「アトールV」の版間の差分
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2017年1月23日 (月) 08:18時点における版
アトールV(A-Taul V)
概要
『重戦機エルガイム』に登場する13人衆の一人であるマフ・マクトミンが乗るカスタムヘビーメタル。またの名を「アトールV マクトミンビルト」と言う。
アトールVはアトールをコアにして色々なHMの部品(武器やバインダー)を寄せ集めて作られた継ぎ接ぎHMであるが、ベースとなった機体の高出力とパイロットの腕前もあって戦闘力は高い。
また、独自装備のフロッガーが三連装に強化されており、つま先が長くなっているという特徴も持つ。アトールVは「ムーバブルフレームに装甲と機能を付加していく事で機体を構成する、着せ替え兵器」というヘビーメタルの特性をある意味一番体現していると言える。
機体名について
原作を知っている人には言うまでも無い事であるが、アトールVは「アトールファイブ」と読む。しかし、原作を知らない状態でSRWで本機体を初めて知った人は、大抵「アトールブイ」と読んでしまう事も少なくない。まるで、どこかの超電磁マシーンと同じである。
ついでに、「ファイブ」の由来はアトール、バッシュ、グルーン、アシュラテンプル、オージェの五種類のA級ヘビーメタルのパーツを用いて作られている為。マクトミンとしては、さらにアモンデュール・スタックのブースターを装備したかったらしい。
余談だが、機体名の元ネタは本家と同様にフランスのプログレバンド「Atoll」から取られているが、「V」にも意味がある。…というのも、『重戦機エルガイム』本編放映時にこのバンドは4枚のアルバムを出しており、「V」には「5枚目のアルバムを希望する」という意味合いが込められているのだとか(なお、その後念願叶って無事5枚目もリリースされている)。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 初登場作品。限界反応が妙に低く設定されているので、単なる硬いHMと言った印象。何故か獲得資金が異様に低く、わざわざ幸運を掛けて倒したのにガッカリするケースが後を絶たなかった。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ギワザがポセイダルに反乱を起こす際に、ギワザ側につく。『F』に比べてHPや装甲などが高くなっているが、限界反応がやはり低いために大した脅威ではない。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 性能は高いが、味方が強いので実感は無い。何機か量産されている。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 今までの事を考えると、かなり高いHPを誇る。バスターランチャーは無いが武器も強い。その代わりと言っては何だが、獲得資金もそれなりに高額になっている。
関連作品
- バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法
- 日出族の指揮官の一人として登場。武衆はナイト。
- パワーランチャー、バスターランチャーという2大マップ兵器を持つ。
- バトルロボット烈伝
- 画面の半分以上という巨大なロボット用画像表示領域を活かして、その機体のゴテゴテっ振りが余す所無く表現されている。
- 当時のスパロボでは何故か端折られる事の多かったトリプルフロッガーも装備。パイロットのマクトミンと共に、このゲームのビジュアル面における仕様の恩恵を存分に受けている。
- パイロット共々弱くはないが、いつも単機で出てくるので数で押せばいい。
- リアルロボット戦線
- やはりマクトミンの専用機。アトールとは異なり、敵専用ユニットである。
装備・機能
武装・必殺武器
- パワーランチャー
- 左肩に取り付けられたオージェのバインダーに装備されているものと、背面に取り付けられたアシュラテンプルのサーカスバインダーのもの。
- Sマイン
- 左腕に装備されたバッシュのバインダーに装備されている。
- セイバー
- 基本装備。
- ロングスピア
- グルーンの装備している者と同一。
- トリプルフロッガー
- アトールの特徴的な武装である電磁鞭「フロッガー」を三連装にしたもの。歴代SRWではあまり採用されない武装である。
- バスターランチャー
- A級ヘビーメタルの寄せ集め機体の為、当然使用可能。バッシュの物が使用される。
- バインダー
- 左肩に装備されたオージェの防御兵装。
- サーカスバインダー
- 背部にサブアームと共に取り付けられたアシュラテンプルの防御兵装。
特殊能力
- 剣装備、盾装備
- 切り払い、シールド防御を発動。
- 対ビームコーティング
移動タイプ
サイズ
- M
対決・名場面
- 対エルガイムMk-II
- ダバ、フル・フラット、ミアンの三者が対峙する中にいきなり割って入る。ポセイダルに逃げられたダバはマクトミンを非難するが…。
余談
- 『重戦機エルガイム』放送当時、アトールVはおろか通常のアトールですらプラモデルが発売されなかった。
- その一方でオージェ、グルーン、バッシュ、アシュラテンプルの4機は発売されていたのだが、肝心のアトールが発売されなかった為、V2アサルトバスターガンダムの様にプラモデルを買い集めてアトールVを作り出す事も不可能だった。
- しかし、2000年代に入って、ようやくアトールのプラモデルがHG仕様で発売された為、旧キットの4機(厳密言えば、HGアトールのキットにバッシュ用のバインダーが同梱されてるので、オージェ、グルーン、アシュラテンプルの合計3機)を合わせることでアトールVを制作できるようになった。
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