アッカナナジン
アッカナナジン(AkkaNanajin/赤華七神)
ナナジンがエイサップのオーラ力を受けて進化した姿。全身が真っ赤に染まり、より強力なオーラ力を扱えるようになっている。
劇中ではリーンの翼の導きによる過去の情景を抜けた後、東京に出た際にいきなり変貌していた。ただ、それでも頑ななまでの信念を持つサコミズ駆るオウカオー相手には互角に戦うのが精一杯であった。
ナナジン以上の速度を誇るが、登場時に既に物語が佳境だったことと、この時点のメインはオーラバトラーの戦闘よりエイサップとサコミズのぶつかり合いが主だったため、OVA版ではあまり派手なアクションは行っていない。
一方、漫画版ではハイパー化したオウカオーの左腕を斬り落とす活躍を見せた。
なお、「アッカ」とは上記したように「赤華」と書く。これは「桜」を意味する言葉であり、オウカオーに対応するネーミングとなっている。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- スパロボ初登場。パワーアップは原作に比べると大幅に前倒しされており、アブタ・ブラス焼き討ち事件(ただし今作では孔明先生とアルの連携によって不発に終わっている)の際に移行している他、地上に出た際にいきなり変わるのではなく、オウカオーとの激突に際してエイサップのオーラ力によって変貌する、という主役らしいパワーアップの仕方に変わっている。
- 基本性能はナナジンのスタンダードな強化であり、同じ感覚で使って行ける。もとより高い運動性と移動力はさらに磨きがかかり、特に運動性は自軍最高値を誇る。EN回復もL2になっており、切り込み役や削り役に最適なユニットになった。隠しユニットのオウカオーが参戦すると合体攻撃が使用可能となるが、エイサップのオーラ力はL8で止まってしまう上にダメージアップの精神コマンドも熱血止まりであるため、最終的にはオーラ力L9に届く上に魂があるサコミズには火力が劣る事になる。
- 乗り手のエイサップは今回別人かと思うほど熱血気味のキャラクターになっているが、このアッカナナジンの方も別の存在かと思うほどド派手な高速アクションを披露してくれる。
- なお、本作のエイサップはショウを聖戦士として尊敬しているため、ナナジンが赤く染まったのはショウの愛機であるビルバインをリスペクトしたものと言えなくもない(尤も、このイベント発生時はビルバインは緑になっていたが)。
その他
- Another Century's Episode 3 THE FINAL
- スパロボに先駆けて登場。ナナジンの経験値を一定以上得ると使用可能になる。装甲が若干上がった。また、ナナジンの時同様剣以外にガダやオーラシップ砲を装備している。
装備・機能
武装・必殺技
武装
- オーラソード
- 左脚の裏にマウントしている刀。唯一の武装。
- 位置の都合上、出す時はくるりと一回転する演出が入る。ナナジン同様の二連斬の後、蹴り飛ばす。
必殺技
- オーラフレイムショット
- ナナジン固有の技といえるのがこれ。オーラ力の炎で刀身を覆い、ソードを振るって撃ち出す。
- ナナジンよりも一発増えて二発になっている。
- オーラフレイムソード
- 「翼」版オーラ斬り。オーラ力の炎で刀身を覆い、斬りつける。
- エイサップ(と一瞬だけエレボス)のカットインが入る。ナナジンと異なりトドメ演出があり、一撃叩きつける→さらに切り裂く→反対側に抜けた後即座に切り返して下からフレイムソードで殴りつけるように両断する。
- ハイパーオーラフレイムソード
- 最強技。超加速をかけて6連撃を叩き込む。ナナジンよりも攻撃回数が増え、派手になっている。トドメは最大火力のフレイムソードで地形ごと真っ二つにして〆。エイサップのシャウトはこの武器で入る。
合体攻撃
- ツインオーラアタック
- オウカオーとの合体攻撃。始動がアッカナナジンかオウカオーかで最初のやり取りが変わる。フレイムソードで高速機動攻撃を互い違いにかけた後、オウカオーが投げ落とした敵を三本のハイパーフレイムソードで焼き尽くす。トドメ演出では左右から挟撃をかけ、桜吹雪と共に消え去る。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- S
機体ボーナス
- 初期段階:運動性+5 CRT補正+10
第二段階:運動性+10 CRT補正+15 移動力+1
第三段階:運動性+20 CRT補正+20 移動力+2
最終段階:運動性+30 CRT補正+30 移動力+2 格闘武器+100 - ナナジンと同じボーナス。敵陣に切り込んでいって必殺技を連発するためにあるような構成。
機体BGM
- 「MY FATE」
余談
本編5話より唐突に機体色が赤くなったが、これは端的に言えば富野監督のわがまま。
すでにナナジンは青色で発表してしまっており、悩んだスタッフは成長したエイサップのオーラ力に装甲が反応したため、と後付け設定をした。
命名にも一悶着があり、「ナナジンMk-II」「ナナジンレッド」とやる気のなさそうなネーミングの末にアカナナジンとなり、バイストン・ウェルっぽく最終的にアッカナナジンとなった。
アッカは赤い華で桜を意味するという設定はこのとき富野監督が即興で考え出した物である。
ちなみに漫画版でも赤くなっているのだが、白黒なので表紙を見ないと赤くなっていることすら分からない。