シラー・グラス
概要
オルファン所属のリクレイマー。最初期からグランチャーのパイロットとして従事し、少年時代の勇の才能を認め指導にあたっていた。
地球での生活に絶望し、理想の世界を求めてオルファンで銀河旅行に旅立つことを夢見ていた。それだけにオルファンを私物化する伊佐未ファミリーの存在を許せず、憎悪を募らせる。
劇中序盤から登場。オルファンを離反した勇を許さず、思いとどまらせようとしたカナンの行動を裏切りと決めつける。その後、ノヴィス・ノアに迎えられた二人に対しては敵意を剥き出しにした。ジョナサンやクインシィに従いノヴィス・ノア部隊と死闘を繰り広げる。ケイディ・ディン、エッガ・ブランカンといった同僚達が相次いで離脱する中、オルファンを守って戦う。
しかし、着任したガバナーが浮上したオルファンをアメリカ領土とし、米軍のアーミィグランチャー部隊を主戦力に切り替えたことで戸惑いを隠せなくなる。更にはガバナーの陰謀でオルファンが核攻撃されるや、これを阻止するために勇たちと協力する。
終盤、バロンズゥごとクインシィを取り込み遂に起動したオルファンに逆に危機感を抱く。決着にこだわるジョナサンを叱責覚悟で強制的に撤退させる冷静な判断力をみせ、オルファンが発進に際してグランチャーのエネルギーを吸い取り硬化させている事実に気づいて対応にあたった。混乱の最中、バロンズゥを持ち出されたジョナサンを同乗させて決戦の地に赴き、バロン・マクシミリアン敗北の顛末を見届ける。その後、勇の説得に応じ、オルファンへの総攻撃を企図していたノヴィス・ノア部隊を押し留め、遺恨のあったカナンとも手を携えて勇と比瑪をオルファンの元へ送り届ける。そして、クインシィを含む人々を解放して飛翔するオルファンを見届けた。
貧困から抜け出すため、オリンピック選手として賞金を得ようとするも果たせず、愛する姉弟たちを飢え死にさせた凄絶な過去を持つ。栄養失調で頬がこけガリガリに痩せていた。これは『キングゲイナー』のアデット・キスラー(彼女の場合はシベ鉄の給料)とほぼ同様のエピソード。
オープニングでは他の女性キャラと同様にヌードを披露。かなりの筋肉質。浅黒い肌から中東系もしくはアフリカ系と思われるが前述のエピソードでは寒い地域の出身らしい。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 原作通りの扱い。グランチャー部隊の一員として何度も敵として現れる。
- 隠し要素のフラグを立てる事により最終話でスポット参戦するが、味方になると命中率が微妙に低下している。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 第2次αとほぼ同じだが、共にスポット参戦していた二人(クインシィ、ジョナサン)が仲間になるのに比べると扱いは悪い。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
- 第2次α
- 回避率+20%
人間関係
- ジョナサン・グレーン
- 同僚。指揮官として信頼していたが独断専行には辟易。
- クインシィ・イッサー
- 同僚。ジョナサン同様だが、嫉妬や憎悪を伺わせる。
- 伊佐未勇
- かつての同僚。才能を認めていただけに裏切りを許せなかった。終盤、説得に応じて協力する。
- カナン・ギモス
- かつての同僚だが裏切りを責め、執拗に狙う。
- クマゾー
- 迷子になっていた際に世話をする。彼女を「強くて優しい」と評す。
搭乗機体
- シラー・グランチャー
- 専用機で機体色は灰色。