マイトカイザー
2017年2月21日 (火) 08:08時点における220.213.204.111 (トーク)による版
- 外国語表記:Might Kaizer
- 登場作品:勇者特急マイトガイン
- 全長:23.5m
- 重量:82.4t
- 出力:585000馬力
- 最高走行速度:560km/h
- ジャンプ力:860.8m
- 最高飛行速度:1860.8km/h(M1.5)
- 開発者:大阪次郎
- 所属:勇者特急隊
- 主なパイロット:旋風寺舞人
- メカニックデザイン:大河原邦男
概要
元々はマイトガインの強化パーツ兼特殊車両として開発されていたドリル特急先頭部・カイザー1~カイザー5を、単独で人型に合体できるよう設計を変更し完成したロボット。
開発経緯から超AIは搭載されておらず、旋風寺舞人が単独で操縦を行う。舞人以外にも浜田光彦が乗ったこともあったが、操縦経験の無さから苦戦していた。なお当初はマイトガイン同様にダイヤグラマーのスイッチを押して合体していたが、ダイヤグラマーを所持していない浜田が乗っても合体できていたため、改良されたか、ただの演出だったと思われる。
スペックはマイトガインに匹敵し、バトルボンバー同様に空中戦に対応できるレベルの飛行能力を備えている。また超AIを搭載していない事も劇中でしばしば行われた機械を狂わせる作戦の元でも支障なく活動できるメリットがある。一方で元々マイトガイン自体強力な火器に乏しかったが、それ以上に火器に乏しい近接特化である事が欠点。
「チェンジマイトカイザー!」の掛け声で合体し「愛の翼に勇気を込めて、回せ正義の大車輪!勇者特急マイトカイザー!ご期待通りに只今到着!」と名乗りを上げてから戦闘開始する。なお何故か作中では一貫して変形と呼称されている。(ドリル特急は変形しているため間違いでもないが) グレートマイトガイン登場後は名乗りはそちらで行うようになったため、名乗りは省略されている。
カイザージェット
合体パターンを変えて構成される超電導ジェット形態。
高速飛行が可能。
構成機体
- ドリル特急
- 先端にドリルがついた車両で、カイザーキャリアを牽引する。マイトカイザーの胴体、グレートマイトガインの胸部装甲を構成する。ロコモライザー同様線路を2路線分使用する。地中移動も可能。舞人が搭乗するメインコクピットはここに位置する。
- カイザーキャリア
- カイザーマシンを搭載し、現場に運ぶための巨大カーゴ。上部に翼が付いているが、飛行はできない。合体時はいつの間にか消えているのはお約束。逆にマイトカイザーからドリル特急に変形しなおすと何時の間にか連結されている。
- カイザー1
- 小型偵察機。マイトカイザーの胴体前部と頭部、グレートマイトガインのフロントアーマー、頭部シグナルを構成する。
- カイザー2
- 地底戦車。マイトカイザーの右腕とグレートマイトガインの左腕装甲を構成する。
- カイザー3
- 強力クレーン車。マイトカイザーの左腕とグレートマイトガインの右腕装甲を構成する。
- カイザー4
- 海底探査機。マイトカイザーの右足とグレートマイトガインの左足首を構成する。
- カイザー5
- スーパーブルドーザー。マイトカイザーの左足とグレートマイトガインの右足首を構成する。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- PV1にて登場。
装備・機能
武装・必殺武器
- カイザードリル
- 分離していたドリル特急先端のドリルを腕に装備する。トルクはかなり強く、射撃武器に対する盾としても使用可能。グレートマイトガイン時は展開して胸部エンブレムとなる。
- ドリルクラッシャー
- マイトカイザーの必殺技。カイザードリルで突撃、敵を貫いて撃破する。
- カイザービーム
- 額のランプから放つビーム砲
- カイザースパイク
- 右肩からドリルを発射する。
- ショルダードリル
- ドリルを展開しての体当たり。
- カイザーバルカン
- 胸部のプレート下部に格納されている機関砲。
- カイザーハリケーン
- 胸部から突風を起こす。攻撃以外にも熱風で氷漬けにされた、マイトガイン達の氷を溶かすのにも使用した。
合体攻撃
- インパルスアタック
- マイトガインとの連携攻撃。同時に跳び蹴りをあびせる。
- ジョイント・ドラゴン・ファイヤー
- ドリル特急を先頭に、ロコモライザー、弾丸特急、猛獣特急、レスキュー特急の順に連結し、ドラゴン型の炎に包まれながら突撃する五体連結攻撃。
関連機体
- マイトガイン
- 元々はこの機体の強化パーツ。
- グレートマイトガイン
- 本来の用途。
余談
- 本機登場後も舞人はマイトウィングで出撃することがあり、その場合はマイトウィング下部からシートごとドリル特急に移動するという荒業を披露している。
- 勇者シリーズにおいて、主人公ロボ(ガイン)が合体に関わらない2号ロボであり、なおかつ主人公が直接操縦する人格がないロボットという非常に特殊な立ち位置の機体となっている。前者はシリーズ約半数の2号ロボが該当するが、後者も合わせると他に例がない。またあくまで強化パーツでしかなかったものを急遽2号ロボへと改造した、という設定は勇者シリーズどころかグレート合体に相当するロボが出てくる作品の中でも類稀な要素となっている。
- カイザーキャリアは後に特撮番組『トミカヒーロー レスキューフォース』にてデザインを流用されている。