「ハインリッヒ・フォン・フリーマン」の版間の差分

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== スパロボシリーズでの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズでの名台詞 ==
;「奇跡が起きた…。苦しみの中でもがき続けた、彼だけに許される奇跡が…」
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;「奇跡が起きた…。苦しみの中でもがき続けた、'''彼だけに許される奇跡'''が…」
 
:W51話、奇跡の復活を遂げたDボゥイを見て。
 
:W51話、奇跡の復活を遂げたDボゥイを見て。
  

2013年1月22日 (火) 21:01時点における版

ハインリッヒ・フォン・フリーマン(Heinrich Van Freeman)

  • 登場作品:宇宙の騎士テッカマンブレード
  • 声優:鈴置洋孝
  • 種族:地球人
  • 所属:スペースナイツ
  • 生年月日:連合地球歴157年(西暦2265年)11月23日
  • 年齢:35歳
  • 身長:198 cm
  • 体重:83 kg
  • 血液型:O型
  • 趣味:深夜、ラダム獣の死骸を見ること※
  • 役職:チーフ

外宇宙開発機構の創設者であり、Dボゥイたちのチーフ。

宇宙の騎士テッカマンブレード

優れた戦略眼と政治能力で連合防衛軍と渡り合っている。しばしば冷酷ともとれる行動で誤解を招くこともあるが、結果的にスペースナイツの利にかなっている。また、対ラダム兵器の開発にあたるなど、科学者としての顔も持つ。Dボゥイに余命僅かな妹との最後の時間を作れるよう取り計らったり、組織崩壊が進み変身を重ねるごとに寿命を縮ませていくDボゥイにブラスター化の事を伏せて戦いから遠ざけようとするなど人情家の一面も併せ持つ。後半からはDボゥイの体の事や、地球の未来の為の研究室にこもりっぱなしになり、目の下にくまを作ったり無精髭を生やしていたりと疲労の様子が伺えるようになっている。深夜懐中電灯を下から照らすのが好きらしい。※

※92年アニメディア小冊子 小説参照。

宇宙の騎士テッカマンブレード Missing Ring

再び現れたラダムに対抗するため独自のテックシステムを開発。最初は自ら被験者になるつもりだったが、アキに止められ、結果的に彼女が最初の地球テッカマンになった。

宇宙の騎士テッカマンブレードII

全権をアキに譲っており、本人は出てこない。
設定上はプラハの黒い九月において連合軍の暴走を止めようとしたが軟禁され、その後責任を転嫁されてノアルらと共に火星へと左遷されている。

登場作品と役柄

スーパーロボット大戦J
レイズナー』のジョン・ギルバート博士のポジションも兼ねており、なんとニューレイズナーまで用意してくれる。
スーパーロボット大戦W
原作通り。ヴェルターの幹部格の1人として活躍する。

人間関係

Dボゥイ
彼がラダムへの有効な対抗力である事を認め、素性を明かさない彼を敢えて手元に置き、裏で彼の素性を調べあげつつも、ラダムと戦う彼の力となるべく尽力した。
如月アキ
部下1。IIでチーフの座を譲る。
ノアル・ベルース
部下2。
ミレッタ・ルルージュ
部下3。
本田
部下4。付き合いは長く、スペースナイツでは彼のみがフリーマンを名前で呼ぶ。
レビン
部下5。
コルベット
何かと対立する。
バルザック・アシモフ
テッカマンの機密データを渡すが、これには思惑があった。
カル博士
第9話ゲスト。フリーマンの旧友。エネルギー資源の乱掘、軍事施設の建設と演習により地球環境が破壊されることを危惧し、連合防衛軍の樹立に反対するが聞き入れられず、後に妻子を残して木星イオの開拓に向かうが、地球の危機を知り輸送船団で物資を運ぶ任務にあたる。しかし、そこには隠された真意が…。
バーナード・オトゥール
第36話にてフリーマンの指令を受けスペースナイツと合流、アラスカに建造された新スペースナイツ本部、Dボゥイの身体が滅びかけている事を伝える。

他作品との人間関係

アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
Jではエイジの父を知っていることもあってか、彼の理解者の一人となる。
大河幸太郎
火麻激
ロゼ・アプロヴァール
Wでは旧知の仲。
ブレスフィールド・アーディガン
かつては彼を宇宙海賊として追う立場だった。
レディ・アン
Wにて彼女とも協力し合い、スペースナイツGGGプリベンターの三組織でヴェルターを立ち上げた。
アクア・クリムゾン
Wにて卑劣な手段でナデシコを沈めようとした彼女の罪を問い質し、警察に通報した。

名台詞

「仮面の下の涙を拭え!」
次回予告における決まり文句。
「ノアル、アダムとイブも結構だが、おやつ持参は遠足だけにして欲しいな」
第1話、アキが任務を怠けてナンパするノアルの様を通報した際に。
「ノアル、アキ。最重要指令を与える。いかなる事があろうと、必ずDボゥイを収容し、地上へ帰還せよ
第2話、テッカマンブレードとなりラダム獣を蹴散らす様を見たフリーマンは、ノアルとアキに指令を与える。
「君がどこに行くつもりかは知らないが、スペースシップなしでどうやってラダムと戦うのかね?だったら、ここにいても悪くはないんじゃないか?君にとっても、我々にとっても」
第3話、ひとりラダムと戦うために外宇宙開発機構基地を去ろうとするDボゥイに対して。
「あなたはDボゥイを、武器か何かと勘違いしているようだ。彼は人間なのだ、兵器ではない。いち民間人に死地へ向かえと命令する権限など私にもあなたにも、いや!誰一人としてない!」
第3話、Dボゥイの戦力に目をつけたコルベットは外宇宙開発機構基地に足を踏み入れ、彼を軍の管轄下に置こうとする。しかし、フリーマンは身体検査の結果が記されたデータを彼に手渡し、この台詞と共に断固拒否する。
「Dボゥイ、私は君を責めているのではない。君の戦闘放棄の理由を明確にしておきたいのだ」
「これは私の個人的な考えだが、テックシステムの性能と関連があるのではないかね?」
第5話冒頭、ブリーフィングルームにて。
(なるほど、外宇宙開発機構に手を回したか…)
第5話、コルベットの姦計を察知する際の独白。
「例え責任を取るにしても、それは全人類に対してであって、軍に対してではないと思いますが?」
第7話、防衛軍本部にてラダム獣の猛攻を問い詰め、責任を取って軍にテッカマンを引き渡せ、と要求するコルベットに対して気圧されずに。この台詞の後、スペースナイツはスペースナイツのやり方で決着をつける、と言い放ちこの場を去るのだった。
「テッカマンの存在と活躍を知らしめる事で、ラダムの攻撃に疲れ、絶望に落とされた人々に希望を与える。これも軍からの要請だ」
第8話、従軍記者として潜入したバルザックに対して。
「バルザック君、我々は決して君の取材を邪魔しないが、それはあくまでも一定限度内での事だ。我々の任務遂行の邪魔になる行為は一切認めない。覚えておいてくれたまえ」
バルザックに対し釘を刺すフリーマン。しかし、この台詞の後、バルザックの鋭い視線を彼は見逃さなかった。
(カル…まさかお前が、軍のために命をかけることになろうとはな…)
第9話より。地球に向かう木星輸送船団を指揮するのは、かつてのフリーマンの友人であり、連合防衛軍設立に反対していたカル博士であった。軍の演習と基地増強の影響で地球環境が破壊される事を誰よりも憂いていた彼が、皮肉にも軍の命令で動く事になるとは思いもよらなかっただろう。
フリーマン「どうしてもやるつもりなのか…カル」
カル「もう遅いさ。軍の専用回線を通してラダムに、この輸送船に連合防衛軍の最重要兵器が積んであると偽の情報を流し、わざと傍受させた」
フリーマン「あれほど軍の設立に反対した君が、軍のために命を落とす事になるとはな…」
カル「ハハハハッ!勘違いするな。私は軍のためにこんな真似をしてるんじゃない。我が故郷、地球のためにやっているんだ。地球のために、私ができるたった一つの事を…!」
第9話、カル博士に通信回線を開いた際の会話。
「時間がない。危険な賭けだが…もはや我々には、彼女に…ミリィに託すしかないのだ。Dボゥイを…悪魔と化した彼を救うために!」
第15話より。ミユキの名を呟きながら暴走するテッカマンブレードを「苦しそう…」と嘆き悲しむミリィに対し、フリーマンは修理の終えたペガスと共に彼女を向かわせる。妹の面影を残したあどけない少女には過酷な行為だと知りながら…。
「待っていたよ、バルザック少佐」
「君の探しているのは、このテッカマンの分析データだな?」
第16話、幾つもの人造テッカマンを格納したシークレットルームをバルザックに知られた際に。思わぬ侵入者に対してもフリーマンは動揺せずに自らテッカマンの分析データを彼に手渡す。
「不安なのだろう。いつまた、自分が暴走するのかと…」
(だが、Dボゥイよ…お前は戦うしかない。好むと好まざるとに関わらず…)
第17話、エビルの策略によりテックシステムの暴走に怯えるDボゥイを見つめながら。
「彼はただのカメラマンではない。テッカマンのデータを盗むために、軍が送り込んだスパイだった。盗み出したそのデータから、テッカマンのボルテッカの原理を利用して完成させたのが、あの新兵器…」
第18話、従軍記者としてスペースナイツに潜入調査していたバルザックの正体、そしてソルテッカマンを説明する際に。
「私がバルザックにボルテッカに関するデータを渡した。それを研究し防衛軍はソルテッカマンを作り上げてくれた。そして私は、フェルミオン砲のデータをフィードバックし、ペガスのパワーアップに取り組んでいたのだ。それが、Dボゥイを強くする最良の手段だと考えてな」
第22話、なぜ第16話にてバルザックにテッカマンのデータを手渡したのかを説明する際に。この行為が間接的にだがハイコートボルテッカの完成へと繋がった。
「相羽博士の宇宙船は、ラダムに襲われた後どうなったのだ?」
「もう全てを話してくれてもいい頃じゃないか?相羽タカヤ
第23話ラスト、実妹であるミユキの容態が気がかりなDボゥイに対して。
「そう…私はそのタイタン調査団の事件を調べる内に、団長・相羽孝三の息子の中にタカヤ、シンヤの名がある事に気付いた。そして、そのシンヤとタカヤが双子の兄弟だと言う事も」
「いや、最初から記憶などなくしてはいない。ただ、自分の過去を知られたくなかった…そうだな?相羽タカヤ」
第24話、Dボゥイの本名をなぜつきとめられたのか、と疑問に感じたスペースナイツに対して。
「バーナード軍曹…Dボゥイを頼む」
第36話にて再登場した際に。両目に隈を作り、顎に僅かながらに無精髭を生やしたその姿は、フリーマンの焦燥感が伝わってくる。
「他にどう言えと言うんだね…?」
第38話より。集中治療室で細胞の組織崩壊の進むDボゥイ。フリーマンが取った最善の方法とは、彼を集中治療室で絶対安静にさせる事だった。まるで危篤の病人のように扱われるDボゥイを見たスペースナイツ一同はフリーマンを咎めるが、彼にこの台詞を言われ、ただ沈黙する…。
「テッカマンは外的要因、例えば戦う環境に応じ進化するシステムを備えているようだ。時期と要因が揃った時、テッカマンは新たな段階を迎える。爆発的進化…そう、ブラスター化だ」
「自らの肉体をより高度なものへ進化させたとき、テッカマンはブラスターテッカマンとなる」
「君の体の組織崩壊は、君がテッカマンでありながらテッカマンと戦うという、ラダムにとっても予想外のケースに陥った時だ。進化のステップがあまりにも早すぎたのだ」
Dボゥイに異常に成長したラダム樹とそれに取り込まれ素体テッカマンとなった研究員を見られたフリーマンは、駆けつけたスペースナイツ一同とバーナードにテッカマンの爆発的進化・ブラスター化を説明する。
「不完全な形でテッカマンになり続けた君がブラスター化をすれば、肉体的な負担は爆発的に増大する。よって、もしブラスター化に成功したとしても、君の命はもって半年…いや、3ヶ月…」
ブラスター化を一同に説明した後、フリーマンは、仮に成功すれば組織崩壊に苦しむ事はなくなると言いながらも、Dボゥイにも爆発的なリスクが返ってくる事を伝える。
「私は…常に最善の方法を取ってきたつもりだ。すべての決断に対して私なりの責任をとってきた。だが、この件に限ってだけは、最善の方法などひとつもありはしなかった。すまない、Dボゥイ…」
「こう見えても、射撃の成績はAだった…」
第39話、テッカマンランスを迎え撃つ際、銃を手にし、カートリッジを装填しながら。
「この銃の弾は特別製だ。ラダム獣の爪を加工して作った弾頭でできている。奴らを戦闘不能に追い込むぐらいの威力はあるだろう。他にもショットガンタイプ、マシンガンタイプ、爆裂弾タイプなどがある。好きなだけ持っていきたまえ」
上の台詞の後、自ら開発した対ラダム用の装備をバーナードら特殊部隊とスペースナイツに手渡しながら。Dボゥイの身体分析、スペースナイツ基地の再建のみならずラダム獣の死骸から爪を採取、加工して特殊弾頭を開発するとは…チーフの8ヶ月の苦労が感じられる場面である。
「今、我々の仲間の一人が……己の宿命に従い、自らの生き様を全うしようとしている……。ならば、我々が仲間として出来る事は何なのか……。たとえ微力であろうと、彼の力になる術は無いのか……。Dボゥイの、仲間達の……ラダムと闘い、犠牲になっていった者達の命を無駄にしてはならない」
「Dボゥイは、人類を救うべく旅立った……。ならば、我々は彼がラダムを倒すと信じ、一人でも多くの人間を守るべきではないのか? 撃てぇ! レビン! ラダム樹を人類に、一歩たりとも近づけるなぁ!!」
最終話より。実弟を葬り去り、月のラダム基地を目指すDボゥイがブラスター化の進行により確実に記憶を失ってしまう事実に、仲間達は絶望に襲われる。しかし、フリーマンは目頭を押さえつつも指揮官として毅然にも部下達に命令を下し、今自分達に出来る使命を果たそうとする。
「忘却を、苦しみから逃れる手段に使ってはならない。だが、彼だけにはそれが許される。……いや、許される気がする。もし、神がいるのなら……それは彼に与えたもうた救いなのだ……」
テッカマンオメガとの決闘の末、ついに全てを失ったDボゥイはアキに付き添われ、静かに暮らす事になる。しかし、今まで地獄よりも辛い苦しみと悲しみを味わい、全てを失っていったDボゥイにとってはそれらを忘れてしまう事だけが救済なのだった。

スパロボシリーズでの名台詞

「奇跡が起きた…。苦しみの中でもがき続けた、彼だけに許される奇跡が…」
W51話、奇跡の復活を遂げたDボゥイを見て。

余談

彼の髪型は原作では原画マンの解釈の違いなのか、回によってはオールバックであったり、前髪が切り揃えられたように見えたりする。
また、上述した髪型のためか「バッフ・クランの軍人にしか見えない」という声も聞かれる。