ヴェルビン

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ヴェルビン
登場作品

バイストン・ウェルシリーズ

デザイン 出渕裕
初登場SRW スーパーロボット大戦T
SRWでの分類 機体
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スペック
分類

オーラマシン

動力 オーラコンバーター
エネルギー オーラ力
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ヴェルビンは「バイストン・ウェルシリーズ」の登場メカ

概要

模型雑誌『B-CLUB』誌上で1980年代に連載されたイラストストーリー『AURA FHANTASM』に登場する、ビルバインをリデザインした機体。

メカニカルな要素が多かったビルバインとは違い、他のオーラバトラーのように生物的な要素が強い外見になっている。オーラコンバーターが5基搭載されているのが特徴。変形機能は無い。

カラーリングは夜間迷彩塗装を元にした濃緑・薄青系統のものだが、後に通常塗装のビルバインのような白地と赤のものも設定された。白赤の機体はナの国の近衛騎士団長専用の機体であるらしい。

登場作品と操縦者

VXT三部作

スーパーロボット大戦T
初登場作品でヴェルビン自体も初映像化。作中では「聖少女の秘宝」と呼ばれた。
『T』公式サイトでは出典が『聖戦士ダンバイン』になっているが、ゲーム内では『New Story of Aura Battler DUNBINE』となっている。
単純な機体性能・武器性能はほぼ完全にサーバインの上位互換といえる性能となっているため、運用方法はサーバインと同じで問題ない。ただし、当たらないこと前提の運用とはいえサーバインと違い、盾を装備していない点は注意。
ショウの搭乗機として見た場合、最大攻撃力や燃費の良さという点では本機が優れている。一方、ビルバインは射程が長いオーラキャノンによる反撃で手数を出せる為、囮としての有用性が高い。ショウに与える役割やマップの構成で「対ボス戦に備えたい」というときは、本機に乗せると良い。
また、公式サイト等ではシオンが搭乗しているがデフォルトパイロットはショウとなっており、ハイパーオーラ斬りもショウ専用である。その為シオンではフルスペックを発揮できない点に注意されたし。
なお、ロボット大図鑑では「全てが謎に包まれたオーラバトラー。ダンバインから連なる高機動型オーラバトラーの究極系」とたった2行で終わってしまう程、非常に説明が乏しい。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

オーラ・ソード
オーラバトラーの標準装備。本機の唯一の装備。鞘はオーラコンバーター右側に装備。

必殺技

オーラ斬り
残像を引きながらオーラ力を纏った連撃を叩き込む。『T』ではなんとこれだけでダンバインビアレスのハイパーオーラ斬り以上のダメージが出る(さすがにビルバインには劣るが)。
とは言え当機のハイパーオーラ斬りとの攻撃力差が600もある為、下記の専用技を捨ててまで他のパイロットを乗せるかは疑問。
ハイパーオーラ斬り
『T』ではショウ専用技。強力なオーラ力の刃による一閃後、TV版最終話でバーンに突きを加えた時のカットインと共に突撃。そのままオーラロードを開いてバイストン・ウェルに突入、爆散する相手を投棄して離脱する。
ビルバインのオーラシュート以上の威力を誇りながらEN消費は半分という異常なコストパフォーマンスを誇る。なお、そちらもショウ専用技であり、バイストン・ウェルに突入して敵機を捨てるという流れも共通。単独でオーラロードを開ける程のオーラ力を持った聖戦士がショウだけという演出だろうか。

特殊能力

オフ・シュート
オーラバリア

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

S

カスタムボーナス

オーラ力」専用の各武器の攻撃力が、特殊スキル「オーラ力」のレベルに応じて上昇。
T』で採用。

機体BGM

「ダンバインとぶ」
聖戦士ダンバイン』OP曲。『T』で採用。限定版では原曲が流れる。

余談

  • バンダイのROBOT魂ブランドでは、2017年12月のヴェルピンの立体化以降、連載記事『AURA FHANTASM』の他の機体の立体化もすすめている。『T』にヴェルビンが参戦したのはそのプロモーションもかねてのことである様子。
  • 一方、原作にあたるイラストストーリー『AURA FHANTASM』については、1987年に書籍にまとめられて以降再販がされておらず、原作の手に入りにくさとしてはかなりのものとなっている(2021年現在)。
  • 作品本編には登場せず、それ以外の媒体を典拠とする点は、Hi-νガンダム真ゲッターロボに近いものがある。特に、Hi-νとは「出渕裕デザイン」という点でも兄弟になる。
    • とはいえ、幾つかの資料のある二機と違って、ヴェルビンは2017年12月にROBOT魂が発売される以前は、紙一枚に描かれた全体像及び最低限の図解に留まっていた。「ロボット大図鑑」における本機の記事内容が極端に乏しいのはこのためである。そもそも設定という設定が皆無なのだから、仕方ない話ではある。たったそれだけの資料でよくぞあそこまでの動きを実現したものだと制作スタッフには頭が下がる思いである。