「YF-30 クロノス」の版間の差分

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*メカニックデザイン:河森正治
 
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民間軍事プロバイダーS.M.S.の惑星ウロボロス支社が独自開発した試作機。アイシャ・ブランシェットが自ら設計を手がけ、さまざまなパーツをゼントラーディの全自動兵器工廠に持ち込み製造された。なお、本機の開発が辺境惑星のウロボロスで行われた理由は機密保持や予算の関係だとされており、VFとして設計されたのもプロトカルチャーの遺跡探索にバトロイド形態が有効であるためという理由がある。
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民間軍事プロバイダー[[S.M.S.]]の惑星ウロボロス支社が独自開発した試作機。[[アイシャ・ブランシェット]]が自ら設計を手がけ、様々なパーツをゼントラーディの全自動兵器工廠に持ち込み製造された。なお、本機の開発が辺境惑星のウロボロスで行われた理由は機密保持や予算の関係だとされており、[[バルキリー|VF]]として設計されたのも[[プロトカルチャー]]の遺跡探索にバトロイド形態が有効であるためという理由がある。
  
 
=== 概要 ===
 
=== 概要 ===
YF-24系の特徴であるISC(慣性蓄積コンバーター)やEX-ギアなどのインターフェイスシステムも継続して採用されており、無人機と同等以上の高機動性能を持つ。ファイター形態の主翼形状はクリップドデルタ翼が採用され、ストレーキ横にカナードが追加された以外は原型のYF-24に似たシルエットを持つ。翼形状やエンジンの配置・搭載数などに手が加えられた各姉妹機と比べると標準的な双発機だが、変形機構は大きな変更が加えられている。一般的なVFではファイター形態時の両腕を両脚の間に格納するが、本機の場合は左右の脚の外側に沿って配置され、変形時はヒンジがカナードと一体化して肩を形成する。この際、主翼の一部が前腕部装甲と兼用されるため、主翼下パイロンに懸架された武装の一部を腕部に装着して使用できる。腕部の格納位置変更によって余剰スペースが生じた両脚間には、新たに長方形状のマルチパーパス・コンテナユニットが追加されている。この格納方式はマクロスゼロで反統合軍勢力が運用していた可変戦闘機「SV-51」シリーズとよく似ている。ガウォーク形態では股間部にも可動域が追加され、バトロイド形態と同じように腰をひねる動作が可能となっている。ほかの姉妹機ではバトロイド形態時のコクピットが背中側に垂直に位置するのに対し、こちらはほぼ水平を保ったまま胸部内に収納される。
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YF-24系の特徴であるISC(慣性蓄積コンバーター)やEX-ギアなどのインターフェイスシステムも継続して採用されており、無人機と同等以上の高機動性能を持つ。ファイター形態の主翼形状はクリップドデルタ翼が採用され、ストレーキ横にカナードが追加された以外は原型のYF-24に似たシルエットを持つ。翼形状やエンジンの配置・搭載数などに手が加えられた各姉妹機と比べると標準的な双発機だが、変形機構は大きな変更が加えられている。一般的なVFではファイター形態時の両腕を両脚の間に格納するが、本機の場合は左右の脚の外側に沿って配置され、変形時はヒンジがカナードと一体化して肩を形成する。この際、主翼の一部が前腕部装甲と兼用されるため、主翼下パイロンに懸架された武装の一部を腕部に装着して使用できる。腕部の格納位置変更によって余剰スペースが生じた両脚間には、新たに長方形状のマルチパーパス・コンテナユニットが追加されている。この格納方式は『[[マクロスゼロ]]』で反統合軍勢力が運用していた可変戦闘機「SV-51」シリーズとよく似ている。ガウォーク形態では股間部にも可動域が追加され、バトロイド形態と同じように腰をひねる動作が可能となっている。ほかの姉妹機ではバトロイド形態時のコクピットが背中側に垂直に位置するのに対し、こちらはほぼ水平を保ったまま胸部内に収納される。
  
 
[[YF-29 デュランダル]]に搭載されているフォールドウェーブシステムを改良したフォールドディメンショナルレゾナンスシステムを搭載しており、YF-29同様に系列機を凌駕する高性能を発揮すると共に、これまでは不可能であったフォールド断層の突破を可能としている。本来この機体はS.M.S.オーナーであるリチャード・ビルラーがフォールド断層突破の為の「可変超時空突入艇」計画として開発されたもので、新統合軍への技術開示を避ける為に新型VFとして開発を行った経緯があり、上記のウロボロスでの開発の本当の理由もこの点が大きい。システムに使用されているフォールドクォーツは、プロトカルチャー由来の遺跡から産出されるものを用いている。
 
[[YF-29 デュランダル]]に搭載されているフォールドウェーブシステムを改良したフォールドディメンショナルレゾナンスシステムを搭載しており、YF-29同様に系列機を凌駕する高性能を発揮すると共に、これまでは不可能であったフォールド断層の突破を可能としている。本来この機体はS.M.S.オーナーであるリチャード・ビルラーがフォールド断層突破の為の「可変超時空突入艇」計画として開発されたもので、新統合軍への技術開示を避ける為に新型VFとして開発を行った経緯があり、上記のウロボロスでの開発の本当の理由もこの点が大きい。システムに使用されているフォールドクォーツは、プロトカルチャー由来の遺跡から産出されるものを用いている。
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2015年7月1日 (水) 09:14時点における版

YF-30 クロノス(Chronos)

民間軍事プロバイダーS.M.S.の惑星ウロボロス支社が独自開発した試作機。アイシャ・ブランシェットが自ら設計を手がけ、様々なパーツをゼントラーディの全自動兵器工廠に持ち込み製造された。なお、本機の開発が辺境惑星のウロボロスで行われた理由は機密保持や予算の関係だとされており、VFとして設計されたのもプロトカルチャーの遺跡探索にバトロイド形態が有効であるためという理由がある。

概要

YF-24系の特徴であるISC(慣性蓄積コンバーター)やEX-ギアなどのインターフェイスシステムも継続して採用されており、無人機と同等以上の高機動性能を持つ。ファイター形態の主翼形状はクリップドデルタ翼が採用され、ストレーキ横にカナードが追加された以外は原型のYF-24に似たシルエットを持つ。翼形状やエンジンの配置・搭載数などに手が加えられた各姉妹機と比べると標準的な双発機だが、変形機構は大きな変更が加えられている。一般的なVFではファイター形態時の両腕を両脚の間に格納するが、本機の場合は左右の脚の外側に沿って配置され、変形時はヒンジがカナードと一体化して肩を形成する。この際、主翼の一部が前腕部装甲と兼用されるため、主翼下パイロンに懸架された武装の一部を腕部に装着して使用できる。腕部の格納位置変更によって余剰スペースが生じた両脚間には、新たに長方形状のマルチパーパス・コンテナユニットが追加されている。この格納方式は『マクロスゼロ』で反統合軍勢力が運用していた可変戦闘機「SV-51」シリーズとよく似ている。ガウォーク形態では股間部にも可動域が追加され、バトロイド形態と同じように腰をひねる動作が可能となっている。ほかの姉妹機ではバトロイド形態時のコクピットが背中側に垂直に位置するのに対し、こちらはほぼ水平を保ったまま胸部内に収納される。

YF-29 デュランダルに搭載されているフォールドウェーブシステムを改良したフォールドディメンショナルレゾナンスシステムを搭載しており、YF-29同様に系列機を凌駕する高性能を発揮すると共に、これまでは不可能であったフォールド断層の突破を可能としている。本来この機体はS.M.S.オーナーであるリチャード・ビルラーがフォールド断層突破の為の「可変超時空突入艇」計画として開発されたもので、新統合軍への技術開示を避ける為に新型VFとして開発を行った経緯があり、上記のウロボロスでの開発の本当の理由もこの点が大きい。システムに使用されているフォールドクォーツは、プロトカルチャー由来の遺跡から産出されるものを用いている。

当初はパワー効率を重視するあまり耐久性に問題を抱えていたが、エンジン周りをオーバーホールすることで完成度を高めている。

登場作品

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
初登場。ゲームのパッケージイラストに登場している。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

12.7mmビーム機銃
従来のVFシリーズ同様、頭部に左右1問ずつ追撃用として装備されている。
新型重量子ビームガンポッド
連射モードと高威力の単射モードを使い分け可能な新型ガンポッド。
アサルトナイフ
YF-24系に共通して装備される近接格闘用アサルトナイフ。
マルチパーパス・コンテナユニット
本機の最大の特徴である多目的コンテナ。従来のVFシリーズのスーパーパック等オプション装備に該当する装備である。ゲーム中ではマイクロミサイルポッド以外のコンテナは登場せず、最後まで装備する。
マイクロミサイルポッド
両面に18問ずつ全36門のマイクロミサイルポット。パッケージイラスト等は本コンテナを装備してる。
MDEビーム砲
小説版でのみ装備するビーム砲。
大型ビーム砲
『マクロス 超時空ゼミナール!!』にて河森正治氏がレゴブロックでの説明時に説明された装備。マイクロミサイルポッドを90度回転したような装備である[1]
電子戦用パック、ブースター、兵員輸送コンテナ
どれも本編未登場で、文字設定のみのコンテナである。

脚注

  1. あくまで氏がレゴブロックでの説明時に出てきた例え話の可能性が高いため、正式な装備ではない可能性がある。