったがフェストゥムに強奪され、彼らのミールを積んだ本拠地となっている。 | ||
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== 用語 == | == 用語 == | ||
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:蒼穹作戦の後つかの間の平和が訪れたが、島のコアが成長期に入り島の機能が不安定となったことで、再びフェストゥムの脅威に晒されることとなった。 | :蒼穹作戦の後つかの間の平和が訪れたが、島のコアが成長期に入り島の機能が不安定となったことで、再びフェストゥムの脅威に晒されることとなった。 | ||
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− | : | + | :初参戦作品。前日譚のTV版と同時参戦。第3部(蒼穹作戦から約3か月後)からストーリーが展開される。 |
:美羽に関しては流石に「成長期」では済まないため、「フェストゥム因子の影響か、生後2ヶ月足らずで2年分の成長を遂げている」という理由付けで辻褄を合わせている(原作にもある設定だが、それよりも更に早まっている)。TV版との同時参戦の上、TV版シナリオが長いため、劇場版から登場するキャラクターの参戦が非常に遅いのがネックだが、ファフナーシリーズが高待遇の本作においては欲と言うものか(そのためか、後輩組はキャンペーンマップによく登場する)。 | :美羽に関しては流石に「成長期」では済まないため、「フェストゥム因子の影響か、生後2ヶ月足らずで2年分の成長を遂げている」という理由付けで辻褄を合わせている(原作にもある設定だが、それよりも更に早まっている)。TV版との同時参戦の上、TV版シナリオが長いため、劇場版から登場するキャラクターの参戦が非常に遅いのがネックだが、ファフナーシリーズが高待遇の本作においては欲と言うものか(そのためか、後輩組はキャンペーンマップによく登場する)。 | ||
:劇場版のストーリーが始まる頃には出撃機体がとっくに固まってしまっている場合が多いため、一気に加入する後輩組は出撃させ辛く、TV版からの続投組もザインの最強武器の属性変更を筆頭に運用方法の変更を余儀なくされたり、それまでの育成方針が無駄になるような純粋なパワーアップとは言い難い仕様変更が行われているため、機体の運用には頭を悩ませる。 | :劇場版のストーリーが始まる頃には出撃機体がとっくに固まってしまっている場合が多いため、一気に加入する後輩組は出撃させ辛く、TV版からの続投組もザインの最強武器の属性変更を筆頭に運用方法の変更を余儀なくされたり、それまでの育成方針が無駄になるような純粋なパワーアップとは言い難い仕様変更が行われているため、機体の運用には頭を悩ませる。 | ||
− | : | + | :しかし原作再現はしっかりと行われ、原作TV版では死亡してしまう[[羽佐間翔子]]や[[日野道生]]、[[小楯衛]]との掛け合いも豊富に用意されているので、愛があれば十分活躍させることが可能。更に条件を満たせば[[来主操]]を自軍に加入させることができる。 |
− | : | + | :なお、本作では最終的にヘスターが死亡したりマークニヒトが失われたりと、結果的にではあるが'''『蒼穹のファフナー EXODUS』へと繋がるフラグは軒並み砕け散っている。''' |
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2018年12月2日 (日) 10:47時点における版
蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH | |
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監督 | 羽原信義 |
脚本 | 冲方丁 |
キャラクターデザイン | 平井久司 |
メカニックデザイン | 鷲尾直広 |
音楽 | 斉藤恒芳 |
制作 | XEBEC |
公開日 | 2010年12月25日 |
前作 | 蒼穹のファフナー |
初登場SRW | スーパーロボット大戦UX |
『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』はXEBECが制作した劇場アニメ。
概要
『蒼穹のファフナー』より2年後を描いた劇場映画作品。人類との戦争と接触を経て変わりゆく珪素生命体フェストゥムに焦点を当てた物語である。
ストーリー
「蒼穹作戦」から二年を経た竜宮島。島には再び平和が戻り、子供たちは平穏な日々を過ごしていた。そんな中、一隻の戦艦が竜宮島に流れ着く。艦内には一人の少年が眠りについていた。彼が目覚める時、新たなる戦いと再誕の物語が始まる。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
重要人物
- 来主操
- 竜宮島に流れ着いた戦艦から発見された謎の少年。フェストゥムとされるが詳細不明。本作品のキーキャラクターの一人。
- 日野美羽
- 日野弓子の娘。人工子宮生まれの両親を持ち、先天的にフェストゥム因子を持って生まれた初めての子供。
竜宮島(アルヴィス)
島の子供達とファフナー搭乗者
- 真壁一騎
- 主人公。蒼穹作戦より帰還の後、一年間の昏睡状態を経て回復。リハビリを兼ねて喫茶「楽園」のコックとして働いている。マークザインのパイロット。
- 遠見真矢
- ヒロイン。一騎と共に喫茶「楽園」で働いている。マークジーベンのパイロット。
- 近藤剣司
- 高校に進学し、引き続き生徒会長を務める。マークアハトのパイロットでありファフナー部隊の指揮官も務める。変性意識を完全に抑え込み、平時と変わらない状態で戦う。蒼穹作戦で剣を研ぎ澄まし、皆を司る存在へと転じた。
- 要咲良
- 同化現象より回復したものの、後遺症により剣司の介護を受けながら療養生活を送っている。島の危機に再びマークドライを駆ることになる。獰猛な一面を見せる変性意識は消えうせ、不自由な体から解放される喜びに変わった。
- 羽佐間カノン
- 正式に羽佐間容子の養子となったカノン・メンフィス。高校に進学し生徒副会長を務める。専用機として建造されたマークドライツェンに搭乗する。
- 堂馬広登
- 一騎達の後輩の一人。かつて小楯衛にゴウバインヘルメットを託された少年。2代目ゴウバインとして、再建されたマークフュンフに搭乗する。
- 西尾里奈
- 一騎達の後輩の一人。西尾行美の孫娘。皆城乙姫の親友の一人であり彼女の同化を見届けた少女。マークノインに搭乗する。
- 西尾暉
- 一騎達の後輩の一人。西尾里奈の双子の弟。ゼロファフナーの起動実験中の事故で両親と言葉を失ってしまった。マークツェーンに搭乗する。
- 立上芹
- 一騎達の後輩の一人。皆城乙姫と最初に出会い、親友となった少女。マークツヴォルフに搭乗する。誰よりも乙姫を案じている。
- 皆城乙姫
- 竜宮島のコアとなった少女。ミールと一体化したことでその存在は消え去ったかと思われたが……。
その他関係者
- 真壁史彦
- 一騎の父でアルヴィスの司令。私生活にも目を向けるようにはなったが、相変わらずの不器用。
- 溝口恭介
- 喫茶店「楽園」のマスター。店のメニューに勝手に一騎の名前を使ったりしている。
- 遠見千鶴
- 真矢の母で、島唯一の医師。
- 日野弓子
- 旧姓遠見。真矢の姉。先の戦いで戦死した日野道生との間に一人娘、美羽を授かった。
- 羽佐間容子
- ファフナーの整備関連を担当する理科教諭。カノンを養子に迎えた。
- 小楯保
- アルヴィスのメカニックチーフ。家族を失ってからはすっかり飲んだくれている。
- 西尾行美
- 駄菓子屋の店主で、アルヴィスのご意見番。かつてはファフナーの建造に携わっていた。
- 要澄美
- 咲良の母で、家族を失った剣司を引き取っている。柔術師範も務める体育教師。アルヴィスではオペレーター兼研究員。
フェストゥム側
- フェストゥム
- アバンタイトルから登場。いきなり人類軍の猛攻で虐殺されるという衝撃的なシーンから始まる。蒼穹作戦から生死の循環を学習したため、痛みに耐える場面が多い。今回は更に、人とは何かを知るためにメッセンジャーを生み出すに至る。
- 皆城総士
- 肉体は消滅したが、精神は甲洋とミョルニアに助けられており健在。一騎との再会を約束してフェストゥムの中で眠りについている。
- 春日井甲洋
- かつては竜宮島の子供の一人でマークフィアーのパイロットだったスレイブ型フェストゥム。今作では意外な形で戻ってくる。
- ミョルニア
- 一騎の母・紅音の姿を持つマスター型フェストゥム。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
アルヴィス所属のファフナー
フェストゥム
- スフィンクス型
- エウロス型
- マークフィアー
- マークニヒト
- ボレアリウス
- 元々は人類軍の空母だったがフェストゥムに強奪され、彼らのミールを積んだ本拠地となっている。
- 『UX』ではマップ上の地形として登場。
用語
- フェストゥム
- 読心能力を持ち、人間を同化していく珪素生命体。北極ミールの死によって人類を模倣し独自の意思で行動する個体が現れるようになった。劇場版では命を認識したため、痛みに苦しんでいるシーンが多い。尤も、その原因は皮肉にも人類にあるのだが……。
- ミール
- 北極ミールがその死をもってフェストゥムに「個」を与えたことで、それぞれ思考と個性が異なる小ミールが複数生まれることとなった。
- 竜宮島
- 蒼穹作戦の後つかの間の平和が訪れたが、島のコアが成長期に入り島の機能が不安定となったことで、再びフェストゥムの脅威に晒されることとなった。
- ファフナー
- フェストゥムに対抗するために造られた人型兵器。建造が中断されていたノートゥングモデルの欠番機も完成し、日野洋治やミョルニアが残したデータによって大幅に強化されている。
- L計画
- フェストゥムの侵攻に合わせて考案された作戦。OVA版で出た計画と同じ名前だが、これの場合はフェストゥムの群れが集う移動船に接近し、可能な限り人員を逃がした後にフェンリルを起動するという特攻作戦。無論、接近を感知されて玉砕するのは目に見えていたのと、OVAで参加者が全員いなくなったため反対を受けた。
- ちなみに劇場試写会において、発案シーンの場面で観客がどよめいたエピソードがある(それほど拭えないトラウマとなっているのである)。
楽曲
- エンディングテーマ
-
- 「蒼穹」
- TV版に引き続き、本作でも主題歌等はangelaが担当している。
- 『UX』で採用。歌い出しから丸々再現されているのでループするまで2分半程かかる力の入った1曲。しかし劇場版仕様でもデフォルトは「ナイトヘーレ開門」が基本となっており、そのままだとマークザインおよびイベントでしか聞けない(ただしダウンロードコンテンツの劇場版ファフナーの面々はBGMが本曲で固定されている)。
- なお、『UX』ではこの曲の歌詞「多くの犠牲が君を悩ます。大丈夫、必ずそこへ帰る」を体現するかのようにTV版で散って行ったファフナーのパイロット達や操が次々と一騎達の窮地に駆けつける事になる。
- 挿入歌
-
- 「さよならの時くらい微笑んで」
登場作と扱われ方
- スーパーロボット大戦UX
- 初参戦作品。前日譚のTV版と同時参戦。第3部(蒼穹作戦から約3か月後)からストーリーが展開される。
- 美羽に関しては流石に「成長期」では済まないため、「フェストゥム因子の影響か、生後2ヶ月足らずで2年分の成長を遂げている」という理由付けで辻褄を合わせている(原作にもある設定だが、それよりも更に早まっている)。TV版との同時参戦の上、TV版シナリオが長いため、劇場版から登場するキャラクターの参戦が非常に遅いのがネックだが、ファフナーシリーズが高待遇の本作においては欲と言うものか(そのためか、後輩組はキャンペーンマップによく登場する)。
- 劇場版のストーリーが始まる頃には出撃機体がとっくに固まってしまっている場合が多いため、一気に加入する後輩組は出撃させ辛く、TV版からの続投組もザインの最強武器の属性変更を筆頭に運用方法の変更を余儀なくされたり、それまでの育成方針が無駄になるような純粋なパワーアップとは言い難い仕様変更が行われているため、機体の運用には頭を悩ませる。
- しかし原作再現はしっかりと行われ、原作TV版では死亡してしまう羽佐間翔子や日野道生、小楯衛との掛け合いも豊富に用意されているので、愛があれば十分活躍させることが可能。更に条件を満たせば来主操を自軍に加入させることができる。
- なお、本作では最終的にヘスターが死亡したりマークニヒトが失われたりと、結果的にではあるが『蒼穹のファフナー EXODUS』へと繋がるフラグは軒並み砕け散っている。
商品情報