北欧神話

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北欧神話(Norse Mythology)

北欧発祥の神話。特筆すべきはラグナロク(神々の運命、神々の黄昏とも言われる)という、世界と神々の終わりが含まれていること。

北欧神話が取り入れられている作品

バンプレストオリジナル
名称設定においては浸透しており、アンセスターの機動兵器、ヴァルキュリアシリーズ、一部登場人物はここから採られている。
無限のフロンティアシリーズ
アグラッドヘイムの関係者が用いる技名はここから採られている
魔装機神シリーズ
ガッデスの技名に用いられているほか、ファミリアであるフレキゲリ魔装機神IIで登場するフリングホルニもテュッティが名づけている。というのも、ガッデスの操者であるテュッティ魔装機神IIの「おまけ劇場」において「単純に北欧神話からとっている」事が明言されている。
機動戦士ガンダムSEED
レイダーガンダムフォビドゥンガンダムの兵装の一部はここから採られている。
オーバーマン キングゲイナー
アーリーオーバーマン、ブリュンヒルデの名称元。
蒼穹のファフナー
機動兵器や兵装等の名称は北欧神話からとられている。
コードギアスシリーズ
北欧神話の名称を一部の用語に用いた程度となっている。

神々

オーディン(Odin)
主神にして戦争と死、詩文の神。知識に対して貪欲であり、それを手に入れるためなら自身の目、命を差し出すことも厭わない。
OGシリーズではα外伝でのゼンガーに相当する「W15」ウォーダン・ユミルが登場している。
ガグンラーズ(Gagnraor)
オーディンの偽名の一つで、「勝利を決めるもの」を意味する。
ウォーダンの同系列である「W05」ギムノス・バシレウスに憑依したアグラッドヘイムの王ガグン・ラウズが登場している。
ロキ(Loki)
神や自然界の秩序を破り、物語を引っかき回す悪戯好きの神で、「閉ざす者」あるいは「終わらす物」を意味する。
アグラッドヘイムのメンバーロック・アイが登場。
ヘル(Hel)
死者の国を支配する女神。フェンリルやヨルムンガンドの妹にあたる。
アグラッドヘイムでの有力闘士、ガンド三兄弟の長女ヘラ・ガンドが登場。
リーグル(Rigr)
ヘイムダルが人間の世界を旅するときに名乗った名前で、3つの階級(奴隷、農民、貴族)を作った。
アグラッドヘイムのメンバーリグ・ザ・ガードが登場。
イズン(Idonn)
女神の一柱で、詩の神ブラギの妻。アース神族に永遠の若さをもたらす「黄金の林檎」の管理人。
蒼穹のファフナーでは他のフェストゥムを統括するマスター型、イドゥンが登場。
フレイヤ(Freyja)
月の女神。美、愛、豊饒、戦い、魔法や死を守護する。
コードギアスシリーズでは戦略兵器フレイヤが出てくる。
ウルド(Urd)
運命の女神ノルニルの三女で、彼女の司る運命は「過去」。
蒼穹のファフナーではコンピューター「ウルドの泉」が出てくる。
スクルド(Skuld)
運命の女神ノルニルの三女で、戦乙女の一柱。彼女の司る運命は「未来」。
ヴァルキュリアシリーズの系列機スクルドが出てくる。

精霊

スヴァンヒルド(Svanhild)
シグルスとグズルーンの娘。
スクルドと同じく、ヴァルキュリアシリーズの系列機スヴァンヒルドが登場。

戦乙女

ヴァルキュリア(Valkyrja)
ワルキューレWalkuere)
戦場において戦士の死を定め、勝敗を決する女性達を総称する言葉。「戦死者を選定する女」を意味する。英語読みはバルキリー
スーパーロボット大戦64に出てくる機動兵器群ヴァルキュリアシリーズが登場。
無限のフロンティアシリーズに出てくるヘンネ・ヴァルキュリアが登場。
蒼穹のファフナーでの人工子宮ワルキューレの岩戸として登場。
ブリュンヒルデ(Brynhildr)
ワルキューレ(戦乙女)の一柱で、オーディンとエルダの娘。「勝利のルーンに通じる者」を意味する。
オーバーマン キングゲイナーではアーリーオーバーマンブリュンヒルデが登場している。
無限のフロンティアEXCEEDではヒルド・ブランが登場している。
蒼穹のファフナーではブリュンヒルデ・システムが登場している。
ラーズグリーズ(Razgreez)
ワルキューレの一柱で、「計画を壊す者」を意味する。
ヴァルキュリアシリーズの系列機ラーズグリーズが登場。
ランドグリーズ(Randgriz)
ワルキューレの一柱で、「盾を壊す者」を意味する。
ヴァルキュリアシリーズの系列機ランドグリーズが登場。

巨人

ユミル(Ymir)
原初の巨人。三神に殺された際、血の洪水が発生した事でベルゲルミルとその妻を除く巨人が死亡した。その後、彼の死体を使って宇宙を作りだした。
前述と同じく、ウォーダン・ユミルの元となった。
アウルゲルミル(Aurgelmir)
ユミルの別称。「土の叫びの巨人」と呼ばれる。
アンセスターでの機動兵器アウルゲルミルが登場。
スルーズゲルミル(Thrudgelmir)
霜の巨人で、アウルゲルミル(ユミル)の子。「力の叫びの巨人」と言われている。
アンセスターでの機動兵器スレードゲルミルが登場。
ベルゲルミル(Bergelmir)
スレードゲルミルの子で、ユミルが殺された際に発生した血の洪水によって死に絶えた巨人の生き残り。後に霜の巨人の新たなる祖先となった。
アンセスターでの機動兵器ベルゲルミルが登場。
フレーズヴェルグ(Hraesvelgr)
鷲の姿をした巨人で、風を巻き起こす。「死体を飲み込む者」を意味する。
機動戦士ガンダムSEEDではフォビドゥンガンダムの兵装、誘導プラズマ砲「フレスベルグ」がある。

生物

ガルム(Garm)
冥界を監視する番犬で、胸に死者の血が付着している。「犬のうちの最高のもの」と言われている。
ツェントル・プロジェクトの機動兵器ガルムレイドが登場している
蒼穹のファフナーではファフナーの射撃武装にガルム44がある。
ファフーニル(fefnir)
黄金を守るドワーフ。竜に変身する。
蒼穹のファフナーではフェストゥム用の戦術兵器ファフナーが登場している
フェンリル(Fenrir)
狼の姿をした巨大な怪物。「沼に棲む者」と言われている。
蒼穹のファフナーではファフナーに搭載された気化爆弾フェンリルが登場
魔装機神シリーズではガッデスの必殺技フェンリルクラッシュが登場。
ヴァナルガンド(Vanargandr)
フェンリルの別名。「ヴァン河の怪物」と言われている。
アグラッドヘイムでの有力闘士、ガンド三兄弟の長男ヴァナー・ガンドが登場。
ヨルムンガンド(Joermungandr)
毒蛇の怪物でフェンリルの弟、ヘラの兄にあたる。
アグラッドヘイムでの有力闘士、ガンド三兄弟の長男ジョーム・ガンドが登場する。
魔装機神シリーズではガッデスの必殺技にヨルムンガンドウロボロスがある。
グルトップ(Gulltoppr)
ヘイムダルの愛馬で、「金色の前髪を持つもの」の意味を持つ。
リグ・ザ・ガードの使用技にグルトップ・フォワードがある。
フレキ、ゲリ(Freki / Geri)
主神オーディンに付き添う一対の狼。
魔装機神シリーズでは魔装機神シリーズではテュッティのファミリアフレキゲリが登場。
ニーズへッグ(Nidhogg)
世界樹ユグドラシルの根を噛む蛇の怪物。「怒りに燃えてうずくまる者」の意味を持つ。
機動戦士ガンダムSEEDではフォビドゥンガンダムの兵装、重刎首鎌(じゅうふんしゅれん)「ニーズヘグ」がある。

道具

グレイプニール(Gleipnir)
フェンリル(ヴァナルガンド)を捕縛した魔法の紐。「貪り食らう者」と呼ばれている。
ヴァーナ・ガンドの技にグレイプ・ウィップがある。
ナグルファル(Naglfar)
ムスペルが所有する巨大な船。死者の爪で出来ている。
ヘラ・ガンドの使用技にナグルファー・ボヤージがある。
ギャラルホルン(Gjallarhorn)
アースガルズの門番であるヘイムダルが持つ角笛で、これが吹かれる事はラグナロクの到来を意味する。
リグ・ザ・ガードの使用技にギャラ・ホーンがある。
フリングホルニ(Hringhorni)
バルドルの所有する大船で、世界のいかなる船よりも大きいとされる。
魔装機神シリーズではアンティラス隊の運用戦艦フリングホルニが登場。
ミョルニル(Mjolnir)
雷神トールが持つ大槌。「破壊者」を意味する。
機動戦士ガンダムSEEDではレイダーガンダムの兵装、破砕球「ミョルニル」として登場。
蒼穹のファフナーではマスター型フェストゥムミョルニアが登場している。
グングニル(Gungnir)
主神オーディンが持つ槍。
魔装機神シリーズではガッデスの兵装にグングニールがある 。

地名

ユグドラシル(Yggdrasil)
世界を体現する巨大樹であり、九つの世界を内包する存在とされるが、単に「世界樹」と呼ばれる事も。
コードギアスシリーズではランスロット動力にユグドラシルドライブが使われている。
ヨトゥンヘイム(Jotunheimr)
霜の巨人と丘の巨人が住む極寒の国。
魔装機神シリーズではガッデスの必殺技にヨツンヘイムがある。
ビフレスト(Bifrost)
神々が地上からアースガルドへとかけた虹の橋。「ぐらつく道」を意味する。
魔装機神シリーズではガッデスの必殺技ビフロストフォールがある。

出来事

ロキの口論
ロキが神々の罪や欠点を暴露し巧みに侮辱した。これが切欠で下記の刑罰を受けることとなる。
ロック・アイの技にこれを基にしたと思われるダーティ・インサルトがある。
ロキの捕縛
上記の出来事とバルドルを殺害した罪でロキは神々に捕まり、囚われながら毒液を受け続ける罰を受けた。
ロック・アイの技にこれを基にしたと思われるプリズナーム・ベノムがある。
ラグナロク(Ragnarok)
世界が終わる日で「神々の黄昏」と言われている。オーディンを始めとする神々とその邪悪なる敵の戦いにより、命あるすべての存在が死に絶え、「九つの世界」は海中に没した。
ロック・アイの技にこれを基にしたと思われるラグナ・ロックが登場。
洗脳状態のシュウ・シラカワとの決戦の別名になる場合もある。
コードギアスシリーズではシャルルがこれを果たそうとする計画、ラグナレクの接続がある。
ヴォルスパー(Voluspa)
巫女がオーディンに語りかけるという形で、世界の創造から終末の到来(ラグナロク)、世界の再生までを伝える。「巫女の予言」とも呼ばれている。
魔装機神シリーズではガッデスの必殺技にヴォルスパーがある。