グリッドマン

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グリッドマン
外国語表記 Gridman
登場作品 SSSS.GRIDMAN
声優 緑川光
デザイン 後藤正行
初登場SRW スーパーロボット大戦30
SRWでの分類 機体
パイロット
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スペック
分類 超人
全高 50m[1]
重量 44000t[2]
所属 グリッドマン同盟
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グリッドマンは『SSSS.GRIDMAN』の主人公の一人。

概要

宝多六花の家が営むジャンクショップ「絢」の店内に置かれた旧式のパソコン「ジャンク」に宿る超人。自らを「ハイパーエージェント・グリッドマン」と名乗り、響裕太に己の使命を思い出すように呼び掛ける。だが、自身も記憶喪失であり、「危機から街を守る」という使命以外は思い出せずにいる。

怪獣が出現した際は裕太がプライマルアクセプターをジャンクに向け「アクセスフラッシュ」とコールする事で合体し、一定時間だけ実体化することが出来る。自由にサイズを変化させることが可能だが、比例してエネルギーの消耗も激しくなるため戦闘可能時間も短くなってしまう。グリッドマンのエネルギーはジャンクと連動しており、活動時間が短くなると額のビームランプが点滅し、ジャンクの稼働状態にも影響が及ぶ[3]。グリッドマンが戦うには裕太とジャンクの両方が必要不可欠であり、裕太とジャンクが引き離された場合は戦えないという弱点もある[4]

新世紀中学生が変身するアシストウェポンと合体することで戦闘能力を向上させることが可能で、様々な戦場に対応可能。ただし、複数のアシストウェポンと一度に実体化するとジャンクの処理が追い付かずにフリーズしてしまう(この問題は後に解決法を思いついたことで解決した)。

基本的に真面目で勇敢、正義感が強い性格であり、記憶の大半を失いながらも、唯一覚えている「使命」を果たすことを第一に考えている。しかし、若干天然ボケな面もあり、恋に悩む裕太に頓珍漢な応援をしたり、内海に「(六花ママの前では)喋るな」と言われたそばから反射的に名乗ってしまったりしている。

各形態

Initial Fighter(イニシャル・ファイター)
裕太と初めてアクセスフラッシュした際の形態。能力が著しく制限され、カラーリングも水色、紫、灰色を基調としていた。
Primal Fighter(プライマル・ファイター)
サムライ・キャリバーがジャンクを最適化した事でInitial Fighterから変化した形態。能力が向上し、カラーリングも赤、青、白を基調とした物に変化した。
マックスグリッドマン
バトルトラクトマックスと合体した姿。剛力合体超人。腕部が強化される他、タンカーキャノンによって遠距離戦にも対応出来る。
バスターグリッドマン
バスターボラーと合体した姿。武装合体超人。ガトリング砲や各種ミサイルによって火力が大幅に強化される。
スカイグリッドマン
スカイヴィッターと合体した姿。大空合体超人。脚部にブースターが装備され、飛行能力を得る。
フルパワーグリッドマン
全アシストウェポンと合体した姿。超合体超人。
いわゆる「全部乗せ」形態だが、全員が通常通りのサイズで実体化した場合、ジャンクが処理落し出動干渉が発生するため、それを回避する目的で出力サイズを通常の半分程度に抑え、合体を実現している。そのため、グリッドマンとアシストウェポンのサイズは通常時の約半分(25m程)になっているが、合体によって通常のグリッドマンと同じ50m程度のサイズとなる。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボット大戦30
初登場作品。ファミ通の記事では、機体名が「グリッドマン」、パイロット名は「グリッドマン(プライマルファイター)」となっている。

装備・機能

武装・必殺武器

格闘
主に打撃や投げなどの肉弾戦が主体。
『30』ではジャンプからのキックで敵の背後に回り込み、グリッドライトセイバースラッシュで切り裂く。

武装

電撃大斬剣グリッドマンキャリバー
サムライ・キャリバーが変身したアシストウェポン。大型の片刃剣。
『30』では召喚攻撃の演出として登場。

必殺技

グリッドビーム
両腕を交差させてエネルギーをチャージし、左腕のプライマルアクセプターを敵に向けて放つ必殺ビーム。
『30』では第1話の一連の流れを再現。
グリッドキャリバーエンド
特殊な空間を形成した後背中のスラスターを吹かせて敵に突撃し、グリッドマンキャリバーで空間ごと敵を一刀両断する必殺技。
グリッドライトセイバースラッシュ
プライマルアクセプターから光の刃を伸ばし、敵を切り裂く。
『30』では格闘の演出で使用。

人間関係

グリッドマン同盟

響裕太
アクセスフラッシュし共に戦う少年。同時に、彼に「使命」を思い出すよう促す。
内海将宝多六花
グリッドマン同盟のメンバー。ジャンクを介してサポートしてもらう。

新世紀中学生

サムライ・キャリバーマックス、ボラー、ヴィット
アシストウェポンに変身する四人組。共に戦う仲間。

敵対者

新条アカネ
邪魔者としてグリッドマンの正体を探ろうとする。
アンチ
打倒グリッドマンを存在意義とする彼に追われ続ける。
アレクシス・ケリヴ
嘗て彼に一度敗北した事が示唆されている。

その他

六花ママ
ジャンクは彼女の店に置かれている。

名台詞

「私はハイパーエージェント・グリッドマン。思い出してくれ、君の使命を」
第1回より。裕太への語り掛け。なお、二度目に同じように語り掛けた際には「それはもう聞いたっす」と途中で遮られてしまっている。Primal Fighterになってからはこの問いかけをしなくなった。
「裕太、君の使命を果たすんだ」
裕太「え、たった今やったんじゃ」
「全ては始まったばかりだ」
同上。グールギラスの撃破に安堵した裕太だったが、それは始まりに過ぎなかった…。
「それが、私と君のプライマルアクセプター。君の意思で私とアクセスフラッシュしてくれ」
第2回より。今後も合体出来るよう、裕太へプライマルアクセプターを装着させる。
「ならばもう迷いはない。私がお前を倒す!」
第3回より。自分は怪獣だと名乗り、グリッドマンを倒すのが使命だというアンチに対して。
「彼らは新世紀中学生。私と君達の味方だ」
同上。六花ママの店に集まったマックスやボラー、ヴィットを裕太達へ紹介する。
「どうした裕太。苦しそうだな」
第4回より。六花が合コンに行くと知り、彼女は年上好みじゃないか?と疑う裕太への問いかけ。
「私でも感知できなかった怪獣…」
同上。ゴングリーの出現が分からなかったことに肩を落とす。
「ここはどこだ…!?」
第5回より。裕太達が校外学習へ出かけたため、新世紀中学生が急遽ジャンクを購入。現地で電源を入れた際、連れてこられた場所に困惑する。
「私は最大出力サイズでも、70mが限界だ」
「そして、大きければそれだけエネルギーの消費が早く、裕太とのアクセスフラッシュを維持出来ない」
同上。裕太へ自身のサイズの限界と巨大化した際の欠点を伝える。

迷台詞

「ところで、ここはいったい…」
第5回より。戦闘は無事に終わったものの、連れてこられた場所が最後まで分からず、困惑してしまう。この後説明されたのだろうか…。
「あ、はい!」
ボイスドラマ5.5回「グリッドマンは悪くない」より。ジャンクごと運び込まれたファミレスで、店員に「グ、グリッドマン様ー?」と呼ばれて、反射的に裕太と声を揃えて返事してしまう。裕太がファミレスの順番待ちの用紙に「グリッドマン」と書いたのが原因なのだが、妙に明るい声で律儀に返事をしているところが笑いを誘う。

余談

  • 各合体形態の呼称は勇者シリーズで使用された合体名にちなむ。
  • 担当声優である緑川光氏は原典である『電光超人グリッドマン』においてもグリッドマンの声を担当していた。
  • 原典の『電光超人グリッドマン』のグリッドマンも含めて、「鋼の超感謝祭2021」で緑川氏の言っているようにグリッドマン本人はロボットではない。
    • しかし、原典のグリッドマンは実体を持たないエネルギー体がただのCGイラストであった「グリッドマン」の名と姿を借りている(形態としてはエクスカイザーなどに近い)状態であるため、立ち位置的にもロボットに近い珍しい変身ヒーローでもある。

商品情報

脚注

  1. ミクロから70mの間で調節可能。
  2. 0から60000tの間で調節可能。
  3. 具体的には、ジャンクに備えつけられた赤いランプが警報音と共に点滅、火花と煙を吐くようになる。これは原典である実写版『電光超人グリッドマン』でもお馴染みの光景で、「ジャンクがパワーダウンするとグリッドマンは消滅してしまう」と説明されていた。
  4. そのため、第5話で裕太たちが山奥での校外学習中に怪獣と遭遇した時、彼とジャンクを引き合わせる為に新世紀中学生がジャンクショップからジャンク本体を買い取り裕太の下に運ぶという力技が行われている。