オウカオー
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オウカオー(桜花王/Oukaou)
- 登場作品:リーンの翼 (OVA)
- 分類:オーラバトラー
- 全高:
- 重量:
- 装甲素材:
- 動力:オーラコンバーター
- エネルギー:オーラ力
- 所属:ホウジョウ軍
- パイロット:シンジロウ・サコミズ
- メカニックデザイン:篠原保
サコミズの搭乗する専用オーラバトラー。コックピットは珍しい立ち乗り式。「リーンの翼」のオーラバトラーの例にたがわず、武装は日本刀型のオーラソード二振りのみ、という接近戦特化型。鎧型の装甲など、「武将」をイメージしてデザインされている。
背部のウイングはひらひらと波打っていて頼りなく見えるが、実は攻撃に対するシールドとしての機能を持ち、見た目に反して非常に頑強。このためオーラバトラーとしてはかなり守りが堅い。このウイングは蝶の翅を象っており、劇中では他と違う形状の翅を持っていたのはこの機体とナナジンのみ。自在な可動の制御には地上人からもたらされた最新式のコンピュータが使われている。
サコミズの操縦技術と聖戦士としてのオーラ力により凄まじい戦闘力を発揮し、エイサップと激闘を繰り広げた。物語終盤ではコドールの裏切りを知り、激昂したサコミズの負のオーラ力を受けてハイパー化、アッカナナジンを相手に死闘を展開する。最後には聖戦士の心に立ち返ったサコミズにより、水爆の爆発を吸収して消滅した。
劇中では主役機のナナジンを完全に喰う活躍を見せており、サコミズの無茶苦茶な実力もあってなんと劇中無敗。劣勢に追い込まれる場面すら一度もない。
名前の由来は、バイストン・ウェルにサコミズが転移した際に乗っていた特攻機「桜花」から。
登場作品と操縦者
- Another Century's Episode 2
- スパロボに先駆けて登場。当時は原作未完だったためハイパー化はなし。武装にはオーラソード以外に散弾銃を装備していた(ACE3も同様)。
- Another Century's Episode 3 THE FINAL
- スパロボに先駆けて登場。ハイパー化した状態の名称は「ドハツオウカオー(怒髪桜花王)」であった。
- スーパーロボット大戦UX
- スパロボ初登場。原作通りサコミズが搭乗する。10話「ホウジョウの王」がデビュー戦。オーラバトラーゆえの高機動、超高速回避が相まって避けられがち。さらに専用能力「オウカオーの翅」によって射撃攻撃は2000も軽減される。だからといって迂闊に寄るとオーラフレイムソードでぶった切られるため、「直感」持ちで一気に畳み掛けるのが常道。敵ユニットの宿命でステージクリア時には撃墜されるため、原作のような無敵っぷりはさすがに発揮していない。
- 40話「桜花嵐」でハイパー化。こうなると超高速回避がなくなるため当てやすくはなるが、HPが激増する上に回復能力がL3に強化され、余計に倒しづらくなる。フラグが立てば45話で援軍として登場、以後は味方として使用できる。味方ユニットとしてはもともと長いP属性武器の射程と機体ボーナスが噛み合い、P武器射程1~7の格闘機という類を見ない機体となる。また本作ではアッカナナジンとの合体攻撃が可能。
装備・機能
武装・必殺武器
- オーラソード
- リーンの翼系オーラバトラーの共通装備。サコミズのセンスゆえか日本刀型で、この機体だけ二刀流。
- オーラフレイムソード
- 「ダンバイン」のオーラ斬りに相当する攻撃。オーラソードの刀身を炎で覆って斬りつける。
- ハイパーオーラフレイムソード
- 強化版というより必殺技。フレイムソードで滅多切りにした後地形ごと叩き割る。トドメ演出では地割れの中に突っ込み、敵機を背負い投げで叩きつけて粉砕、自分は爆風から翅で身を守る、というもの。格闘武器の割に射程が長いため、反撃不能という事態には普通ならない。
- ツインオーラアタック
- UXで披露したアッカナナジンとの合体攻撃。フレイムソードで滅多矢鱈に斬りつけた後、オウカオーが投げ落とした相手を三本のハイパーオーラフレイムソードで焼き尽くす。トドメ演出では両側から挟撃を加え、桜吹雪と共に消え去る。「MY FATE」の曲調に非常にマッチした演出であるため、一度は見ておきたい。
- 当然というか、原作には存在しないスパロボオリジナルの攻撃。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動させる。
- オウカオーの翅
- 射撃攻撃のダメージを2000軽減する。
- 超高速回避
- 途轍もない機動力を発揮することによって敵の攻撃を回避する。これが発動するという事はサコミズの「聖戦士」が発動しているのと同じであるため、対策なしで寄ると真っ二つにされる。
移動タイプ
サイズ
- S
機体BGM
- 「MY FATE」
対決・名場面
- 聖戦士の翼
- 3巻より。オウカオーをハイパー化させ、エイサップ駆るアッカナナジンと激突するサコミズ。その中で、彼はバインストン・ウェルからフェラリオ達を介して届けられた「命の手紙」……桜花に残した特攻人形を、そこに込められた意志を目の当たりにする。その意志はホウジョウの王から妄執を拭い去り、なくしていた故郷への想いを甦らせた。
- だが、ロウリ達が持ち込んだ水爆が起爆段階に入る。東京を守るべく、エイサップはアッカナナジンで水爆を抱えて成層圏へ飛び立つが、直後にリーンの翼を羽ばたかせ、割り込んだオウカオーがその手から水爆を奪い取る。水爆を手にしたオウカオーはそのまま急上昇に入り、コクピットのサコミズは叫ぶ。「リーンの翼が聖戦士のモノなら……我が想いを守れェェェーッ!!」
- 瞬間、オウカオーの背の翼が波打ち、広がり、手の中で起爆した水爆を吸収していく。全てが終わった時、そこにはオウカオーの影はなく、故郷を守った聖戦士の命の羽だけが、空に舞っていた……。
スパロボシリーズの名場面
- 運命に立ち向かいし者たち
- UX第45話「ユダ」より。ジュダの計画が明かされたことにより、UXと加藤機関は共闘し、地上に侵攻したヒトマキナの軍勢に立ち向かう。だが、転送フィールドから次々と出現するヒトマキナの物量に彼らは次第に疲弊してゆく。どうすればあの脅威に立ち向かえるのかと言う焦燥が皆の胸に湧き上がったその時…「諦めてはならんッ!!」
- その声と――リーンの翼の輝き、玉璽とともに現れたのは、3ヶ月前の戦いで散華したはずのオウカオーとサコミズ、竜宮島の戦いで最期を迎えた呂布と貂蝉。死ぬはずだった彼らはわだつみたちの声の導きで生きる力と掴むべき運命を掴み、仮初めの未来を壊す天の刃となったのだった。
- サコミズの鶴の一声に反応したエイサップは桜花王と赤華七神の連携攻撃でヒトマキナに大ダメージを与え、呂布の天玉鎧・真武で完全粉砕。UXの反撃の先陣を切るのだった。