「宇宙魔王」の版間の差分
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:撃破演出は体の中のブラックホールに吸い込まれて爆発、自滅するというもの。 | :撃破演出は体の中のブラックホールに吸い込まれて爆発、自滅するというもの。 |
2015年6月9日 (火) 19:06時点における版
宇宙魔王(Space Demon King)
宇宙を支配する魔王。魔王の名の通り冷酷無比な性格で、恐怖と暴力で惑星を滅ぼしつつ宇宙を支配していく。
かつては宇宙のある惑星に住む人間だったが、ブラックホールに住んでいた星ごと呑み込まれた際に「生きたい」という強い執念により一体化した。
ブラックホールと同化しているため、移動しながら星を呑み込む事が出来る。また、戦艦アストロキャットや鉄人の攻撃がほぼ全て通用せず、さらにエネルギーを吸収する事が出来る。
力こそが全てと考えているが、息子のグーラに対しては親としての顔を覗かせる顔も多く、異形と化しても尚愛情が残っていることが伺える。
最終決戦ではグーラの死に激昂し自ら太陽系へと乗り込み、その影響で地球に打撃を与えていく。
ブラックホールへと乗り込まれた際には自ら実体化し鉄人を追い詰めるものの、ロビーの助言からヒントを得た鉄人の特攻により、ブラックホールの中心にある暗黒太陽を破壊された事で倒された。
登場作品と役柄
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 初登場作品。担当声優である内海賢二氏が故人のため、屋良有作氏が代役を担当。ブラックホールと一体化しシンカを遂げ、「神」となった一人。
- ルートにより性能や特殊能力が違い、通常ルートだと分身を二体引き連れており、同ターン以内に全員撃破しないと復活してしまう上に、毎ターンENを減らされてしまう。IFルートでは単独だが、カグラのソーラーアクエリオンを倒すまで復活する上に、その後受けたダメージの10分の1の数値を相手に与える因果逆転を使用してくる。
- 撃破演出は体の中のブラックホールに吸い込まれて爆発、自滅するというもの。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 前作で倒されたはずだったが、復活し再び戦うことになる。今回は同じく復活したズール皇帝と手を組み、暗黒の軍団を率いる。
- 終盤ではハーデス神とも手を組み、版権作品における最後の敵として立ちふさがる。
- 最後は僅かながら、人間だった頃の心を取り戻し、父として大事な息子の身を案じながら消滅した。
装備・機能
武装・必殺武器
- 剣
- 双刃の槍を投げつけた後、剣で叩き斬って突き刺す。
- ブラックホール
- 首から下をブラックホールに変えて敵を吸い込み、異次元空間に飛ばして爆破する。
- 第3次Z時獄篇ではマップ兵器版と全体攻撃版の2種類があり、前者はEN低下、後者は戦闘不能効果が付くため非常に厄介。
特殊能力
- HP回復(小)
- EN回復(大)
- オールキャンセラー
- 如何なる特殊効果を無力化する。
- EN減少
- 通常ルートで使用。毎ターン最大ENの10%を減らされてしまう。このため長期戦になると不利。また、この能力は能力欄に記載されていない。
- 因果逆転
- IFルートで使用。相手の攻撃を捻じ曲げ反転させる事で、自分が受けたダメージの10分の1の数値を相手に与える(例として宇宙魔王に20000ダメージ与えると攻撃したユニットは2000ダメージ食らう)。撃墜されることはないので安心してほしい。EN減少と同じく、この能力も能力欄に記載されていない。
移動タイプ
サイズ
- 2L
パイロットステータス設定の傾向
能力値
スーパー系のボスらしく、回避以外の能力値が極めて高い上に、宇宙魔王の名に恥じず宇宙の総合地形適応がSであるため、凄まじい命中、回避能力を発揮してくる。ことに射撃・格闘はアンチスパイラルをも上回る。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 第3次Z時獄篇
- 超能力L9、底力L7、サイズ差補正無視L4、カウンターL7、マルチターゲット、気力+(ボーナス)、精神耐性、2回行動
- 通常ルートで最初に出てくる1体のみレベルが1低く、底力のレベルも1低くなっている。鋼の魂を持っているので、強さ的には変わらないが。
固有エースボーナス
- 自軍フェイズ開始時、敵ユニットの気力-3
- 第3次Z時獄篇。アンチスパイラルのものの下位互換。実際に習得して現れることはないが、覚えていたら非常に戦いにくくなったであろう。
人間関係
- グーラ・キング・Jr.
- 息子。父親としての愛情は残っている様子。第3次Z時獄篇では逐一増援を送ったり力を分けたりするためZ-BLUEから過保護呼ばわりされている。
- ロビー
- 配下のロボットだが、彼の祖国を滅ぼした因果関係もある。最終的に彼の助言が正太郎を勝利へと導いた。
- デオン将軍、スパーク将軍、ダンカン将軍
- 部下である魔人将軍たち。ダンカン将軍以外はSRW未登場。
- ブランチ
- 中盤にて結託するが、利用していたに過ぎなかった。
- 金田正太郎、鉄人28号
- 宿敵。最終話で自身の弱点を突かれ、滅ぼされる事となった。
他作品との人間関係
- 明神タケル
- 第3次Z時獄篇にて、登場前に宇宙魔王の存在を察知し、彼の危険性はズール皇帝と同等と評した。
- 現に彼もまた、ズールと同じく黒の英知に触れた存在である。
- ズール皇帝
- 天獄篇で共演。共に手を組み、エス・テランを目指すZ-BLUEの前に立ちふさがる。
- 超能力者
- 第3次Z時獄篇ではギシン帝国の残党である彼らを引き入れている。
- ハーデス神、トワノ・ミカゲ
- 終盤、とある場所にて会話を交わす。互いに敵対関係である。後に天獄篇では、ハーデス神と手を組むことに。
- 竹尾ワッ太
- 第3次Z時獄篇ではグーラと一人の友人として付き合っていたため、グーラを戦わせようとした宇宙魔王に対する怒りが最も強かった。
- タカヤノリコ
- 第3次Z時獄篇では原作終了後の設定で登場しているため、自分でブラックホールを発生させ生還したブラックホール帰り。そのため宇宙魔王を全く恐れなかった。
- ボン太くん
- 第3次Z時獄篇ではボン太くん語を「ブラックホールより深い」と評した。
- 御使い
- 神々の戦いたる真戦の勝者。当然、高次元生命体たる宇宙魔王にとっても打倒すべき敵である。
名台詞
- 「地球に着いたとき、宇宙魔王について語るがよい…!そして一刻も早く降伏するのだ…!フハハハハハ…!」
- 第26話にて、ブラックホールを吸い込みながら登場。いかにも大物感溢れる巨悪の台詞といったところ。
スパロボシリーズの名台詞
時獄篇
- 「1万2000年前のあの日……宇宙が崩壊を迎える中、ワシはグーラを次元転移であの青き星へと送った」
「そうだ。1万2000年の環の終焉……ワシのいた宇宙は、崩壊の運命から逃れることが出来なかった」
「だが、ワシはあの日、神への階梯を昇り、迫るブラックホールと一つになったのだ」
「そうだ。我が意志は人々の霊子を集め、マイナスのオリジン・ローの塊であるブラックホールを支配下に置いたのだ」 - 決戦ステージで語った過去。
- 「人の手によるスフィア・リアクターでありながら、オリジン・ローの本質を理解していないとはな」
「意志の力は霊子を動かす。それこそが次元力を制御するもの」
「その者達はスフィアを稼動させて次元力を引き出し、ワシは次元力そのものであるブラックホールを操る……そしてワシは、次元力を引き出す最高の場である地球を手に入れ、真の意味での永遠となる!」 - その続き。一番最初の台詞はヒビキに対するものだが、宇宙魔王は彼を「人の手によるスフィア・リアクター」と呼んでいる。これは何を意味するのか……?
- 「マーズ! 今のお前の力だけでは、ワシに勝つことは出来ん!」
「奴の暗黒の力も、突き詰めればワシと同じものだ! 真の力に目覚めていないお前ごときはワシの敵ではないのだ!」
「死ね、マーズ! 片翼のまま闇の世界に引きずり込まれるのだ!」 - タケルとの戦闘前会話より。闇の片割れたるマーグは既に亡く、「片翼」とはその事であろう。では、残された光の片割れたるタケル……ギシン星人マーズに眠る「真の力」とは?
天獄篇
- 「…そうだ…。あの時、ワシは…せめてグーラだけでもと思った…」
「あれが希望…。ワシは…グーラに希望を託した…」 - 天獄篇59話「邪神降臨」で撃墜された際の台詞。人の身のままに絶望に屈せず、希望を貫かんとするZ-BLUEに再び敗れて完全消滅する事を認めようとしなかったが、正太郎から「かつてグーラを脱出させた時のお前には、希望があったはずだ」と言われ、「宇宙魔王」になる前の事を思い出す。宇宙の大崩壊が迫る中、ただ、息子だけは生き延びて欲しいという願いを。
- 「生きろ、グーラ…。ワシ達が忘れてしまった希望と共に」
「それが父の…最後の…願い…だ…」 - 最期の台詞。かつて「一人の父親」であった頃に戻った魔王は、愛する息子に自分達の様な化け物にならず、人として生き延びて欲しいという希望を託し、深い闇へと消えていった。
- 最後の最後まで敗北を認めず消滅したズールやハーデスと比べると、宇宙魔王はグーラという存在があった分救われた最期を迎えたのかもしれない……。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「ふ、深い!」
「ワシのブラックホールより深い!」 - ボン太くんとの戦闘前会話。ボン太くん語を解読できなかったから深い…のか?
余談
第3次Zにて代役を担当した屋良氏は鉄人原作でも別役で出演していた。