伝説の勇者ダ・ガーン
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| 伝説の勇者ダ・ガーン | |
|---|---|
| 原作 | 矢立肇 |
| 監督 | 谷田部勝義 |
| シリーズ構成 |
五武冬史 平野靖士 |
| キャラクターデザイン | 平岡正幸 |
| メカニックデザイン | 大河原邦男 |
| 音楽 | 岩崎文紀 |
| 制作 | サンライズ |
| 放送局 | テレビ朝日系 |
| 放送期間 |
1992年2月8日 - 1993年1月23日 |
| 話数 | 全46話 |
| シリーズ | 勇者シリーズ |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦Y |
『伝説の勇者ダ・ガーン』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。
概要[編集 | ソースを編集]
勇者シリーズ第3作目。谷田部勝義氏が監督を務めた最後の作品。前2作からスケールが大幅にアップしており、地球の存亡を賭けた戦いを描く非常にシリアスな作風となっている。
これまで勇者達の協力者ポジションだった少年が隊長に任命された最初の作品であり、以降のシリーズでも踏襲されていく。また、シリーズにおいて初めて勇者の死が描かれた。
物語のテーマとして、当時注目されだした「エコロジー」を掲げ、地球に住む生きとし生ける者と自然との調和、そして全ての者が心をひとつにする事の困難さを通じて主人公の成長を描いている。
ストーリー[編集 | ソースを編集]
ある日、突如として、宇宙からの侵略者オーボス軍が地球に襲来。避難しようとしていた高杉星史は謎の声に導かれ、地球の分身である宝珠オーリンと出会う。
地球の分身である勇者たちの隊長に任命された星史はダ・ガーンを初めとした勇者を復活させていき、地球警護隊を結成。オーボス軍に立ち向かう。
登場人物[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
主要人物[編集 | ソースを編集]
- 高杉星史
- 主人公。勇者たちの隊長に選ばれた少年。
- 香坂ひかる
- 星史の幼馴染でクラスメート。両親は自然食レストランを経営している。
- 桜小路螢
- 星史のクラスメートで自然と対話する不思議な少女。
- 高杉光一郎
- 星史の父でGDOの大佐。オーストラリア本部に単身赴任中。
- 高杉美鈴
- 星史の母でアナウンサー。仕事では旧姓の坂本を使用している。
- ヤンチャー
- オーボスに滅ぼされたワイルダー星の王子で本名はヤンチャラン・スターレット・バンナー・グリシウス・ジャックギンガー・ワイルダー14世。
- 根元正
- 星史の家の隣にある交番に勤務する巡査。ダ・ガーンが一体化しているパトカーは彼のもの。
オーボス軍[編集 | ソースを編集]
- オーボス
- 宇宙の星々を滅ぼすオーボス軍の首領。
- レッドロン
- 地球方面初代司令官。メカマニアで様々な星のメカをコレクションしている。失敗続きの罰として、サイボーグに変えられ、精神制御で完全にオーボスの僕と化し、レッドガイストのパイロットにもなる。
- 学者ロボ
- レッドロンをサポートするロボット。レッドロンへの忠誠心は高い。レッドロンがサイボーグ化したように自身も人間の言葉を発さなくなった。
- デ・ブッチョ
- 地球方面2代目司令官。自身が創り出した装甲獣をこよなく愛する。地球ではアヤシサーカス団長としても活動。失敗続きの罰として、8体に分裂させられる。
- レディ・ピンキー / 山本ピンク / マジカル・ピンキー
- 地球方面3代目司令官。ブッチョの直属の上司でもあり、アヤシサーカスのマジカル・ピンキーやその妹で星史たちのクラスメートの山本ピンクとしても活動。失敗続きの罰として、老婆に変えられる。
- ビオレッツェ
- 地球方面4代目司令官。レッドロンたちよりも立場が上の上級幹部で黒猫や狼に変身することも可能。
- シアン
- オーボスに絶対の忠誠を誓う側近。円盤型とドラゴン型の2つの姿を持つ。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
地球警護隊[編集 | ソースを編集]
GXチーム[編集 | ソースを編集]
- ダ・ガーン
- パトカーから変形するリーダー。
- ダ・ガーンX
- ダ・ガーンがアースファイター、アースライナーと地球合体した姿。
- ガ・オーン
- メカライオンから変形する勇者[1]。
- グレートダ・ガーンGX
- ダ・ガーンXとガ・オーンが伝説合体した姿。
セイバーズ[編集 | ソースを編集]
- ジャンボセイバー
- ジャンボジェット機から変形する勇者。
- ジェットセイバー
- ジェット戦闘機から変形する勇者。
- シャトルセイバー
- スペースシャトルから変形する勇者。
- スカイセイバー
- セイバーズが空の三体合体をした姿。
- ホークセイバー
- ワシ型メカから変形する太古の勇者。
- ペガサスセイバー
- セイバーズがホークセイバーを加えた空の四体合体をした姿。勇者シリーズ唯一の人馬型勇者。
ランダーズ[編集 | ソースを編集]
- ビッグランダー
- 大型トレーラーから変形する勇者。他のチームメンバーをカーゴに乗せて運ぶこともできる。
- ドリルランダー
- ドリル採掘機から変形する勇者。
- ターボランダー
- スーパーカーから変形する勇者。
- マッハランダー
- F1カーから変形する勇者。
- ランドバイソン
- ランダーズが陸の四体合体をした姿。
異星の勇者[編集 | ソースを編集]
- セブンチェンジャー
- ヤンチャーの故郷に眠っていた勇者。その名の通り七つの形態[2]に変形できる。
オーボス軍[編集 | ソースを編集]
- ウォルフG1 - 40β
- レッドロンがダ・ガーンを破壊するために送り込んだ怪獣型ロボット。
- リーケンα
- レッドロン部隊の偵察用ロボット。手裏剣型の飛行形態に変形する。
- レッド・ローン
- レッドロンの母艦。
- レッドガイスト
- 強化改造を施されたレッドロンの専用機。ドラゴンに変形する[3]。
用語[編集 | ソースを編集]
- プラネットエナジー
- 惑星が持つ生命力。世界各地に5つの解放点と呼ばれるプラネットエナジーが噴出する場所があり、1つでも解放点がヒットされると大陸が引き裂かれるといった天変地異が発生し、5つ全てヒットされた時、地球はプラネットエナジーを放出する火球と化し、全生命が死に絶えてしまう。
- 引き裂かれた大陸は勇者が繋ぎ止めることで元に戻すことは可能だが完全に戻すには数日かかる。
- オーリン
- 星の持つ意思が結晶化した存在。普段はダ・ガーンが星史に渡したダイレクターに嵌め込まれている。
- ダイレクター
- オーリンを収納する隊長用の端末。通信で勇者達との連絡や合体の指令を出す他、正体を隠すためのスーツを装着する機能もある。
- 作中では星史とヤンチャーが形の違う物をそれぞれ所有している。
- 伝説の勇者
- 45億年前の地球誕生から生命体が満ちるまでの歴史の中でそれらを防衛するために地球そのものが生み出した自己防衛プログラム。勇者の石の姿で休眠しており、オーリンが隊長と任命した存在によって復活する。
- 当初はダ・ガーンを初めとした8人の勇者のみと思われたが後にホークセイバーやガ・オーンといったダ・ガーンたちよりも前の勇者や異星の勇者であるセブンチェンジャーの存在も確認され、最終的には11人の勇者が集結した。
- 勇者の石
- 勇者たちの本体とも呼べる石。地球各地に散らばっており、星史がダイレクターをかざすことで近くにある乗り物や像に憑依することで復活を果たす。
- 地球警護隊
- 伝説の勇者たちによるチーム。
- 作中では名称は出てこず、一部書籍のみに記載されている。
- 伝説の力
- オーボスが求める地球に秘められた力。ダ・ガーン達伝説の勇者も力の一端として、星を守るために現れる模様。
- 滅ぼされたヤンチャーの母星には伝説の力について「星と運命を共にする者たちよ 星と想いを共にせよ、星と願いを共にせよ 黄金の光集いきて 新たなる道を照らすであろう」という言葉が伝えられていた。
- オーボス軍
- 宇宙の星々のプラネットエナジーを奪って滅ぼしてきた謎多き軍団。
- レッドロン部隊
- レッドロンが指揮するロボット軍団。レッドロンの趣味で全機赤い塗装が施されている。
- 装甲獣
- ブッチョが運用する改造生態兵器。名称は「○○(地球の女性名)ちゃん」で統一されている。
- キラードール
- レディ・ピンキーが使用する女性型ロボット。名称は化粧品やアクセサリーなど女性向けブランドメーカーに類似した名称が充てられている。
- ジュエルアーマー
- ビオレッツェが操る宝石型戦闘兵器。
- 地球防衛機構軍(GDO)
- その名の通り、地球防衛を担う世界規模の軍隊。飛来するオーボス軍の偵察機を謎の未確認飛行物体として警戒していた。
- 本部はオーストラリアにあり、星史の父、光一郎がここに所属している。
楽曲[編集 | ソースを編集]
- オープニングテーマ
-
- 「風の未来へ」
- 作詞:山田ひろし、作曲:井上徳雄、編曲:井上日徳、歌:佐藤有香
- エンディングテーマ
-
- 「ハレルヤ・パパイヤ」
- 作詞:横山武、作曲・編曲:鶴由雄、歌:佐藤有香
- 「風の未来へ(合唱バージョン)」
- 歌:松本梨香、速水奨、紗ゆり、白鳥由里、高乃麗
- 最終回ED。
登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Y
- 初参戦作品。シーズンパス「DLC2」にて追加参戦。
各話リスト[編集 | ソースを編集]
| 話数 | サブタイトル | 登場メカ | 備考 | 再現スパロボ |
|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 地球からのメッセージ | |||
| 第2話 | 隊長になった少年 | |||
| 第3話 | 勇者の石を探せ | |||
| 第4話 | 南極の嵐 | |||
| 第5話 | 恐竜墓場 | |||
| 第6話 | 8人目の勇者 | |||
| 第7話 | 出撃レッドロン | |||
| 第8話 | 南海の大決戦 | |||
| 第9話 | レッドロンからの贈り物 | |||
| 第10話 | 必殺!合体破り | |||
| 第11話 | 宇宙植物の襲撃 | |||
| 第12話 | 街角のスパイ | |||
| 第13話 | 森の中の螢 | |||
| 第14話 | ドキドキピンクとデート! | |||
| 第15話 | サーカスの秘密 | |||
| 第16話 | 怪しいのはどっちだ?! | |||
| 第17話 | セイバーズ死す?! | |||
| 第18話 | よみがえれ!勇者 | |||
| 第19話 | ペガサスセイバー登場 | |||
| 第20話 | ブッチョ最後の挑戦 | |||
| 第21話 | 闇にひそむ猫 | |||
| 第22話 | 落とし物はダイレクター | |||
| 第23話 | 踊るスパイ人形 | |||
| 第24話 | 引き裂かれる大陸 | |||
| 第25話 | キリマンジャロの勇者 | |||
| 第26話 | 封鎖された街 | |||
| 第27話 | 隊長を調査せよ | |||
| 第28話 | 友だちは魔女?! | |||
| 第29話 | 復活!ダ・ガーン | |||
| 第30話 | 謎の少年 | |||
| 第31話 | もう一人の隊長 | |||
| 第32話 | 逆襲のレッドロン | |||
| 第33話 | 狙われた遺跡 | |||
| 第34話 | 隊長の資格 | |||
| 第35話 | 地球(ほし)の歌を聞け | |||
| 第36話 | 秘められた伝説 | |||
| 第37話 | 俺たちの惑星(ほし) | |||
| 第38話 | 対決!レッドガイスト | |||
| 第39話 | 奪われたビッグランダー | |||
| 第40話 | 密林の再会 | |||
| 第41話 | 大接近!オーボス星 | |||
| 第42話 | 出現!伝説の力 | |||
| 第43話 | 隊長、命令を! | |||
| 第44話 | オーボス星の決戦 | |||
| 第45話 | 地球絶体絶命 | |||
| 第46話 | 風の未来へ |
余談[編集 | ソースを編集]
- 最終話の一シーンにおいて、前々作『勇者エクスカイザー』に登場した星川家のマリオらしき犬がカメオ出演している。
脚注[編集 | ソースを編集]
商品情報[編集 | ソースを編集]