勇者聖戦バーンガーン
| 新世代ロボット戦記ブレイブサーガ (勇者聖戦バーンガーン) | |
|---|---|
| シリーズ | 勇者シリーズ |
| 原作 |
矢立肇 早坂憲洋 |
| 開発元 |
タカラ(後のタカラトミー) パンドラボックス サンライズ |
| 発売元 | タカラ |
| 対応機種 | PlayStation |
| キャラクターデザイン | 久行宏和 |
| メカニックデザイン | 大河原邦男 |
| 発売日 | 1998年12月17日 |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
『勇者聖戦バーンガーン』はタカラ企画によるゲーム『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』を始めとするゲームシリーズに登場するオリジナル作品。
概要[編集 | ソースを編集]
タカラが発売したPlayStation用シミュレーションRPG『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』のオリジナルキャラクターおよび『ブレイブサーガシリーズ』で展開された一連の世界観を纏めた作品。
『ブレイブサーガ』は勇者シリーズ+α[1][2]のクロスオーバー作品であり、本作のシナリオを縦軸に各作品のストーリーが展開される方式を採っている。SRWで言えば『超機大戦SRX』に近い作品だが、正式に勇者シリーズの一作にカウントされている。
ゲーム内容自体はSRWとほとんど同じで全48話を攻略していくが、シナリオはアニメ同様のAパートとBパートに分かれていたり、合間の育成パートで仲間たちとの会話が発生したり、サブストーリーを遊べるといったおまけがある。また、バーンガーンを含む各勇者達の合体バンクも収録されているのも見所。
2024年には『勇者宇宙ソーグレーダー』の公式サイトで、クロスオーバーを排除した単独小説『勇者聖戦バーンガーン THE NOVEL』の連載が開始された。著者は小太刀右京氏、挿絵は綱島志朗氏と、『ソーグレーダー』のスタッフがこちらにも関わっている。
ストーリー[編集 | ソースを編集]
子供達の間で流行している対戦ロボット玩具「VARS」の全国大会決勝戦に参加した芹沢瞬兵と坂下洋だったが、突然宇宙からの侵略者グランダークによる攻撃が始まる。
崩落した会場に取り残された瞬兵の前に大いなる意思アスタルから遣わされた聖勇者バーンが現れ、瞬兵のVARSに乗り移った。バーンは瞬兵の勇気を受けることで巨大化し、グランダークの軍勢を圧倒する。
瞬兵とバーンは、瞬兵の姉が結成した私設防衛組織「VARS」に参加し、地球に集ってきた勇者達と共にグランダーグが蘇らせた巨悪達に立ち向かう。
登場人物[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
主要人物[編集 | ソースを編集]
- 芹沢瞬兵
- 主人公。泣き虫だが、バーンに選ばれた強い正義感を持つ少年。
- 坂下洋
- 瞬兵の親友でライバル。決勝戦の会場が崩落した際に行方不明になってしまう。
- 相羽菜々子
- ヒロイン。瞬兵の幼馴染。
- 芹沢愛美
- 瞬兵の姉でC-Naゼネラルカンパニーに所属するVARSの開発者。私設防衛組織VARSを結成し、巨大移動要塞モビィ・ディックで瞬兵達を支援する。
- 椎名ひろみ
- C-Naゼネラルカンパニーの社長令嬢でVARSの通信オペレーター。
- 逢坂まさる
- 愛美に弟子入りした天才プログラマー。
- 守山さとる
- ひろみに憧れているVARSのメカニック。
- ロンロン
- VARS USAの開発室長。
- ひみつ探偵
- 正体不明の謎の人物。VARSを悪の組織と勘違いしている迷探偵。
- アスタル
- バーンとスペリオンを遣わした大いなる意思。
ナイトメア[編集 | ソースを編集]
- グランダーク
- 破壊と混沌を司る絶対悪。
- セルツ・バッハ
- グランダークの側近で絶望の化身である宇宙意識体。
- カルラ
- 嫉妬を司る宇宙意識体。
- ガスト
- 怠惰と醜悪を司る意識生命体。
- ゴーダ
- ガストの兄で、ガストとは一つの体に二つの顔を持つ存在だったが、兄弟喧嘩の果てにガストに食われた。本編未登場。
- ギルティ
- セルツの代わりとして側近になった絶望の勇者。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
聖勇者[編集 | ソースを編集]
- バーン
- 瞬兵のVARSに融合した勇気の聖勇者。
- バーンガーン
- バーンがガーンダッシャーと龍神合体した姿。
- グレートバーンガーン
- バーンガーンとマッハスペリオンが友情合体した姿。
- グレートバーンガーン・フルウェポンモード
- グレートバーンガーンの本来の姿。
- ハイパーバーンガーン
- グランダークとの戦いで特定の条件を満たすことでバーンガーンが強化された姿。
- ドリルバーンガーン
- ウイングバーンガーン
- パワードバーンガーン
- 愛美が用意したサポートメカとそれぞれ合体した形態。
- スペリオン
- バーンの親友である希望の聖勇者。
- マッハスペリオン
- スペリオンがマッハフェニックスと鳳凰合体した姿。
- マグナ、フラッシュ
- 『ブレイブサーガ2』に登場した聖勇者見習いの兄弟。
- マグナボンバー
- マグナが上半身、フラッシュが下半身として合体した姿。本編未登場。
- フラッシュカイザー
- フラッシュが上半身、マグナが下半身として合体した姿。本編未登場。
VARS製メカ[編集 | ソースを編集]
- イッカク
- グリフ
- ハウンド
- バーンのアシストの為、愛美が作成したAI搭載型サポートメカ。バーンガーンに合体して追加武装となる。
ナイトメア[編集 | ソースを編集]
- デスマレフィック
- セルツの専用機。
- カリスト
- カルラが乗るガニメデの強化専用機。
- ギルディオン
- ギルティに付き従う憎悪の化身と呼ばれるロボット。
- ダークギルディオン
- ギルディオンがダークファイターと合体した姿。
その他のメカ[編集 | ソースを編集]
- ひみつ探偵ロボ
- 『ブレイブサーガ2』に登場したひみつ探偵が自作したロボット。
用語[編集 | ソースを編集]
- VARS(玩具)
- 愛美が開発した小型ロボット玩具。プレイヤーの脳波によって操作できる対戦型玩具で、子供達の間で流行している。
- VARS(私設防衛組織)
- ナイトメア襲来後に愛美が結成した私設防衛組織。各作品の勇者たちを仲間に加えて、ナイトメアを含む世界中の数々の脅威に対抗する。
- C−naゼネラルカンパニー
- 愛美やまさるらの勤め先の企業。VARS(玩具)の開発・発売元であり、VARS(私設防衛組織)の後ろ盾でもある。原作ゲームには上層部の人間は登場しないが、2024年の小説版ではCEOとして椎名長介(ひろみの父)が登場する。
- モビィ・ディック
- VARSの本拠地となるクジラ型の巨大移動要塞。SRWでいう母艦のような存在だが、戦闘には参加しない。
- 聖勇者
- 大いなる意思アスタルのもと、悪の意識生命体と戦ってきた勇者たち。生命体のプラスの感情をエネルギー源とする。物質的な体は持たず、何かに憑依して行動することが多い。勇気を司るバーン、希望を司るスペリオンのほか、見習い含め数名が存在する。
- ナイトメア
- 太古から善と戦い続けてきた悪の意識生命体軍団。聖勇者とは逆に、生命体のマイナスの感情をエネルギー源とする。
楽曲[編集 | ソースを編集]
- 主題歌
-
- 「目覚めた勇気」
- 作詞:畑早苗、作曲・編曲:桑原芳郎、歌:白神直子
- 『DD』では参戦イベント「聖勇者伝説」で原曲を採用。
登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦DD
- 初参戦作品。2025年9月のイベント「聖勇者伝説」で期間限定参戦。イベントシナリオは原作者である開発勇者ハヤバーンこと早坂憲洋氏が執筆している[3]。
- イベントはメインシナリオ内の世界であるかは不明瞭。イベントの共演作品は『魔動王グランゾート』を始めとしたブレイブサーガシリーズの参戦作品や、同シリーズ未参戦の『魔神英雄伝ワタル』に『電脳冒険記ウェブダイバー』など、タカラ(現:タカラトミー)に関連する作品で固められている。また合体イベントではDVEが採用されており、演出面の扱いは良好。
脚注[編集 | ソースを編集]
商品情報[編集 | ソースを編集]