「アンビリカルケーブル」の版間の差分

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== アンビリカルケーブル(Umbilical Cable) ==
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'''アンビリカルケーブル'''とは、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』および『[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版]]』に登場する用語。
[[新世紀エヴァンゲリオン]]』に登場する、[[エヴァンゲリオン]]の主要供給電力源のケーブルを指す。[[第3新東京市]]にある電源ビルから伸びて、接続されたエヴァに電力を供給する。コネクタは背中。このケーブルが無い状態では内蔵電源に切り替わるが、最大5分(急激な運動を繰り返すと最低1分程度)しかもたない。[[運動性]]を妨げないために自ら[[分離|パージ]]する事が可能な他、戦自などの「ケーブルによってエネルギーを供給している」事を知っている相手がケーブルを狙って攻撃し切断した事もある。
 
  
[[EVA初号機]]は後に[[第14使徒ゼルエル]]を捕食する事で[[S2機関]]を取り入れ、ケーブルが不要となった。[[第3次α]]では全機にS2機関が搭載された為、ケーブルが存在しない。
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== 概要 ==
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[[新世紀エヴァンゲリオン]]』に登場する、[[エヴァンゲリオン]]の主要供給電力源のケーブルを指す。[[第3新東京市]]にある電源ビルから伸びて、接続されたエヴァに電力を供給する。コネクタは背中。このケーブルが無い状態では内蔵電源に切り替わるが、最大5分(急激な運動を繰り返すと最低1分程度)しかもたない。[[運動性]]を妨げない為に自ら[[分離|パージ]]する事が可能な他、戦略自衛隊等の「エヴァがケーブルによってエネルギーを供給している」事を知っている相手がケーブルを狙って攻撃し切断した事もある。
  
「アンビリカル」とは「へその緒」の意で、「アンビリカルケーブル」とは空気や電源を供給するホースやケーブルを表す一般名詞、要するに普通のケーブルのこと。
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[[EVA初号機]]は第拾九話「男の戰い」において[[第14使徒ゼルエル]]を捕食する事で[[S2機関]]を取り入れ、ケーブルが不要となった。なお『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』では全機にS2機関が搭載された為、ケーブルが存在しない。
  
== SRWシリーズにおける扱い ==
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[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]でも『破』までは同様に採用されていたが、『Q』からは内蔵電源のみで行動できる機体が登場している。
SRWでは出撃時に自動的に[[母艦]]または[[第3新東京市]]にある電源供給ビルから伸びている。ユニットコマンドにより、[[戦艦]]や各種建造物へアンビリカルケーブルを『接続』、または『切断』する。
 
  
「[[F]]/[[F完結編]]」ではマップ上でケーブルが表示されるが、「[[α]]」以降は電源となる建物もしくは戦艦との接続をメッセージで表示されている。
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== SRWでの扱い ==
*接続時:毎ターン開始時に[[EN]]が全回復する。ただし、接続した電源から10マス以内しか行動できない。戦艦が電源の場合戦艦の方もエヴァから10マス以上はなれられない。
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いわゆる「補給線」のような扱いの特殊なシステムが採用されることが多い。
*切断時:自由に動き回れるが、毎ターンENが急激に減少していく。EN0になるとエヴァは撃墜(Lのみ撤退)扱い。
 
接続箇所から10マス以上先に進めないその姿は、さながら犬の散歩に使うリードである。プレイヤーが切断コマンドで外すほか、敵の攻撃が[[クリティカル]]ヒットすると自動で外れる([[A.T.フィールド]]で防いでもこの効果は発動する)。
 
  
[[MX]]ではケーブルのパージがきっちりデモ一覧に登録される。また、建物内マップが存在するMXでは、建物内ではケーブルによる移動制約を受けず毎ターンENが全回復する。
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出撃時に自動的に[[母艦]]または[[第3新東京市]]にある電源供給ビルから伸びている。ユニットコマンドにより、母艦や各種建造物へアンビリカルケーブルを「接続」、または「切断」する。戦闘アニメーション上でもしっかりとケーブルが描写されており、格闘系攻撃を行う際はEVAの突撃とともに波打つように激しく動く。また「切断」時はきちんとケーブルが無くなる芸コマさを見せる。
  
[[L]]では切断状態になると[[運動性]]が若干上昇する。無論回避能力が低いEVAにとってはデメリットの方が圧倒的に多いのだが。また、マップ上でPUを再編成する際、編成した先のマスが接続箇所から10マス以上離れている場合は強制的にケーブルが外されてしまうので注意が必要。なお、[[合体攻撃]]「EVA一斉攻撃」は全機ケーブル接続状態でないと使用できない。
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[[スーパーロボット大戦F|F]]/[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』ではマップ上でケーブルが表示されるが、『[[スーパーロボット大戦α|α]]』以降は電源となる建物もしくは母艦との接続をメッセージで表示されるようになった。
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*接続時:毎ターン開始時に[[EN]]が全回復する。ただし、接続した電源から10マス以内しか行動できない。母艦が電源の場合、母艦の方もエヴァから10マス以上離れられない。
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*切断時:自由に動き回れるが、毎ターンENが急激に減少していく。EN0になるとエヴァは撃墜(『L』のみ撤退)扱い。
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接続箇所から10マス以上先に進めないその姿は、さながら犬の散歩に使うリードである。プレイヤーが切断コマンドで外す他、敵の攻撃が[[クリティカル]]ヒットすると自動で外れる([[A.T.フィールド]]で防いでもこの効果は発動する)。
  
[[第3次Z時獄篇]]では、「毎ターンEN50回復」の特殊能力になっており、イベント時を除きケーブルの切断は存在せず常時接続状態となっている(実質S2機関との統合)。移動やチーム編成に制限はかからない。
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[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』ではケーブルのパージがきっちりデモ一覧に登録される。また、建物内マップが存在する『MX』では、建物内ではケーブルによる移動制約を受けず毎ターンENが全回復する。
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『[[スーパーロボット大戦L|L]]』では切断状態になると[[運動性]]が若干上昇する。無論回避能力が低いEVAにとってはデメリットの方が圧倒的に多いのだが。また、マップ上でPUを再編成する際、編成した先のマスが接続箇所から10マス以上離れている場合は強制的にケーブルが外されてしまうので注意が必要。なお、[[合体攻撃]]「EVA一斉攻撃」は全機ケーブル接続状態でないと使用できない。
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『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では、「毎ターンEN50回復」の特殊能力になっており、イベント時を除きケーブルの切断は存在せず常時接続状態となっている(実質的にS2機関との統合)。移動やチーム編成に制限はかからない。過去作のケーブルよりもよほど長いのだろう。戦闘アニメーション上でもそれまでの作品と異なり、ケーブルが途中から省略されている。
  
 
== 主なユニット ==
 
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== 関連項目 ==
 
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;[[EN回復]]
 
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== 余談 ==
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*アンビリカルケーブルのデザインは、庵野秀明氏が手掛けた『[[ふしぎの海のナディア]]』の登場人物[[ネオ・イコン・エピファネス]]の身体に繋がれている電力供給ケーブルを流用したものである。
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*「アンビリカル」とは「へその」の意で、「アンビリカルコード」で「へその緒」になる。実は「アンビリカルケーブル」とは空気や電源を供給するホースやケーブルを表す一般名詞である。要するに「普通のケーブル」の事。
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*特撮作品のオマージュの多い『エヴァンゲリオン』だが、「活動時間に制限のある巨人」という視点で考えると『ウルトラマン』のカラータイマーが相当すると思われる。
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2024年4月16日 (火) 19:46時点における最新版

アンビリカルケーブルとは、『新世紀エヴァンゲリオン』および『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版』に登場する用語。

概要[編集 | ソースを編集]

新世紀エヴァンゲリオン』に登場する、エヴァンゲリオンの主要供給電力源のケーブルを指す。第3新東京市にある電源ビルから伸びて、接続されたエヴァに電力を供給する。コネクタは背中。このケーブルが無い状態では内蔵電源に切り替わるが、最大5分(急激な運動を繰り返すと最低1分程度)しかもたない。運動性を妨げない為に自らパージする事が可能な他、戦略自衛隊等の「エヴァがケーブルによってエネルギーを供給している」事を知っている相手がケーブルを狙って攻撃し切断した事もある。

EVA初号機は第拾九話「男の戰い」において第14使徒ゼルエルを捕食する事でS2機関を取り入れ、ケーブルが不要となった。なお『第3次α』では全機にS2機関が搭載された為、ケーブルが存在しない。

新劇場版でも『破』までは同様に採用されていたが、『Q』からは内蔵電源のみで行動できる機体が登場している。

SRWでの扱い[編集 | ソースを編集]

いわゆる「補給線」のような扱いの特殊なシステムが採用されることが多い。

出撃時に自動的に母艦または第3新東京市にある電源供給ビルから伸びている。ユニットコマンドにより、母艦や各種建造物へアンビリカルケーブルを「接続」、または「切断」する。戦闘アニメーション上でもしっかりとケーブルが描写されており、格闘系攻撃を行う際はEVAの突撃とともに波打つように激しく動く。また「切断」時はきちんとケーブルが無くなる芸コマさを見せる。

F/F完結編』ではマップ上でケーブルが表示されるが、『α』以降は電源となる建物もしくは母艦との接続をメッセージで表示されるようになった。

  • 接続時:毎ターン開始時にENが全回復する。ただし、接続した電源から10マス以内しか行動できない。母艦が電源の場合、母艦の方もエヴァから10マス以上離れられない。
  • 切断時:自由に動き回れるが、毎ターンENが急激に減少していく。EN0になるとエヴァは撃墜(『L』のみ撤退)扱い。

接続箇所から10マス以上先に進めないその姿は、さながら犬の散歩に使うリードである。プレイヤーが切断コマンドで外す他、敵の攻撃がクリティカルヒットすると自動で外れる(A.T.フィールドで防いでもこの効果は発動する)。

MX』ではケーブルのパージがきっちりデモ一覧に登録される。また、建物内マップが存在する『MX』では、建物内ではケーブルによる移動制約を受けず毎ターンENが全回復する。

L』では切断状態になると運動性が若干上昇する。無論回避能力が低いEVAにとってはデメリットの方が圧倒的に多いのだが。また、マップ上でPUを再編成する際、編成した先のマスが接続箇所から10マス以上離れている場合は強制的にケーブルが外されてしまうので注意が必要。なお、合体攻撃「EVA一斉攻撃」は全機ケーブル接続状態でないと使用できない。

第3次Z時獄篇』『V』では、「毎ターンEN50回復」の特殊能力になっており、イベント時を除きケーブルの切断は存在せず常時接続状態となっている(実質的にS2機関との統合)。移動やチーム編成に制限はかからない。過去作のケーブルよりもよほど長いのだろう。戦闘アニメーション上でもそれまでの作品と異なり、ケーブルが途中から省略されている。

主なユニット[編集 | ソースを編集]

EVA初号機
EVA弐号機
EVA零号機/EVA零号機改
EVA3号機
EVA8号機
『V』のみ採用(独自設定)。

関連項目[編集 | ソースを編集]

EN回復

余談[編集 | ソースを編集]

  • アンビリカルケーブルのデザインは、庵野秀明氏が手掛けた『ふしぎの海のナディア』の登場人物ネオ・イコン・エピファネスの身体に繋がれている電力供給ケーブルを流用したものである。
  • 「アンビリカル」とは「へその」の意で、「アンビリカルコード」で「へその緒」になる。実は「アンビリカルケーブル」とは空気や電源を供給するホースやケーブルを表す一般名詞である。要するに「普通のケーブル」の事。
  • 特撮作品のオマージュの多い『エヴァンゲリオン』だが、「活動時間に制限のある巨人」という視点で考えると『ウルトラマン』のカラータイマーが相当すると思われる。