S-1星

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S-1星とは、『宇宙戦士バルディオス』に登場する惑星。

概要[編集 | ソースを編集]

ソウル太陽系第一惑星で、マリン・レイガンの故郷。過去の放射能汚染により人が住めない星と化しており、人々は地下での生活を余儀なくされている。しかし、それも限界に達しており、S-1星人の死滅も時間の問題となっている。

その正体は、未来における地球の姿である。アルデバロン軍が征服地を探しに旅に出た時、亜空間ワープのトラブルでタイムワープしてしまっており、彼等は過去の母星を「宇宙の果ての異星」と勘違いして侵略していたのである。地球人もまた相手(未来の地球人)を「異星人」と勘違いして、地球人とアルデバロン軍は戦争を続けた。その果てに太陽系水星金星土星が失われ、更にアルデバロン軍の人工太陽による地上水没作戦の結果地球は地形が大きく変化し、S-1星(つまり水星・金星の消滅で第三惑星から第一惑星になった)並びにソウル太陽系の有様に変わり果てた…というのが真相であった。

劇場版ではクインシュタイン博士が「水星と金星を失ったことで地球の軌道も狂い、250年後にはS-1星と同じ位置になる」と発言しているため、少なくとも250年以上時間が空いていることがわかる。

打ち切りで終わったTV版では地上が水没した瞬間に終わってしまったため、上述の物語の真相は劇場版で初めて描かれた。

劇場版や小説版では、地球水没後も生き残りの人類とアルデバロン軍が殲滅戦を続けており、アルデバロン軍の核攻撃によって地球が汚染されS-1星へと変貌していく、歴史の環の始まりが描かれている。

登場作品[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
UCWが辿る未来の可能性の一つ(並行世界)として扱われている。

関連人物[編集 | ソースを編集]

トリノミアス三世
皇帝。ガットラーが起こしたクーデターにより、アフロディアの手で殺されてしまう。
ゼオ・ガットラー
アルデバロン軍総統。S-1星の民を救うために他星への軍事侵攻を主張していた。クーデターによる実権掌握後、地球すなわち「過去のS-1星」へと侵略する
ローザ・アフロディア
アルデバロン軍最高司令長官。ガットラーの腹心。
ネグロス
アルデバロン軍戦闘副司令官。ガットラーの部下。
キャリン・フリック
アルデバロン軍に入隊するが、実は秘かにレイガン博士の仇討ちを狙っていた。
レイガン博士
S-1星の民を救うために放射能濾過装置を開発していた科学者。他星への軍事侵攻には反対していた。ガットラーのクーデターの際に親衛隊の手で殺される。SRW未登場。
マリン・レイガン
レイガン博士の息子。パルサバーンに乗って地球へと亡命し、アルデバロン軍と戦う。

関連用語[編集 | ソースを編集]

アルデバロン軍
ガットラー率いる、S-1星人によって構成された軍隊。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 劇場版の最後では、S-1星の移民船は汚染された地球を放棄し別の惑星を探しに旅立つ事になっているが、TV版の初期プロットでは、この後に彼等が辿り着くのはさらに過去の地球であったという案があったらしい。
    • このオチのつけ方ならば、そもそも地球人というものは移民してきたS-1星人の事なのかもしれず、逃れようのない歴史の円環がより強固に完成されてしまうという事になったのかもしれない。
    • TV版プロットに沿ったソノラマ文庫の小説版では、古代の壁面に「ガットラーの肖像」が描かれているという描写があり、実質的に上述の要素を公式に取り入れた形になっている。