メトロポリス

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メトロポリス(Metropolis)

THE ビッグオー』及び『THE ビッグオー 2nd SEASON』に登場した未完の小説。著者は初代パラダイム社社長のゴードン・ローズウォーター。その作中には40年前に起きたクライシスや40年以上前のメモリーが記してあった。

ゴードン曰く「夢が私に書くことを命じた物語」らしく、真の作者は別におり、最後はその真の作者に物語の続きを託された。

スパロボにおける扱い

原作では最後まで未完であったが、『スーパーロボット大戦Z』では完結しており、下巻をメダイユ候が所持していた。作中でも重要な役割を持っており、過去に起きた戦乱の歴史「黒歴史」が記されている。

※ネタバレな内容なので、閲覧の際は注意。

内容

前半部分と後半部分に分かれている。元々は一つの本だったが、何時しか前半部分と後半部分に分かれてしまった。前半部分がパラダイムシティに、後半部分はメダイユ侯のコレクションとして秘蔵していた。

その内容は1万2千年より前の「黒歴史」と呼ばれる時代の戦乱を描いたもの。それはD.O.M.E.が語った内容とは似ているが、メトロポリスは更に詳しい概要で語られている。アムロ・レイシャア・アズナブル(クワトロ)の死闘(逆襲のシャア)が地球を死の星へと追いやった事。そして最終局面では「大いなる力」が降臨し、時空震動により多元世界は崩壊したことが書かれていた。
さらに黒歴史の「負の遺産」の秘匿されてる場所も書かれている。

これを読破したシュバルツ・バルトは世界の真実を知り、グエン・サード・ラインフォードは黒歴史の「負の遺産」を世界中から掻き集めて戦力とした。

大いなる力

黒歴史の終わりには『THE ビッグオー 2nd SEASON』におけるロジャー・スミスの断片的なメモリーに残る「ザ・ビッグ」軍団による介入があったとされており、今回の『スーパーロボット大戦Z』では「黒歴史」と関連させたアレンジが加えられている。原作では「ビッグ・ヴィヌス」に囚われたエンジェルパラダイムシティの人々のメモリーをリセットを試みるが、ロジャーのネゴシエイションの成否が鍵を握っている。

スーパーロボット大戦Z』ではビッグ・ヴィヌスの代わりに、「大いなる力」によりザ・ビッグの軍団がZEUTHと対峙する。この大いなる力について、本作では「次元力」と呼ばれているが、アサキム・ドーウィンは「源理の力」「オリジン・ロー」とも呼ぶ。

メモリーを捨てるか否かは、全てロジャーのネゴシエイションが鍵を握っている。プレイヤーの判断次第では「メトロポリス」「黒歴史」と同じ結末となるので、よく考えて行動しないといけない。

原作との相違

メトロポリスの内容は1億2千年前から少しずつ位相を変えて連綿と繰り返される戦い、「黒歴史の一つ」として書かれている。その中にはアムロとシャアが争ったことが書かれているが、原作『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のサイコフレームの奇跡は起こらず、人類に絶望したシャアが目論み通りにアクシズ地球へと落下させて地球を死の星へと追いやった歴史もあったとみられる。

また、「破壊の後の再生」の顛末が書かれており、エグゼクターの詳細も書かれていた。