マグナムエース
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マグナムエース (Magnum Ace)
- 登場作品:疾風!アイアンリーガー
- 声優:松本保典
- 本名:シルバーフロンティア
- 種族:AI搭載型ロボット(野球タイプアイアンリーガー)
- 性別:男
- 年齢:不明(少なくともロールアウトから10年以上)
- 全高:205cm
- 重量:---
- 所属:ダークキングス ⇒ ???(強制引退) ⇒ シルバーキャッスル
- キャラクターデザイン:大河原邦男
フェアプレーの精神と熱いリーガー魂を持った主人公。
経験から来る説得に長けており、巧みな(しかもやたらと説教臭い)話術で次々とリーガーを善側へと導いて行く。この話術の説得力が凄まじく、よくよく考えるとかなり意味不明な言動でも松本保典氏の力強くも優しい声色とその場の勢いと雰囲気、さらには迷ったり意気消沈している状況(登場人物だけでなくテレビを見ている子供も感情移入していたりするので効果倍増)を利用し、するりと心に入り込んでくる恐ろしい洗脳力なのである。
一部ファンからはその求心力、洗脳力を讃え?て「教祖」と言われることも。
過去の経歴が一切不明だったのだが、TVシリーズ中盤にその正体と凄惨な過去が明らかとなる。彼の正体はダークキングスの往年のエース「シルバーフロンティア」で、10年前に強制引退に遭い、「アイアンソルジャーVZ(ブイゼット)」として宇宙の戦場で戦わされていたのだ。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦NEO
- パフリシア王国の宝である精霊石を守るために身を隠していた。その為、序盤は行方不明になっており、登場はアイアンリーガーのキャラの中では一番遅く、正式加入も18話冒頭となっている。
さまざまな場面で、原作同様に説得・説教・激励と得意の話術を披露してくれる。なおアステロイド・キャノンは29話から使用可能となる。
原作どおりのよく意味はわからない上に電波スレスレだが妙に説得力だけはある言葉の数々はスパロボにおいてはロム兄さんを髣髴とさせる。
装備・機能
武器の類を一切装備していないスポーツ用ロボットなので、スパロボでは必殺技が武器扱いになっている。
但し、先のキャラ紹介でも述べたように、マグナムエースはかつてアイアンソルジャーとして戦場にいた経験がある。その時にはバックパックにバズーカ砲、右腕にはビームガン、左手には『機動戦士ガンダム』のグフを髣髴とさせる5連装フィンガーマシンガンを装備していた。
武装・必殺攻撃
射撃兵装
- 投球
- NEOではヒット&アウェイ特性付き。
- 44(フォーティーフォー)ソニック
- エネルギー波を放出しながら突き進む直球。
原作ではファイター兄弟を意識した無理な投球が祟って投げられなくなってしまい、ゴールドアーム専用魔球となった。 - 44ソニック・オン・ファイヤー
- 44ソニックに炎のパワーを上乗せする。
NEOではファイア特性付き。 - 44スクエア
- 44ソニックが投げられなくなったマグナムが新たに会得した、44ソニックの上位版。だが、ファイター兄弟には通用しなかった。
NEOでは押し出し特性付き。 - アステロイド・キャノン
- NEOでは他ユニットの最強技に近いレベルの攻撃力がありながら対地特性付き、しかも射程長め、というまさに魔球となっている。援護攻撃時ですらリーガー魂+対地効果で1万近いダメージを与えることも。合体技や攻撃対象の少ない対空属性などを除いた場合、対地属性の効果でなんと並みいるスーパーロボットを抑えてNEO最大火力の武器だったりする。
移動タイプ
サイズ
- 1
ステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
固有エースボーナス
BGM
- 「アイアンリーガー~限りなき使命~」
- 原作OP曲。
人間(&リーガー)関係
- マッハウインディ
- ダークプリンスを飛び出し、行き場を失っていた彼に進むべき道を示した。以後行動を共にするが、OVAで袂を分かつ事になる。
- ブルアーマー
- フルパワーモードの暴走というバグゆえ一時は姿を消していたが、マグナムが彼の素質を見抜き、自身の魔球・44ソニックを受け止められる唯一のキャッチャーとしてスカウトする。
- 極十郎太
- TVシリーズ前半はマグナムの44ソニックと勝負した後、新たな修行の道としてシルバーに入団。シリーズ後半、ファイター兄弟を意識するあまり道を見失ってしまったマグナムを諭した。
彼もまた、マグナムやGZとは違う形で「地獄の底」を生き延びたリーガーである(実はダーク製との説も存在する)。 - GZ
- アイアンソルジャー時代の戦友だったが、シルバーキャッスル抹殺の刺客としてマグナムの前に現れる(後に和解)。
- ゴールドアーム
- 実はダークキングス時代の後輩。その時に魔球「44ソニック」を彼に教える約束をしていたのだが、それを果たさぬままギロチによって強制引退に。その後、本編で10年越しの約束を果たすことになる。
- ファイタースピリッツ、ファイターアロー
- リカルド銀城によってマグナムと共に「シルバー3兄弟」として作られた。
- S-XXX
- 暴走する彼を説得するも、兵器故に言葉が届かず、止む得ず破壊した。劇中で唯一マグナムが説得に失敗した相手である(裏を返せば破壊する以外に救う方法が無かったとも言える)。
- リカルド銀城
- 生みの親。
- ルリー銀城
- 雇い主だが、リカルドを「父」に持つという点ではある意味「きょうだい」に近い存在。
- ギロチ
- マグナムから全てを奪い、戦場へ送り込んだ張本人。
- 闇の貴公子
- はぐれリーガーの支配者として、彼等を救おうとするシルバーの前に立ち塞がる。その正体は?
他作品との人間関係
版権作品
- セラナン・パフリシア、マーリア・パフリシア
- NEOでは彼らから強い信任を得ており、彼らから精霊石を託されていた。
- ドモン・カッシュ
- NEOでは共に戦士として、スポーツマンとして誇り高い人物同士という事もあり、お互いを認め合う間柄。
- アララ・ミルク
- NEOでは彼女もシルバーキャッスルの大ファンという事もあり、マグナムの大ファンでもある。ちなみにルリー銀城と中の人が同じ。
- ダ・サイダー、レスカ
- NEOでは原作第1話にてマッハウインディにかけたのと同様の言葉で彼らを諭している。
- リュウ・ドルク
- NEOでは彼もマグナムの誇り高く誠実な人柄を認めており、それだけにマグナムと同じく「機械」でありながらマグナムと違って性根の腐りきった性格のドル・ガイストに激怒していた。
- エンジン王
- NEOでは心を持った機械であるマグナム達に対して強い興味を示す。
- 機械神
- NEOでは心を持った機械であるマグナム達を「失敗作」と断じ、その存在を認めようとしなかった。マグナムもまた、心を認めない彼に対して怒りを露にし、その思想を強く否定した。
バンプレストオリジナル
- キャオス・レール、リバリス・ムイラブ
- NEOではゴールド3兄弟をはじめ、アイアンリーガー仲間を拉致して改造し兵士に仕立て上げる彼らエルンスト機関に怒りを露にしていた。それでも、ゴブーリキの許へ乗り込もうとする自軍部隊を助けるべく怒りをこらえてリバリスと共闘する場面も。後に彼らが自分達の過ちを認めて反省し、謝罪した際には、マグナムも彼らを快く許している。
名台詞
- 「正々堂々と試合開始!」
- 次回予告の決め台詞。予告はマグナム以外にも複数担当しているのだが、やはり彼が一番多い。
- 「君の行く道を知っている者だ!」
「君の心は既に答えを見た。後は……自分に正直に生きろ」 - 第1話、ここしかないと分かっていても、そのお寒い台所事情からシルバーキャッスルへの入団を踏み切れないでいるマッハウインディに対して。
NEOでも同様の台詞でダ・サイダーとレスカを諭した。 - 「君はここで、リーガー達が壊されてくるのを待っているというのか?」
「本当の戦いとは、自分と戦うことだ! 君のその目は、まだ戦えることを証明している!!」 - 第3話、魔球「44ソニック」を受ける捕手として、リーグホスピタル(アイアンリーガー専用病院)に勤める元アメフトリーガー・ブルアーマーをスカウトに来たマグナム。不可抗力(人格プログラムのバグ)とはいえ、過去に多くのリーガーを破壊してしまったトラウマに苦しみ、リーグ復帰を頑なに拒むブルであったが……?
- (十郎太……俺はこの一球に魂の全てを込める……俺のオイルが沸騰するぜ!)
- 第5話、十郎太との「剣 VS 魔球」の一球勝負での独白。本作を象徴する台詞である。
- 「お前は十分に務めを果たしたんだ! もうこれ以上、破壊を続ける必要は無い! これからお前は新しい道を進むのだ!」
- 第11話、生まれつきのアイアンソルジャーであるが故にスポーツと壊し合いの区別が付かず、暴走してしまったS-XXXへ向けた必死の説得。しかし、純然たる破壊兵器でしかなかったS-XXXにマグナムの言葉は届かなかった…。
- 「アイアンリーガーを磨くのは、アイアンリーガーなのだ!」
- 第22話、サッカーリーグ総合優勝を賭けた優勝決定戦第3戦。その最中、マグナムとゴールドアームがフルパワーで激突。その瞬間、アームの脳裏にあるリーガーの記憶が甦った。
- 「聞け! ダークは、俺達リーガーを、戦争の道具にしているんだ!」
「俺もアイアンソルジャーだったんだ!」
「俺は、俺のようなリーガーを作り出したくないんだ」 - 第23話、強制引退に掛けられたゴールドアームとゴールドフットを救出するべく、辛くも脱出したゴールドマスクに手を貸すマグナムとウインディ。その最中、マグナムの口からダークスポーツ財団の『裏の顔』と、彼がアイアンリーグに復帰した最大の理由が明かされる。
- 「この一球で思い出させてやる……燃えるアイアンリーガーの魂を!」
- 第24話、アイアンソルジャーに改造され、その破壊の刃をマグナムはおろか弟のマスクにまで振るうアームとフット。フットをウインディに任せ、マグナムはアームを元に戻すべく、リーガー魂を込めた44ソニックを放つ。
NEOでも一部改訂したDVEで再現されている。 - 「たとえどんな試合であろうと、力の限り俺達は正々堂々と戦う。 それが使命だ!」
「アイアンリーガーは、スポーツのために生まれてきた。 それぞれ種類も違う俺達だが、唯一通じ合うものがある。 それがスポーツマンシップだ! それさえ忘れなければ、たとえチームを失いはぐれることになっても、アイアンリーガーのプライドまでも失いはしない。 それが俺達の誇りだ。 アイアンリーガーの使命なのだ!」 - 第28話、はぐれリーガーとしてシルバーキャッスルの前に立ち塞がった元野球リーガー・ワイルドホークに対して。
- 「お前の錆び付いた回路に、熱きオイルを注ぎ込む…ワイルドホーク! この一球に、俺が44ソニックを乗り越えるためのすべての魂を注ぎ込む。 受け取れ…!!」
- 上記の後、はぐれリーガーであるワイルドホークの錆び付いた回路に、そして失いかけたアイアンリーガーの誇りを再び目覚めさせるためにマグナムはこの台詞と共に44ソニック・オン・ファイヤーを放つ。
- 十郎太 「今の御主は、ファイター兄弟の影に脅かされ、自分を見失っている!」
マグナム「そんなことはない。俺は、力の限り投げ続けている。今までだってそうすることで、新しい何かを見つけてきたのだ」
十郎太 「今の御主の眼は曇りきっている!眼だけではない、心にも厚く雲が閉ざしているのだ。その曇りを解かぬ限り、新しい道など見つけられるものか!」
マグナム「十郎太…。わかった、証明してみせる。44ソニックを投げ続けることで、新しい道が開けることを」
十郎太 「何故解らないのだマグナムエース…。戦い続けることが危ういと言っているのだ!」
マグナム「俺が投げる球は44ソニックだけだ!この腕が折れるまで……」 - 第45話、ギロチの横槍によって1次予選はアイスホッケー、2次予選は野球を行わなければならなくなったサッカーワールドシリーズ。
ダークのリーガーでありながら正々堂々のフェアプレイ精神を見せ付ける謎のリーガー・ファイター兄弟がどうしても気になるマグナムは、2次予選で何かに取り付かれるように44ソニックを連発する。
マグナムの不安定な心理状態にいち早く気付いた十郎太は、「今のままではお主は破滅する(意訳)」と警告するのだが……? - (感じる…みんなの心のエネルギーが、俺の右腕に注ぎ込まれているのを…!)
- 第46話、十郎太からの一通の手紙により、初心に戻ることを学んだマグナムはメンバーからの心の声援を受けて、新魔球・44スクエアを編み出す。
- 「俺は、兄さん達とは戦いたくない!だけど……ダークに負けるわけにはいかないんだ!」
- 50話、ファイター兄弟の正体が、自分と同じくリカルド銀城によって作られ、ギロチによって戦場に送られた兄、シルバージャスティスとシルバーギャランだと知ったマグナム。
己の使命と兄への思いとの板挟みで揺れるマグナムはついに、ファイター兄弟の前で感情を爆発させる。
スパロボシリーズの名台詞
- 「限りない過ちを打ち砕く、それが使命だ!」
- NEOでの戦闘台詞。OP1番の歌詞の引用。
- 「まだ戦いは終わってないぞ!最後の最後まで、諦めるな!」
「話は後だ!」
「みんな、いくぞ!このピンチをチャンスに変えるんだ!」 - NEOで、彼がマッハウインディやイオニア一行に対して言った台詞。
- 「たとえ嫌いな相手でも、時には信じて頼らねばならない時がある!」
- NEOの中盤、妖神ゴブーリキ復活を阻止するためにエルンスト機関と一時的に共闘することとなったイオニア一行。これまでの経緯から彼等への不信感を露わにする駆に対して。マグナムはアイアンリーガー仲間がエルンスト機関に拉致され、改造・洗脳されて兵士に仕立て上げられている事を知っている為、この時点でイオニア一行以上にエルンスト機関に対して怒りを抱いているのだが、それでもアースティアを救う為に怒りを押し殺し、彼らと共闘する道を選ぶ。マグナムの器の広さが垣間見られる場面である。
- 「決まっている! 成功するまで諦めずにやるのだ!」
- DG細胞の影響のせいか、再三の説得に応じないゴールド3兄弟。ヒリュウは3兄弟の破壊を提案するのだが…?
- 「機械神…! お前は心を恐れている!」
「俺達と正々堂々と向かい合おうとしない。それがその証拠だ!」 - 同じ機械でありながら頑として心を認めない機械神を、熱い魂を持つマグナムが許すはずもなく、正々堂々と向かい合って説得力溢れる言葉で機械神の姿勢を否定した。