「ベターマン」の版間の差分
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− | 一見ビスタサイズ(16:9)のためハイビジョン(HD)制作と勘違いされやすいがあくまで演出的なものであり(4:3の上下に黒いマスクをかけたもの)、画質もSD(標準画質)である。このようなスタイルを採用した理由は雰囲気を出すためと監督の家のテレビがワイド型だったため。 | + | :一見ビスタサイズ(16:9)のためハイビジョン(HD)制作と勘違いされやすいがあくまで演出的なものであり(4:3の上下に黒いマスクをかけたもの)、画質もSD(標準画質)である。このようなスタイルを採用した理由は雰囲気を出すためと監督の家のテレビがワイド型だったため。 |
+ | :概要に書いてあるとおり[[勇者王ガオガイガー]]および[[勇者王ガオガイガーFINAL]]とは世界観が繋がっており設定も密接にリンクしているのだが、今のところスパロボで両者が同時参戦したことはない。 | ||
== 主要スタッフ == | == 主要スタッフ == |
2018年7月27日 (金) 02:12時点における版
- 1999年4月1日 ~ 9月30日放映(テレビ東京) 全26話
- 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦COMPACT3(2003年)
概要
スパロボ参戦した初の深夜枠アニメ。
一応「ロボット」として主人公の乗る覚醒人などが登場するが、ホラー要素の強い作品であまりロボットものという感じではない。毎回おおよそ次の様な流れで物語が進行する。ホラーシーン→逃げる→覚醒人→ベターマン登場→敵を倒して終了。ロボットものというよりダークなウルトラマンに近い。
その作品の性質上、味方が弱いのが条件であり、しかも音響などを使ったホラーであるため、原作をSRWで再現するのが非常に難しい。
ほぼ全てのメインキャラに「実は…」と言った設定やストーリーが用意されているのも特徴。
製作スタッフは『勇者王ガオガイガー』と殆ど同じで監督も米たにヨシトモ氏であり、世界観が繋がっている。ただ、構想自体は本作の方が古く、ガオガイガーありきでそれとリンクした作品を作った訳ではない。そのため、「ベターマンにガオガイガーを繋げた」というのが正しいのかもしれない。
ストーリー
2006年、世界は原因不明の大量自殺・殺戮行為を引き起こす「アルジャーノン」と呼ばれる怪奇現象に脅かされていた。
そんな中、ジオフロント型地下遊園地「ボトム・ザ・ワールド」で、開園セレモニーの準備中に謎の大量死亡事故が発生する。帰宅途中だった高校生、蒼斧蛍汰は閉鎖されているはずの「ボトム・ザ・ワールド」の事故現場に偶然入り込んでしまう。暗闇を彷徨ううちにアカマツ工業のトレーラーを発見、拘束具をはめられた謎の少女と巨大メカ(ニューロノイド)「覚醒人1号」と遭遇する。その操縦席には、蛍汰の幼馴染である彩火乃紀が搭乗していた。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
アカマツ工業関係者
- 蒼斧蛍汰(あおの けいた)
- 主人公。
- 彩火乃紀(さい ひのき)
- ヒロイン。
- 阿嘉松紗孔羅(あかまつ さくら)
- 阿嘉松滋(あかまつ しげる)
- アカマツ工業社長。どこかの爺さんを髣髴とさせるファンキーな発明オヤジ。
- 都古麻御(みやこ あさみ)
- 八七木翔(やなぎ しょう)
- 紅楓(くれない かえで)
- カクタス・プリックル(『COMPACT3』では名前のみ登場)
- ヒノキの前パートナー。登場時点でアルジャーノンに侵されており、その後死亡している。回想シーンでは出番がある。兄がおり、『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』に登場している。
ダイブインスペクション関係者
ソムニウム
その他
- 牛山次男(『COMPACT3』では名前のみ登場)
- 蒼斧蛍汰の親友。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
ニューロノイド
- 覚醒人1号
- AP形態、AV形態
- グリアノイド装備形態(同様にAP形態とAV形態あり)
- ティラン
- AP形態、AV形態
- グリアノイド装備形態(同様にAP形態とAV形態あり)
- プルミエ初期型1号機
- ドゥジ初期型2号機
- トロワ初期型3号機
- ブロッサム
ソムニウム変身体
その他
用語
- アジャンター石窟
- インドに実在する仏教遺跡。物語ではその地下にはアニムスの花の群生地が存在していた。
- アニムスの花
- 欧米では「死を呼ぶ花」とも呼ばれる。特異な死に方をした人間を苗床にして育つ植物。ダイブインスペクションに参加し生体死滅インパルスを焼き付けられた者からはフォルテが、その者から生体死滅インパルスを浴びてアルジャーノンに感染した者からはその氣の違いにより、ネブラ、アクア、ルーメ、トゥルバ、ポンドゥス、ウィウェレ等、様々な種類の実を成す。葉を持たず、光合成を行わない。また、L型のアミノ酸をD型のアミノ酸に鏡像反転させる性質をもつ。ラテン語で魂の意。
- アルジャーノン
- 第一発見者の名前を付けられた奇病(当人もアルジャーノンによって死亡)。ダイブインスペクションによって脳内に生体死滅インパルス・プリオン蛋白を焼き付けられた彩、麻御、カクタス、梅崎、魔門、オフィサーが世界中に散り、出会う人全てにそのインパルスを感染させながらばら撒いた全生命保存のためのアポトーシス機能。カンケルの出現と共にアニムスの花を生み出しソムニウムを呼び寄せる地球生命全体としての防衛機能。名前の元ネタはダニエル・キイスの小説「アルジャーノンに花束を」からと推察される。
- ダイブインスペクション
- 次世代環境機関NEOが進めていたベストマンプロジェクトの一環で、通常の50倍もの細胞分裂に耐えうるテロメアをもつ不死身の細胞を持ち、癌をも克服する完全なる人類を目指した実験。1999年にペルーのアンデスで行われた。被験者はヤクスギ。オフィサーを中心に、彩幹生、カクタス・プリックル、魔門麦人、梅崎、都古麻御が参加。
- 超人同盟
- 株式会社超人同盟。ダウジング能力を利用した総合情報商社で企業や財界に多くの顧客をもつ。ベストマンプロジェクトの延長線上にNEOから枝分かれした。代表取締役の魔門麦人がダイブインスペクションに参加し、アルジャーノン感染後に設立。「癌をも克服した人類=ベストマン」を目指すという目的のために優秀なダウジング能力者を集めることに固執し、楓を狙い蛍汰達に様々な精神攻撃を仕掛けてきた。
- デュアルカインド
- 2人そろう事でニューロノイドの操縦ができる特殊能力者。言ってしまえば愛称良し。護と戒道も能力者らしいが、それ以外は役立たず。
- BPL
- 正式名称は生工食料研究所。次世代環境機関NEO傘下の組織である。北海道・釧路の湿原地帯にあり、バイオテクノロジーによって日本の食糧事情を支えていた。しかし、その裏では、所長である梅崎の暴走により、数々のUMAを生み出し、アニムスの花を研究しようと活動していた。
- ボトム・ザ・ワールド
- 世界初の地下遊園地として建設された。第一夜で蛍汰が迷い込み覚醒人1号と出会った場所。アトラクションはアルジャーノンに感染した職員たちによって人間を襲うように改造されていた。後日の再調査にて、最下層部の更に地下に巨大コンピュータ群が存在し、蛍汰達を襲うようにプログラム・改造されたメカ達の司令塔として機能していることが分かった。ちなみにボトム・ザ・ワールドのマスコットキャラは、地下遊園地らしくオケラをモチーフにした「チカちゃん」。 世間一般では大規模事故と情報操作されたらしい。
- モーディワープ
- 次世代環境機関NEO傘下の組織であり、オフィサーが代表を務める。アルジャーノンの調査研究機関であり、ニューロノイドなどを開発した。その本部はひし形の人工島で、その最下層にはリンカージェルを採掘、保管しているブロックがある。オフィサーはここで、自ら被験者となって、独自にダイブインスペクションを行っていた。
- リミピッドチャンネル
- 場に存在する意識を読み取る能力。人々の意識や事象の真実などを受信する。
- リンカージェル
- メタンハイドレート採掘中に発見された古細菌の一種。謎の多い物質。
- ソムニウム
- ベターマン
- ニューロノイド
- UMA
楽曲
- オープニングテーマ
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- 「ユメノカケラ」
- 作詞:貴三優大 / 作曲:田中公平 / 編曲:根岸貴幸 / 歌:ウヨンタナ
- エンディングテーマ
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- 「鎮-requiem-」
- 作詞・作曲:米たにヨシトモ / 補作曲:田中公平 / 編曲:根岸貴幸 / 歌:※-mai-
- ※-mai-は米たに監督の別名義である。『COMPACT3』で戦闘BGMに採用。
- 劇中BGM
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- 「嵐-turbo-」
- 『COMPACT3』で採用。
登場作と扱われ方
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 初参戦作品。中盤から登場するが、スポット参戦が多く、自軍に加わるのはシーン6からとかなり遅い。ベターマンはNPC専用である。ただ、ストーリー面では敵の種類も多く意外と優遇されていると言っても良い。ちなみに、火乃紀と楓には乳揺れがある。なお登場人物の登録フルネームは漢字表示だが、登録愛称はカタカナ表記。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 直接参戦ではないも、世界観が繋がっている『勇者王ガオガイガーFINAL』の設定が組み込まれたため、ジェネシックヘル・アンド・ヘブンを使うとベターマン・オルトスがトドメ演出に出てくる。
余談
- 一見ビスタサイズ(16:9)のためハイビジョン(HD)制作と勘違いされやすいがあくまで演出的なものであり(4:3の上下に黒いマスクをかけたもの)、画質もSD(標準画質)である。このようなスタイルを採用した理由は雰囲気を出すためと監督の家のテレビがワイド型だったため。
- 概要に書いてあるとおり勇者王ガオガイガーおよび勇者王ガオガイガーFINALとは世界観が繋がっており設定も密接にリンクしているのだが、今のところスパロボで両者が同時参戦したことはない。
主要スタッフ
- 制作
- サンライズ(第7スタジオ)
- 監督
- 米たにヨシトモ
- シリーズ構成
- 山口宏
- キャラクターデザイン
- 木村貴宏
- メカニックデザイン
- 大河原邦男
- 音楽
- 田中公平
商品情報
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